今日の市況(2014年07月01日)
かたる:今朝方のニュースをみると、ナスダック市場が14年2月ぶりの高値となっていました。カタルの記憶では…ITバブル時の高値は、もっと高かった筈…と、気になりデータをみると、3月10日に高値5132.52ドルで、その日の終値は5048.62ドルでしたね。あの時は最後の駆け上がりで…熱狂の中で付けた株価なのでしょうが、もう直ぐ、実質的に、その水準を上回る事でしょう。そうすると…名実ともに本当の新高値になります。昨年、カタルはソフトバンクの高騰を見て…光通信を連想し、株価は5000円台から9000円台に上がった時期があります。昨年後半のタイミングでしたね。
カタルは、こう考えています。押井監督らが描く、電脳の世界であるSF小説のような社会が実現すると…ほんとうに思っているのです。やがて人類は駄目になった臓器のパーツを換えるだけで生き延びる時代になるのでしょう。(J・TEC)生命保険などは体質を変えるのでしょうね。ITバブルは、その時代の兆候だと考えています。そうして14年が経過し、今年はその高値を抜くと言う事は、いよいよ、夢であった色んな技術が、続々と開花を迎え、SFの世界が実現化します。ナスダックの高値更新は、そんな意味を秘めていると解釈しています。
読者の皆さんは、またカタルの戯言に付き合わされると…ウンザリするかもしれませんが、実は、このような空想が相場観には大切なのです。カタルが相場を先取りできる? その理由は、この連想ゲームが得意だからですね。毎日、空想すれば…やがて皆さんにも相場が見えるようになります。例えば、日本通信が上がるなら、同業の要素を持ったIIJ(3774)も、上がらなくてはなりません。日本通信の相場は、そうでないと偽物なのです。通信料が高く、格安スマフォは、何も日本通信だけではありませんからね。でも相場は日本通信なのですよ。2番手、3番手は相場としての質が、格段に落ちます。
同じような発想で、マツダが一昨年から上昇しましたが、ダイハツやスバルも大きく上がりましたね。マツダはお金がなく海外展開が遅れており、国内生産が中心だった為に、為替の影響度が大きいから選ばれ、人口2億のインドネシアが好調なダイハツが選択され、米国の回復で、スバルが買われました。基本は世界景気の回復から、需要が正常に戻ったのですね。勿論、トヨタも上がりました。基本的に、自動車全般が上がりました。カタルがここで述べたいのは、一つの銘柄が上がる背景を知っていれば、追随するべき銘柄が見え、それも上がるのが筋ですね。でもIIJは追随が鈍いと指摘されるかもしれません。それは売り上げに対する変化率の観点が、違う影響もあるのでしょう。更に経営方針も違うかもしれません。もう一つ、考えられるのは、日本通信が過度の期待感を背負っていると言うものですね。いろんな要素が考えられます。
一つの産業が拡大するときは、新しいスターが誕生します。まだ言葉も一般化しておらず、新しい産業のイメージが湧かない人も大勢いるでしょうが…カタルはスマート・コミュニティーと言う大きな社会変化を感じていますね。スマフォの誕生から様々な生活が便利になってきます。ユビキタス時代の到来ですね。家電の遠隔操作など当たり前の時代です。電力の無駄は、前から言われています。効率運営が進めば、電力料金も下がるでしょう。送電ロスは前から指摘されていますね。小型原発時代を迎えるかもしれません。東京に30個ぐらいの小型原発を造れば、送電ロスもなく、仮に事故が起きても小型なら管理できるでしょう。
原発にアレルギーがあるなら、燃料電池でも良いですね。地産地消の概念が電力業界には必要だと思います。情報を管理できれば、渋滞はなくなるでしょう。情報のクラウド化はどんどん進みます。富士通が割高水準まで、買われる理由の背景を…確りと考えねばなりません。やがてクラウド関連銘柄は、みんな高収益の世界に羽ばたくでしょう。NSWはそんな銘柄群の中で、スター的な存在になるかもしれません。
株が買われている背景を考えていくと…色んな背景が見えます。昨日はサラ金業界が高かったようですが…今井判決の修正が始まりました。自民党ではサラ金法の修正に動いているようです。でもこの本質を考えていくと…金融庁の貸し出し基準の、過剰な厳格化の修正が行われるべきなのです。末端の裁量権を、お上が握ることは…明らかにやり過ぎです。日本村社会が疲弊する本質は、此処にありますね。国民も、なんでもお上頼みです。ライブドアのような独創的な発想を認める社会環境が必要なのでしょう。プロ野球の球団をDENAが持とうとしたら…散々揉めました。ナベツネなどの既得権力者の跋扈が生んだ弊害でしょう。アマゾンの空中運搬システムなんか…発想が独創的ですね。高度を限り、空中圏を開放すればいいのです。それは航空機やヘリコプターなどの発着地域は制限せねばなりませんが…。
安心・安全も必要ですが、物事には限度がありますね。事故はどんなに安全を計っても起こる時は起きます。まぁ、カタルの倫理観は、大雑把過ぎると言えば…そうかもしれませんが、カタルは自由な発想や行動を認めるべきだと思いますね。価値観は人それぞれで、画一化されたものではない筈です。共同生活なので規則は必要ですが…悪戯に人間の行動を縛るべきではないでしょう。
昨日、述べたかどうか…金曜日に大きく日経平均は下がりましたが…おそらく期日の関係じゃないかと推察しています。この7月は、期日のラッシュを迎えます。新興御三家から指数による眉唾の上昇をみせられ、アベノミクスに期待感が戻りましたからね。外資系の演出に僕らは捉まり、1月に買付いた人も多かったでしょう。直ぐに相場が急落し2月4日に最初の転換点を迎えていますが、今月は若干、この需給圧迫があります。
ようやく真価を発揮できるようになって来ましたね。ケネディクスの本日の高値528円は1月17日の522円をクリアしました。あとは12月30日の551円ですが、既に期日は通過していますね。お待たせしました。此処から上昇スピードが、だんだん速くなるタイミングですね。今までは運動会の予行演習のようなものです。何度か、上げては下げを繰り返してきましたが…そろそろ上昇角度が変化する場面を、今月の何処かで迎えるのでしょう。カタルは期日の関係で、今日は売りましたが…、今度は売った株価より高値を買うことになるかもしれませんね。楽しみです。
売っても、売っても上がる様な相場に入れば…信用創造が確立されていきますね。もう恐いものは、なくなります。やがて出遅れている三菱UFJも上がることでしょう。明らかにおかしな評価の株は、市場に相当数、存在します。急激な水準訂正が行われますね。先ずは日経平均株価で2007年の18300円どころですが…この水準は簡単に突破する事でしょう。
大相場で儲けるにも度量が必要になります。誰もが簡単に儲けられる程、相場は甘くありません。それなりの度量が必要になります。一つは株価をみないと言う手もあります。株など…買ったままにして、5年程度…何か別のことをする事でしょう。きっと大きな変化が生まれていることでしょう。
先ずは信用創造ですが…、やがてクラウドからスマート・コミュニティーの変化が訪れますね。トマ・ピケティ氏の「21世紀の資本論」には、資本取引の富と労働対価の富は、7倍の格差があると書かれているとか…。この意味を、よく考えねばなりませんね。昔、明治の頃、殖産振興の為に、日本はお雇い外国人を招き入れ、学びました。その中の一人、アーネスト・フェノロサは、その高額な報酬をもとに、日本美術を発掘し蒐集して、ボストン美術館の礎の一角を築きましたね。この頃の報酬は、一般庶民の給与に比べ、大きな格差があったと言われています。別にお雇い外国人だけでありませんが…、平民と特技を有した人の給与格差が大きくなるのが、パラダイム・ショックの現象でしょう。そのような革新的な、劇的な変化を、これから、我々は迎えることになります。時代を感じて投資して下さいね。後は投資家、それぞれの度量が、あなたの儲けを左右することになります。所詮、小者は小者の器なのです。我々は自分自信を見つめ直し、悟らねばなりません。
投稿者 kataru : 2014年07月01日 11:05