未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年05月30日)

かたる:今日のニュースは、何と言っても北朝鮮との懸案事項の進展でしょう。通常、米国との関係もあり制裁解除は難しいと考えていましたが、この関係を超え、この決断に至ったことは、安倍政権の政策運営能力の高さを示すものです。プーチン大統領の来日も予定されており、ウクライナ情勢を考えると、今までの政権なら、北方領土問題の進展も難しそうですが…安倍政権なら、ロシアが阻害されている現状はチャンスでもあり、解決できるかもしれません。彼は意外に行動派で、カタルが上京してからの政策運営者の中で、一番まともな部類かも知れませんね。出身大学なんか関係ないですね。東大卒のエリートだった宮澤さんが失政を犯し、成蹊大学出身の安倍さんが立て直すか…。角福戦争を連想します。やはり学生時代は、酒や博打に女と…世の中の遊びを、一通り狂った方が、人間味が形成されるのかも知れませんね。彼は僕と同じ世代で安保紛争などの学生運動は、経験がない筈ですが、それでも中学、高校は東京だから刺激を受けたのかな?

もともと「流動性の罠」と言う精神的な歪みは、未来に対する希望がない為に生まれた現象で、人間の進化を放棄した動きです。この20数年間は何もしない…現状維持が一番でした。この動かない選択が正しかった時代です。果敢に未来を信じて、株を買うより、最も安全な国債を買うのが、一番、正しい投資でした。通常は最後にババをひくものですが…今回は、日銀がその役割を担っています。ただ今日の新聞に、その日銀に、今日は買い入れ国債の「デュレーション」の話が報じられていますが、市場は、これまで追加緩和を求めていたのに、出口戦略に繋がる「デュレーション」の変更には、多少、違和感を抱きますね。この辺り…、カタル自身も、目が曇っているのかも知れません。

三井不動の3000億円と言う規模の公募は、きっと正解の行動なのでしょう。オフィスビルの空室率が一段と低くなっていると…報道されています。黒田総裁の会見で、人材活用が話題になっていました。流れからみて…条件を限定した移民の受け入れが妥当な選択に思われます。イギリスは既に利上げを検討しているのです。今日の日経新聞には、世界中の金利低下が言われていますが…。何故、ポンドが利上げなのか? ロンドンに行ってみると分かりますが、あの町は移民の街ですね。多様な人種が暮らしています。

s20140530a.gif

僕が住んでいるマンションも、インド人が住んでいます。一昨年だったかな…新聞配達をしていた時、都営住宅にはアラブ系の人や中国系の人が生活をしていました。インド人はIT関係の人が多く優秀ですからね。おそらく東京の地価はロンドンのように騰がりますね。この辺は政策動向次第ですが…、日本人の若者は我儘です。とび職などはカッコイイ職業に見えますが…。現実の末端作業員の人材は、今でも非常に不足しています。企業は慌てますよ。必要な人材を確保出来ませんからね。団塊の世代が続々と退社し、人件費は下がりますが、必要な要員を確保できませんね。おそらく急カーブを描き、人件費は上がるでしょう。これまでの失われた時代の「ツケ」は大きいのでしょう。

川重の生産回帰の動きは、川重だけに留まりませんね。日産を始め、多くの生産移行がこれまで続きましたが、今度は流れが逆転しています。国内の需給ギャップがなくなったとされていますが、カタルは日産がマーチの生産までタイに移管した2010年辺りが、分岐点だったと分析しています。2010年の包括的金融政策の採用が、やはりピークアウトした分岐点だったのでしょう。逆の意味ですが…1985年のプラザ合意にあたります。その分岐から既に4年が経過していますが、時代変遷の序盤変化は、なかなか見えないものです。株と同じですね。多くの人はピークに騒ぎますが…変化は2年も3年も前から、徐々に始まっているものですね。WSJのベーカー編集局長は「過去の日本と比較して、安倍首相は、はるかに積極的に方向性を示して日本を率いている。」と語っています。

昨年、靖国参拝で批判を受けた安倍さんですが、この程度の信念がなくては国を引率できるわけがありません。昨日の北朝鮮、そうしてたぶん、プーチン大統領の来日から北方領土問題も…何らかの進展があるのでしょう。このような実績の積み重ねが、デフレ脱却から日経平均株価10万円へと向かわせるのでしょう。やはり「1300兆円の逆襲」の足音は、増すばかりですね。僕らは、もっと時代の変遷をみて、その流れの主流を見極めて投資をしなくてはなりません。目先の「1カイ2ヤリ」にロマンがありますか? 未来が見えますか?

これまでは、株と言うものを知らない人が多かったから、仕方ありませんが…多くの証券マンの人も、毎日、僕のくだらない戯言を聞いていれば、その内、僕のレベルに近づきます。僕自身も3流領域ですが…少なくとも皆さんより、様々なキャリアを積み考えています。実績が伴わなくては…眉唾ですが、僕と共に成長すればいいのですね。ただ自分なりに、カタルの考えを丸呑みにするのではなく、咀嚼をしなくてはなりません。自分の顎で確り物事を噛み砕き、味合うのです。だからいつでも批判メールを受け付けています。お前のその考えはおかしいと…議論を戦わせるようなレベルを期待する限りです。

さて…既に僕は変化を感じていますが…依然、市場の中心銘柄は小型の現物株が主流でトホホの眉唾相場が続きます。この目先筋は強そうに見えますが…イワシ民族の代表者です。朝令暮改などと言うレベルではなく、口から出た強気が、既に弱気に変化する厳寒期の息のような存在ですからね。だから仕掛け筋が上手く市場を誘導しないとなりませんが…大手のディーリング部には相場心を理解する輩が減りました。昔は株式部と投信などが組み相場を作ったものです。営業部も参加していましたね。株式相場を理解するには…大変な時間が掛かります。007の株価は3940円だったのです。それが852円ですからね。ブツブツがよくお客様にセールスしていた文句「株価が下がることが、最大の好材料」とはよく言ったものです。カタルもそう思います。今日は富士通のクラウドの話が日経新聞に出ていますが、残念ながら、このような支援記事も、直ぐにモノになりません。

だって現状の相場は小型現物株が主流なのです。だからカタルは少し小ぶりの時代背景がある「アイフル」と「ケネディクス」を参考銘柄に掲げています。少し前は「日本通信」と「ミクシィ」の小型現物株を注目銘柄に取り上げていましたね。プロの証券マンは、今は絶対に手掛けては駄目ですよ。今はまだ株価の上昇が鈍いと感じるアイフルやケネディクスの順番です。昨日の人気度は、仲良く24位と25位でした。人気銘柄1位になれば…ブツブツの逆説で言えば、どんな好材料でも、株価が高くなれば、売りなのですね。カタルは述べています。カタル3兄弟は、既に株価波動が変わったと…前に述べましたね。ケネディクスのケースでは380円、381円、390円、405円、そうして418円と次々に関門をクリアしたのですね。

このような現象は誰かが買っているから…そうなる訳ですね。007はスタートの相場が2日間連続のストップ高、J・TECもストップ高と…スタートダッシュしています。通常、初動波動は、非常に重要ですね。相場のスケールを裏付けることがよくあるからです。これは経験則です。30年以上も証券マンを続け、何十億円も飛ばして、やっと掴んだ経験は貴重ですよ。情報が簡単に手に入ると思ったら大間違いですね。カタルは新聞の見方も解説していますね。川重の生産回帰のニュースはJカーブ効果の謎に繋がり、様々なヒントを含んでいますね。黒田さんの人口問題から、潜在成長率の話しもそうですね。そのヒントから様々な連想が浮かびます。後はどれを選択するかの話です。

今度のカタルの新規銘柄は、まったく株が動いていませんが…ジオフェンス絡みでクラウド絡みの株ですね。残念ながら小型現物株ですが…500円絡みの株価です。新興株らしく100株単位なので、5万円前後から買えますね。最初は100株で良いのですね。007もJ・TECも、自分の力量を考え投資すればいいのですね。株価が10倍、20倍となったら売ればいいのです。だから本当は200株が良いね。100株は売り、もう100株は、ずっと持っていればいいのです。バフェットのように30年程度の投資を考えればいいのです。007はひょっとすれば、英ARM社に変貌しているかもしれないし、J・TECは世界に人工臓器を提供するバイオ工場の役割を担っているかもしれません。その時は、今のトヨタのような会社になっていますね。

アララ…もう読む方も疲れますね。今日はこの辺にしましょう。基本的にケネディクスは休めば買い場、株価が飛ぶまで買い続けるのです。飛び始めたら警戒しましょうね。それまでは買い場は続くのです。さて今日も買えるかどうか…朝高の後、下げてきましたね。でも指値が厳しいかな…。007は一度、目先の高値を抜いたのですね。相変わらずJ・TECは、外人らしい買いが入っているようです。でも相場は、貸借銘柄が主役でしょう。間もなく日本通信のように…活躍する時期も近いのでしょう。やはり、もっと上を買うしかないかもしれませんね。トホホ…貧乏人は何時もこれです。300円割れは絶対の買い場だと思っていたが…。何しろ619円の壁を超えると…500円台後半を、何度も買った口ですからね。やはり追証のラインでは、買えないような道理になっています。世の中、上手く出来ていますね。…と、貧乏人は嘆くばかりなり…。ギャフン。

人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2014年05月30日 10:19