未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年06月23日)

かたる:この所、書かねばならない課題が沢山ありますが、あまり長くても読む方が大変ですし…。先ずは、昨日のコラムの続報からですね。証券マンはお客様を教育しなくてはなりません。故に事前に考えられるシナリオを、いくつかお客様に伝え、考えておいてもらう必要があります。そうでないと…その場面が来た時に迅速な行動がとれずに、タイミングを逸する事があります。お客様は強欲なものです。株をやるようなお客さんは基本的に行動的な方です。だから証券マンがお客様と共に踊って居ては、大きくやられることになります。カタル自身、現役の頃は良く踊った方なので、反省の意味を込めて書いています。

仲間の歩合セールスの中には、お客様と喧嘩のような口論をして、受話器を叩きつけている場面も良く目にしました。大御所さんは、なんと…、あまりうるさいお客様が居て、電話線をハサミで切り、電話機をゴミ箱に投げ入れたと言う逸話の持ち主です。あの電話線をハサミで切ったと言うのですから…余程の事なのでしょう。丁度、社長が下に降りてきており、その行動の一部始終をみていたとか…。後ろから社長が、「おい、大御所君、いい加減にしろよ」と注意されたと…言うのです。

カタルも「僕の言うことが聞けなければ、他の証券会社に行きなさい」と受話器を叩きつけたことがあります。歩合セールスはお客様が命ですから、生死を共にする仲間ですから苦言を呈する事もあります。同時に一匹狼であるが故、非常にプライドが高いですね。カタルは何時も公言しています。いつでも反論メールをどうぞ…と、批判メールは大歓迎です。相場論を、互いに語れるようになれば…楽しいですね。カタルの見方が正しくないから、自身は、こんな「ていたらく」な生活を送っている訳です。故に、反論の余地は、きっと多いのでしょう。

考えられる、一つの事前シナリオを、昨日のコラムで少し触れました。実はトヨタの登場は危険信号でもあります。この辺りの判断は難しいのです。例えばケネディクスです。金曜日に出来高が膨らみましたね。これは、いよいよ相場は始まるサインとも見えるし、逆に、超目先的(1週間程度の感覚)には、目先の山場との見方も出来ます。ただカタルは、本日、再び買い増しに動いています。(ただし5円高までの501円の指値です。)昨日のコラムでアイフルに言及しました。ただ、ここから相場が急伸するケースも濃厚なのです。同じように富士通にも言及しましたが、仮に、休むとしても直ぐに下がる訳ではなく、大型株の場合は、1か月程度の高値保ち合いを演ずるのが、普通です。

カタルは日本通信に対しPER100倍を限度とし、当初の目標株価を500円としました。しかし実際は700円台に入りましたね。まぁ、途中でEPSが増額されましたが…。しかし、一つの基本はPER100倍水準で、これは一つの最大値評価でもあります。株と言うものは、休む前は、多くの場合、人気になるケースが多いですね。動きが加速します。チャートをみると、アイフルは、未だに巡航速度ですね。故に慌てることはありません。自民党政権の規制緩和次第ですが…。おそらく背景には、大掛かりな仕掛け筋が関与している所をみれば、案外4ケタ程度を見据えているかもしれません。これは仕掛け筋、本尊しか分かりません。しかしカタルは、事前に、そろそろ安全圏を離脱するから注意報を流しました。でも相場的には、これからですね。富士通は大型株ですから…800円程度までしか見ておらず、何れ休むでしょう。

この相場の「ギアチェンジ」の見極めは非常に難しいのです。アイフルやケネディクスは、いよいよ、これから相場の上昇スピードが、上がり始める場面かも知れません。むしろ、その可能性が濃厚です。思い出してください。3月初めに、カタルは「閑散期に人気株が育つ」とレポートを掲げ、「ミクシィ」と「日本通信」の2銘柄を、採り上げましたね。そうして今度は、小型現物株ではなく、貸借銘柄から人気株は育つと…。事前に相場シナリオを語りアイフルやケネディクスを推奨しています。その後の動きを良く見てくださいね。今の所、相場環境は良く、当たっているようです。

ただトヨタが高値ランキングにリストアップされた現実を、証券マンは充分に認知して置き、その対処の戦略を、事前にお客様と共に考えておかねばなりません。基本的な認識として、上手く回り始めたらキャッシュ・ポジションを高めるべきです。ハイリスク投資には、いつも、まさかの用心が必要なのです。株は下がるから面白いのですよ。昨年のように…あのままケネディクスが619円を破り、4ケタに向かったら…、面白くも何にもありません。300円を割れるから新規の参加者が増え、お金のある人は安く、更に株を仕入れることが出来ます。300円台は、まさに天与の買い場、間もなく500円割れのケネディクスも買えなくなるでしょう。これが異次元です。何しろバックボーンにある相場環境が、明治維新以来の時間感覚で、この歴史的な「1300兆円の逆襲」と言う背景をよく吟味する事です。故に、カタルは何度も…、なるべく株数を揃えることだと述べています。

まぁ、いくら事前に警告しても…人間と言う動物は、やはり駄目ですよね。やはり感情に押し流されます。これは仕方がない現象でもあります。まぁ、やられることを、前提で臨むことでしょう。どうせ捕まる?捉まる?(どっちかな?後者かな…)のです。やられることを覚悟で、相場に臨んだ方が面白いとも言えます。人生は短いし、チビチビ、生きていても仕方ありません。まぁ、人生観は、人それぞれで選択は自由です。

選択と言えば…今日のNSW(9739)は高いですね。大丈夫かいな…。 カタルは述べていますよ。1000株買う予定の人は最初に100株、1万株買う予定の人は、最初は1000株の打診買いに留め、その後、下値を丹念に拾いましょう…と述べています。小型株なので、どんなにお金はあっても、最初は1000株か2000株に留め、下値を丹念に拾いましょうね。くれぐれも…株価の上値を追う事はないようにと…。まぁ選択は、個人の自由なので、強制はできません。そりゃ、ストップ高が連続して、一気に水準訂正が実現するかもしれません。そんな事は、カタルも分かりません。NSWは素質があるから、参考銘柄として取り上げただけの話です。確かに…面白いですよ。でも変化率の観点からみると、余りに優等生ですね。欠陥が、あまり見られません。これは人間の性(さが)の問題です。人間と言うのは、欠けている存在に惹かれるものなのです。007は、まさに「魔性の女」に相応しいですね。喩えようがない怪しい魅力に溢れています。この株だけは…不思議に株価が高くなると、心が疼くのです。困ったものです。

三菱UFJの話が、日経に載っていましたね。ユニオンバンカル(子会社の米国銀行で現在は20位程度かな? 三菱UFJは10位以内を目指すと公言しているようです。)がある故、ファイナンスが実行されるとのカタルの予測が正しいかどうか…。日経報道はカタルの見方に沿っているように見えます。同時にこのような取引はリスクの高い貸付でROEを引き下げます。でも総合的にみると効果はあります。総資産経営と言われる所以です。このような経営スタイルを実行しているから、邦銀の資本比率が低くなる所以なのです。

同時に最近は自社株買いの話題も多く、アマダを中心に経営者は、株主還元に目覚めたようです。政府筋も経済界に、ROEの効率化を促しています。時限とは言え、アマダは2年間ですが、100%の株主還元は非常に珍しいですね。トヨタに聞かせたい。まぁ、トヨタも批判されない程度に実行していますが、基本的に小型株は増資を実行して積極投資すべきで、時価総額が1兆円以上の大型株は、余剰資金を自社株買いに充てるべきです。多額の余剰資金を抱える必要はありませんね。信用創造機能が働き、しっかりした金融システムが構築できているなら、必要な時に市場からいつでも調達できます。最近は三井不動のように、公募をしても株価が下がらなくなっています。

カタルが社員セールスの現役の頃は、増資は成長への糧であり、市場は「買い」で反応したものです。ケース・バイ・ケースですが、信用創造機能の復活が、如何に大切か理解される現象です。だからケネディクスは、1万円なのですね。この株価の実現のためには、野村証券は地方政府を動かし、水道事業や介護などのリート活用を促し、資金提供する事です。同時に地方政府職員を、民間企業に移すことが前提になります。小さな政府を目指すのです。成長期の儲からない産業を、政府は育てるべきなのです。HEMSなどの普及の為に補助金を継続させるべきなのです。そうして007を側面支援すべきですね。HEMSが普及すると節電に繋がり、日本全体の効率化に繋がるのです。スマート・コミュニティーの実現は、政策に掛かっているとも言えます。

民間事業を圧迫するような政府主導の競争は、避けるべきです。拡大から縮小へ、資産を民間リートに移し、借金を減らしましょう。資産を売却して借金返済に充てるべきですね。公共事業投資は、PFIを活用し権限を移転させましょう。証券界は政府に、リートは国の借金を減らす道具になることを示さねばなりません。今日はこの辺で…。上値は追わず、下値を丹念に拾えばいいのです。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年06月23日 10:49