今日の市況(2014年06月24日)
かたる:相場と言うものは、必ず、人間心理の逆を行くものです。常識と思われる行動を誤りにされるのが、相場の常です。故に、多くの人が株で損をするわけです。儲けられるグループの人は、少数派なのです。基本原理は、ある程度の経済知識を身に付ければ儲けられる筈なのですが、値動きに心が揺れ、そこに人間の欲が絡み、選択を間違うのですね。だから、大きく伸びる産業のリーダーの株を買ったら、何年か持ち続ける姿勢を貫き、株価を忘れることですね。もう一つは、売り買いの仕方を変え、最初に定めた信念を貫くことです。一流域の証券マンは、良い発言をします。「株の最大の好材料は、株価が下がることです」と…僕らの仲間のブツブツは、お客様に話していました。
カタルの証券マン人生で、幾つかの指導をしてくれた先輩が居ます。一人は、やはり入社したばかりの右も左もわからない人間を、証券マンに育ててくれたSさんという株式部長ですね。カタルは地方の証券会社の出身です。今では東証の正会員になっていますが、昔の地場証券と言う3流の証券会社に入社したのです。笑い話ですが…、野村などより、カタルが入社したM証券の方が、地元ではずっと格上だったのです。世間を知らないと言う事を恐ろしい事です。入社し1年を経過した頃には、業界では野村が一番だと言うのを知り、会社を辞めて、野村に行こうとしました。そうしたら上司の課長から止められ…
でも小さいから、良い事もたくさんあります。何でも自由にできますね。ベテランの株式部長から、直に新聞記事の見方などを教わり、どうして株が上がるかを教えて貰ったのです。基本は業績の推移、でも景気循環などの仕組みも知らなかったし…。所詮、教育を受けない証券マンなどは、低レベルの経済知識です。S部長のおかげで、カタルは一応、株と言うものが分かったと思っていました。それから罫線の本を、かたっぱちから読み漁り、自分でも罫線を書き勉強しました。
東京に上京し、先輩のTさんから、同じ銘柄を売り買いする売買テクニックを身につけ、Dさんから、売り買いの仕方を学びました。出来る先輩の売買手法を、学んだわけです。歩合外務員は、いつも真剣勝負、お客様が利益を上げられないと自分が食えなくなります。故に、いつも必死でした。今でも、そうですね。世に出ていない色んなデータを集めキャリアを身につけようと努力はしています。でもなかなか最後の壁は越えられず、3流域のままですが…ね。時々、相場が見え、自分は天才か…などと思う事もありますが、しかし実績が伴わなければ、絵に描いた餅と同じです。
カタルは3月に、ミクシィと日本通信を掲げ、その前の年末には富士通なども500円割れから、推奨しています。カタル銘柄は、年がら年中、推奨だから…皆さんには理解されないかもしれませんが…。結構、相場が見えています。今は、小型現物株から貸借銘柄に移行させるべきだと述べており、アイフルとケネディクスの売買を推奨しています。証券マンの人の読者も多く、結構、当たっていると…自身は思っています。カタルの真意を捉え、自分なりに選択して成果を上げてくださいね。勿論、何度も言いますが、カタルが正しいとは思っていません。
都議会のヤジ騒動は、カタルの倫理観と世間の倫理観は、ズレがあるようです。相場も一緒ですね。カタルが正しいとは限りません。でもカタルは何時も、自分が一番正しいと思い行動しています。故に、今日もケネディクスを買い増ししました。間もなく、喪が開けます。この表現が相応しいかどうか…いよいよ梅雨明けの相場に入りますよ。先行しているのは、やはりアイフルですね。強烈な仕掛け筋が、参入しているのでしょう。カタルは日曜のコラムで安全域を脱出したと宣言しました。でもリスクを抱えた領域の方が、相場としては面白いですね。4ケタ程度を視野に入れているようにも見えますね。
何故、小型の現物株ではなく、貸借銘柄なのか…。相場の厚みが全然、違うのです。空売りが買いに変化するのを狙うのが、仕手戦です。アイフルは欠陥を抱えており、良識派は買いません。だから空売りが入るのでしょう。でも今の一株利益は、見せかけの利益ですね。むしろ利益の質は、明らかにケネディクスに「歩」があります。カタルの打ち上げ宣言からも、上伸し続ける日本通信、明らかに「ババ抜き合戦」の領域ですね。本来ならIIJ(3774)も、追随すべき相場の筈です。でも、やるなら日本通信ですが…。カタルは、既に打ち上げ宣言をしています。良く上がりましたね。1万円台からの推奨ですから…。日経新聞の一面の記事が、切っ掛けでした。
さて、終わりかけの腐り始めた果実の話しより、未来かたるなので、これからの話です。カタルは、この所は、やはり「夏枯れ相場」の可能性を考えています。なかなかスムーズに貸借銘柄に、人気が移行しないからです。小型株では、相場に厚みがなく、休みに入ると相場が直ぐにポシャります。小型株は値動きが信条ですからね。上がらないとなれば、直ぐに人気は離散します。やり過ぎを…何度も説いた年末の新興御三家、エナリスはカタルも好きですが、アドウェイズやコロプラは頂けません。いつも、いつも、仕掛け筋が買い続ける訳に行きませんから、適度に休みを演出し、儲けを抜き、再び買い増せる貸借銘柄は、相場の息が長くなります。持続性が付くのですね。
アイフルは、兎も角、ケネディクスの株価を、現状の時間で4ケタに放り上げると…かなりの空売りが見込めます。何故なら、現状の業績は、一株利益12円程度となっているからです。この12円は増額され、カタルは今期の一株利益は30円台程度と考えています。最終的に100円台から、場合によれば200円台も可能だろうと思っています。それは社会的使命をも、担っているからです。介護リートを引っ張るリーダーだからですね。続々と退社する団塊の世代は増え続け、介護施設は足りません。この社会構造を変える役目を担っています。
カタルの推測では、リートは、これから国家や地方の財政難を救う救世主なのです。基本的に金融の仕組みから言って、レバレッジが効きますから、都心の4%の利回りは10%程度まで、難なく高めることが出来ます。その為には信用創造機能は重要なのですね。ケネディクスの決算報告をみると、ノンリコースのファイナンスに拘りを見せています。安全性を優先していることが窺えますね。でも…歴史観からすれば、今は、安全性より積極性が求められる時間感覚です。
日曜日に家族で鰻を食おうと、高島屋の特別食堂で、野田岩の鰻と思ったのですが…なんと70分待ちだそうで…仕方なく隣の美国屋へ行こうとしたら…再開発をしているのですね。とうとう、富士銀行の一角も始まりました。日本橋は開発ラッシュですね。コレド向かいの住友不動と、並んで開発しています。アイフルのリファイナンスが決まり、昨日はアークが、正常化へのTOBでしたね。長谷工なども終わったし…。やくざ問題で揺れた高島屋の隣の駐車場も、問題が片付いたのでしょう。昨日、ネットオンされたケネディクスのマーケットレポートを読むと…、不良債権化していた目黒の雅叙園などの大型物件ンなども続々と正常化しているようです。この背景は、先日紹介したFTの記事ですね。アラブの石油資本など…海外年金が挙って日本の不動産市場に参加しはじめています。ようやく投資層に、幅が生まれていますね。
孫さんが銀座中央通のティファニービルを買ってから、まもなく2年程度が経過します。室町から日本橋辺りを、散歩してみると現状が良く分かりますね。日本橋三越前の通りは、人通りも多く、以前の3倍程度に膨らんでいるようです。結局、日曜日は美国屋も休みで三越前の伊勢定に行ったのです。一番安い、松のうな重3500円を、家族で食べてきました。混んでいましたね。此処でも待たされました。室町は人気でしたね。息子夫婦は食事の後、新築したばかりの虎門タワーに出かけるとか…。この新築ビルは満室でのスタートです。
株価が上がる背景は…いろんな新聞に出ています。世情の動きは非常に大切です。この感覚が業績に影響を与えます。このレベルは…余程のキャリアを積まないと理解されないでしょうね。一般の投資家レベルは、決算数字を見てから行動するわけです。カタルはこの鰻騒動を書く事で、東京の不動産市場を説明している訳です。兎に角、不良債権化して再開発が進まないのは、なにか特殊な事情を抱えているのです。大概は、やくざ絡みの問題です。だから世代替わりを待つような感覚が必要なのです。…と言う事は30年や50年の時間軸ですね。それが一斉に開発ラッシュになっているから、資材価格が高騰し、お金が動き始めています。異次元緩和効果は、確実に、世の中に浸透していますね。
ここでケネディクスの上昇は、既に確定している訳です。一株利益が100円から200円台に向かうまで、買い続ければいいのです。過去最高利益は、その意味で四季報に載っているのです。これが基本姿勢ですね。
NSWは昨日の高騰もあり、今日は一服しています。このように下げてからポツポツ買えば良いのです。株価を買うのでは、ないのですよ。時間を買うのです。この感覚が分かるかな? クラウド絡みの大型株の富士通が、年末から5割以上も、株価が上がる時間軸にあるのです。クラウドで良いものを持っているNSWは、当然、株価が正常化に向かいますね。チャートをみて御覧なさい。ロングの週足や月足は綺麗ですね。ようやく下値ボックスを抜けたばかりです。だから下げたら下値を丹念に拾うのですね。あまり目先に傾かないで欲しいのです。先ずは打診をして…それから下値をポツポツ拾えばいいのです。何れ、目先の売り物も切れます。NSWの売り物など…高が知れています。007の出来高推移も、なかなかですね。あの初動波動は、やはり魅力ですね。どうなるのでしょう。
証券マンの皆さんへ、出来の悪いセールスは、上がった株を売らせようとしますね。株の本質は売りではなく買いなのです。常に買い続けるのが、正しい経済状態での戦略です。上がった株は放って置いて、買い続けなさい。どれだけ資金を引っ張れるかが…後々の実力に繋がります。だから適度に株価が下がった方が、良いのです。隣の浜ちゃんが、驚いていました。最初は1000株程度のお客だと…思っていたのですが、最後は100万株単位の売買です。双日でやられましたが…300万株程度、持っていたのかな? 金持ちは、基本的に証券マンより利口です。だからお金持ちになれたのです。その金持ちに、僅かな儲けで利食いしましょう。なんて、馬鹿なセールスは、ありませんね。お客さん、チャンスが来ました。また株が下がりましたと…喜ぶセールスが、一番強いのです。
しかし…全ての株価は、アベノミクスの出来次第ですね。ケネディクスは120円にも、1200円にも現状の業績なら…成りえるのです。どちらを選択するかは、政策次第です。でも今日の鰻騒動を読めば、結果は歴然としていますね。たまにはマー君も負けるのですね。ダルビッシュも、上原のセーブ記録も途切れましたね。でも夏枯れ相場懸念を吹き飛ばし、貸借銘柄のサマーラリーが、見たいものです。それでは…また明日。下のグラフは似ていると言われている2004年の日経平均株価の推移と現在の動きを比べたものです。
投稿者 kataru : 2014年06月24日 11:11