今日の市況(2014年07月23日)
かたる:カタルのレポートには…僕自身が感じた現象が、いくつか書かれています。そのヒントを感じ取れば、いくつかの銘柄は大きく上がっており利用する事が出来ますね。別にカタル銘柄でなくとも…上がっているものは多くあります。とうとう富士通は800円台に入りましたね。休むと頃だろうと思いますが、なかなか人気は強いようです。今日は、最大のクラウド関連会社のNTTの材料が表面化していました。もともとNTTの技術力は素晴らしく他社を圧倒しています。あまりカタル向きの銘柄でない為に、取り上げることはなかったのですが、こんな事は常識ですからね。ほら以前、保守的な投資家向けに横河ブリッジH(5911)を薦めたことがありましたね。間もなく新高値ですよ。
本日の日経19面の長期株価波動の事が述べられていますね。此処で三菱UFJモルガンの嶋中さんは2020年に日経平均株価3万円と言っていますが…。かたるは10万円だと述べています。彼は日本の年間成長率を7%程度に観ているのでしょう。しかしソフトバンクの孫さんが述べているように、クラウドを利用すると、労働生産性が飛躍的に高まります。彼の実体験は2倍以上でしたね。
かたるは、先進国のスマート・コミュニティー化(クラウド化の意味も含め)が大きく進むと考えています。新興国では、ようやく先進国並みのインフラ整備が、終わりを迎えています。中国の固定資本形成がピークアウトしていますね。今度は先進国が飛躍する番です。この先進国の成長力の源泉は「情報の活用」です。渋滞情報の活用だけでも、運搬速度は2倍以上になるでしょう。スーパーコンピュターが、そろそろ一般企業でも使えるようになりますが、治験のスピードアップは…計り知れません。治験期間の5年が、3か月程度になるかもしれませんね。時代の変化が、どの業界でもスピードアップするのです。こんな事は、良く新聞を読んでいれば分かります。
日経平均株価が10万円になる根拠の…もう一つが、経営者の意識改革です。この19面に野村の海津さんが、ROEに触れています。日本企業は、経営者の意識改革が進めば、一気に利益が積み上がります。日立をみれば分かりますね。日立は、長年、一株利益10円台で甘んじてきた会社でしたが、金融危機を契機に変化しましたね。売り上げは同規模ですが、利益は、以前の4倍から5倍に膨らんでいます。これが経営目標の変化の実績です。
経営者の意識改革は、非常に重要です。例えば、今日の日経新聞の9面では、カタルが先日来、述べている中国の小米科技(シャオミ)の事が、報じられていますね。僅か5年で1兆円企業です。しかも華為技術(ファーウェイ)も急成長しています。上期半期の売り上げは19%増の2兆2218億円ですよ。この成長を支えるのは、インドなどの人口が多い市場に力を入れているからです。この動向に付いて行けない日本のメーカーは、13面の「電子部品 受注鈍化」の記事に繋がっていますね。いつまでも…アップルやサムソンではないのですね。ツガミの好調さや安川の動きなど…この現象が表面化している訳です。経営者のグローバル感覚が、業績に大きな影響を与えます。
新聞には色んなヒントが転がっていますね。そのヒントに気付くかどうか…。ここが証券マンの腕になりますね。キャリアがあれば、どんな景気循環の時に、どの銘柄が物色されるか? 経験則が生きてきます。今日も物色されていますね。おそらく新規参入者が居るのでしょう。明らかに出来高が変化しています。このヒントは先週の金曜日17日の「今日の市況」で述べられていますね。気付いた人が居るかもしれません。あれから1割、株価は上がっています。この板の状況は、先日、銘柄公開した三菱化工機に似ています。ひょっとすれば…同じような経過を、歩むかもしれません。
こう書くと…人間心理として…銘柄が知りたくなりますね。この方法を利用するのが、悪質な投資顧問などです。所詮、この情報屋は素人です。何故なら、自分で投資をしますね。もし確実なら…。みんな、カタルのようなレベルなのでしょう。この…あと一歩の壁は、大きいですね。もう何年も…この状態です。「1300兆円の逆襲」は、必ず起こりますよ。今日だって、「住商」が、来年1月にリートに参入するとの…記事が躍っていますね。2000億円規模を目指すそうです。既にケネディクスは、1兆2000億円を超えているのです。何処かの時点で、急激な爆発ポイントを迎えるわけですね。ようやく出来高の1000万株割れが続き、信用買い残が落ちるかどうか…。やはり注意喚起の解除が、合図になるのでしょうか?
皆さんは不満でしょうが…、この動きは素晴らしいですね。アイフルも含め…なかなかの動きですね。このような調整過程が、次のステップアップを支えるのですね。どんな銘柄も、長く株を追うと必ず調整局面を迎えます。007もそうですよ。おそらく、この8月にボトムを確認できるのでしょう。J・TECは、新薬認可から2年目に入ります。先日、新工場の立ち上げはトラブルを抱え、どうしても1年程度、収益化が、ずれる話をマツダでしましたね。マツダのメキシコ工場を事例に掲げ解説しました。マツダがそうなると言う訳ではないですよ。多くの場合、新工場が軌道に乗るまで、半年や1年の時間が必要な場合があると述べたのです。J・TECは、ひざの軟骨組織の培養をするわけですね。やはり未知の分野ですから、最初は、量産に戸惑うでしょう。だから、どうしても歩留まりが悪くなりますね。こんな事は常識です。しかし今年は2年目です。更に取り扱う整形外科数も2倍に拡大しますね。
決算が楽しみですね。黒字化すれば…、一気に、利益が大きく伸びるでしょう。平均寿命が延び、高齢化してもなかなか死にませんが…膝関節が悪化する人は増えるばかりでしょう。団塊の世代は、これから、この適齢期の表現はおかしいかな…? 兎も角、需要期に突入するのです。NSWをみて思ったのですが、やはり株価を支える利益が見えるようにならないと、素人は株を買わないのですね。前から分かっていることなのですが…今の市場参加者は、キャリアが浅く、大半が素人なのでしょうね。
良いですか…。例えば住商がリートに参入すると言う事は…イワシ民族の日本人は、三菱商事も、物産も資金力の大きな商社は、全て参入するのです。その商社の動きをみて、他の企業も参入しますね。当然、東京の土地は限られますから、古くから参入している企業が抱える物件は、大きく値上がりますね。いくらでもフィーを抜ける環境になります。だから一株利益が100円を超えてくる…と述べている訳です。此処に間違った選択の咎めが働きます。25年の歳月を要して、調整を続けてきた相場のスケールを感じてくださいね。
日経平均株価が、何故10万円なのか? 1989年に38915円を付けたのです。約4万円ですよ。仮に政策の選択を間違わないで、そのまま3%成長を続けていたら、今の株価は25年間ですから、2.094倍になっています。計算すると81488円ですね。更に10年後なら、年率3%で1.384倍になります。故に112779円の計算になりますね。つまり2020年には…政策の選択が正しければ、日経平均株価は10万円の時代を迎えていたはずなのです。これが失われた時代の反動ですね。「1300兆円の逆襲」この「逆襲」の意味を、よく理解してほしいのです。
まだ気を抜けませんよ。今日はウハウハかも知れませんが…夏枯れ相場の可能性は消えた訳ではありません。ただ昨日も述べましたが、当初からカタルはこの程度の調整しか念頭になかったのです。問題は、後は日柄だけの話しなのです。少なくとも8月の上旬を経過するまでは…そうするとお盆になりますからね。故にゆっくりで良いのでしょう。投資に焦りは禁物です。僕らは目先をやっている訳じゃありません。でも証券マンは目先を追わねばなりませんよ。商売ですからね。目先を追うと言っても…筋を間違わないようにしないとなりませんね。良い相場が続いていますね。それでは、また明日。
更新プログラムの件は解決しました。試行錯誤して素人でも解決できると…やはり、うれしいものですね。昔、四苦八苦してホームページを作っていた頃を思い出した次第です。素人は時間が掛かります。しかしプロは経験があるから直ぐに解決できますね。株式相場も同じですね。相場をみるのも単純に株価を追うのではなく、自分で色んなデータを取りながらみていると、同じ時間でも経験値の積み上げが将来、変わってきます。だから証券マンの人は、先輩に学べばいいのです。成績の優秀な人間の動向に注意を払い、出来れば、その人と友達になれば、売買手法などを教えてくれます。同じ相場を手掛けても売買手法が違うだけで、成果は5倍、10倍と変化するでしょう。カタルは述べています。銘柄など一つで充分なのですね。何銘柄も、必要ありません。証券マンの人は勉強して努力して下さいね。カタルは現役時代には、新聞だけで5紙を自分で取っており、雑誌も数誌、読んでいました。新聞の書き方が、株価に与える動向などを、よく観察すれば…どの記事が株価に響くか…何れ分かるようになります。
投稿者 kataru : 2014年07月23日 11:32