今日の市況(2014年06月10日)
かたる:最近はサッカーの話題が多く、ブラジル経済も物価高に泣いているとか…。新興国への資金流入は減少している筈ですが…少し考えてみる必要がありますね。BRICsの中国は利下げをすると言います。ただ米国の自動車販売と中国の自動車販売は堅調ですね。基本的に住宅と車は、景気動向をみるうえでバロメーターになります。特に自動車産業は幅広い関連産業を抱えています。最近、カタル君はディスカバリーの車関連の番組がお気に入りです。クラシックカーの良いものは高いのですね。でもこの基準は千差万別です。どれが値打ちものなのか…サッパリ理解できません。誰が見ても屑鉄同然の車を100万円も出して買う事があるのです。サビだらけの車を再生して転売する番組ですが…僕の価値観にそんな基準はなく、興味をそそられますね。
株も同じです。人により価値観は様々で、株式市場はみんなが良いと思わないと駄目なのです。僕自信は、もっと価値が高いと思っても、市場参加者がそう考えないと株価は上昇しません。株価が上がる過程には、様々な紆余曲折が存在します。まぁ一つの試練ですね。どんなに環境が悪くでも、上がるものは素質があれば、必ず、上がるものです。珍しく007は、下げているようですね。もともと僕は少し休んだ方が良いと考えていました。信用規制が切っ掛けのようですが、この運用も恣意的ですね。僕にはどういう基準なのか、さっぱり理解できませんが、どんな形にせよ、休みを強要したので、相場の質は高まりますね。このような試練があって相場は育って行きます。順風満帆で株が右肩上がりを続けることはありませんからね。先駆した株は全体市況のムードが変われば、お役御免なのでしょう。カタルは、また買うかもしれません。ただどうやって株数を増やすか…考えている最中で、買い続けられれば一番ですが…、資金には限りがありますからね。困ったことです。
先週の上げは、おそらく投資信託なのでしょう。今日もその動きの範疇のようです。一部でGPIFの買いとの観測もあるようですが…彼らはお役人で、上からの命令がないと事前に動くことはないのでしょう。6月、7月はボーナスシーズンで、投信好みの銘柄が確りしているようですね。富士通などの動きをみると、そのように感じます。昨年末は500円を割れていた株ですからね。カタルが最初に取り上げてから、ずいぶん上がりました。株の基本ですが、序盤は売り物が多く、この玉の需給バランスが変わらないと、なかなかスムーズに株価は上昇しません。丁度、1月、2月の日本通信をみれば、分かりますね。株価の上昇スピードが上がると人気株になりますが、そろそろ休む時期でもあるのです。花火のようなものです。綺麗だなぁ~と思った時には、既に消える合図なのです。
過度にやり過ぎると、調整に時間が掛かります。昨年末の新興御三家は、やり過ぎで、やはり最低1年は、駄目なのでしょう。適度に休めば、再開は早いのですね。カタル3兄弟は、かなり成績良く株価は戻ってきました。まぁ、大きく下げたので当たり前なのですが…。他の株に先駆して戻ってきましたからね。でも007は新高値を付けた訳でもなく、ケネディクスも、J・TECもそうです。確かに下値から見ると、かなり上がりましたが…。これじゃ、カタル銘柄とは言えませんからね。必ず、上場来高値を目指す筈です。007は信用規制から大きく下げていますが、真価はベールに包まれたままです。通常、一次規制の買いはセオリーです。カタル個人の望みは、ゆっくりとやって欲しいと願っています。魔性の女と戯れる時間も、また楽しいものです。たぶん休みと言っても、そう長くなく、今回の上昇波動は維持するのでしょう。昨年12月10日の2177円の壁は抜けると考えています。業績面の確認はとれていませんが、すでに上向きならそうなりますね。
ただ、なかなか全体相場の質が、改善しませんね。昨日の1位はエイチームで小型現物株です。LINEのスタンプと…日経新聞に載っていましたが、僕には、良さがさっぱり理解できません。昨日の上位人気銘柄で、貸借銘柄は、ほとんどありませんね。カタルが期待しているアイフルは人気26位で、ケネディクスに至っては41位ですからね。果たして読み通り、人気上位銘柄で、君臨を続けることが出来る相場になるかどうか…。正直に言えば、企業業績の観点からみると、人気のピークはかなり先ですからね。でも今回は619円の壁を抜いてから、休む筈です。果たして、そこまで到達できるかどうか…。カタルは今月末に一気に人気化すると推測していますが…どうかな? 理由は、6月がヘッジファンドの中間決算で、7月初めに地価動向が明らかになります。
株のリズムからして先駆した株が休むのは当然ですが、適度に相場の温度を保たねばなりません。最近の投資家は、目先投資ばかりでイワシ民族ですからね。まぁ、振幅があるから面白いとも言えますが…やはりこの動きを滑らかにするクッション役は必要です。綺麗に貸借銘柄に移行できないとすれば、他の小型株でお茶を濁すしかありませんね。そう言えば、「N」は昨日、新高値を付けたようですね。あまり高い所を追わずに、待つのも相場ですね。007の高値は1790円で、既に300円押しですか…前回は1500円から、いきなり1005円ですからね。驚きました。自分の力量を知り、無理しないことですね。今は相場が反転したばかりで、そう心配ありませんが…いつも安全を心掛けた方が良いですね。
カタルがコラムで、何故、「夏枯れ相場」の展開を考えたか…可能性はあるのです。でもカタルは様々な理由から、この考えを否定しましたが…。相場が弱くなると、不安になる人は、自分が不安にならない程度まで玉を外す必要があります。自分の力量とは、資金力を含めた精神力を意味しています。相場で儲けられるかどうかは、自分自身との戦いなのです。禅問答のような語りですが…カタルはそう考えています。カタル銘柄と言うか、これまで紹介している銘柄の中でも保守的な動きの株はたくさんありますよ。三菱UFJも、みずほも、商社株もそうですね。大型資本銘柄なら、基本的に値動きは少なく安全性が高まります。しかしカタル銘柄は基本的にハイリスクです。だから株価の値動きは激しいのですね。良く投資家ご自身でリスクを認識され相場に臨んでほしいものです。株価が安くなることが、最大の買い材料なのです。
投稿者 kataru : 2014年06月10日 11:02