未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年06月11日)

かたる:昨日は、やはり、カタルが心配したように、「夏枯れ相場」の不安から、利食い急ぎの動きが広がったようですね。007など…何も信用規制がなくても、休む時期だったのでしょう。この信用規制の基準を、もっと明確にすべきでしょう。前回はもっと信用残が多くても規制にはなっていません。規制や、注意喚起銘柄指定の時間を区切ればいいのです。適用期間を、最大3が月とか、6か月とかにすべきですね。大きく下がったのだから、ある程度、株価が戻すのは当たり前です。この点がまったく考慮されておらず、役人論理がまかり通る恣意的な運用は、避けるべきだと思います。

これこそ規制緩和すべき課題でしょう。そうかと思えば、実質的に債務超過に陥っている東電を上場させておくのは、どう考えても、日本村論理ですね。銀行団が抱える債権を正常化に見せる眉唾かも知れません。確かに東電は、損をすれば料金を引き上げ、過剰な利益が生まれれば、値下げする許認可産業です。だから、いつか借金は消えます。しかし市場原理の考え方では、ありませんね。だから成田闘争やヤンバダムのような事例が生まれるのです。証券界もたくさんの矛盾を抱えています。投資信託の透明性など…販売面ばかりでなく、運用面をもっと改革すべきですね。

開かれた証券市場をめざし、関係者は努力せねばなりません。かたるは、少々、自分の考えに偏り過ぎる傾向があります。もっと視野を広げ、原稿を書いた方が良いかもしれません。ただそうなると、面白味は欠けます。買った株が簡単に半値になったり、2倍になるから面白いとも言えるし…。この原稿を読む時は、カタルの性格を熟知して、こいつは大ぼら吹きだとか…幻想にすぎないと切り捨てながら、読む姿勢が必要かもしれませんよ。自己責任の範疇で、利用して下さいね。例えば投資顧問など…僕に言わせれば素人集団です。もし本物なら、自分で黙って投資活動をします。でも日本にはバフェットのような成功事例は生まれず、みんな素人ですね。まぁ、市場自体が、洗練されてないから…先ほどの信用規制もそうですが、増資の在り方なども含め、証券会社が自ら襟を正さないとならないでしょう。

基本的に割安の株を買い、割高の株を売る市場参加が増えれば、市場はだんだん洗練されていきます。先日、10%以上のROEを確保し、PER10倍以下で3%以上の利回りに回る銘柄を掲げましたが、0.6%の国債運用より、ずっと良い筈ですね。利回り裁定から言っても、国債資金は、その様な株式投資に回る筈です。どういう訳か、国債を売った資金が、日銀の当座に高い水準でプールされている現実は、やはりおかしいでしょう。だから三菱UFJの収益が上がらずに、いつまでも600円ソコソコなのです。一体、経営者は、自ら、改革する意思があるのかどうか…。これは金融庁の強権発動が続いた為に、行内はイエスマンばかりになった結果でしょう。バンカラタイプを排除した日本村論理の恥部でもあります。

まぁ、心に溜まっている不満や鬱積は、この程度にして、株が戻り始めたので良しとしましょう。カタル君は、単純な人間ですからね。単細胞です。ただ先日、カタルは日銀の黒田さんの経験を聞いて、翌日に買った設備投資の「M」はどうしたのでしょう。まったく下げずに、あれから上がりっぱなしです。昨日の相場展開などは…当然、下げても良い筈なのに…。この手の株は、カタル好みですね。業績推移も然り、カタルが手掛ける銘柄の中では、大きい部類だと思いますが…この上げ方は、全く違いますね。間違いなく外人の買い方です。通常はこの辺りから仕掛け、5年程度は保持するのが普通ですね。年金ファンドは保守的なので、多くの規制があります。無配株を買っては駄目だとか…。色んな規制がありますが、この間隙を縫うのが「ヘッジファンド」です。相場環境次第でスター株になります。まだ早いと思うけれど…強いですね。石油化学の設備投資は再編問題を抱え、これから激変する筈です。もともと需給バランスの問題があり、本格的な設備投資を見送ってきた背景がありますから、この「M」は脚光を浴びる存在になりますね。目先の人向きではないはずです。

目先は、むしろ「N」の方かもしれませんね。まもなく四季報が発売されます。この時に増額修正された数字が載りますから…ここがチャンスですね。PBR1倍割れの現実は、いくら小型現物銘柄で、流動性がないと言っても、安いと感じますね。ただ割安だから、面白さに欠けるとも言えます。対照的な存在は、魔性の魅力を抱える007の存在です。非常に割高水準ですが、人々を引き付ける魅力がありますね。カタルの経験則では、この手の株が大化けします。マイクロソフトや日本のヤフーなどの初期のイメージに被る所があります。スマートコミュニティーが到来し、続々と関連産業が育っていますからね。つまり、たった1000株が、1000万とか1億とかに大化けする可能性が存在するのですね。だからNISAで100株を…と、現物で買っておけと、当初から述べています。信用で買うのを止めろ…と、強要は出来ませんからね。

このNも大切に育てて欲しいが…。下がれば買わずに売る方に回り、上がると信用で買い付く輩が、多すぎますね。先ずは現物で、自分の力量の範囲で100株でも良いのです。先ずは、参加する事です。目一杯に勝負をしているなら、目先の動向に振り回されます。しかし余裕資金で現物での売り買いなら、下がったらラッキーで、また買えば良いのです。当初、買った資金の10倍程度を用意すれば、最初が1000株なら、最終的に1万株まで、最初が100株の人は、最終的に1000株と、そのように考え投資すればいいのですね。儲けようとか…思わずに、楽しみながら投資をするような姿勢になって欲しいものです。この「N」はクラウド関連なので、業績が増額される訳です。ジオフェンス関連は期待される分野です。何処かの馬鹿が、このような銘柄をおもちゃにする可能性が充分にあります。

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理由は、チャートですね。皆さんは目先の日足程度しか見ないから、大勢が見えません。そのようなときは、時間軸を伸ばす事です。そうすると…全体像が見えてきますね。この「N」はITバブル時に12890円を付けています。その後、株式分割をしたのでこれまでの高値は、6445円ですね。それから一貫して下げており、昨年の年末に大商いをして休んでいました。その高値を出来高があまり増えずに、抜いて来ましたね。つまり株価ステージが大きく変わるのでしょう。これまでの下値ボックスの高値1430円(2003年10月)を抜くと…新しいステージに向かう事が、出来るように見えます。ただ小型現物株と言う事は、当然ですが、値動きは激しく、人気の離散も早いと言う事です。でもカタルの狙い通り、ジオフェンスなどの動きが広がり、業績がこのペースで伸びるなら、上場来高値更新も狙えることになりますね。ここが読みなのですね。自分が、どう考えるかですね。企業は時代と共に成長するのです。ただ僕らは株価の上を買う事はせず、下値を丹念に拾えばいいのです。

株と言うのは…基本的に下がらなければ、上がります。ただし企業業績が上向かねばなりません。こんな事は常識ですね。だから時代性をみて、継続的な蓄積型の利益かどうかが問題になるのです。ゲームのような一過性の利益では、質が悪く上を買うことは出来ません。ガンホーやコロプラなど…先行きは非常に不安定ですね。さてソニーに、カタルが臨んでいるネットテレビの材料が出ていました。クラウド環境でのゲームの登場ですね。はたして、これが切っ掛けになり、経営陣が目覚めるかどうか…間もなく時間切れを迎える経営陣の信頼性は希薄です。シャープと五十歩百歩なのですね。

ケネディクスの評価は難しいですね。この辺りで休む可能性と、一気に人気株に変身する可能性と五分五分のような存在です。カタルは前から小型現物株ではなく、貸借銘柄を手掛けろと述べています。しかし4500万株の信用買い残は重く、新規の参加者の加入が必要です。一定の評価はあるようですが…株価水準が上がり、更に新規のファンドの参加が見込めるかどうかですね。政府筋も資産価格の重要性を認知している様で、オリンピックの追い風もあり、間違いなく上向きなのですですが、時間が今なのか…、もう少し先なのか…、ここが見えませんね。カタルは、今期の一株利益は30円台だと思っています。しかし会社側は、今の所10円台のまま据え置いています。6月がヘッジファンドの決算評価で、7月が基準地価の発表、8月が2Qの業績発表と続きます。514円の公募価格奪回は眼に見えるようですが…全体相場との兼ね合いもあります。

あらら…打診に留めたM君は、なんと大台替わりが目前で、仕手化するかもしれませんね。日証金残は増えておらず、何処かのファンドが玉を集めているようです。買い増しすべきかな?トホホ…上がる株など、腐るほど見つかる様な環境変化になっていますが…肝心の資金がないようでは…貧乏人はこれだから困ります。もし読者の中で富士通を持っている人が居るなら、カタルは、間もなく一服すると思っています。この読みの背景は、投信に玉が移動すると思っているからです。投信に移行させると言う事は、値動きが鈍る訳ですね。この解説は、次回にしましょう。長くなりましたからね。良いですか…僕らは下値を買えば良いのです。高値を追うようなことはせず、賢い投資を心掛けましょうね。それにしても007は魅力的ですね。昨日は、結構、出来高が出来ましたね。やはり拾っている筋が存在するのかどうか…もうすぐ判明しますね。それではまた明日。

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投稿者 kataru : 2014年06月11日 11:00