今日の市況(2014年07月11日)
かたる:しかし個人は目先ばかりで、節操がありませんね。相場観の対立である強弱感をあまり感じられません。まぁ、最近はネットトレイダーも多く、経験が少ないために、どうしても目先の株価に心が動くのでしょう。昔は、○○連騰とか…○○連続安などと言うのは、あまりなかったように思います。せいぜい3日~4日間程度でしたね。今は平気で6連続安とか…しますからね。その場限りのムードに流され、売買をしているように見えます。昔は証券マンが、間に一枚、噛んでいるので、投資行動が落ち着いたのでしょうね。ITバブル期に多くのネットトレイダーが生まれ、そろそろ10年以上が経つので、経験を積んで、いい頃と考えて居ますが、どうなのでしょう。それとも手数料が安くなったので、日計り組が流れを作っているのでしょうか?
今日は、反発するチャンスでしょう。理由は、昨日の海外がポルトガル問題で大きく揺れているからです。カタル君は、昨日、評価損に変わりましたね。結局、多くの儲けを利食いしないうちに…下げちゃったわけです。アララ…株数が増えているから、今度、前回のように下げ始めると、大変ですね。半値まで下げられると…かなり投げさせられます。基本的にカタル君、夏枯れ相場も想定し、買う株数も、今までの半分に減らし買い上がってきたのですが、トホホの世界ですね。覚えていますかね? ケネディクスが512円を割らずに頑張っていた日々を…書きましたね。ところが、先週末に、期日圧迫だと思うのですが、僅かな売り物を買い支えることが出来ず、511円を付けました。
あらら…あれを見てカタル君、7日は前日の終値512円の指値で、朝から売りに出していましたが、その日の高値なのに売れました。8日も下がり495円の終わりだったので、8日も495円で売りに出したら、この日は498円まであり売れ、8日の終わりは493円でした。今度は493円の指値で売りを出したら、今度は、493円が売れませんでしたね。だから、全体のムードは9日の日に変わったようです。相場の潮目が変わる瞬間を解説しているのですよ。カタルは夏枯れ相場を、当初から予想しています。この程度の下落が本格的な夏枯れに繋がるか、どうかは分かりません。
故に、アイフルは非常に注目していますね。一度、完全に節を払っており、相場の妙味としてはケネディクスより上です。会社の資質はケネディクスの方が上ですが…相場としてはアイフルでしょうね。やはり4桁候補は間違いないように見えます。マツダやシャープでは少し大きいですからね。野村や三菱UFJは、もっと大きいのです。カタルは既に日本経済は、新しい時代にステップインしているように感じています。やはりJA改革に乗り出した意義は、大きいと思っているのです。どんどん面白くなりますね。先日、安い価格でスーパー・コンピュータの開発の話が、新聞に載っていましたね。スパコンが一般化すると、時代が飛躍的に変わってきます。不確定要素の多い実験などが、今までは試行錯誤で実際に行い、データを積み上げたのですが…、今度はプログラムを作るのは苦労しますが…検証作業は、飛躍的に時間が節約できます。
自分で株のデータを集めてみると、よく分かりますね。この集める作業は大変なのです。読者の中で、日銀の検索ホームページを使いこなせる人が、何人いるのでしょう。カタルなどは、慣れるまで試行錯誤を、何度、繰り返したか…。実際に自分でやってみなくては分からないことが、山のようにあります。日々集めているデータだけで、毎日1時間以上かかるのでしょうね。何故、その結果が生まれたか? 背景を考えるのは、もっと時間が掛かります。この考える時間は、今までのキャリアが生きてきますね。
まぁ、ゴタクが多いレポートですが…、その集約化がされているものだと考えています。少し奇妙でしょう。先日までケネディクスは買い増しで、如何に、株数を増やすかが勝負だと…言っているのに、何故、500円台を買っておいて、今、売り出すの?と問われますが…理由は貧乏人だからです。個人の力量により投資方法が変わります。同じ銘柄をやっていても、一人一人、投資手段は、投資家の力量で変化します。金持ちなら売り物を全部、買いますね。どっち道、来年になれば、もっと一般の人にも…分かるようになります。この背景は、金融庁の減損会計の意味を知ってないと…相場が理解できないからです。ダヴィンチは、正常な会社だったのです。しかし捻じ曲げられた清貧思想の為に、消えたのですね。武富士もそうですね。
何故、カタルが金融庁の姿勢を非難し続け、清貧思想も、程々にしなくてならないか? 理由で明確ですね。「流動性の罠」に、何年も嵌っているからです。異常ですよ。三菱UFJの株価を説明して御覧なさい。どう考え点も、正常な経済状態なら4ケタを維持している筈です。つまりデフレ率は、解消されていないのです。三菱UFJは、日本を代表する確りとした会社です。日本が正しい成長率を維持する為に、必要な株価は1500円程度なのでしょう。だから金融庁批判を、いつも述べているのですね。確かに彼らの言う事は、正論です。しかし政策の目的は、みんなが幸せになる為に動くことですね。自分達の正当性を主張するのは…幼稚だからです。国民が疲弊し、苦しんでいるのだから…やり過ぎれば、必ずしっぺ返しを受けます。だから白川さんは…歴代の総裁はみんな、経済再生に失敗しましたね。正論に拘ったからです。
今は、そのデフレ感覚に、完全に日本人が染まっているのでしょう。だから人手不足なのに…日銀の追加緩和の話が出るのです。おかしいですね。本来、人件費は景気指標の中で遅行指数ですよ。FRBを始め、世界の中央銀行が雇用に拘るのは…あまりに深い傷だったからですね。ただ昨日もシティーの罰金の話が、新聞に踊っています。パリバを始め、欧州の銀行も叩かれています。しかし先日の日経夕刊だったと思いますが…、9日の日経夕刊の十字路ですね。伊藤忠の中島さんが、ECBの追加緩和の真意を書いています。暗黙の了解ですね。あの記事を読んでいれば、ポルトガルの騒動は、茶番に見えますね。
だから、この辺りから下は、自分の力量次第ですが…基本は、買いになります。しかし貧乏人は、売らねばなりませんよ。理由は、先行きは、誰にも分からないからですね。カタルは夏枯れ相場になっても、株高が続いても…、どちらでも良いような…売り買いをしなさいと述べています。先行きが分かれば、苦労はしません。そりゃ、一応の目安はありますよ。それは、また明日にしましょう。今回の下げは…深くはなく、短期で済みます。あんまり不安にならずに、良いですよ。ただ予想を過信せず、自分の実力以上に背伸びをしないことです。「分相応」と言う言葉がありますね。相場観などより、自分自身の力量を見極めることが、一番大切なのでしょう。
投稿者 kataru : 2014年07月11日 10:14