今日の市況(2014年06月09日)
かたる:株取引のキャリアと言うのは…なかなか身に付かないものですね。どの業界も10年程度の修行をすれば1人前になり、一応、食えるラインに普通は届きます。すし職人も、かなり良い給料を貰います。無理して大学に行かなくても、最初から鮨屋に就職すれば、大概は10年程度で一定のラインが身に付くのでしょう。良く老舗のボンボンが他人の店に行き修業をしますが、たかが3年や5年程度では、何も身に付かないのでしょう。大企業のボンボンもそうですね。同業の会社に入れて貰い下積みをさせますが…所詮はお飾りの経験に過ぎません。でも大工にしても、他の色んな職業でも…良いですよね。10年や20年程度の我慢をすれば、手に職がつく商売はカタルからみると、楽な世界に見えます。
カタルも一応は、10年間は、証券セールスとしての下積みをしたのです。10年間も、お客様のお金で博打をすれば…多くの経験をして、ある程度の知識は身に付きます。でも残念ながら、この世界は、この程度の下積みで儲かられるほど、株の世界は甘いものではありません。それからが真剣勝負の歩合生活で戦い、21年間かな? やはり、カタルは馬鹿なのかな? それともまったく素質がないのか…、サッパリ理由は分かりませんが、今もって、この程度の知識と技量しかありません。一度は「ある領域」に到達したと思ったのです。でも駄目でしたね。それは、何故でしょう。結局は、生まれ持った「性」なのでしょう。気障な言い方かどうか分かりませんが、株で儲けられるかどうかは、自分自身との「心の戦い」と…、最近は考えるようになっています。あとは天命です。いわゆる「運」と言う神の領域ですね。
なんか…眉唾の占い師の世界での与太話になっていますが、果たして、この最後の壁を超えられるかどうか…。カタルが上京するまでは、非常に良い相場環境でしたが、しかしこの20年以上は、どんなに努力しても、どんなに頑張っても時代の逆風に勝てませんでした。カタルは上京する時は、必ず景気変動があっても、上がる株、業種は、あると思っていたのです。しかし…現実は、買えば下がるデフレの「氷の世界」です。井上陽水じゃないけれど…♪毎日、吹雪ふぶき、氷の世界…なのです。これじゃ折角、足を棒にして回って、苦労して獲得した新規顧客も、株を買った瞬間に中古車か、廃車の世界ですからね。ピカピカに車を、磨く暇もありません。
日経平均株価など、嘘っぱちですね。僕らの実体験値は、やはり単純平均株価の推移なのです。僕が上京した当初は、バブルのピーク時でした。東証一部、単純平均株価は1913円だったのです。やがて用意した預金も底を突き、生活費に追われる毎日が続きました。だから、今の相場に似ていると言われる1995年の相場は、あまり覚えてないのですね。あの年は阪神大震災があり、1月に不動建設が仕手化したのは、今でも鮮明に覚えています。今なら時効でしょう。当事者は既に亡くなっており、真実を話しても問題はないと思います。僕は興銀常務の口利きで和光証券に歩合セールスとして入社しました。当時のS常務ですね。この人はどちらかと言えば、バンカラの部類で、興銀の官僚派閥からすれば異色の存在です。詳しい話は知りませんが、推測では、当時の品川にあるS自動車の広大な土地は担保に入っており不良債権化していました。その苦境を救ったのが、この興銀のS常務で、S自動車は常務に借りがありました。まさにヤクザみたいな世界の話ですね。やがてS常務は、和光証券社長に出向となり、その時に生まれたのが、S自動車が仕掛けた1995年の不動建設の相場です。新宿支店を舞台に行われた仕手戦ですね。それからサリン事件などの経過はあったのですが…。この年は前半の株価は安く、7月、8月と上がり、9月、10月と休み、それから翌年の6月まで株価が上昇しています。残念ながら、まだカタルはパソコンもしておらず、インターネットもない時代の話しでした。ウンドウズが誕生する間際の話ですね。故に、このように日記のような相場記録を付けておらず、記憶が定かでありません。
年初から一貫して下がるパターンは、かなり異色なのですね。故に一度上がっても、当初から「夏枯れ相場」を予想していたこともあり、昨日、少し考えてみたのですが…。今では、この夏枯れ相場の可能性は薄いかも知れないと考えています。そうなると…市場をリードする何か、新しい柱が欲しい所です。小型現物株ではない、空売りが出来る貸借銘柄から、新しい柱は、生まれる筈ですね。カタルは既にアイフルとケネディクスを掲げています。ただアイフルはリファイナンス絡みで質が良くありません。シャープも増資を望んでいます。東電は嫌いです。いきなり富士通などでは…いくらなんでも早すぎるでしょう。やはり空売りを誘い込めるケネディクスが相応しく、ピーク時の収益は「利益の質」が議論になり問題化されるでしょうが、もし1300兆円の逆襲が始まるなら…。政策次第で、やはり1万円の器でしょう。この事は東証一部、単純平均株価の推移をみても分かりますね。
日銀は異次元緩和を実施し、ECBも、世界中がその動きにあります。その中で長年調整を続けているデフレの究極に位置している国は、世界の中で、日本がやはり先駆していますね。まったく相場が枯れているのです。この相場が、枯れていると言う表現は、難しいかな?…長年、手付かずになっており、非常に長い期間、相場がないのです。この調整局面で、スマートコミュニティーと言う新しい時代が、既に来ているのですね。グーグルもアップルも、このスマートコミュニティーに標準を合わせ、企業構築を臨んでいます。時代の流れの大切さを感じて欲しいのです。
何故、日経平均株価10万円と言う、途轍もない法螺のような話をするかと言えば、カタルは、上京当初、お客様に自らが書いたレポートを月に1回、発行していました。その最初のレポートが「日経平均株価 10万円」だったのです。当時の日経平均株価は38915円の世界です。でも当時から日経平均株価は1万円割れと書いていれば…人生は変わっていましたね。でも新規顧客の所に行き、「株なんか、売りなさい。国債を買いましょう。」とセールスをして、商売になったかどうか…。大概、現実は「あり得ない…」世界が現実化しますね。
日本の経済の歴史は、まさに「あり得ない…」の連発でした。みずほの倒産が現実化し、株価が100円を割れたのですね。1997年から2003年は悪夢でした。そのみずほの株価は…まだ200円です。カタルが目指す日経平均10万円の時には、一体、いくらになっているのでしょう。多くの人は、「カタルの戯言」と決めつけていますが…平成に入ってからの相場の現実は、そのあり得ない話しが、連発して本当に起りました。銀行界の再編の歴史をみれば分かります。故に、カタルは必ず、1300兆円の逆襲は起り、「あり得ない」形を連発している007も期待感を持って眺めています。
メールで「クラウド」の使い方の指摘を受けました。この手の質問などは大歓迎です。カタル自身も、良く分かってない可能性があります。おそらく、この言葉の解釈は、未だに定まっていないのでしょう。インターネットで調べてみると、TOPには此方のページが検索されます。
カタルは、あらゆる電化製品や端末機が、インターネットと結ばれ、その中に蓄積された情報の活用と…解釈していますね。日本が最も不得意にする「情報の分野」です。カタルはソニーが、インターネットテレビの創造に、一番近い存在で、4Kや8Kなど開発を止めてソフト提供で稼ぐ、ビジネスモデルの構築を訴えています。だってソニーには、映画もゲームも銀行もあります。この資産を活用しないなんて、宝の持ち腐れですからね。もう直ぐ時間切れになりますね。グーグルもアップルも狙っている分野です。現状のソニーはM&Aの対象に成り下がっています。これも悲しい現実です。目先の現実は常に眉唾の可能性が存在しているのです。
故に自分自身の責任において、いつも正しい選択をせねばなりません。
投稿者 kataru : 2014年06月09日 11:04