未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年07月28日)

かたる:長年日本は、護送船団方式により、官民が一体化して日本経済を引っ張ってきましたが、失われた時代は、資金配分の間違いから…不良債権処理に手間取り、後手続きの処理が、最後は行き過ぎた強行に変化しました。そうして、このダメ押しが、金融危機を切っ掛けにした円高でしたね。この為に最後の砦だった競争力がある自動車の大衆車まで、マーチのように海外生産を始めました。株価では2012年6月の東証一部単純平均株価が200円を割れ199円77銭を付けたところが…転換点だと思われます。此方のグラフをみると良く実感が分かりますね。(月足ボタンと長期を選択してください)基本的に金融危機後の日本は底這い状態なのです。

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昨日は日経平均株価の長期波動を観ましたが…、単純平均株価をみた方が分かりやすいでしょう。日経平均株価は、時代に合わせ採用銘柄が変化し値嵩株の影響を大きく受けます。代表的なのはファースト・リテイリングやソフトバンクですね。でも単純平均は、全ての銘柄の平均ですからね。カタルの挫折感を、もっと切実に理解できます。何しろカタルが上京した時は、この単純平均は1913円が高値だったのですね。それが200円を割れるのです。今は300円ソコソコです。

日経平均株価は、株取引している人の体感と、そぐわない面があります。この辺りをよく理解してないと、カタルの奥さんのように「今日は株が上がってよかったね。」って…、僕の持ち株は大幅安しているのに、チンプンカンプンな会話が生まれるのですね。メディアが悪いのですね。実態を伝えないメディアが…。バブル当時より株価は1/10になったなんて…言いませんからね。如何に資産デフレが強烈だったか…行き過ぎた資産劣化を放置し、その損失を毎年の稼ぎで、埋めて来たか?などの…真実を多くの人は、知らないのです。

土地だけで1300兆円ですよ。いくら25年と言っても…毎年、52兆円ですからね。失われた時代で毎年、GDPの1割を、時間をかけて清算してきたのですね。その為に、今では地方の土地など…値段はありますが、全く売れません。資産とは名ばかりなのです。地方自治体に寄付を申し出ても…断られます。僅かでも固定資産課税は入ってきますからね。何故、失われた時代なのか? 過去の遺物の清算に追われたのです。資産価格を下げると言う愚行を行った張本人は、宮澤喜一などの優秀と言われた馬鹿どもです。彼も晩年は自分の過ちを認め、償おうとしましたが…。時、すでに遅し…ですからね。だから本物の人材が、上に行ける社会構成が臨まれるのです。肩書など…どうでも良いのですね。

ダヴィンチの消滅や、シャープの経営危機など…は、本来なら起らない幻なのです。それを実現化させた金融庁などに権限を与えた政治家は、誤りを素直に認め、これを糺さねばなりません。今でも日経新聞やNHKなどの大手メディアは、中国の不動産をバブルだ、バブルだと騒ぎますが…売り手と買い手で作られる価格なのです。政策で土地価格など…どうでもなります。資産価格を適度に上げながら…経済を立て直さねば、経済の再生など絶対に出来ません。だからカタルは何度も、「信用創造機能の復権」を述べているのですね。ダヴィンチの金子さんは、収益還元法価格と言う配当利回りの世界で、地価が決まる常識的な基準で、東京の地価を上げようとしたのです。それを…馬鹿者達に権力を渡すと、一般庶民が如何に不幸になるか…。まるで暴走する関東軍と一緒です。清貧思想はそんな素晴しいのでしょうか? 他人の行動をチクる奨励など…は、まるで文化大革命下の中国や、日本の特高警察の時代と同じです。

黒田さんの異次元緩和や、安倍さんの行動は…支持されるべきでしょう。今日の日経新聞には支持率の低迷となっていますが…歴代の政策と比較すれば格段に優れています。株価が証明しています。何故、カタルが1300兆円の逆襲に拘り、ケネディクスの1万円相場を、何度も、何度も繰り返し唱えているか? 日本経済の復権は、信用創造なくしてあり得ないからです。此処が本筋ですね。先ずは信用創造機能を復活させ、金融力を活用せねばなりません。良いですか…労働対価など、たかが知れているのです。森ビルの創設者、森泰吉郎は米屋の倅として生まれ、預金封鎖の動乱期を見事に乗り切り、虎門周辺の土地を買い漁ったのですね。証券マンを長くしていれば…分かりますね。お金持ちになるためには…資産投資をするのです。

1カイ、2ヤリの「こせこい」やり方で…大金は、残せません。乗るは大相場のみなのですね。おそらく既に新しい時代は…幕開けしています。カタルは信用創造で「ケネディクス」を…そうしてスマート・コミュニティーで「007」を採り上げています。更に「J・TEC」なども、スマート・コミュニティー関連でしょう。時代をみれば分かりますね。勿論、HIS(9603)でも、KNTCT(9726)でも構いませんが…、基本は時代背景に沿った銘柄を丹念に拾えばいいのですね。株価調整は目先筋の行動の結果です。そんなものは大勢に敵わないのです。またどうせ、500円台を買うことになるのですね。だから余裕のある人は200日線と言う妥当水準で買えるうちに…ドンドン買えば良いのですね。

年金投資の人などは安全を考慮し、三菱UFJや野村証券を買っておけばいいのでしょう。金融力の復活なくして、経済の再生はあり得ないからです。ただこの論法は長く言い続けていますから…多くの読者は耳にタコでしょうが…時代の転換は、なかなか「まどっこしい」のです。今年11月は異次元緩和から2年が経過します。今日もみずほグループのヒューリックがTDRのオフィシャルホテルの買収に動いていました。300億円だそうです。このように少しずつ動いているのです。様々なニュースから、「相場の芽」を感じ取ってほしいのです。それでは、また明日。豪栄道は良かったですね。

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投稿者 kataru : 2014年07月28日 11:12