今日の市況(2014年06月17日)
かたる:なかなか、市場のボリュームが上がりませんね。やはりイラク情勢の懸念が大きいのでしょうか…? 米国が手を引き、マリキ政権とイランとの関係が親密化しているようです。サウジはこの動きを警戒し、微妙な力関係になってきましたね。シリア問題も背景にあります。クルミア半島との兼ね合いもあり問題は複雑化していますね。このイスラム過激派は、様々な流れがあるのでしょうが…人間喰えなくなれば、治安が悪化しますからね。アイフルは日証金残で…逆日歩状態が、見える所まで来ました。ただ昨日は、ロボットとバイオの流れが鮮明でしたね。個人は株価の値動きに魅せられるようです。サイバーダインに、川田テクノに菊池製作と、近未来の技術ですが、企業収益に寄与するのはだいぶ先の話で、現状は赤字の垂れ流し状態です。株価を維持できるとは思えず、ババ抜きゲームですね。つまり動きが止まれば、人気は冷めます。
一方、ナノキャリアなども収益面からの目途は立たず、単なる値戻しに過ぎないのでしょう。カタルがJ・TECを再推奨しているときに、ナノキャリアの方が素質は上かも知れないと述べていました。丁度、株価は1000円を割れていた時ですね。でも夢を追うのは007だけで、充分ですね。ナノキャリアも大きく下げたので、その反動もあるのでしょう。此処に来ての材料を、カタルは聞いていません。おそらく株価波動のリズムですね。ロボットも駄目、バイオはJ・TECは黒字化が見えており、変化率が高いので期待されますが…このような過小資本銘柄を、どんどん買うのはやはり反対ですね。カタルは貸借銘柄の人気株を攻めるべきかと思います。アイフルとケネディクスを、以前から掲げています。アイフルは目先業績の改善もあり、素人受けします。しかしリファイナンスの動きがあるのでしょう。公募が控えている可能性があります。ただ表面上の利益だけでの公募は安全基準に抵触する可能性が高く、やるなら第三者割当でしょうね。銀行の借金を株式に変えれば良いのです。
昨日のFTのレポートは、如何でしたか?
日本国債の金利は0.6%程度、オフィスビルの収益が4%とすれば3.4%鞘があり、レバレッジの掛け方次第で、10%程度の収益は確定しますね。世界の投資マネーが回帰すれば信用創造に弾みが付き、眠っているお金が動き始めます。そうすると、更なるリスクを求めることができ、ロボット開発などにとっても、追い風になります。「信用創造」は全ての経済活動の源なのですね。このカタルの主張は、既にまもなく1年になります。昨年は何度も500円台後半にチャレンジし敗れました。理由は企業業績の回復度合いから見ると、相場のスピードが速い為に待たされたわけです。そうして300円を割れる調整を強いられました。
今度は約1年が経過し、昨年より高い確率で619円の壁を超えることが出来ると考えています。おそらく、今期の最終一株利益は30円台でしょう。故に株価は4ケタになると思っています。PER30倍ラインですね。カタルが狙っている一株利益100円台以上の水準が実現し始めると、最初はPER30倍ラインに近い水準まで買われますが、時間の経過と共に、PER10倍台へ低下して行きます。理由は利益の質の問題ですね。ただ政策次第では、1万円と述べている可能性も、充分にあり得ます。リートは日本の財政問題を切り崩す「打ち出の小槌」なのですね。この認識が市場に広がるのは、まだまだ先ですが、一株利益200円台が見える辺りで、この夢が加わるとPERの評価は、一気に変化し10倍台には落ちずに、逆に50倍台に跳ね上がる可能性があるのです。今から、こんな話をするのは早すぎますが…故に外資系ファンドは、続々と相場に参加するのでしょう。
さて、新規かたる銘柄候補の三菱化工機ですが200円を割れてきました。参加する場合は、何度かに分けて買う事をお勧めします。最初は1000株で良いのです。チャート的に前の二つの山(204円と206円)を、210円と越えましたので、昨年3月の240円を目指しています。企業業績も黒字化から…復配に向かうのでしょう。もっと重い値動の株かと思っていましたが…意外に軽いんですね。此処から始まる押し目は、買い場になります。190円割れ辺りからの参加が良いのかな?…なんて、現在は考えています。もし関心があれば…の話ですからね。銘柄などは、本当は一つで充分です。多くの読者の人は、株価が動かないと行動しませんが、上がる株は決まっていますから、下値になったら買い続ければいいのです。一度、株価波動が変わると、暫くは、その動きを続けるものです。
大きな波と小さな波が入り混じり、相場が形成されていきますね。異次元緩和により日本株は第一波動が終了したのが、昨年の5月ですね。年末に掛け高値を取りましたが、新興御三家や指数による株価上昇で、相場の中身が希薄でした。消費税の引き上げもあり、アベノミクスより、アルマゲドンと言う政策に対する信頼性が欠けていたから、今年前半は調整を強いられました。しかしここにきて、過度の警戒感が急速に薄れ始めています。今日も野村証券は高いですね。まもなく200日線の壁を突き抜けますね。動きは鈍く関心は薄いかもしれませんが、三菱UFJも少しずつ水準訂正をしています。此方は既に200日線より上に位置しています。昨日人気になっているナノキャリアは、まだだいぶ乖離が存在します。200日線は1880円前後で、株価との鞘は300円ほどありますね。基本的に、どの銘柄も「株価の復元力」で動いているリズムの範疇なのでしょう。
先駆して回復した007は、間もなくこの反動高の調整を終えるので、今後の株価は注目されますね。丁度、湖面に波紋が広がっている光景です。市場全体が回復している途中とのイメージの解釈で良いのでしょう。この回復の輪が、どんどん力強く広がり、そのスピードが上がると良いのですが…。市場全体をけん引するスター株の誕生が待ち望まれます。へぇ、スミダ6817も上がってきたのですね。欧州関連で、今年初めに注目していた銘柄です。まぁ、環境が良くなれば、いくらでも儲かりますからね。やはり経済の基本である信用創造は大切ですね。市場に信用創造の回復が浸透すれば、昨日のFTのレポートのように、好循環のサイクルが次々に生まれます。トマ・ピケティが書いた「21世紀の資本論」では、資本取引の富は、労働による富の7倍だと言います。株式取引は、その最たるものなのでしょう。
大成建設がオリンピック決定の時の高値535円をクリアしてきましたね。あの時のケネディクスの株価は、586円でした。如何に、カタルの時間軸認識が、ずれていたかの証明ですね。トホホ…。やはり思い込みは危険なのですね。カタルは「1300兆円の逆襲」シナリオに、かなりの自信を持って相場を観ていますが、現実社会は、なかなかその良さを認めてくれません。それは、きっと収益なのでしょう。ただ何処で通期の数字を増額するかカタルも分かりませんが、どう考えても、その可能性は高いですね。あらゆるデータがその事を証明しています。どうやって持ち株式総数を増やすか…。勝敗は、この作業の成果次第なのでしょう。それではまた明日。
投稿者 kataru : 2014年06月17日 10:45