今日の市況(2014年07月09日)
かたる:昨日のNY市場は安いようですが…、決算を控えた事前の警戒感は、心配する必要はないでしょう。事前に景気回復を買っており、その調整の一環でしょうね。特に目立った新しい材料は、聞いていません。まぁ、カタルの知らないことは、たくさんありますが、一般的には…の話ですね。実は、カタル君、米国金融の実態を、全然、知らずにいたのです。2006年頃の話ですが…最初の金融危機の勃発が「サブプラムローン」だったのですね。信用力の小さなお客さんが、住宅を担保にローンを組む問題ですね。当然、無理をしているから、景気の変動で延滞が起り、不良債権になります。通常は住宅価格の20%程度の頭金を用意してローンを組むのでしょうが…。米国も基準が、日本のバブルのように曖昧だったのでしょう。新聞では、よく中国不動産のバブル説が大きく取り上げられていますが、中国の個人の売買は、ローンの利用比率は低く、頭金を多くとっています。2軒目以降は、たしか70%程度の規制があったと思いますよ。兎に角、頭金を50%程度も入れるケースも、多いと聞いたことがあります。
問題は、地方政府の開発競争ですね。でも中国はシャドウバンキングと言っても、日本のように地方政府が自由に社債を発行できないのですね。だから闇に流れた訳です。今はグローバル基準への移行段階で、最近は中央政府も、地方政府の社債発行を認める方向にあると言います。日経新聞は、もっと正しく報道しないとなりませんね。日本のバブルは、未来の値上がり率を見越し、過剰融資したのです。如何に異常な取引だったか分かりますね。100%の物件に対し、120%も貸し出しをしたケースは、幾つもあります。この時は大蔵省ですが…、日銀も窓口指導と言う政策手段があったのに…、的確な規制をしなかったのです。中国と日本の違いは明らかです。バブルとは…他人の資本で博打をする事ですね。自前のお金なら…日本の財政問題が話題になっていますが、200%も借金をしても、国債相場は崩れない訳です。外部資本の場合は、ギリシャのような問題になります。中国は債権大国ですよ。
日経新聞の報道が、如何におかしいか…少し勉強すれば分かります。そうだ…米国の話しでしたね。カタルは、当初、サブプライムの金額はそう多くなく…問題は短期で収束すると踏んでいました。現場に精通していない歩合外務員だから、間違ったわけです。実は、その裏でCDSと言う契約取引の額が、異常に膨らんでいました。天文学的な数字でしたね。この取引が全て履行されない…となったのです。AIGは、それで倒産扱いになりました。最初は小さな金額の問題が、CDSと言う世界中の金融システムを壊す問題に発展しました。まさに、大恐慌のレベルですね。当時、このCDSの存在は、新聞に載ってなかったですね。故に、仕組みが全く分かりませんでした。もし、あの当時、カタルの知り合いに外資の実態を解説してくれる友達が居たら…失敗は避けられたかもしれません。カタルは仕組みを知らず…40億円を飛ばす、切っ掛けになりましたね。情報は大切ですね。
だから…カタルは、昔より慎重になりました。何が進行しているか…知らない部分で動いていることは、たくさんあります。カタルはレポートで述べているのは、誰もが、手に出来る資料がもとになっています。日経新聞などは、誰でも見ることが出来ますね。一般的な情報しか、手に入りませんからね。皆さんが簡単に手に出来る情報をもとに、レポートは形成されていますから…分からないものは、述べようがありませんね。
さて、今日の日経新聞の「大機小機」に、次は「資本リサイクル」の文字が躍っていました。ほら…カタルと同じ発想の人が居ますね。文によれば、大阪市の上下水道や地下鉄の運営権の売却(コンセッション)が、注目されるとなっていますね。カタルはケネディクスの1万円説の背景に…「リートはPFIだ!」との構想を述べています。この記事は運営権だけですが…設備そのものも売却対象になります。民間のレベルでは難しいかもしれません。だから運営権だけでも、良いですね。要するに小さな政府の構想で…官から民への流れです。確立されたものを、官がしゃしゃり出てやる必要はありません。採算に合わない新技術などに、お金を出して軌道に乗れば、民営化するのが筋ですね。だって元は税金です。
日本のおかしな所は、民業を圧迫していることです。国債金利が0.56%と言う事は、それに見合った投資の運用をしていると言う事です。年金資金などがROEの高い企業の資本を助ければ…、やがて日本全体の成長率は高まりますね。だからROE投資に拘るべきだと述べています。大機小機の次のアベノミクスの成長戦略は「資本リサイクル」と言うのは、こういうことなのですね。やがて国の資産は売却され、借金は減りますね。財務省は、借金が1000兆円と不安を煽りますが…、同時に多くの資産を持っています。道路もそうですね。空港も港湾設備も…民営化すべきでしょう。民間なら利回り採算の概念が、必ず働きます。無駄な投資は減りますね。そうすれば、税金だって…やがて安くなるでしょう。だからケネディクスは、1万円相場の芽があるのです。介護リートは、確か3000億円規模でしたね。何も税金を使って整備する事はないのです。リートはPFIと言う高成長分野とも言えます。
そのケネディクスが運用するリートが、増配だそうですね。増配を決定するのは、ケネディクスですね。儲かっているから増配をするのですよ。多くの私募債を抱えるケネディクスに、多額の含み利益が発生していることは、このような小さな記事からも明らかですね。ただカタルは、トヨタの人気銘柄登場から、夏枯れ相場の連想をしており…この懸念は残ったままです。まぁ、あまり下がらずに…、また高値を追うことになるでしょうが…。貧乏人は、常に色んな事態を考えて、行動せねばなりません。誰も助けてくれませんからね。
007をみると分かるでしょう。規制が掛かるほど…人気になっていたのに、今では10万株を割れる不人気になっています。所詮、人気など一時的なものなのです。でもカタルは、今日も買っています。まぁ、実態はクロスなのですが…。駄目なら信用期日が来れば、投げますからね。投げずにクロスを振ったのです。下がれば…カタルは、また買い増ししますね。先日は1500円だから、今度は1400円かな? 100円ずつ買い下がれば…、なくなるまで15回は、買えますね。そんな感覚です。僕は、いつも減額修正する007ですが…、あまり気にしていません。早ければ、この8月にも確認が取れます。遅くても11月でしょう。この次は、3940円でしたかね。その高値を抜ける可能性が出てきますね。だって方向性が転換するのです。赤字でも構いません。改善が見えるなら、高値を買う事が出来ます。馬鹿は日本通信のような人気になってから…株を買えば良いのです。僕らは投機ではなく、投資をしているつもりですね。
上手く行けば…この夏枯れで、信用買い残が減り、注意喚起が解除されるかも知れません。ケネディクスの話をしています。証券マンは注意喚起銘柄に指定されると、自ら銘柄を薦めることが出来ません。馬鹿なルールだと思いますが…金融庁様の言葉は、絶対です。何しろ神様なのです。たとえ彼らが間違っていても、彼らが黒いと言えば、自分が白に見えても、黒と応えねばならない世界ですね。逆らって正論を述べると…UFJのように消えるのです。あの常務は、いったい、どうしたのでしょう。正論を唱えたばかりに…日本村論理ですね。御上は絶対なのです。
でも良い世界ですよ。日本は…昔なら、間違いなくカタルは特高警察に御用になっていますからね。そうして拷問をされ監獄にぶち込まれます。今でもイランは…そうらしいですね。中国も似たようなものです。自由に意見が言えるのは、良いですね。
このまま夏枯れに移行するかどうか…は分かりません。夏枯れなんか…ないかも知れないのです。カタルは仮に夏枯れ相場が起っても、押しは深くないと思っています。ケネディクスの最初のポイントは、この辺り、次は460円台かな? 6月12日に451円と言うのがありますね。せいぜい、その程度しか考えて居ませんからね。500円割れは、間もなく買えなくなると…カタルは考え、521円まで買い上がりました。でもまた割れましたね。トホホ…。一旦は、すべて消化したのです。今の信用建玉は…大半が利食いの筈ですね。だから調整は浅いですね。利食いの調整なのです。楽しみです。
大きく上がったアイフルなど…空売りをしたくなるでしょうが、非常に危険ですよ。今度はシャープも、相場の芽が育ってきたようですね。このところ上昇しているマツダも良いですね。何しろ世界最大市場の中国が好調です。4ケタを狙えるかもしれませんね。カタルは拘りを持ってケネディクスを推奨し続けています。「1300兆円の逆襲」が本当に起ると思っています。だから4ケタになっても、買い続けます。でも他の銘柄も良い銘柄はたくさんありますからね。シャープは、また人気株に育つ可能性がありますね。マツダも然りです。ただ富士通は、少し休んだ方が良いですね。何もカタル銘柄ばかりでなくともたくさん銘柄はありますよ。
何度か…、メールを頂いているようですが…。カタルは原則として、必ず、返信メールをしていますが、ドコモなど…携帯かタブレットからのメールに返信すると…、上手く返信されないようです。証券マンからの問い合わせのようですが…、パソコンメールのアドレスから送り直してくださいね。一応、みんな、返信メールをしています。届かないのは、何らかの障害がある為ですから…ご容赦ください。
投稿者 kataru : 2014年07月09日 10:23