今日の市況(2014年07月16日)
かたる:昨日は大相撲の遠藤が白星を挙げ、懸賞の数はこの所、横綱を上回る人気になっています。この気持ちは痛い程わかりますね。日本人は村論理から、なかなか抜け出せないのですね。最近の相撲界はモンゴル勢に支配され、日本人のメンタル面が、非常に弱くなった表れではないかと思うのです。先日のブラジル―ドイツ戦で、大敗を喫したブラジルのようなものでしょう。稀勢の里なんか、既に日馬富士や鶴竜より、横綱の風格があると思っていますが…今場所も、既に安美錦に1敗を喫しています。あの相撲も、自分からこける、焦りの相撲です。自分自身に、自信が持てないのですね。
相場も同じです。日本は既に新しい時代に突入したと思っていますが…、相場には、その力強さがありません。本来は日本を代表する大型株の活躍が期待されるのでしょうが…構想が、貧困ですね。昨日、「日本復活は先端テクノロジー活用にあり」との孫氏の基調講演が行われたそうです。「まずはスマートフォン、タブレット、クラウドを全社員が使いこなすことから始めるべき。当社もこれを実践後、契約件数は2.3倍、獲得回線数は2.7倍と生産性向上を実現した」とアピールしたそうです。
「労働者不足は、ロボットで補えば良い」とも述べていますね。カタルは実はファナックの信者なのです。トヨタ批判をしていたカタル君は、最近、彼の遊び心を評価しています。ピンクのクラウンの感覚は分かりませんが、自らレーサーとして社員を引き連れ、レースにモリゾーの名前で登場していますね。でもカタルが社長なら、孫氏に先駆けてロボット開発に力を入れますね。資金力はソフトバンクより格段にあります。孫氏は金融の仕組みを良く知っており…金融デリバティブを活用し、成長を加速させていますね。これは北尾さん達のグループの影響力でしょう。野村人脈が生きている形です。彼は実に恵まれた環境で、しかも、その難しい局面を上手く生かしていますね。通常は…途中でこけるのです。
成功できるかどうかは…何処が分岐点なのでしょう。そのチャンスを生かせるかどうか…人間だれしも平等に、努力している人には、必ずチャンスがあると思うのです。そのチャンスを生かせるかどうか…分岐点を迎えたときの対処が問題です。メールをみていると、良くお礼のメールを頂きますが…、それはカタルの原稿を読んで、読者が選択した結果なのです。別に僕の影響ではありませんね。毎日、このレポートを6000人ほどの人が読んでいるようです。でも選択は、人それぞれです。自分が、どう感じ、どう行動するか? 人により温度差は、ある訳です。日経新聞にも、色んなヒントは転がっています。今年の出世株、日本通信も、カタルが取り上げたのは、日経新聞一面の記事が切っ掛けでした。当時の株価は1万円台(100円台)でした。長く、この水準で推移していましたね。カタルはこの新聞記事を採り上げて銘柄を選択した訳です。流石にカタル君は、上がると思っていても…500円止まりと考えて居ましたが、実際は今のように4ケタの水準になっています。
トヨタの人気リストアップから、カタルは現在、夏枯れ相場の可能性を指摘しています。あれから…2週間程度かな? まだ本格的なお休みモードとは言えませんが…調整を入れたことは事実ですね。アイフルだって300円台から、次期人気株候補に掲げ、既に600円台に入っています。ケネディクスは、依然400円台ですが…。でも比較的に良く当たっていると、自負しています。今日も高い三菱化工機の狙いは違いましたが、見事に人気株の座を、仕留めました。カタルは169円の買い値ですからね。NSWもカタルは500円の買い値です。でも…これだけ当たっている割に、今、ひとつの成果ですね。まぁ、証券マンなら月額株式手数料は1000万レベルでしょう。つまり月収は400万なのでしょうが…折角、投資家の道を選んだのに、その足元にも届いていません。まぁ、貧乏人だから仕方ありませんが…。
切っ掛けは、何であれ、全ては自分自身の選択の結果なのです。だからお礼のメールなど要りませんからね。僕らは時代を見つめ、その時代の実現に賭けているだけなのです。当然、政策の選択が違えば、カタルの予想は外れます。金融庁の方針転換など…実に大切なのです。でもカタルが政権の方向性を、決めている訳ではありません。どう選択するかは、安倍政権の選択次第ですね。「日本復活は先端テクノロジー活用にあり」と述べた孫氏も同じです。カタルは早くから、日本経済復活には「信用創造機能の復活」と「スマート・コミュニティーの進展」にあると述べています。孫氏の講演テーマも同じことですね。スマート・コミュニティーなのです。
時々、カタルの原稿を、日経新聞の記者も読んでいるんじゃないか…と思うことが良くあります。今日の日経新聞も三菱UFJの割安感が指摘されており、カタルが夏枯れ相場を指摘している信用買い残の減少率の話題が、報じられています。みんな、カタルが事前に述べていることが、未来の新聞記事になって現れています。この錯覚は、どうして起こるのでしょう。これが時代の流れを創り出す、流行に繋がるのでしょう。切っ掛けはカタルのレポートでも…共感すれば、誰かが同じようなことを言い、どんどん時代の輪が連鎖して広がります。これが相場となって、株価に現れるのでしょうね。カタルは公開している以上、勝手に、カタルのレポートを利用して、もらって構わないと以前から述べています。日経新聞に様に、著作権がどうのこうの…などと、次元の低いことは言いません。証券マンなら、カタルのレポートをコピーして、顧客に売り込めばいいのです。
事前に自分なりに消化してから、売り込まねばなりませんよ。カタルは考え方のプロセスを公開していますからね。どんどん利用しなさい。三菱UFJは、必ず4ケタ以上になります。一株純資産は、毎年、増え続けるのです。此処で非常に興味深いレポートが、ネット上にありました。カタルが中国の不動産はバブルではない…と、述べている根拠が書かれているものが登場しています。このレポートを読んで置くと良いでしょう。要約すると…中国では住宅を購入するにあたり、頭金を1軒目は30%、2軒目は60%用意するのが標準的で、北京などは2軒目は70%も頭金を用意しなくてはならないと解説されています。住宅ローン残高が、米国はGDPの50%を超え、英国も50%に迫り、フランスは40%を超え、日本は20%超え、30%に迫るが…、中国は20%を下回るとなっています。
だから日経新聞などの大手メディアが、不動産バブルだと言う表現は間違っているのです。スポットを当てる視点が、違っていますね。確かに地方政府の固定資産投資、所謂、工場団地の造成だとか、住宅建設だとか、道路や鉄道などの先行投資は、一部で、行き過ぎています。その財源として活用されたブラック・マーケットは、現在は混乱しています。でも社債や地方債などの仕組みが出来てないから…それだけの話です。現在は、急速にグローバル基準に移行中ですね。そうなれば…権力を後ろ盾にしたマジックは、利用できなくなります。市場は公正ですからね。格付けにより、利回りが決定されます。だから日本の経営者も、早くにROEを重視するスタイルで経営すべきなのです。日経新聞は、啓蒙活動をしなくてはなりません。
多くの読者は、こんな話は退屈でしょうが…個別銘柄に投資するためには、基礎的な経済知識が必要なのですね。昨日はイエレン女史が議会証言をしていますが…市場関係者は直ぐに引き締めを話題にします。しかしシティーなどは、巨額の賠償金を求められ和解したばかりですね。日本と同じ構造です。なかなか信用創造機能を復活させるのは難しいですよ。ECBが銀行に利益提供しているアングラ取引は、必要だからですね。不良債権処理で傷んでいるのです。余裕がないから、成長投資へ、なかなか舵が切れませんね。しかし日本は、サントリーやソフトバンクのように、M&A資金へ既に融資をしています。M&Aなどは、ハッキリ言えば、博打ですよ。他人資本で買収するのは、中国の住宅ローンの頭金の話しと同じですね。ソフトバンクはスプリントの買収に際し、頭金を、現金で50%も用意しましたか? 違いますね。このような博打に加担できるように、ようやく回復してきたのですね。金融庁は、この動きを黙認しています。面白い現象です。彼らには、彼らなりの理屈があるのでしょう。ダヴィンチは駄目で、ソフトバンクは許される。不思議ですが…時代が変化してきたのでしょうね。だからケネディクスなのでしょうね。当のケネディクスも、羹に懲りて…かなり慎重姿勢ですが…。
休みも大切ですね。のんびり相場を見守ればいいのです。とても、この過程は大切なのですね。証券マンは小さなボックスでは鞘がなかなか抜けませんが…ネット取引はいくらでもやりようがありますね。自分の力量を考えて慎重に行動して下さいね。少なくとも8月半ばを過ぎるまでは…最初のボトムは2月4日です。それでは、また明日。
投稿者 kataru : 2014年07月16日 11:33