未来かたるが語る

今日の市況

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2014年07月31日

07/31

かたる:いよいよ決算発表が、賑やかになってきました。この動きは8月の第2週まで続きます。しかし基本的に1Qの発表では…サプライズは生まれません。サラリーマン経営者の多くは、保守的な目標を設定し、保身の「のり代」を設けるからですね。むしろ計画通りに進んでいるか、どうかに注意を払えばいいのでしょう。計画通りに行ってなくても、この時期の通期の減額修正はありません。ものすごく悪くても…中間期2Qの発表でないと、通期見通しを変えないのが普通ですね。世界情勢は改善方向にあり、大きな変化はありません。だからあまり決算を気にする必要もありません。今日は米国のGDP統計が予想より良く、円安になっているようです。しかし統計の改定があり、ビッグサプライズと言う事ではないでしょう。円安を期待するのはどうかと考えています。

相場の基本は「お休み」です。しかし今日を入れると5連騰になるのかな? 明らかに年金ファンドの買いと思われる買いが、下値には入るようで…株価は下がりませんね。ただ逆に大きく上がることもないでしょう。基本的には調整局面の認識です。今日は減益が伝えられている大手銀行株も、株価は高いようですね。米国のGDPが好調だと言いますが、本当に強い訳ではないですね。カタルは不思議だったのですが…GSEの民営化が、何故進まないのか? どうも訴訟問題が、背景にあるようですね。ファニーメイやフレディマックは大手銀行を相手に訴えていましたね。もう一つ気になるのは、ドイツ銀行やパリバ銀行は米国当局と揉めています。パリバなどは、多額の制裁金を掛けられていますね。

既に皆さんの多くは、「金融危機は過去の遺物」と思われているかもしれませんが…。このような制裁行為が続いており、実態はユトリがないのですね。だから米国も日本化現象が生まれる可能性が高いのです。カタルはこの事を懸念し、FRBの正常化は急ぐべきではないと考えています。インフレの過熱懸念が生まれるぐらいで、ちょうど良いと思っていますね。日本は不良債権処理に手間取り、デフレの清算がなかなか出来ませんでした。理由は資産デフレが続いているからです。その為に竹中さんは、強引に不良債権処理を進め、膿を出し切ろうとしました。…がしかし、彼は地価の値下がりを放置したまま強硬策に出たので、清貧思想が一気に広がりましたね。金融庁の強権行為が続きました。ここが失われた時代が、長引いた要因の一つでもあります。

サラ金規制もそうです。清貧思想の表れですね。あそこまで、やる必要があったのかどうか…。日本は難しい国ですね。行き過ぎれば…何らかのセーブは必要です。やり過ぎの是正もすべきですね。このようなバランス感覚が働くから、カタルは「1300兆円の逆襲」を述べています。ハッキリ言って、三菱UFJ株が4ケタを回復するまで不動産などへの投資を継続させるべきでしょう。三菱UFJは、素晴らしい銘柄です。経営者が変われば…あっという間に、世界トップ水準に並ぶでしょう。現状はJPモルガンの足元にも及びませんが…。しかしアジアと言う有望な市場を抱えていますね。問題は経営者の資質ですね。

昨日はJ・TECが決算を発表したようです。現在、ジェイスの収益化は順調に伸び始めています。ただ適用患者は限られ、適用拡大が求められますが…追加拡大には時間が掛かります。安倍政権はバイオ関連に好意的で、このような再生医療分野を優遇しています。昨年4月に再生医療推進法を承認、更に今年6月に日本再興戦略において、混合診療を認めていますね。J・TECのような適用が絞られる再生医療にとっても、混合診療は追い風になる筈です。例えばジェイスの適用患者は、重症熱傷患者が対象です。体表の30%以上と言いますから…生死を彷徨う患者しか、対象になりませんね。

しかし混合診療が認められると、軽度の10%程度の患者にも需要が見込まれます。そうすると、市場が一気に4倍以上に膨らみます。更に適用拡大の申請も近いようですね。既に表皮水泡症の治験は終了しています。期待するジャックの収益化は、これからですからね。やはり、再生医療の第一人者の評価は揺るぎません。何しろフィイルムが付いています。この程度の会社の業績は、どうでもなるのです。受託開発契約を増やせば、それで…あっという間に、収益が変わりますね。故に親会社の意向次第です。

此処で注目されるのが、先日の第三者割当増資の転換価格ですね。38万円ですから現在の株価で1900円です。つまりこの価格より安ければ、何処を買っておいても大丈夫なのでしょう。黒字化するかどうかが焦点になりますが…年後半が、山場になるのでしょう。株式相場で、もっとも躍動感が溢れる場面は、基本的に赤字から黒字に転換する時と、復配をする時です。これは絶対なのです。疑問に思う方は調べて御覧なさい。

何故、1Qは、株価動向に大きな影響を与えないか? 
カタルはNSWが決算発表した時、コメントを出しませんでした。理由は調整が未了だからですね。つい先日、期待感が先行し800円台を付けましたが、決算を見て期待感が外れ整理に入っています。カタルが買った株価は500円ですから5割以上、上がったわけですね。現物小型株は、一度、整理に入ると…なかなか再人気化しません。余程のサプライズがない限り…。通常は乖離調整に時間が掛かります。でも富士通を見ても分かるようにクラウド関連は、やはり魅力なのですね。もし700円を割れるようなら、また買えば良いのでしょう。株価は下げませんね。やはり安いのです。何れ1430円を抜くと思っています。心配は要りませんからね。

化工機はひょっとすると…熊谷のように、もう一段高するかもしれませんね。何しろ、まだ売り残が多くあります。この期待は淡いままで終わるかもしれませんが…目先筋は、みんな降りたはずですからね。セオリー通りなら…この売り残の咎めがあるのが普通です。ただ次の大幅高は自殺行為ですが…。休む時は、確りと休んだ方が…良いのです。

調整は次への値固めであり、ステップ・アップなのですね。天井に向かうために、一歩ずつ階段を上る行為に似ています。いきなり頂上に辿りつけません。企業業績の改善は、通常、最低でも5年以上は続きます。特に今回の1300兆円の逆襲は、相場のスケールが違いますね。おそらく、今回の日本のバブル発生から崩壊の過程は、歴史に残る実験の筈です。日本のような先例があるから、中国はそれを模倣し一気に経済大国になり、システムを真似したのですね。当然、日本が地価を下げた愚行を認識していますから…、政策当局は冷やすことはあっても、日本のような馬鹿な行為はしませんね。米国もそうです。FRBのヘリコプター戦略は、日本の失敗から生まれています。米国の地価は既に回復していますが…、本物には…まだまだ、程遠いのが現実でしょう。金融機関の損失は経済全般に大きな影響を与えます。日本は、この認識が欠けていましたね。だから1300兆円の逆襲なのです。

先ず目先のピークは、来年の2月から5月でしょう。次のステップ・アップは再来年かな?相場のスケールは…限りなく大きなものですね。アイフルより格段に資質は上なのです。振り落されないようにしてくださいね。カタルは、第一中央汽船で1000万のお金を10億円以上に増やした投資方法を、実践してみようと思っています。この話しは実話ですからね。実験に相応しい銘柄だと思っています。そう言えば…昨日、現役の証券マンから、何かいい銘柄は…と、聞かれましたが…。良い銘柄がそんなにすぐにポンポン生まれるわけではないのですね。今年は3月に、日本通信とミクシィを提示しましたね。昨年末は富士通なども提示しています。更に、あれは5月でしたかね。三菱化工機とNSWを提示しました。カタル自身も驚くほど…上手く行っていますね。

いよいよ、もう直ぐ後半戦に入ります。楽しみですね。今日は高いようですが…基本的に8月の上旬から10月頃までは…やはり調整過程なのでしょうね。でも今年は1―4月に低迷していますから…意外に、早めに上昇を開始するかもしれません。最も早いのは2月4日ですから、来週からスタートと言うのもあるかもしれません。…が、カタルのような貧乏人は、やはり慎重なのですね。先週などは…トヨタが、再び買われていますからね。ひょっとすれば…年金ファンドが、本来の裁定取引に目覚め始めるかもしれません。何しろイールドスプレッドは、歴史的なイレギュラー状態なのです。国債金利の水準を考えれば…配当利回りの3%は、やはり異常ですからね。益利回りの関係が甦っても良い訳です。

この表現は、解説が必要ですかね? データを集める必要もあり…省いていますが…。インターネット上に良いデータが存在するかもしれません。昔は付けていたのですが…図書館に行き調べるのは面倒なのです。商売ではありませんからね。要するにお金は金利の高い所に動くのですね。みんながインフレへの認識を持つなら、一気に株価の水準訂正が起こるのです。ハッキリ言って、現状は説明が出来ないのです。三菱UFJの株価は、明らかに「デフレ価格」なのですね。こんなバカな事が、長く続くことがおかしいのです。「1300兆円の逆襲」は、何もケネディクスだけの話ではないのです。社会全般に起る、揺り戻し現象なのですね。まぁ、長く読んでいれば、いずれ又、解説します。長いと…読む方も大変です。所詮、与太ですからね。それでは、また明日。

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2014年07月30日

07/30

かたる:この所、上海総合株価指数が上がっています。月足チャートをみると、ようやく金融危機後の無秩序だった大規模の公共事業投資の整理が終わったようにも感じられます。同時に、江沢民派閥の周永康氏の周辺の証拠固めが終ったらしく、立件に動いたと言います。この石油利権が絡み、粗悪ガソリンが生まれたと言われ、PM2.5問題が悪化したとも指摘されています。既に習近平氏は、他の有力幹部の汚職も摘発していると言われています。通常、このような粛清は、景気後退マインドを増長しますが…。現時点では、中国もグローバル化を加速させているように感じられます。何れ、シャドーバンキング問題も過去の遺物となることでしょう。もっとも、日本のメディアの認識が大げさだったようにも感じます。所詮、シャドーバンキングは、地方債や社債の代替え品との認識が、欠けていたように感じます。

日本でも問題になっている鶏肉事件、外国資本に対する中国の権力行使にも見えます。常にアップルやマイクロソフトなどは攻撃対象になりますね。日本企業のニコンも対象になりました。今は中国製の国産スマフォの利用促進キャンペーンをやっているようですね。しかし自動車は、完全に失敗しましたね。国産メーカーの長城汽車、吉利汽車、長安汽車、奇瑞汽車、比亜迪(BYD)の5社は競争に敗れています。PM2.5問題もあり、現在はEVやHVなどのエコカー推奨が始まっています。日本の優位が言われている分野ですから、ドイツメーカーのシェアを奪還できるかどうか…、この辺りが当面の見所でしょう。トヨタ、ホンダの動向が注目点になります。なにしろ世界一の市場なのです。

多くの人は、完成品の車本体に目を奪われますが、モーターや関連部品は注目されます。日立の好業績を支えている一翼は、実はあまり目立ちませんが…自動車分野です。センサーなども日立は強いですね。ルネサスエレクに007の関係も、この辺りに繋がりがあるのでしょう。007は日立系とも提携しています。きっとソニーのカメラも好調の筈です。でもソニーは、資産を切り売りしている最悪のかたちを繰り返していますね。パナソニックとの違いをみると、経営能力の差は明らかです。経営者の手腕が、きっと劣るのでしょう。非常に高い素質を秘めた企業なのに…残念な事ですね。本来なら、アップルと対抗できる器だったのでしょうが…、草葉の陰で盛田さんなどが泣いていますね。経営者の違いと言うのは、非常に大きなものです。ソフトバンクなどは、何らかの事故などで、孫さんが突然、居なくなったら、間違いなく株価は大きく下がりますね。

実はファーストリテイリングの柳井さんも現役引退を計ったことがありましたが…結局、再び自分が第一線に立つことになりました。しかしまだまだ、H&M(スウェーデン)やザラを擁するインディテックス(スペイン)などとの差は、依然、大きいですね。最近は株価の動向から離れてのレポートの内容のようで…、読者の人は、退屈かな? 個別企業のコメント出しても良いのですが…所詮、雑談程度の内容ですからね。銘柄選別のキャリアと言うのは、様々な基礎知識が必要なのですね。そうしないと銘柄の良さが分かりませんから、株価の値動きに翻弄されます。株価を見て、心が動揺するのですね。株価が下がると売りたくなり…損をするのはその為です。通常なら、同じ品物が下がる訳で、株と言う商品が、腐る訳ではありません。だから未来の株価妙味は株価が下がると増すのですね。だから、もっと株を買いたくなる筈です。だから基礎的な知識武装が、必要になります。

例えば、空き家率最高の13.5%との文字が新聞に踊り、幽霊屋敷が、最近、増えています。ゴミ屋敷の方が、ネーミングとしては良いかな? この一番の理由は、税制の歪みです。更地を持っている固定資産税と、古家でも住めなくても上物があると…大幅に固定資産税が軽減されるのです。僕は、この知識がなく、以前古家を壊し更地にしたら…、固定資産課税が大幅に引き上がりました。これには参りました。知識がないとは恐ろしい事です。結局、その土地を駐車場にして、その収入は全て、固定資産税に消えています。何しろ地方の話ですからね。でもこの土地を売り出そうにも、売れないのです。長岡駅から徒歩で5分から10分程度の場所での話ですよ。長岡は、新潟で二番目の都市ですが…これが現状です。

1300兆円の逆襲と言うのは、資産の効率化が含まれます。ケネディクスへの発想は、様々な知識が背景になり、バックボーンが練られています。日本は世界第3位の経済大国です。しかもこれからスマートコミュニティーの中心的な国として、日本は変化します。更に、更に、大消費地のアジア圏に近い地理的優位にあります。故に、政策次第で、世界一、成長が加速する可能性を秘めていますね。東京都が発表した国際金融都市構想など…未来は明るいですね。オリンピックばかりではありませんよ。おそらく移民の受け入れも始まるでしょう。治安の確保は、キャッシュレス社会の構築で確立されます。Nシステムなどは益々、威力を発揮するでしょう。街の治安に監視カメラなども威力を増します。移民教育を徹底すれば、ゴミ出しマナーなどの生活障害も消えるでしょう。日本の生活習慣は、世界的なモデルになるかもしれませんね。

汚泥発電やごみのリサイクルなど…もう少し進化させれば、素晴らしい文化になります。今ではゴミの分別処理などは一般化していますからね。ただ残念ですが、地方自治体により方式は様々です。これを統一して、資源の再利用を徹底すればいいのです。世界中のセレブが、日本に住みたくなるでしょうね。治安が良く、教育設備も充実して、医療も完全完備なら…。社会保障費の増大は、ディメリットばかりでは、ありませんね。今ではこの費用削減の為に、この予防処置が文化に変化しそうな勢いですね。生活習慣病など強制的な管理を実施すれば、医療費の増大は免れ、このシステム構築は、やがて世界に売れます。ほら…日本の未来の成長が、明るく見えてくるでしょう。

新聞記事からヒントを引き出すのは、様々な基礎知識が必要になります。一見すると、中国の粛清など、相場に関係ないと思われるかもしれませんが、実は多くの関連があるのです。その広がりを感じて欲しいのです。カタルは銘柄を薦めているのではないのですね。株を買うプロセスを公開しています。買う根拠を語っています。それを通じて、皆さんも一緒に考えて欲しい訳です。日本のあり方を…。そうすれば、やがて周りが変化します。選挙に必ず行くようになりますね。こうした草の根運動が、やがて日本を変えるのでしょう。おそらく今回は…本物の成長ステージですよ。「雇用改善を待つ不動産株」となっていますが、間違いなく東京のオフィスビル需要も、住まいも足りなくなります。奇妙ですね。空家率の記事と並んで…報道されている裏側を、自分で感じてくださいね。

何かケネディクスは…、何かの切っ掛けで、いきなり超人気株になる様な値動きを辿っているように見えます。贔屓目かも知れませんが…。もう少し観察していれば、いずれ分かるでしょう。まだ予感の段階で確信は生まれていませんが…アイフルの動きと共に、やはり注目しています。なかなかJ・TECも下げませんね。先日は痺れを切らし、上を買ったのですが…。皆さんも自分の力量を超えた勝負は、まだ避けるべき時間サイクルですが…準備は、しておいた方が良いですね。このまどろっこしい時間が良いのです。この意味が分かる人は、何人いるか…。それではまた明日。

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2014年07月29日

07/29

かたる:昨日の相場は、少し驚きました。日経新聞では先物主導でヘッジファンドの買いとの解説がありましたが、カタル独自のデータ分析では、年金ファンドの買いではないかと推測しています。理由は、この所のトヨタ等の動きですね。一時、完全な調整場面か?と「夏枯れ相場」を想定していたのですが…明らかに違う動きに見えます。昨日は出遅れの三菱UFJも買っていたように感じられました。通常、このような実弾の買いがなければ、昨日の相場は弱含みの筈です。たぶん、そのような実弾買いの動きを見て、海外のヘッジファンドが、先物を買ったのでしょう。でもおそらく本格的に上を買うのではなく、ポジション調整の域に過ぎないでしょうね。基本は、休みの株価波動なのです。しかし同時に、次の上げに向けての下準備のように見えます。

この調整局面は、どの株にも絶対に訪れます。富士通などは…少し諄過ぎますね。あまり、しつこくやるとシコリが残り、相場が崩れ調整が長引きます。何故、この調整局面が必要かと言えば…、基本的に投資家層が手替わりするわけです。安い株価で持っていた連中から、業績などの外部条件が変化し、新しい投資家層が保持し、投資家層の入れ替えが始まります。今度、暇な時に、具体的な事例を用いて、いつか解説します。だから大株主のメンバーが変わるのですね。基本的に大きなファンドは、単年度で成績を求められます。だから、利食いも必要な訳です。

昨日は、森グループの泰吉郎さんの話をしましたね。本業は米屋で、借家があった程度なのでしょう。それほど先代から引き継いだ財産が、多かったと言うわけではありません。彼は戦後のインフレ時代を土地マジックの活用で、資産を大きく増やしたのですね。基本的にレバレッジを掛ける訳です。土地から上がる収益が、現状は4%弱かな? 一方、最優遇金利なら1%~1.5%程度で、資金を調達できるでしょう。この3%程度の鞘があることは非常に重要です。市場経済下において…技術革新等により生産効率を高め、物を売り稼ぐのは大変なことです。しかし基本的に、日々、この金利分を本業で賄えるなら、資産投資した方が…儲かるのですね。この格差が、トマ・ピケティと言う学者に言わせると7倍だと言うのですね。労働対価より資本投資の方が遙からに高い効率なのです。森さんは、おそらく頭金を10%~30%揃えられれば、借り入れを起こし、資産投資を長く継続して行ったのでしょう。

借入金利は僅かですが、資産価格の上昇は大きく、10年、20年と続けると…時間経過が長い程、倍々ゲームで資産が増えていきます。金利マジックですね。毎年、1億円稼ぐとしたら、30年間、30億円の資産投資を続けると、5%程度の上昇では…30年後に69億にしかなりませんが、15%程度のインフレだと…約500倍ですから500億円になります。しかしこのような金利差があると…、毎年、資産投資する本業から上がる収益以外に、資産投資から見込める収益がありますから、もっと飛躍的に増えますね。最初の5年は15%程度でしょうが、次に10年は17%に、更に次の20年は20%程度と加速度的に資産が増えますね。森泰吉郎と言う人は、辛抱強く、忍耐力のある人だったのでしょう。

ダイエーの中内さんもそうです。でも晩年から、彼は時代の流れを読み間違え失敗しましたが…。実は、森グループも長く銀行管理だったのです。まぁ、全滅するほどの清貧思想を貫いた政策でしたから、どんな企業もレバレッジを掛けた所は、基本的に大きくやられました。最初は、小さなマンションの一角から…始めて良いのですよ。自宅以外に金利さえ払えるなら…元金返済など30年から50年程度の計画で良いのでしょう。そのようなマンションが、やがて5つ10と増えますね。そうして、だんだんと投資額を増やし、一棟買いするようにすればいいのです。まぁ、基本的に世代を超えた投資を考えないとなりませんが…日本はおそらく、これから良い投資先になるでしょう。何しろ25年もかけて清貧思想を貫いたのです。その反動は、相当な規模のものが予想されます。地震と同じですね。エネルギーが貯まっている訳です。これが「1300兆円の逆襲」です。

証券マンを長くしていると、やはり土地取引でお金を残した人が、一番多いですね。日本はおそらく…新しい時代に入りました。マンションも買えない僕のような貧乏人は、ケネディクスを買えば良いのです。同じことですね。ケネディクスを買う人は、頭金の割合が低い人です。地所や三井不動を買う人は、頭金が非常に多い人ですね。レバレッジの掛け方は、人それぞれです。信用取引を利用する人も居れば、現物投資をする人も居ます。それぞれ投資家の力量の範囲で、自分で決めることです。株主になると言う事は…時代の流れに身を委ねることですね。日本は幾つかの新しい産業の芽が生まれています。だからその中でレバレッジの高い銘柄を選べばいいのです。基本的な流れは、「信用創造機能の復権」と「スマート・コミュニティー」の流れですね。

これから企業業績の発表が本格的に行われていますが、基本的にサプライズはありません。富士通などのケースは、材料出尽くしなのでしょう。普通はそうなるのが、通常の形です。カタルは昨年末から推奨していました。しかしカタルが証券マンになった時分から、富士通の株価は、大きく変わっていません。カタルが入社した当初、富士通は500円、NECは400円、沖電気は300円の関係でした。あれから…35年程かな? 現状の800円だとすると、1.6倍ですから、金利で換算すると2%にもなりませんね。銀行預金の方が、よほど良かったですね。この間に、預金なら7%を選択する時代もあったのです。如何に経営者が、情けない会社か…分かります。NECに至っては…35年前の株価のままなのです。まぁ、何度か配当を貰っているから、正しく計算すれば違うでしょうが…。

これが日本村社会の実態ですね。いい加減に…ROE基準に変えるべきです。そうすれば社会構造も、日本人の潜在意識も変化しますね。労働問題も大きく変わるでしょう。さてまもなく最初の底値の時期が、到来します。2月4日でしたから、今週末が応当日になるのでしょう。もう売り物の心配は、なくなりますね。だんだん買い方は痺れを切らします。期待していたように株を買えないからです。まだ上を買い人は少ないと思われますが…お金が余っていることが事実で…投資先に困っているのです。

本来、異次元緩和のような政策が実行されているなら…当然、不動産投資などは加速しますね。確かに動き出していますが、米国金融が健在の頃のようなアクティブな行動は少ないようです。あの時、カタルの友達はリーマンから800億円の資金運用を任されましたが、全額、使い切れませんでした。今回はこのようなアクティブ投資は、あまり見られません。一部でアラブ系や香港などの資金流入はあるようですが…実態は国内投資が主軸のようです。間もなく…東京都の国際金融都市開発も始まりますね。今日はNTTの本社ビル開発の話が、話題になっていました。

200日線に位置しているケネディクスに、割高感は全くありません。この12月期は復配が予想されていますから、一気に新規に参加できる機関投資家層が増えます。おそらくこの機会を狙うヘッジファンドの参入が、期待できるでしょう。だから次のピークは来年5月を予想しています。今は…次の相場に備えた下準備ですね。まだ慌てることはありませんが、下値があれば拾っておくと良いですね。007が1000円を割れた時に…何度か、「余裕のある人は買っておけばいいよ。」カタルは述べましたね。その感覚と一緒ですよ。基本的に、株が上がっている人気の時ではなく、200日線を割れるような株価位置の時に、買う姿勢が大切ですね。待つと言っても…僅かな期間の話です。既に8月入りなのです。それでは、また明日。

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2014年07月28日

07/28

かたる:長年日本は、護送船団方式により、官民が一体化して日本経済を引っ張ってきましたが、失われた時代は、資金配分の間違いから…不良債権処理に手間取り、後手続きの処理が、最後は行き過ぎた強行に変化しました。そうして、このダメ押しが、金融危機を切っ掛けにした円高でしたね。この為に最後の砦だった競争力がある自動車の大衆車まで、マーチのように海外生産を始めました。株価では2012年6月の東証一部単純平均株価が200円を割れ199円77銭を付けたところが…転換点だと思われます。此方のグラフをみると良く実感が分かりますね。(月足ボタンと長期を選択してください)基本的に金融危機後の日本は底這い状態なのです。

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昨日は日経平均株価の長期波動を観ましたが…、単純平均株価をみた方が分かりやすいでしょう。日経平均株価は、時代に合わせ採用銘柄が変化し値嵩株の影響を大きく受けます。代表的なのはファースト・リテイリングやソフトバンクですね。でも単純平均は、全ての銘柄の平均ですからね。カタルの挫折感を、もっと切実に理解できます。何しろカタルが上京した時は、この単純平均は1913円が高値だったのですね。それが200円を割れるのです。今は300円ソコソコです。

日経平均株価は、株取引している人の体感と、そぐわない面があります。この辺りをよく理解してないと、カタルの奥さんのように「今日は株が上がってよかったね。」って…、僕の持ち株は大幅安しているのに、チンプンカンプンな会話が生まれるのですね。メディアが悪いのですね。実態を伝えないメディアが…。バブル当時より株価は1/10になったなんて…言いませんからね。如何に資産デフレが強烈だったか…行き過ぎた資産劣化を放置し、その損失を毎年の稼ぎで、埋めて来たか?などの…真実を多くの人は、知らないのです。

土地だけで1300兆円ですよ。いくら25年と言っても…毎年、52兆円ですからね。失われた時代で毎年、GDPの1割を、時間をかけて清算してきたのですね。その為に、今では地方の土地など…値段はありますが、全く売れません。資産とは名ばかりなのです。地方自治体に寄付を申し出ても…断られます。僅かでも固定資産課税は入ってきますからね。何故、失われた時代なのか? 過去の遺物の清算に追われたのです。資産価格を下げると言う愚行を行った張本人は、宮澤喜一などの優秀と言われた馬鹿どもです。彼も晩年は自分の過ちを認め、償おうとしましたが…。時、すでに遅し…ですからね。だから本物の人材が、上に行ける社会構成が臨まれるのです。肩書など…どうでも良いのですね。

ダヴィンチの消滅や、シャープの経営危機など…は、本来なら起らない幻なのです。それを実現化させた金融庁などに権限を与えた政治家は、誤りを素直に認め、これを糺さねばなりません。今でも日経新聞やNHKなどの大手メディアは、中国の不動産をバブルだ、バブルだと騒ぎますが…売り手と買い手で作られる価格なのです。政策で土地価格など…どうでもなります。資産価格を適度に上げながら…経済を立て直さねば、経済の再生など絶対に出来ません。だからカタルは何度も、「信用創造機能の復権」を述べているのですね。ダヴィンチの金子さんは、収益還元法価格と言う配当利回りの世界で、地価が決まる常識的な基準で、東京の地価を上げようとしたのです。それを…馬鹿者達に権力を渡すと、一般庶民が如何に不幸になるか…。まるで暴走する関東軍と一緒です。清貧思想はそんな素晴しいのでしょうか? 他人の行動をチクる奨励など…は、まるで文化大革命下の中国や、日本の特高警察の時代と同じです。

黒田さんの異次元緩和や、安倍さんの行動は…支持されるべきでしょう。今日の日経新聞には支持率の低迷となっていますが…歴代の政策と比較すれば格段に優れています。株価が証明しています。何故、カタルが1300兆円の逆襲に拘り、ケネディクスの1万円相場を、何度も、何度も繰り返し唱えているか? 日本経済の復権は、信用創造なくしてあり得ないからです。此処が本筋ですね。先ずは信用創造機能を復活させ、金融力を活用せねばなりません。良いですか…労働対価など、たかが知れているのです。森ビルの創設者、森泰吉郎は米屋の倅として生まれ、預金封鎖の動乱期を見事に乗り切り、虎門周辺の土地を買い漁ったのですね。証券マンを長くしていれば…分かりますね。お金持ちになるためには…資産投資をするのです。

1カイ、2ヤリの「こせこい」やり方で…大金は、残せません。乗るは大相場のみなのですね。おそらく既に新しい時代は…幕開けしています。カタルは信用創造で「ケネディクス」を…そうしてスマート・コミュニティーで「007」を採り上げています。更に「J・TEC」なども、スマート・コミュニティー関連でしょう。時代をみれば分かりますね。勿論、HIS(9603)でも、KNTCT(9726)でも構いませんが…、基本は時代背景に沿った銘柄を丹念に拾えばいいのですね。株価調整は目先筋の行動の結果です。そんなものは大勢に敵わないのです。またどうせ、500円台を買うことになるのですね。だから余裕のある人は200日線と言う妥当水準で買えるうちに…ドンドン買えば良いのですね。

年金投資の人などは安全を考慮し、三菱UFJや野村証券を買っておけばいいのでしょう。金融力の復活なくして、経済の再生はあり得ないからです。ただこの論法は長く言い続けていますから…多くの読者は耳にタコでしょうが…時代の転換は、なかなか「まどっこしい」のです。今年11月は異次元緩和から2年が経過します。今日もみずほグループのヒューリックがTDRのオフィシャルホテルの買収に動いていました。300億円だそうです。このように少しずつ動いているのです。様々なニュースから、「相場の芽」を感じ取ってほしいのです。それでは、また明日。豪栄道は良かったですね。

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2014年07月25日

07/25

かたる:ようやく…終わりましたね。いよいよ本格的な日本経済の新たな成長段階に突入するのでしょう。ここから新しい時代が、スタートすると述べても過言ではないでしょう。本日の日経新聞の一面記事で「契約社員、60歳までの雇用」(三菱UFJ 1万人の待遇改善)となっています。何故、カタルがバブルの崩壊から失われた時代が続き、その混迷状態から抜け出せる…と考えているかと言えば、金融は経済活動の根幹であり、その中心的な銀行である最大手が、態度表面すると言う事は、時代が変わることを示しているからですね。この何気ない報道は、非常に重要なことです。雇用は、もともと景気指標の中でも遅行指数です。経営者は最後に人件費問題に手を付けるからですね。労働コストは増えることはあっても、なかなか減らすことは出来ません。モチベーションが絡むからです。企業の成長には、社員のやる気が非常に大切です。経営者は、常に社員に前向きに働いてもらいたいのです。でも賃金コストの上昇には、減らせないだけに慎重なのです。だから余程、内部に余裕が生まれないと、前向きにはなれないのです。金融にユトリが生まれれば、社会構造は前向きに大きく変化します。

ところが、「倍返し」で名を馳せた、池井戸君達の世代は、折角、三菱UFJのような大企業に就職しても…不良債権処理のような後ろ向きの仕事しか、させてもらえませんでした。当然ですね。社会全体がバランスシートから、「資産外し」に動いたのです。極めつけは、「UFJ潰し」です。あの行き過ぎた行為が、社会全体を、一気に沈めました。金融庁の傲慢さが窺われます。ハニックス社長が、国税局の前で焼身自殺をしたのも、きっと、行き過ぎた対応があったのでしょう。何も、犯罪だけでなく政策も同じですね。すべてに過程があり、事件が生まれます。切っ掛けは些細な事でしょうが…積み重なる鬱積が行動になり爆発するわけです。このアイアールネットも、ながらく官僚批判を綴ってきました。理由は明快です。私が上京した1989年のバブル期の東証一部、単純平均株価は1913円が最高値だったのです。この単純平均は、2012年6月に200円を割れ199円77銭となります。ようやく底を…叩いたのですね。単純平均株価で、やく1/10ですよ。

これじゃ、世の中は、おかしくなりますね。ここまで清貧思想を貫く必要があったのでしょうか? 信用創造機能を失った日本経済は、完全に失墜します。戦後、高度成長を成し遂げた土地本位制は、完全に崩れました。しかし歴史をみれば分かります。武士の世を作った源頼朝は1192年に鎌倉幕府を開きましたが、このシステムを支えていたのは、守護と地頭と言う仕組みです。欧州の貴族社会も同じですね。権力者が土地を支配し、そこから生まれるお金を吸い上げていたのです。今でも尖閣の小さな島の覇権を争い、膨大な軍事費を費やしています。何故、信用創造が必要か? それは経済の根幹を支えるシステムだからですね。これを否定していれば、成長などあり得ません。おそらく、ようやく…その事に気付き始め、方向転換を始めたのでしょうね。三菱UFJの雇用改善の話を、同じ雇用問題を変更するソニーと比較すると、面白いですね。ソニーは苦しくて…苦しくて、仕方なしに人件費を削るのでしょう。完全に周回遅れしていますね。でもソニーも見所はあるのですよ。画像センサーや高級ヘッドフォン付きのウォークマン? すみません、製品を調べるのは面倒で…最近、日本企業もようやく付加価値に目覚めています。

例えば、日立の冷蔵庫の新製品は、良いですね。カタルも買いたいと思いました。野菜の鮮度が保たれる工夫(スリープ野菜)や肉の長期保全が出来る真空チルドでした…かね。食品の鮮度が長く保たれる冷蔵庫を売り出すそうです。これはきっと行けますね。カタルはスマート家電の冷蔵庫の中身がわかる製品より、野菜の鮮度が長く保たれる機能などは素晴らしいと考えています。カタルはニチレイと言う会社が、高成長株になる素質を秘めているとも考えています。最近の冷凍技術は素晴らしく…日本食を一気に、世界販売できるチャンスなのです。カタルが若ければ…ニチレイや味の素に就職して、アジアを中心に日本食の普及に努めますね。きっと日本食の輸出は、一大ブームになり、自動車などより大きな輸出産業に育つ可能性を秘めていると思いますね。何故、そう考えるかと言えば…お正月の「おせち料理」ですね。これを輸出の目玉にすればいいのです。パーティー需要を賄えますね。

日本食だけでなく、日本は、たくさんの可能性を秘めていますね。問題は、経営者が新興国相手に価格競争する姿勢が問題なのです。付加価値を生み新しい文化を育てるのです。ウォッシュレットは、日本発の素晴らしい文化の創造ですが…海外への売り込みが下手ですね。欧米のホテルは、未だにウォシュレットが完備されていません。何をやっているのでしょう。宣伝効果もあり、格安で普及させるべきです。TOTOなどの経営者は経営努力が足りませんね。カタルは今回発売される日立の冷蔵庫の価格は知りませんが、ROEに目覚めた日立らしい開発だと思いますね。大塚家具は経営方針を巡り、内紛状態のようですが…ニトリやイケアに価格競争で勝とうと思って無駄ですね。日本伝統の高級家具がありますね。あれは岩谷堂箪笥と言うのかな? 高島屋では200万ほどでしたかね…。螺鈿細工の家具も素敵です。付加価値とは何か? 経営者はよく考えねばなりません。やはりROE経営に目覚めるべきです。薄利多売は捨てましょう。

少子高齢化で人材不足なら、生活水準を上げればいいのです。この発想を成功させる政策が必要なのです。最近、安倍さんは地方再生にも力を注が始めていますが…カタルはやはり自主性に任せるべきだと思っています。だから地方分権や道州制を採用すべきでしょう。今日は与太が多いですが…この人件費の問題は、面白い現象です。同じように、商品市況欄にH製鋼の在庫問題が書かれています。このレポートも、変化を感じさせる現象の一つです。カタルは、このような何気ない文章にも、銘柄のヒントを散りばめています。果たして、読者にカタルの真意が読めるでしょうか?

カタルは、いつも銘柄の考え方を述べています。株価の推移などは、誰にも分かりません。だから売買手法を工夫して、どんな状態にも対応できるようにするのですね。そりゃ、当たらない予想は、いつも考えて居ますが、綺麗にヒットする事は、なかなかありませんからね。以前述べたようにPFI関連で…銘柄を探していたのに、実際はリニアで株価が大幅高した熊谷組。今回は石油化学プラントの更新需要で注目していた三菱化工機が、実際は水素ステーションで…人気になったりしましたね。株価は注目していた時分より、大きく株価は上がったのですが、狙いは違っていました。この事はあることを…示唆していますね。この話は面白いのですが…今日は与太が多くなり、長くなりましたから、又にしましょう。昨日のアイフルもケネディクスも、注目される動きでしたね。アイフルは既に出来高が5146万株です。まだ10時7分ですよ。この株価水準はカタルが戦線離脱(6/22)とコラムに書いた時の株価水準です。ケネディクスも、昨日は、久々に1425万株に出来高が膨らみました。ここ数日1000万株を割れていたのです。カタルは、来週は本格反騰に繋がるかどうか分かりませんが、取りあえず、株価は反発すると考えて居ます。この動きが本格反騰に…繋がる可能性も充分にありますね。

新聞にはボラティリティーが少なく、なかなか抜けないと…零してありましたが、こういう時に、チャンスが転がっていますね。カタルは最近、ソフトバンクの株価にも、興味を持っています。4月に日本通信を買ってソフトバンクを空売りと述べましたが…良い裁定取引でしたね。何か、色んな点が…繋がっているようにも見えています。

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2014年07月24日

07/24

かたる:今日はダルビッシュがヤンキースと闘っています。既に、珍しいボーグとホームランで2点を取られましたが、今は雷雨により試合が一時、中断しています。昨日は、豪栄道が白鵬を破り、相撲も面白いですね。何でもそうですが、興味を持ち真剣に見ていれば…どの競技も、面白いものです。先日、昔のお客様に誘われて…わざわざ、2時間ほどかけて横浜郊外の鮨屋まで飲みに行きました。その彼が、最近、凝っているのが大学野球だそうです。贔屓の大学が勝ち負けするたびに、一喜一憂するわけです。今度、海外遠征の合宿まで参加するとか言っていましたね。もう完全に一体化しています。

でも面白いものですね。対象は…何でも良いのでしょうね。カタルは、基本的にNHKのBS放送しか見ませんが…まだ中途半端ですね。それでも最近は、MLB関連の番組を見るせいか…少しは日本人以外の選手も知るようになって来ました。何でもそうですが、仕組みを知れば知るほど、面白くなってきます。歴史もそうですし…趣味を持つのは、きっと良いことなのでしょうね。これまでの人生は、株の事しか考えてこなかったので…違う世界があるんだな…と思うようになって来ました。

株も奥が深いのですね。最初はチャート論を勉強します。カタルも証券マンの若年社員の頃は、株価チャートの勉強をよくしました。本屋さんに行けば、必ず、株の本を買いましたね。だんだん景気循環と株価の事を知るようになり…、今度は基本的な政策、金融政策や財政政策が、どのように株価に影響を与えるか?その事を勉強するようになります。こうなると、発表される統計数字が気になるようになります。この辺りまでは一般の証券マンレベルでしょうか…。カタルは、既に10年以上、毎日、レポートをこうして書いています。文章にすると言う事は、自分で調べて納得しないとなりません。

だから日経新聞の記事の裏を取るようになります。新聞が使っている資料の元を探るのですね。大概は官庁の統計資料がニュースになっています。その統計資料を自分で検索し、エクセルに落とし、グラフを作成すると…掲載された記事との違和感を覚えることが良くあります。何故か? 採用する時間軸が、違うからですね。同じデータ数字でも、時間軸を変化させると受ける印象が大きく変わります。つまり作者は、自分の主張に都合のいいデータを探してきて、こじつけているのです。この作業を10年以上、毎日続けると…それなりに…見える景色も違ってきます。

例えば、今日はアイフルが下値を切り下げて、当初予定していた25日線を下回っていますね。571円を簡単に割れて、今日は558円まで入っています。カタルはケネディクスと共に取り上げていましたから、当然、アイフルが下げればケネディクスも…と、連想するわけです。しかし3つの相違点がありますね。アイフルの方が強かったのですね。故に乖離も広がっていました。もう一つが、先日(15日)の反発です。あの反発はシコリを深くしました。更に最近、ケネディクスには、いくつかの支援材料が表面化しています。皆さんには分かりにくいでしょうね。例えば、今日の日経新聞には不動産会社の起債の記事が多いですね。不動産開発が重なり、資金が必要なのでしょう。つまり市場にはどんどんと資金が流入し、活性化している訳です。このような現象は、株価に直接関係なく目立ちませんが、重要な要素ですね。業績の根幹にかかわる現象だからです。果たして452円を割れずに、ボックス相場を継続できるか? それとも水準を切り上げるか? 非常に興味があります。

おそらくアイフルは、筋の仕掛けでしょう。仕掛け人、本人が買いながら、空売りしていたのでしょう。往復で値幅を取ろうとしているのでしょうね。チャートをみると、次は540円処は、一つの節目、更に500円割れラインもそうですね。日々線では75日線が毎日、3円ほど上昇していますから、この上昇を待つ形になるのかも知れません。

一方、ケネディクスは200日線ラインの攻防で、次の変化日は75日線が200日線を下から上に突き抜けるGCが変化日になります。その辺りが狙い目なのでしょうね。調整は需給バランスを改善させ、手替わりを呼びます。投資家層が拡大するわけですね。昨日、J・TECが、何故か大幅高しましたが…カタルは先日、買ったばかりなのですね。もう少し買おうと…下値に指値を入れていたのですが…。突然、株価が跳ねました。007も最近は、強く見えますね。なかなか下げません。おそらくケネディクスも更なる下値を買えるかどうか…仮に買えずに上に行くようなら、今度は、上を追わねばなりません。500円を超えた辺りから…買う株数を減らしていましたが、今度の上昇は増やす番ですね。

でも、カタルの現状は、依然、夏枯れ予想なのですね。クラウド絡みの株価は強いですが…もっと休めばいいと思っています。節操がないですね。短い休みだと天井は低いですよ。うどんは、こしを強くするために、何度も足踏みを続けますが…株も相場の腰を強くするためには、調整過程を確りと経験した方が、相場の天井は高くなります。昨日、書いたように、日本は失われた時代を経たので、今回の相場の天井は、非常に高いのでしょう。間もなく、グランド整備が終わり試合再開のようです。11:05から再開です。

良いですか…。この調整過程を、よく観察する事です。下値が切り上がるようになれば、買い出動せねばなりません。なかなか変化のポイントは、分かり辛いですが…、先ずは持ち株を利食う事ですね。何度か利食いしても、更に上に行くようになれば…姿勢を転換して、買い展開すべきですね。1度や2度、売ってみることです。買いたいのですが…利食いをするのです。利食い玉が切れて、損切りの買いばかりなら、空売りでも良いですね。そうして調整過程を眺めていれば…いつか分岐点が来ますね。まぁ、一応は、先ほど話したように変化日も頭に入れておきます。ポイントになったら買い参加することもあります。ケース・バイ・ケースで、投資家それぞれの力量により、売買手法は変わりますね。何も株が、棒上げに上がるのが一番という訳でもないのでしょう。それでは、また明日。

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2014年07月23日

07/23

かたる:カタルのレポートには…僕自身が感じた現象が、いくつか書かれています。そのヒントを感じ取れば、いくつかの銘柄は大きく上がっており利用する事が出来ますね。別にカタル銘柄でなくとも…上がっているものは多くあります。とうとう富士通は800円台に入りましたね。休むと頃だろうと思いますが、なかなか人気は強いようです。今日は、最大のクラウド関連会社のNTTの材料が表面化していました。もともとNTTの技術力は素晴らしく他社を圧倒しています。あまりカタル向きの銘柄でない為に、取り上げることはなかったのですが、こんな事は常識ですからね。ほら以前、保守的な投資家向けに横河ブリッジH(5911)を薦めたことがありましたね。間もなく新高値ですよ。

本日の日経19面の長期株価波動の事が述べられていますね。此処で三菱UFJモルガンの嶋中さんは2020年に日経平均株価3万円と言っていますが…。かたるは10万円だと述べています。彼は日本の年間成長率を7%程度に観ているのでしょう。しかしソフトバンクの孫さんが述べているように、クラウドを利用すると、労働生産性が飛躍的に高まります。彼の実体験は2倍以上でしたね。

かたるは、先進国のスマート・コミュニティー化(クラウド化の意味も含め)が大きく進むと考えています。新興国では、ようやく先進国並みのインフラ整備が、終わりを迎えています。中国の固定資本形成がピークアウトしていますね。今度は先進国が飛躍する番です。この先進国の成長力の源泉は「情報の活用」です。渋滞情報の活用だけでも、運搬速度は2倍以上になるでしょう。スーパーコンピュターが、そろそろ一般企業でも使えるようになりますが、治験のスピードアップは…計り知れません。治験期間の5年が、3か月程度になるかもしれませんね。時代の変化が、どの業界でもスピードアップするのです。こんな事は、良く新聞を読んでいれば分かります。

日経平均株価が10万円になる根拠の…もう一つが、経営者の意識改革です。この19面に野村の海津さんが、ROEに触れています。日本企業は、経営者の意識改革が進めば、一気に利益が積み上がります。日立をみれば分かりますね。日立は、長年、一株利益10円台で甘んじてきた会社でしたが、金融危機を契機に変化しましたね。売り上げは同規模ですが、利益は、以前の4倍から5倍に膨らんでいます。これが経営目標の変化の実績です。

経営者の意識改革は、非常に重要です。例えば、今日の日経新聞の9面では、カタルが先日来、述べている中国の小米科技(シャオミ)の事が、報じられていますね。僅か5年で1兆円企業です。しかも華為技術(ファーウェイ)も急成長しています。上期半期の売り上げは19%増の2兆2218億円ですよ。この成長を支えるのは、インドなどの人口が多い市場に力を入れているからです。この動向に付いて行けない日本のメーカーは、13面の「電子部品 受注鈍化」の記事に繋がっていますね。いつまでも…アップルやサムソンではないのですね。ツガミの好調さや安川の動きなど…この現象が表面化している訳です。経営者のグローバル感覚が、業績に大きな影響を与えます。

新聞には色んなヒントが転がっていますね。そのヒントに気付くかどうか…。ここが証券マンの腕になりますね。キャリアがあれば、どんな景気循環の時に、どの銘柄が物色されるか? 経験則が生きてきます。今日も物色されていますね。おそらく新規参入者が居るのでしょう。明らかに出来高が変化しています。このヒントは先週の金曜日17日の「今日の市況」で述べられていますね。気付いた人が居るかもしれません。あれから1割、株価は上がっています。この板の状況は、先日、銘柄公開した三菱化工機に似ています。ひょっとすれば…同じような経過を、歩むかもしれません。

こう書くと…人間心理として…銘柄が知りたくなりますね。この方法を利用するのが、悪質な投資顧問などです。所詮、この情報屋は素人です。何故なら、自分で投資をしますね。もし確実なら…。みんな、カタルのようなレベルなのでしょう。この…あと一歩の壁は、大きいですね。もう何年も…この状態です。「1300兆円の逆襲」は、必ず起こりますよ。今日だって、「住商」が、来年1月にリートに参入するとの…記事が躍っていますね。2000億円規模を目指すそうです。既にケネディクスは、1兆2000億円を超えているのです。何処かの時点で、急激な爆発ポイントを迎えるわけですね。ようやく出来高の1000万株割れが続き、信用買い残が落ちるかどうか…。やはり注意喚起の解除が、合図になるのでしょうか?

皆さんは不満でしょうが…、この動きは素晴らしいですね。アイフルも含め…なかなかの動きですね。このような調整過程が、次のステップアップを支えるのですね。どんな銘柄も、長く株を追うと必ず調整局面を迎えます。007もそうですよ。おそらく、この8月にボトムを確認できるのでしょう。J・TECは、新薬認可から2年目に入ります。先日、新工場の立ち上げはトラブルを抱え、どうしても1年程度、収益化が、ずれる話をマツダでしましたね。マツダのメキシコ工場を事例に掲げ解説しました。マツダがそうなると言う訳ではないですよ。多くの場合、新工場が軌道に乗るまで、半年や1年の時間が必要な場合があると述べたのです。J・TECは、ひざの軟骨組織の培養をするわけですね。やはり未知の分野ですから、最初は、量産に戸惑うでしょう。だから、どうしても歩留まりが悪くなりますね。こんな事は常識です。しかし今年は2年目です。更に取り扱う整形外科数も2倍に拡大しますね。

決算が楽しみですね。黒字化すれば…、一気に、利益が大きく伸びるでしょう。平均寿命が延び、高齢化してもなかなか死にませんが…膝関節が悪化する人は増えるばかりでしょう。団塊の世代は、これから、この適齢期の表現はおかしいかな…? 兎も角、需要期に突入するのです。NSWをみて思ったのですが、やはり株価を支える利益が見えるようにならないと、素人は株を買わないのですね。前から分かっていることなのですが…今の市場参加者は、キャリアが浅く、大半が素人なのでしょうね。

良いですか…。例えば住商がリートに参入すると言う事は…イワシ民族の日本人は、三菱商事も、物産も資金力の大きな商社は、全て参入するのです。その商社の動きをみて、他の企業も参入しますね。当然、東京の土地は限られますから、古くから参入している企業が抱える物件は、大きく値上がりますね。いくらでもフィーを抜ける環境になります。だから一株利益が100円を超えてくる…と述べている訳です。此処に間違った選択の咎めが働きます。25年の歳月を要して、調整を続けてきた相場のスケールを感じてくださいね。

日経平均株価が、何故10万円なのか? 1989年に38915円を付けたのです。約4万円ですよ。仮に政策の選択を間違わないで、そのまま3%成長を続けていたら、今の株価は25年間ですから、2.094倍になっています。計算すると81488円ですね。更に10年後なら、年率3%で1.384倍になります。故に112779円の計算になりますね。つまり2020年には…政策の選択が正しければ、日経平均株価は10万円の時代を迎えていたはずなのです。これが失われた時代の反動ですね。「1300兆円の逆襲」この「逆襲」の意味を、よく理解してほしいのです。

まだ気を抜けませんよ。今日はウハウハかも知れませんが…夏枯れ相場の可能性は消えた訳ではありません。ただ昨日も述べましたが、当初からカタルはこの程度の調整しか念頭になかったのです。問題は、後は日柄だけの話しなのです。少なくとも8月の上旬を経過するまでは…そうするとお盆になりますからね。故にゆっくりで良いのでしょう。投資に焦りは禁物です。僕らは目先をやっている訳じゃありません。でも証券マンは目先を追わねばなりませんよ。商売ですからね。目先を追うと言っても…筋を間違わないようにしないとなりませんね。良い相場が続いていますね。それでは、また明日。

更新プログラムの件は解決しました。試行錯誤して素人でも解決できると…やはり、うれしいものですね。昔、四苦八苦してホームページを作っていた頃を思い出した次第です。素人は時間が掛かります。しかしプロは経験があるから直ぐに解決できますね。株式相場も同じですね。相場をみるのも単純に株価を追うのではなく、自分で色んなデータを取りながらみていると、同じ時間でも経験値の積み上げが将来、変わってきます。だから証券マンの人は、先輩に学べばいいのです。成績の優秀な人間の動向に注意を払い、出来れば、その人と友達になれば、売買手法などを教えてくれます。同じ相場を手掛けても売買手法が違うだけで、成果は5倍、10倍と変化するでしょう。カタルは述べています。銘柄など一つで充分なのですね。何銘柄も、必要ありません。証券マンの人は勉強して努力して下さいね。カタルは現役時代には、新聞だけで5紙を自分で取っており、雑誌も数誌、読んでいました。新聞の書き方が、株価に与える動向などを、よく観察すれば…どの記事が株価に響くか…何れ分かるようになります。

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2014年07月22日

07/22

かたる:このところ深夜遅くまで、全英オープンをみていました。遼君は残念ながら久しぶりの勝利にも拘らず、予選落ちでした。不思議ですね。松山君の方が既に実力も実績も上なのでしょうが…、何故か、人気は、遼君の方が依然、高いようです。昨日は今場所、金星二つを獲得したエジプト出身の「大砂嵐」と、新星のように現れた人気力士の「遠藤」が対決しました。勝敗は遠藤らしい勝ち方でしたが…、最近では大砂嵐にお株を奪われる場面が多いですからね。勝てなければ、何れ、人気も冷めます。既に、「逸ノ城」(十両三枚目)と言うモンゴルの新星も登場しています。モンゴル勢は相撲界を支配しそうな勢いですね。幕内六枚目の「照ノ富士」と言うモンゴルのお相撲さんも強いですからね。

株式相場も同じです。スター株が登場しないと…人気の持続はなくなります。みんなが心惹かれるスター株の存在が必要なのですね。本当は誰もが参戦できる大型株のスターが存在すれば、株式市場の活気も高まります。昨日、バブル相場に突入する前段階でNTTの上場と言うイベントがあったと話しました。誰もが参加する「政府お墨付き」と言う誤認が生んだ結果の人気だったのでしょう。このNTTが、バブルの切っ掛けに一つになり、歴史的なバブル相場に突入したのです。その相場が、今回の…日本の「失われた時代」に繋がりました。NTTの上場は1987年ですが、その前から下準備はありましたからね。しかしNTTが、市場に火を付けた印象は、否めません。

市場は今年前半のスター株、日本通信の後釜を探しています。日本通信では小さ過ぎますからね。今日から一部の銘柄で、呼び値が変更されました。銭の単位に戻るとは…。誰の為の仕組みの変更なのか…。残念ながらカタルには、この制度改革は理解できませんね。異常なプログラム売買は、増長させるのではなく制限すべきだと考えています。小手先ではなく、本物の改革を求めたいものです。先ずは、実質的に倒産している東電を上場廃止にすべきですね。辛い選択でも筋は通さねばなりません。しかし東証は役人組織ですからね。取引時間の延長が話題になっているようですが…ネット・トレイダーの増殖かな? 夜間にすれば、株式取引の一般化が進むのでしょうか? 松井など…は、業績アップになるでしょうが…流動性問題などを、どう考えるのでしょう。今でも一部の勢いを、抑えることが出来ないですね。多くの銘柄が「オモチャ」にされて終っています。新規上場株をみれば分かります。

カタルは値動きだけの売買動向をみると…悲しくなります。昨年の新興御三家など…僕には理解できないことが、最近の相場には良くありますね。今日は鉄建ですが…、鉄建建設の過去最高利益は1996年の27億87百万円です。一株利益17円ほどしか行かない株式をおもちゃにしても、上値は知れていますね。仮に高採算の受注を獲得でき、2倍の34円としても、PER10倍なら340円で、PER15倍なら510円ですから…成長性を加味しても、上値は知れていますね。モノには、全てに常識と言うものがあります。だから四季報をみただけで、大概、上値は想像がつきますね。そんな成長が見込めない株が、スター株になる道理がありません。だからカタルは、鉄建は「パス」ですね。良くやる奴が居るな…と冷ややかな目で見ています。

むしろ読めないのは…富士通の方ですね。此方は既に過去最高を更新する可能性がある会社ですが…、クラウドは何度も言うように、これから時代の波がやってきます。問題は捨てきることが出来るかどうかです。先日、半導体から撤退していました。でも富士通も保守的なカラーですからね。カタルはIRの時に訪問したのは、ずいぶん昔の話ですが…社風が変わったのかどうか…。まだまだ上値が期待できますが…、カタルは、今は、調整が必要だと考えています。しかし、コマツ型に成長する可能性は…非常に高いのです。コマツは2005年春から、株価の上昇角度を変えました。富士通も、来年か再来年には、きっとコマツのような…人気株になるだろうと考えています。でも今は、休むべきだと思っていますが…。

鉄建も、確かに追い風の時代的な要素はあります。まぁ、建設株全般にそうなのですね。だから、カタルはある銘柄に注目していますが…どうも確信が得られませんね。株が大きく上がるためには、いろんな要素が必要です。可能性が存在するだけでは、どうかな…と考えるのです。その株は100円台なのですが…先日からチラチラしています。時々、こうやって原稿を書いていると、新しいアイディアが閃くときがあります。この株は、先週だったと思いますね。確か…。証券マンなら既に買っていますが、貧乏人のカタル君には手を広げるユトリもありませんからね。今の所、やはり「1300兆円の逆襲」に勝るものなど、見当たりませんからね。「信用創造」は日本経済の発展に、絶対、必要なのですね。人間の気持ちが変わるのです。

今の日本は、買ったものを、買った値段で売れない時代なのですね。土地は特にそうです。流動性が全くありません。これじゃ設備投資も、なかなか起りませんね。1000億円かけて新工場を建設した瞬間に、1000億円の損失を抱えるようなものです。日本人は木造の文化の為か…、「レストア」と言う概念がありませんね。古い建物を一部は残しますが…姫路城などは例外の部類でしょう。丸の内周辺の古い建物は、ほとんど全部を変えますね。あの歴史的な郵便局も、大半が壊されました。でも欧米は文化遺産として守っていますね。日本は中古市場の売買も余りありません。でもグローバル基準は、ものを大切にしますね。最近、車のレストア番組をみていると…特に、そう感じます。

今週は、既に、年初めのご祝儀気分も冷め、一気に売り物が減ります。2月4日に最初の下値を叩きましたから、8月上旬には、新しい動きが生まれるかもしれません。その次は…3月20日ですかね。そうすると9月の下旬になりますね。さてここは、無理をせずに様子見が、正解でしょう。余程、余力のある人は、下値を丹念に拾えばいいのですよ。カタルは当初から、この程度の調整幅しか…念頭になかったのです。ほぼ、値幅での調整は終了し、この程度だろうと踏んでいます。…がしかし、日柄整理がまだ必要なのですね。だからボックス相場に入るのでは…ないかと思っています。今年は1―4月まで下げ波動でしたから…、既に「夏枯れ相場」と言っても、大きな値幅調整はないと思っています。むしろ秋から予想される新波動に向けた準備が、そろそろ行われるはずですね。見ていれば分かります。強い株価は、必ず下値が切り上がります。だんだん玉が吸い上がるのですね。しかし上値を追うような買い方はしないでしょう。

今日は書きだしが、遅れました。最近パソコンがおかしいのです。毎日、更新プログラムをダウンロードするのです。他はすべて正常に動くのですが…最初は大きな変更があり、分割して更新プログラムを読み込んでいるのかな…と思ったのですが、こう毎日続くと、やはり、どこか異常なのでしょう。原因がサッパリわかりません。ネット上で調べたのですが…なかなか参考になるのが載ってなく、困っています。トホホ…何しろ素人ですからね。それでは、また明日。

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2014年07月18日

07/18

かたる:もともと予想していた夏枯れ相場、しかしカタルはあまり下がらないと…と考えて居るのです。その理由は売り物が、一旦、今年前半の下げで消化されており、あまり残ってないからです。最大懸念のアゲマゲドン・リスクが消え始めており、人手不足が懸念されるほど…需要は回復しています。昨日は「鉄建建設」などが、品川開発やJR羽田新線構想など…を背景に、賑わっていたようです。基本的にカタルは、建設株は、長らく相場らしい相場がないから、買いだろうと思っています。失われた時代で淘汰されましたからね。しかし今日の日経の商品市況欄の鉄スクラップの買い取り記事を読むと、建設従業員の不足から、建設用資材の需要が低迷していると述べられています。つまり利益が直ぐに増えないのでしょう。

ここ半年程度の話し、じゃないでしょうか? この人手不足の話が台頭したのは…。それまでは契約社員の条件闘争の話しでしたね。それが、いつの間にか…正社員化が加速してきて、一気に人手が足りないと…変化してきましたね。この体制に日本全体が対応できていないのです。今まではデフレギャップがあり、需要不足・供給過剰と散々宣伝され、経営者はその対応に追われました。おそらく日産自動車のマーチの生産移転は、きっと、やり過ぎだったのでしょう。輸送費がどれほど、かかるか分かりませんが…利幅が少ない車を、タイで生産して日本に逆輸入するほど…日本は物価が高いのでしょうか? だんだん中国企業と日本企業の人件費ギャップは、なくなっていますからね。村田、ファナックなど国内生産組なんか、円高の悪環境下でも利益を計上していました。

カタルは土地などの資産上昇が、急激に起るのではないかと…考えています。この人材不足と同じように…既にボトムを叩き、日本全体が完全に変化したからですね。日本人と言うのは、画一化教育を受けているので、一斉に動き出します。だからイワシ民族と揶揄される訳です。株式市場もそうですね。人気株の動向など見ると…、一つに群がり…群れを外れた銘柄は、一気に人気を失います。カタルは空売りをしませんが、きっと儲かるでしょうね。でもそのような一時的な変化で、企業業績の動向は変わりませんね。だから、その銘柄が買われる背景を、よく理解して置く必要性があるのですね。そうすると…株が下がっても買いたくなるばかりなのです。問題は自分の力量を見極め、無理をしない事なのです。どの銘柄が良いか?とか…の銘柄選別など、あまり意味がありません。どの銘柄も1年の内には、2割や3割は上下します。

ここ2日間のケネディクスの出来高は、1000万株を割れてきました。この銘柄にしては珍しい現象です。実はカタル君は、既に評価損の段階になりましたが…未だに利食い水準の買い値のものを抱えています。でも買いコストは400円台の前半ですが…。流石に、300円台の買いは、既にありません。今では儲けと言っても、ほとんど儲けらしい儲けはありません。その玉も、あと僅かしか残っていません。このような点を考えると…当初、考えて居たカタルの夏枯れ予想は、値幅的には良い所に来たかな…と考えて居ます。問題は日柄なのですね。カタルの想定では、8月上旬にも整理を終えることになります。アイフルも本日は25日線乖離が、初めてマイナスになりましたね。ただ75日線や200日線の乖離は、まだ、だいぶ開いています。まだ2週間ですからね。本格的な夏枯れ相場の可能性も残っていますが、そんなに心配はいらないと考えています。だって1―4月まで下げ相場で、5月21日辺りからの上昇ですからね。この上昇の意味は、上がる為の下準備でしょう。この次の上昇波動は、今回の下準備が出来ていますから、スピードが速くなる筈ですね。

良いですか…。今から提言しておきますが…、次に利食いになるようになったら、ヤレヤレと売るのではなく、逆に買い増しですからね。おそらく日経平均株価も、新高値を大きく更新する場面が、近づいてきていると思っています。野村証券や三菱UFJなども水準訂正をする筈です。かたるは現時点で、かなりのボリュームアップの相場を想像しています。リズム的にみると、意外にサマラリー的な感覚で来るようにも思いますが…。カタルは、これまで経験があったのかどうか…。夏はいつも駄目という概念は、完全に植え付けられていますが…。サマラリーの概念は、全くないですからね。

実は15日の日に、カタル君はケネディクスを479円の指値と488円の指値を朝から入れていました。両方とも売れましたね。この488円が売れた意味は面白いですね。7月8日の寄り付き値です。その為に、昨日は467円を買い、今日は455円を買っています。まぁ、基本的に持ち株数を増やしている訳ではありませんが、ひょっとすれば…今日の454円の買い物は、筋に近い買い玉ではないかと考えています。きっと、まだ買いたかったのでしょうが…意外に売り物は、切れているのでしょう。最近は板状のみせ玉も薄いですね。100万も買えば…あっという間に飛ぶような錯覚さえ感じます。

実は昨日、久しぶりに007のIRを覗いたら…会社説明会の様子がアップされていました。34分だったかな…。皆さんも聴いておくといいですね。カタルの印象は、新社長、佐野さんの印象は、好感が持てるものでした。おそらく、この8月で業績の底入れを確認できるのでしょう。HEMS関連の「電力の見える化」は、都心のマンションでは差別化できる「ウリ」になります。カタルに5人程度の営業員が居れば、売り上げ計上10億程度なら、直ぐに達成できるように思いますね。簡単ですよね。東京のマンション業者を、セールスすればいいのです。社長は経産省に行き、補助金を獲得に動けばいいのです。政治家も絡め…そうすれば、一気にHEMSは実用化の段階に入ります。実は東京電力がスマートメーターを設置し、効率的な電力配分の実証実験を、エナリスと共にやっています。佐野さんは営業活動がしやすいように、バックボーンの整備に動けばいいのです。補助金を取り付け、東電との共同実験を進めるのですね。もし東電との間で電力料金のサービスが受けられれば…更に営業活動がしやすくなります。東電も実験データが豊富に欲しいのです。佐野さんが、そのような器かどうかは分かりませんが…。

先日、新聞を読んでいたら東芝が、冷蔵庫の中身が見える製品を発売していました。スマフォで冷蔵庫に、何が入っていたか…カメラ画像を通して、きっと見えるのでしょう。これに関与しているかどうか分かりませんが、説明会でも、同じようなことに触れていましたね。QBも順調に広がっている様子です。自動車分野の参入障壁は、安全性を求められるために高いのですが、一度、採用されれば、半永続的に採用が続くものです。実はこの説明会で、カタルが考えていた事にも、触れていました。クラウドサーバーにデータをアップロードする際に、データの事前処理する可能性を指摘していましたね。ここで、おそらく007のSQLが力を発揮するのでしょう。更に、収益化は遠いのですが…やはりカタルの心を動かしたのは…気象データの話です。007が持っているクラウドプラットホームを利用していると述べていましたね。東大、KDDI、ウエザーニュースなどとの共同作業ですが…。まさに魔性の魅力です。何か、ワクワクしますね。もっと買いたいけれど…カタルの力量じゃ、寝かせるお金を、どんどん増やす訳に行きません。でも惹かれますね。カタルは知れば知るほど…虜になって行きます。これは既に、「病気の域」です。今日は安いから買おうと思ったけれど…自重した次第です。何しろ貧乏人だからね。

カタル銘柄に指定したものは…基本的に安くなったら買っておけば、また必ず上がります。だから株が下がれば、チャンスなのですね。下がれば下がるほど魅力は増します。問題は自分の力量を知っているか…どうかなのです。下値などは神様じゃないから、分かりませんね。そんな事が分かるなら、とっくに南の島の王様です。だからカタルは何度も分けて、売り買いをするのです。カタルだって本当は…520円前後のケネディクスを、もっと売りたかったですね。あの時の評価益は、みんな幻に消えました。下手糞ですね。夏枯れを予想しておきながら…。まぁ、こんなものでしょう。ウクライナのマレーシア航空機撃墜は不幸な事故ですね。「全ての道は、ある程度ロシア人に帰結する」との報道もありますが、どうなるのでしょう。米国はこの事故を利用するかどうか…。欧米の対応は割れており、日本も北方領土が絡む話になります。安倍政権にとってチャンスになるかもしれません。「災い転じて福となす」と言う諺もありますからね。それでは…また明日。

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2014年07月17日

07/17

かたる:市場を全体的に見るのは、なかなか難しいですね。カタルの集めているデータは人気株しか出てこないように条件が設定されています。しかし実際は、この間に上がっている株は、たくさんあります。代表事例は「チタニウム」でしょう。

大阪チタンや東邦チタンは、カタルも好きな企業です。四季報をみると赤字から黒字転換の予想になっています。カタルもデータを追って調べていますが…条件が難しいのですね。一つは日本の電力料金の問題、チタンの製造過程では大量の電力を使います。さらに最近の航空機は炭素繊維などの利用割合が増え、チタニウムの使用量が減ったのではないか? 更に、もっとも重要なのですが、ボーイング社などはチタニウムの在庫が大量にあるとのニュースも、懸念になっていました。

カタルは現在の航空機市場の空前の好景気を、早くから予測しており、ジャムコにも注目していました。旅客機の化粧室などを製造する世界のトップメーカーです。ドイツ企業と市場を二分し、これまでは円高の為に、なかなかユーロ安のドイツに勝てず、採算も厳しかったのですが…最近は好景気に沸いている会社ですね。実は、株価が500円台の頃から注目していたのです。なかなか上がらずに、一時、株価は300円台に低迷していた時期もありました。でも今では、すっかり1800円台に定着していますね。同時期のチタニウムの株価と比較すれば分かりますが…、上記の懸念からチタニウムの株価は大きく遅れていましたね。

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最近、貿易統計からチタニウムの輸出単価などが分かりますから調べましたが、採算は黒字になったのでしょうが…数量が依然、伸びていませんね。(グラフは貿易統計より…チタニウムのコードは810820です。)だから、おそらくチタニウムの相場は不発の筈です。東邦チタンは採算の悪化する国内製造を諦め、電力料金の安いサウジに生産基地を移転させますが、稼働は17年の予定ですから…株を仕掛けるには早過ぎます。航空機以外のチタニウムのもう一つの利用先は、海水淡水化プラントなどの分野です。だから東邦チタンは、新工場をサウジに建設するわけです。「帯に長し、襷に短し」なのですね。だから折角、仕掛け筋が参入しても、きっと大きな相場にならないでしょう。それともボーイング社の在庫も減り、数量がこれから伸びるのでしょうか? 原発も再稼働しますから…日本の電力料金も下がると言う読みがあるのかどうか…。それなら、むしろ建設資材の高騰を見越した、小形棒鋼の電炉メーカーでしょうね。

株には、株価が上がる背景が、多くの場合あります。しかし、なかなか時代にマッチした条件に合う銘柄を選択するのは…難しいですね。他には「GSユアサ」(6674)と言う銘柄もあります。此方は、最近になって人気になっています。車はエンジンで燃料を爆発させるタイプから、モーターで動く方向に転換する可能性は高いですね。この変化で一番潤いのは、やはり電池メーカーでしょう。航空機の発火問題があり、GSユアサに補償問題は発生するか?…と、懸念していましたが、どうも未だに発表がないところをみると、契約内容が、きっと免責になっているのでしょう。個別の契約内容は分かりませんからね。

ここに来て、最も注目されるのは中国政府の動きですね。PM2.5問題から環境に配慮した政策に転向されています。だからトヨタやホンダは新体制づくりに忙しいですね。勿論、ドイツメーカーもですが…。マツダに、二段上げの可能性があるのは…中国販売が好調だからですね。6月の数字は、たしか4割増近い数字を掲げていました。年間20万台に迫る数字になる可能性がありますね。ただマツダはメキシコ工場が立ち上げ最中で…歩留まりの低減が心配されます。拡張工事は、概ね延長線なので問題の発生は少ないですが、新工場の場合、軌道に乗るまで、1年以上、かかる場合があります。

皆さんは、簡単に株価が上がるか、下がるかを知りたがりますが…企業のおかれた環境の読みが問題になるのです。事実、カタルは、ケネディクスの企業業績の立ち上がり速度を読み違えています。これはおそらく外資系金融が制裁金などの対応に追われ、金融危機前の勢いがない為ですね。代わりに…今は国内勢が徐々に変化しています。だから金融庁の政策姿勢が重要なのですね。このように考えると、株価が上がる条件を探すのは…なかなか難しいでしょう。この辺りを良く知って欲しいのです。だから、カタルの読みがズレることが、良くあるのです。弁解みたいですがね。

故に、本日の日経新聞のスバルの好決算は「飾り」の材料で、株価に効きません。米国の回復は、既に株価に織り込まれています。問題は、日本が負けている最大市場の中国ですね。だからマツダの方が、スバルより面白いのですよ。フォードとの共同生産を止めて、独自生産への体制が整っています。今日の新聞のディーゼル車は、日本より欧州で売れる可能性が高いですね。その欧州景気も、これから立ち上がります。好調が窺える中国に、お荷物だった欧州が改善すると、採算の改善が大きく見込まれる可能性があります。だから、株価は二段上げの道に…と言う読みですね。今年の中国販売の数字に関心を払わないとなりませんね。

通常は一度、相場が終っているので、皆、100円台で買った投資家は、マツダをもう持ってないでしょうが、ここから更に4ケタに向かう可能性は、非常に高いですね。ここで株価を知らなかったSさんの話が…思い出されます。マイクロソフトを500万円分買って…何年も放って置いたのです。株を知らないから、成せる業です。株価が休んでいると多くの皆さんは、関心がなくなり売りたがりますが…しっかりと背景を知っていれば、そんな事は、なくなりますね。むしろ株が下がると買いたくなります。保守的な銘柄には、「国際石油開発帝石」(1605)なども注目されますね。現状の利益は横這いですが…間もなくイクシスかな?…がスタートします。わが国のLNG使用料の10%を賄うと言われています。2兆円投資の華が、もうすぐ開花しますね。

でも国際石油開発帝石は、年金ファンド向けで、個人の投資向きではありません。保守的すぎて…年金生活者用の銘柄です。ハイリスク・ハイリターンを狙うカタル君は、売り上げ推移が、激増する赤字の「J・TEC」(7774)の方が、好みの銘柄ですね。此処から数年は、決算数字から目が離せません。多くを期待できない1Qから2Qの決算発表の中でも…注目される存在です。基本的に狙っている株が、買う前に仮に上がっても、高値を追う必要はありません。必ず、どんな株でも休みます。その休みを狙い、一度に買わずに、何度かに分けて下値を拾えばいいのです。だから時代背景や、確りした見通しが大切なのですね。この考え方が確立されていれば…、恐怖に怯え株を売る所を、やがて買えるようになります。問題は自分自身の力の見極めです。此処が難しいのです。

かたるは、何度も述べています。何度かに分けて売り、買いをしなさいと…ブツブツは10万株を買える力がある投資家に、最初に薦める単位は、100株なのです。なんと1000回も買い続けることが出来ます。3年間、毎日、株を買えますね。少し大げさに説明していますが、だから彼は、旧軽井沢に別荘を持てたのですね。旧軽は、限られた土地です。東レは、あの保養所を社員厚生の為に、持つ意味があるのでしょうか? 株主は利用できないのに…トホホ。でも、あれは良いですね。カタルもお金持ちなら買いたいなぁ~。でも最近の軽井沢は煩くて…便利ですが嫌いです。貧乏人は仕方がないから、東京のオフィスビルのオーナーのつもりになって、ケネディクスを買うしかないですね。これなら最低5万円程度で、オーナーになれますから…。

東京に出て来たとき、最初は歩合セールスになって、安田信託本社のビルを見上げ、この程度のオーナーになりたいと思ったものですが…。うん十億円から5万円じゃ…現実がしれます。だからカタルの戯言は、程々に…。

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2014年07月16日

07/16

かたる:昨日は大相撲の遠藤が白星を挙げ、懸賞の数はこの所、横綱を上回る人気になっています。この気持ちは痛い程わかりますね。日本人は村論理から、なかなか抜け出せないのですね。最近の相撲界はモンゴル勢に支配され、日本人のメンタル面が、非常に弱くなった表れではないかと思うのです。先日のブラジル―ドイツ戦で、大敗を喫したブラジルのようなものでしょう。稀勢の里なんか、既に日馬富士や鶴竜より、横綱の風格があると思っていますが…今場所も、既に安美錦に1敗を喫しています。あの相撲も、自分からこける、焦りの相撲です。自分自身に、自信が持てないのですね。

相場も同じです。日本は既に新しい時代に突入したと思っていますが…、相場には、その力強さがありません。本来は日本を代表する大型株の活躍が期待されるのでしょうが…構想が、貧困ですね。昨日、「日本復活は先端テクノロジー活用にあり」との孫氏の基調講演が行われたそうです。「まずはスマートフォン、タブレット、クラウドを全社員が使いこなすことから始めるべき。当社もこれを実践後、契約件数は2.3倍、獲得回線数は2.7倍と生産性向上を実現した」とアピールしたそうです。

「労働者不足は、ロボットで補えば良い」とも述べていますね。カタルは実はファナックの信者なのです。トヨタ批判をしていたカタル君は、最近、彼の遊び心を評価しています。ピンクのクラウンの感覚は分かりませんが、自らレーサーとして社員を引き連れ、レースにモリゾーの名前で登場していますね。でもカタルが社長なら、孫氏に先駆けてロボット開発に力を入れますね。資金力はソフトバンクより格段にあります。孫氏は金融の仕組みを良く知っており…金融デリバティブを活用し、成長を加速させていますね。これは北尾さん達のグループの影響力でしょう。野村人脈が生きている形です。彼は実に恵まれた環境で、しかも、その難しい局面を上手く生かしていますね。通常は…途中でこけるのです。

成功できるかどうかは…何処が分岐点なのでしょう。そのチャンスを生かせるかどうか…人間だれしも平等に、努力している人には、必ずチャンスがあると思うのです。そのチャンスを生かせるかどうか…分岐点を迎えたときの対処が問題です。メールをみていると、良くお礼のメールを頂きますが…、それはカタルの原稿を読んで、読者が選択した結果なのです。別に僕の影響ではありませんね。毎日、このレポートを6000人ほどの人が読んでいるようです。でも選択は、人それぞれです。自分が、どう感じ、どう行動するか? 人により温度差は、ある訳です。日経新聞にも、色んなヒントは転がっています。今年の出世株、日本通信も、カタルが取り上げたのは、日経新聞一面の記事が切っ掛けでした。当時の株価は1万円台(100円台)でした。長く、この水準で推移していましたね。カタルはこの新聞記事を採り上げて銘柄を選択した訳です。流石にカタル君は、上がると思っていても…500円止まりと考えて居ましたが、実際は今のように4ケタの水準になっています。

トヨタの人気リストアップから、カタルは現在、夏枯れ相場の可能性を指摘しています。あれから…2週間程度かな? まだ本格的なお休みモードとは言えませんが…調整を入れたことは事実ですね。アイフルだって300円台から、次期人気株候補に掲げ、既に600円台に入っています。ケネディクスは、依然400円台ですが…。でも比較的に良く当たっていると、自負しています。今日も高い三菱化工機の狙いは違いましたが、見事に人気株の座を、仕留めました。カタルは169円の買い値ですからね。NSWもカタルは500円の買い値です。でも…これだけ当たっている割に、今、ひとつの成果ですね。まぁ、証券マンなら月額株式手数料は1000万レベルでしょう。つまり月収は400万なのでしょうが…折角、投資家の道を選んだのに、その足元にも届いていません。まぁ、貧乏人だから仕方ありませんが…。

切っ掛けは、何であれ、全ては自分自身の選択の結果なのです。だからお礼のメールなど要りませんからね。僕らは時代を見つめ、その時代の実現に賭けているだけなのです。当然、政策の選択が違えば、カタルの予想は外れます。金融庁の方針転換など…実に大切なのです。でもカタルが政権の方向性を、決めている訳ではありません。どう選択するかは、安倍政権の選択次第ですね。「日本復活は先端テクノロジー活用にあり」と述べた孫氏も同じです。カタルは早くから、日本経済復活には「信用創造機能の復活」と「スマート・コミュニティーの進展」にあると述べています。孫氏の講演テーマも同じことですね。スマート・コミュニティーなのです。

時々、カタルの原稿を、日経新聞の記者も読んでいるんじゃないか…と思うことが良くあります。今日の日経新聞も三菱UFJの割安感が指摘されており、カタルが夏枯れ相場を指摘している信用買い残の減少率の話題が、報じられています。みんな、カタルが事前に述べていることが、未来の新聞記事になって現れています。この錯覚は、どうして起こるのでしょう。これが時代の流れを創り出す、流行に繋がるのでしょう。切っ掛けはカタルのレポートでも…共感すれば、誰かが同じようなことを言い、どんどん時代の輪が連鎖して広がります。これが相場となって、株価に現れるのでしょうね。カタルは公開している以上、勝手に、カタルのレポートを利用して、もらって構わないと以前から述べています。日経新聞に様に、著作権がどうのこうの…などと、次元の低いことは言いません。証券マンなら、カタルのレポートをコピーして、顧客に売り込めばいいのです。

事前に自分なりに消化してから、売り込まねばなりませんよ。カタルは考え方のプロセスを公開していますからね。どんどん利用しなさい。三菱UFJは、必ず4ケタ以上になります。一株純資産は、毎年、増え続けるのです。此処で非常に興味深いレポートが、ネット上にありました。カタルが中国の不動産はバブルではない…と、述べている根拠が書かれているものが登場しています。このレポートを読んで置くと良いでしょう。要約すると…中国では住宅を購入するにあたり、頭金を1軒目は30%、2軒目は60%用意するのが標準的で、北京などは2軒目は70%も頭金を用意しなくてはならないと解説されています。住宅ローン残高が、米国はGDPの50%を超え、英国も50%に迫り、フランスは40%を超え、日本は20%超え、30%に迫るが…、中国は20%を下回るとなっています。

だから日経新聞などの大手メディアが、不動産バブルだと言う表現は間違っているのです。スポットを当てる視点が、違っていますね。確かに地方政府の固定資産投資、所謂、工場団地の造成だとか、住宅建設だとか、道路や鉄道などの先行投資は、一部で、行き過ぎています。その財源として活用されたブラック・マーケットは、現在は混乱しています。でも社債や地方債などの仕組みが出来てないから…それだけの話です。現在は、急速にグローバル基準に移行中ですね。そうなれば…権力を後ろ盾にしたマジックは、利用できなくなります。市場は公正ですからね。格付けにより、利回りが決定されます。だから日本の経営者も、早くにROEを重視するスタイルで経営すべきなのです。日経新聞は、啓蒙活動をしなくてはなりません。

多くの読者は、こんな話は退屈でしょうが…個別銘柄に投資するためには、基礎的な経済知識が必要なのですね。昨日はイエレン女史が議会証言をしていますが…市場関係者は直ぐに引き締めを話題にします。しかしシティーなどは、巨額の賠償金を求められ和解したばかりですね。日本と同じ構造です。なかなか信用創造機能を復活させるのは難しいですよ。ECBが銀行に利益提供しているアングラ取引は、必要だからですね。不良債権処理で傷んでいるのです。余裕がないから、成長投資へ、なかなか舵が切れませんね。しかし日本は、サントリーやソフトバンクのように、M&A資金へ既に融資をしています。M&Aなどは、ハッキリ言えば、博打ですよ。他人資本で買収するのは、中国の住宅ローンの頭金の話しと同じですね。ソフトバンクはスプリントの買収に際し、頭金を、現金で50%も用意しましたか? 違いますね。このような博打に加担できるように、ようやく回復してきたのですね。金融庁は、この動きを黙認しています。面白い現象です。彼らには、彼らなりの理屈があるのでしょう。ダヴィンチは駄目で、ソフトバンクは許される。不思議ですが…時代が変化してきたのでしょうね。だからケネディクスなのでしょうね。当のケネディクスも、羹に懲りて…かなり慎重姿勢ですが…。

休みも大切ですね。のんびり相場を見守ればいいのです。とても、この過程は大切なのですね。証券マンは小さなボックスでは鞘がなかなか抜けませんが…ネット取引はいくらでもやりようがありますね。自分の力量を考えて慎重に行動して下さいね。少なくとも8月半ばを過ぎるまでは…最初のボトムは2月4日です。それでは、また明日。

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2014年07月15日

07/15

かたる:NY市場も回復しポルトガル懸念は、早々に茶番だったと判明したわけです。財政問題で揺れたポルトガルのエスピリト・サント家は、銀行の持ち株を売り、経営から退くと報道されています。でも、懸念がない訳ではないですね。一部メディアはアルゼンチンのデフォルト問題とか話題にしますが…二番煎じなど通用しません。でもカタルが気になるのは、中国の「粛清の動き」ですね。江沢民派を叩き、軍部にも習近平氏の影響は及んでいます。鉄道や石油などにも、粛清の輪は広がっています。この動きが、一番、気になります。

シリア問題辺りから…米国の凋落は明らかです。ドルの信認は、何も経済力だけの話ではありません。世界のポリスマンとしての機能が、通貨の価値を支えていたのでしょうが…膨大な軍事費負担から米国は逃れ、財政優先の舵を切ったわけです。日本が太平洋地域への負担を担っている理由もあるのでしょうが、米国は太平洋地域に、戦力をシフトしましたね。それが理由かどうか分かりませんが…途端に中東を始め、ウクライナなど…キナ臭くなってきました。

ドイツが正論を唱え、ギリシャ危機を煽ったのは、ユーロが弱くなれば、自動車が強いドイツに有利だからです。今では世界一の経常黒字国の座が確立しています。したたかな国民ですね。今回、明らかになったG7の対立も、オバマの選択が、もたらした結果です。

スマフォの世界地図も、大きく変化しています。これまではアップルからサムソンでしたが、今ではタブレットを含めると華為技術(ファーウエイ)や北京小米科技(シャオミ)が大きく台頭しています。ツガミの業績好調を支えたのは、スマフォ関連の設備投資が多かったからです。このような変化は、007の業績に変化を与える影響もあるかもしれません。可能性だけの話ですよ。カタルは村田のWiFiモジュールが採用されているんじゃないか…とも考えて居ます。だから8月や11月の決算数字に注目していますね。

カタルのヒントは、余程、カタル同様のキャリアがないと…分かりにくいかもしれません。でも…毎日、読んでもらっていれば…その内、理解できないものも、分かるようになると思っています。だから、流せば…良いのです。最初は分からなくても…何年か読んでいれば、その内、分かります。カタルのレポートは、一連の流れが掲載されており…一部を取り出しても、全体的な流れをみてないと、きっと分かり辛いのでしょう。

何故、ケネディクスが、4桁から2000円は確定し…場合によれば、1万円と述べている理由が、分からないとのメールを頂きましたが、毎日、読んでもらっていれば、既に、何度か解説しています。基本は、受託資産残高(AUM)なのです。この残存額が未来の利益の元になります。このクラスの会社で、AUMが1兆円を大きく超えるのですね。

もう一つは、どの銘柄にも言えますが…、会社四季報に、その企業の過去最高利益水準が載っています。ケネディクスの場合は、2007年12月の146億62百万円です。この利益はAUMが5444億円から7349億円に増える過程で、成し遂げられた数字です。何故、AUMが重要か…既に何度も述べていますから省きますね。まぁ、証券マンなら預かり資産残高のようなものです。3億の預かり資産しかないセールスが、毎月1000万も手数料を上げるのは難しいですが…預かり資産が30億円あれば、簡単に出来るようになります。AUMが企業収益の基なのですね。現在は、このAUMが1兆2500億円もあります。つまり社会環境が、2006年のようになれば…企業業績は過去最高利益を2倍以上を上回ることが出来るのです。

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その社会環境とは何か?
一つは、昨日の日経新聞の5面の「風速計」で、『金融庁、「育成庁」路線なるか』と言う記事ですね。流動背の罠の状態が、何故、起こっているか? 日銀が必死になって金融緩和を実施しても、監督官庁の金融庁が融資の厳格姿勢を貫いているから…「きたかぜと太陽」の関係ですね。もう一つは、本日の日経新聞にも、載っています。17面の「銀行REIT買越額最高」の記事ですね。リートの先月の平均利回りは3.47%です。国債金利は0.53%ですから、実に3%近い利鞘があります。日銀は市場価格が形成できないほど…国債を買い入れています。地銀を始め、融資は簡単に伸びませんから資金移転が当然、起こる訳です。

不動産の世界で利回りが1%低下すると…地価は激変します。開発ラッシュが起こり、最初は、手持ちに不良債権物件がありますが…その売り物も、間もなく消えて、手持ちが全て利食い状態になりますね。つまりケネディクスの業績の推移カーブが、一気に角度を変え、急上昇します。この現象が2003年から2007年に起きましたね。2003年は僅か8億71百万円だった利益が、2007年は146億62百万円に膨らみます。実に17倍ですね。今の環境は、あの時より確率は高く、本物の資産上昇局面を迎えるのです。AUM残高推移からみると…おそらく300億円以上の最終利益が期待できるわけですね。一株利益が112円になります。発行株式総数も増えていますからね。この時にリートはPFIだと言う、新しい成長株としての期待感が生まれると、PER100倍まで買われ株価は1万円になる可能性もある訳です。

日本通信の現状は、既にPER100倍を超え期待値を買い過ぎです。確かに企業業績は激変し大きく収益を上げますが…時間推移で、業績推移を追わないとなりません。だからどうしても買いたいなら…来年になってからで充分ですね。これまでのカタルの経験則ではPER100倍を超えたら、手を出しては駄目なのです。赤字とか…利益水準が低い時は別ですよ。株が上がるのは、必ず、背景があります。バブル崩壊の為に、失われた時代を、一気に、挽回する日本経済なのです。もともと、日本はかなりの資質を秘めていますが…ベネッセの情報漏えいに代表されるように、今でも、清貧思想を考え方が根付いています。安心・安全も限度があります。物事には…費用対効果と言う基準値があるのです。それを決めるのが、市場価格ですね。

カタルは何も銘柄を薦めている訳じゃないのです。誤解して欲しくありませんね。それは読者には、カタルと同じように儲けて欲しいけれど…株の考え方を説いているのです。株式市場を通じて、「日本のあり方」を共に考えて欲しいのですね。その考え方のプロセスを公開している訳です。誤解しないでほしいのです。カタルは、折角、希望に燃えて上京したのに…失われた暗黒の時代に、証券マンとしての現役を送りました。それも歩合の世界です。年収120万から1億の激変を経験したのですね。その中で…日本の仕組みは、おかしいと考えるに至り、ホームページを開設しました。株式市場を通じて…真剣に日本の将来を、共に考えて欲しいのです。

正しい選択が実施されるなら、間違いなく…僕らは大金持ちになれます。安倍政権は最後の砦のようなものですね。日経新聞には、規制改革の話しが連載されています。金融庁批判をするのは…現状の金融界は、中国共産党の文化大革命と同じ窮屈さなのですね。まさにチクリの世界ですよ。これじゃ…苦しくて、苦しくて、融資などが伸びる筈はありません。だから「流動性の罠」に嵌ったままなのです。イールドスプレッドと言う標準的な経済観念も働かないのです。故に三菱UFJの異常な株価が放置されたままなのですね。

今日は頂いたメールで、ケネディクスの論理的な未来株価の理由を、若干解説しました。この程度では説明できませんが…色んな理由があるのです。一つの記事から時代の流れを読み、その流れを探し、それに賭けるのですね。勿論、正しい政策の選択がなされなければ…失敗したベンチャリのような結果にも成りえます。常にリターンとリスクは、相互関係が保たれているのです。こんな説明は、小学生のレベルですね。画一化教育の為に、女性の管理職登用目標などが必要になり、新聞に文字が躍るのですね。いい加減に、画一化教育を止めて考える国民を育てましょうね。いつまでも敗戦国のロボットではないのです。

最後に今日の日経の17面の「大機小機」には、カタルが以前、述べていた当座預金残高の付利金利の話が述べられています。読んで置くと良いですね。今日は高いですが…「夏枯れ相場」への警戒感は、依然、持ったままです。それでは、また明日。

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2014年07月14日

07/14

かたる:果たして…今週は落ち着くでしょうか? 昨日、書き忘れたのですが、重要なことは1月の下旬は、株価が急落しており2月4日に、一発目の下値を叩きます。その後、ほぼ2か月間は、下値で株価は低迷しており、4月11日、12日には全体の調整が完了したのでしょう。この期日絡みの動きから見れば、仮に、夏枯れ相場に入っても…10月の半ばには、一連の動きは終了しますね。米国は決算動向を気にした展開でしょうが、日本の場合、この1Q(4―6月)の発表段階では、通常は足元の業績がどんなに好調でも、通期の増額修正をしません。概ね、3Qの場合は、既に期が終わりに近づいているので、通期の見通しを引き上げるケースは多くなります。ただケネディクスは、12月決算なので、今回は米国同様に2Qになります。

日本の稼ぎ頭の自動車は、既に米国需要回復も株価に織り込まれ、大きな変化率が生まれません。世界一の市場である中国市場の動向が、一番、注目されます。マツダはフォードから独立し、生産体制が確立された頃です。トヨタは、PM2.5問題からHV車の需要が多く見込まれ、税制優遇なども期待されているようです。今、急ピッチで量産体制を整備している段階ですね。ただドイツはサッカーと同じで、強いですからね。

シャープは、注目されますね。増資懸念は、依然、残りますが、社長は否定しています。ヨーロッパの太陽電池絡みで、特別損失を計上するように…足元も業績は好調です。サムソンの減益がよく話題になりますが、基本は中国の携帯各社が、立ち上がっています。格安スマフォを含め、中国勢の技術水準も高く、アップルとサムソンの二強体制が崩壊しつつあります。小米科技(シャオミ―)は、なんと倍増ペースで伸びていますね。ツガミの決算を見ても好調さが窺えますね。このスマフォには、シャープのIGZOが使われています。このような背景があり、シャープはアップルの出資分を買戻し、自由に液晶を量産し、販売したいわけです。財務内容は弱く、脆さがありますが…シャープには仕手化する芽がある訳です。

冒頭に書いたように、8月に入れば…株価は、落ち着くでしょう。押し目買いを狙っている人は「夏枯れ相場」が本格化する可能性もあり、慎重に行動すべきでしょう。でも概ね、最初の一発目が、下値となる可能性は、高いのですね。残念ながら、外人投資家も夏休みに入るので、例年、夏相場は大きくなりません。これがこれまでの経験則です。全体が力強く上昇するような相場は、期待できないと思っています。あるとすれば、小型現物株か。一部の仕手化した銘柄に限られるでしょう。先駆した007やJ・TECも候補の銘柄で、アイフル、ケネディクスも、チャンスがあり得ます。ただ大きく株価が上昇した日本通信などは、相場も終わりに近づいています。絶対に下がったからと言って…値惚れで買わないことです。買いたいなら6か月以上待ち、来年になってから買えば良いでしょう。

今週は何処で株価が落ち着くか…を、観る局面でしょうね。カタルは下値を提示していますね。アイフルの先日の25日線移動平均株価は575円近辺でしたが、今日の段階では584円になっています。1日4円程度、上昇していますね。おそらく、この初押しは買い場になると考えています。この銘柄もケネディクス同様に、天井は高いですね。だから買わなくても良いですが…空売りだけは、避けられた方が良いでしょう。ケネディクスとチャートは良く似ており、共通項も多いですね。

ケネディクスは、どんどん支援材料が表面化していますね。国際金融都市構想は、前からありますが、東京都知事が表明し、具体化するのは初めてです。舛添さんは仕事が出来ると言う評判でした。カタルの個人的に知り合いの「言葉」です。彼は優秀な官僚ですから…それも直接、舛添さんの仕事ぶりを見ています。だから期待しています。この構想を少し補足しなくてはならないでしょう。カタルは日本も移民を、ある程度、受け入れるのだろうと…思っています。カタルのマンションにも、インド人が住んでいます。家賃はカタルの場合、17万円ほどでしょうか? 故に、インド人も会社の社宅扱いなのでしょが…家族で生活をしているのです。

カタルは娘が、ロンドンで生活するようになり、ロンドンの生活事情も関心を持ってみています。イギリスは欧州景気に先駆して、地価が上昇し始めたのです。最近は利上げを指摘されていますね。ロンドンは優秀な移民が集まった国際都市です。世界中から色んな人種が集まり生活をしています。おそらく東京の地価も、ロンドンと同じように急上昇する素地を持っている訳です。オリンピックの工事が本格的に始まる頃、かなりの需要が見込めるでしょう。東京駅周辺を1日かけて歩けば…、その辺りの事情の実態が、よく分かると思います。このような現実が、やがて株価となって表面化するのです。株価が10万円になると言う事は、人件費を含め、全ての物価水準が、二倍以上になるのでしょう。何も税金を払い直接、東京の不動産を買わなくても、ケネディクスを買っておけば…同じ効果が得られますね。NISAで、株を買っておくことです。100株でも良いのですよ。毎月、100株ずつ買えば良いのです。積立預金のつもり…でね。

労働で得た対価より、資本取引で得た対価の方が、7倍の効率があると学者先生が述べていました。目先の値動きに、一喜一憂するのではなく…時代の流れを感じた投資を心掛けてください。大河ドラマも面白くなってきましたが…、必ず、誰にもチャンスはあるのです。そのチャンスを自分の物として、生かせるかどうかは…その人の運命です。信長が死に、この好機を生かせるかどうか…。秀吉にそのチャンスを生かせる度量があるかどうか…なのですね。でも多くの人は、チャンスを迎えても現状維持なのです。結局、何も行動をしない人が、多いのですね。だから一生、普通の人なのです。チャンスを迎えたら、行動しなくてはなりません。その時は、がむしゃらに…猪突猛進ですね。どうせ人間、いつか死ぬのです。ロマンに賭け、生きるのは…人間らしいと思っています。失敗しても…その過程が、また面白いですからね。

勿論、どんな行動にも…リスクはあります。ある日、突然、車に撥ねられ、死を迎えるかもしれません。末期がんの宣告を受けるかもしれません。でも一所懸命に生きれば、いいのでしょう。後悔をしながら、死を迎えたくないですね。まぁ、人生観は、人それぞれです。自分が選択すれば良いのです。選択は自由ですからね。株で儲けるのが難しいのは…自分の力量を推し量ることが、難しいからです。どんなに良い情報を手にしても…人それぞれ成果は違います。それは自分が持って生まれた器の違いでしょう。小さいころから培われた生活感は、人それぞれ違います。ソフトバンクの孫氏は、おばあちゃんの残飯集めのリヤカーに乗った年少時代があるから…、現在のように、大会社の社長に成れたのでしょう。彼は、最初の1億を糧にして飛躍できたのですね。シャープの佐々木さんからのプレゼントです。あのヌルヌルとした感覚が、彼の人生観となって、活かされているのでしょう。

株式投資も同じですね。所詮、自分自身との戦いなのです。

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2014年07月11日

07/11

かたる:しかし個人は目先ばかりで、節操がありませんね。相場観の対立である強弱感をあまり感じられません。まぁ、最近はネットトレイダーも多く、経験が少ないために、どうしても目先の株価に心が動くのでしょう。昔は、○○連騰とか…○○連続安などと言うのは、あまりなかったように思います。せいぜい3日~4日間程度でしたね。今は平気で6連続安とか…しますからね。その場限りのムードに流され、売買をしているように見えます。昔は証券マンが、間に一枚、噛んでいるので、投資行動が落ち着いたのでしょうね。ITバブル期に多くのネットトレイダーが生まれ、そろそろ10年以上が経つので、経験を積んで、いい頃と考えて居ますが、どうなのでしょう。それとも手数料が安くなったので、日計り組が流れを作っているのでしょうか?

今日は、反発するチャンスでしょう。理由は、昨日の海外がポルトガル問題で大きく揺れているからです。カタル君は、昨日、評価損に変わりましたね。結局、多くの儲けを利食いしないうちに…下げちゃったわけです。アララ…株数が増えているから、今度、前回のように下げ始めると、大変ですね。半値まで下げられると…かなり投げさせられます。基本的にカタル君、夏枯れ相場も想定し、買う株数も、今までの半分に減らし買い上がってきたのですが、トホホの世界ですね。覚えていますかね? ケネディクスが512円を割らずに頑張っていた日々を…書きましたね。ところが、先週末に、期日圧迫だと思うのですが、僅かな売り物を買い支えることが出来ず、511円を付けました。

あらら…あれを見てカタル君、7日は前日の終値512円の指値で、朝から売りに出していましたが、その日の高値なのに売れました。8日も下がり495円の終わりだったので、8日も495円で売りに出したら、この日は498円まであり売れ、8日の終わりは493円でした。今度は493円の指値で売りを出したら、今度は、493円が売れませんでしたね。だから、全体のムードは9日の日に変わったようです。相場の潮目が変わる瞬間を解説しているのですよ。カタルは夏枯れ相場を、当初から予想しています。この程度の下落が本格的な夏枯れに繋がるか、どうかは分かりません。

故に、アイフルは非常に注目していますね。一度、完全に節を払っており、相場の妙味としてはケネディクスより上です。会社の資質はケネディクスの方が上ですが…相場としてはアイフルでしょうね。やはり4桁候補は間違いないように見えます。マツダやシャープでは少し大きいですからね。野村や三菱UFJは、もっと大きいのです。カタルは既に日本経済は、新しい時代にステップインしているように感じています。やはりJA改革に乗り出した意義は、大きいと思っているのです。どんどん面白くなりますね。先日、安い価格でスーパー・コンピュータの開発の話が、新聞に載っていましたね。スパコンが一般化すると、時代が飛躍的に変わってきます。不確定要素の多い実験などが、今までは試行錯誤で実際に行い、データを積み上げたのですが…、今度はプログラムを作るのは苦労しますが…検証作業は、飛躍的に時間が節約できます。

自分で株のデータを集めてみると、よく分かりますね。この集める作業は大変なのです。読者の中で、日銀の検索ホームページを使いこなせる人が、何人いるのでしょう。カタルなどは、慣れるまで試行錯誤を、何度、繰り返したか…。実際に自分でやってみなくては分からないことが、山のようにあります。日々集めているデータだけで、毎日1時間以上かかるのでしょうね。何故、その結果が生まれたか? 背景を考えるのは、もっと時間が掛かります。この考える時間は、今までのキャリアが生きてきますね。

まぁ、ゴタクが多いレポートですが…、その集約化がされているものだと考えています。少し奇妙でしょう。先日までケネディクスは買い増しで、如何に、株数を増やすかが勝負だと…言っているのに、何故、500円台を買っておいて、今、売り出すの?と問われますが…理由は貧乏人だからです。個人の力量により投資方法が変わります。同じ銘柄をやっていても、一人一人、投資手段は、投資家の力量で変化します。金持ちなら売り物を全部、買いますね。どっち道、来年になれば、もっと一般の人にも…分かるようになります。この背景は、金融庁の減損会計の意味を知ってないと…相場が理解できないからです。ダヴィンチは、正常な会社だったのです。しかし捻じ曲げられた清貧思想の為に、消えたのですね。武富士もそうですね。

何故、カタルが金融庁の姿勢を非難し続け、清貧思想も、程々にしなくてならないか? 理由で明確ですね。「流動性の罠」に、何年も嵌っているからです。異常ですよ。三菱UFJの株価を説明して御覧なさい。どう考え点も、正常な経済状態なら4ケタを維持している筈です。つまりデフレ率は、解消されていないのです。三菱UFJは、日本を代表する確りとした会社です。日本が正しい成長率を維持する為に、必要な株価は1500円程度なのでしょう。だから金融庁批判を、いつも述べているのですね。確かに彼らの言う事は、正論です。しかし政策の目的は、みんなが幸せになる為に動くことですね。自分達の正当性を主張するのは…幼稚だからです。国民が疲弊し、苦しんでいるのだから…やり過ぎれば、必ずしっぺ返しを受けます。だから白川さんは…歴代の総裁はみんな、経済再生に失敗しましたね。正論に拘ったからです。

今は、そのデフレ感覚に、完全に日本人が染まっているのでしょう。だから人手不足なのに…日銀の追加緩和の話が出るのです。おかしいですね。本来、人件費は景気指標の中で遅行指数ですよ。FRBを始め、世界の中央銀行が雇用に拘るのは…あまりに深い傷だったからですね。ただ昨日もシティーの罰金の話が、新聞に踊っています。パリバを始め、欧州の銀行も叩かれています。しかし先日の日経夕刊だったと思いますが…、9日の日経夕刊の十字路ですね。伊藤忠の中島さんが、ECBの追加緩和の真意を書いています。暗黙の了解ですね。あの記事を読んでいれば、ポルトガルの騒動は、茶番に見えますね。

だから、この辺りから下は、自分の力量次第ですが…基本は、買いになります。しかし貧乏人は、売らねばなりませんよ。理由は、先行きは、誰にも分からないからですね。カタルは夏枯れ相場になっても、株高が続いても…、どちらでも良いような…売り買いをしなさいと述べています。先行きが分かれば、苦労はしません。そりゃ、一応の目安はありますよ。それは、また明日にしましょう。今回の下げは…深くはなく、短期で済みます。あんまり不安にならずに、良いですよ。ただ予想を過信せず、自分の実力以上に背伸びをしないことです。「分相応」と言う言葉がありますね。相場観などより、自分自身の力量を見極めることが、一番大切なのでしょう。

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2014年07月10日

07/10

かたる:多くの人は株が少し下がると、アタフタしますが、良い現象ですね。バスに乗り遅れた人は乗ることが出来ますし、不安感を抱く人は降りればいいのです。相場の継続には短期の調整は欠かせません。一気に上がったり、下がったりする相場は、付け焼け刃で脆いのです。適度の調整場面で活躍するのが、信用の売り残ですね。通常はこの売り残が梃子になります。最近は値動きだけを求めた投資姿勢が多く、相場に厚みがなく面白くありません。それに当局の対応も早くなりましたね。節操がない社会になりました。何もやくざの世界だけでなく…任侠心などのユトリが社会から消えましたね。きっと「失われた時代」が長過ぎたせいなのでしょう。昨日もWBSの解説者が、日銀の追加緩和を述べていましたが…見識が曇っているように見えます。人件費が上がり始めているのに、追加緩和などあり得ません。

問題は日銀ではなく…社会の仕組みにあるのでしょう。四季報をみると、おかしな株価が沢山あります。サラリーマン経営者の為に、自社株の水準が気にならないのでしょう。サンリオの辻さんを見習うべきでしょう。アマダもそうですね。日本村論理で分散された力の方向性を正す必要性があります。過度に清貧思想に流れた動きの…修正ですね。日本は世界で3番目の購買力を持っており、大きな市場です。最近、車のレストア番組を良く観ますが…やはり高級車は、時代を経ても良いものです。今の日本はダイハツのタントが一番、売れているのかな? あのCMは、面白いですね。「ママ 抱っこ!」と叫んでいたのに…お菓子を食べる時は「赤ちゃん、やめました」と反論するのは…。楽しいCMです、何度、見ても笑いを誘います。

昨日の日経新聞の一面に、鈴木会長が登場していました。セブン・イレブンは証券界でも異例の成長を続けた成長株でした。僅かな投資金額で…何億にもなったのです。伝説的な銘柄の一つですね。あの文中に、「仮説と検証」と言う言葉が使われており…現在のカタルのやっている事と同じだなぁ~と思いました。証券マンは、自分なりの相場像をいつもイメージしています。その裏付けもあるからです。その為には自分でデータを収集して、どうしてそうなるか…仮説を立てる必要があります。その仮説が当たるかどうか…この試行錯誤を繰り返しで、精度が上げる筈ですが…。何しろ、毎日の勉強も大変だし…忍耐強く毎日、データを集め検証をしなくてはなりません。ビッグデータの活用が言われていますが、どうやって利用するかが、問われる訳ですね。その為にはキャリアが必要になりますね。この分析官は、きっと相当な高給取りになりますね。学生の人は、数学と統計学の勉強をしておくと良いですね。

本日の日経新聞で目を引いた記事は、設備投資の関連です。工作機械の受注額が大きく伸びているようです。自動車も採算ラインに戻り、生産量を高めていると言います。その為にトヨタでは新入社員を不足する生産に充てるとか…。正社員化の囲い込みが起こると…派遣などで稼いでいた、人材派遣関係のフルキャストなどは…危ない会社になりますね。誰しも正社員の方が良いでしょう。最近は正社員でも、様々な勤め方を工夫する会社も増えています。優秀な人は、やはり優れています。同じ仕事を与えても5倍以上の能力を発揮する人は居ますからね。

カタルは若年社員の統括をやっていたことがあります。男性が6名程度かな? 女性も6名程度だったかな? 新潟支店当時の話ですが…苦労した思い出があります。駄目な人間は駄目なのです。だから辞表の書き方を教え、辞めてもらいました。僕の仕事ではありませんが、彼も一生、ノルマに追われる世界なので、早くに辞めて正解だったと思います。でも女性でも優秀な人は居り、柏崎支店当時の新入社員は優れていましたね。きっと育った生活環境が違うのでしょうね。八百屋の娘でしたが、優秀でした。投信など良く集めてきましたね。

他人にノルマを強いる以上、自分は部下以上に仕事をこなし…部下の補佐もしなくてはなりませんから、大変です。陰口だけを叩く、何もしない先輩や、上司を見て…アホらしくなったのを覚えています。その為か…逃げか分かりませんが…良く仕事をさぼって、ゲームや麻雀をしていましたね。だってセブン・イレブンの世界だから…自由時間なんか、ないからね。結局、カタルの行動は、社長まで筒抜けになり、移動になりました。左遷か栄転か? 判断は難しいですね。でも多くの役員が法人から生まれているから…社長も考えたのでしょう。営業から法人に…。でもあの当時は楽しかったですね。一所懸命に仕事をしました。

また脱線ですね。僕の事なんか…どうでも良いわけです。日経新聞には、NTTの高値が報じられていましたが…、先駆したキャノンが脱落し、トヨタが脱落したので…おそらく全体は調整に入った可能性が高いのでしょう。最近、あみ出した新しい指標に、「好転率」と言うものがあります。このデータが人気に先駆するかどうか分かりませんが…最近プラスからマイナス転換したのですね。この現象は、相場の上昇エネルギーが失われてきたのでしょう。丁度、キャノンのようなイメージの形が増えてきました。高値に近付いたので戻り売りに押される展開の水準になってきたのでしょうね。真空地帯の戻りが終ったのでしょう。

具体的に007で解説しましょうか…。当初は人気になり、一気に水準訂正をしましたが、1800円ラインが近づくにつれ、戻り売りのヤレヤレの売り物を吸収できずに、下げ始めています。ケネディクスの方が、チャート的に強く、25日移動平均線が200日線を下から上に突き上げるゴールデンクロス(GC)を迎えました。通常、この辺りが一つの調整場面です。一度、株価は大きく下がってから戻ってきているので…、本来は75日線も200日線の上に位置するのが正常な形ですが…。どうしても戻り売りに押されます。今の現象は、そうですね。残念ながら007は規制の影響か…、25日線が200日線を上回ることが出来ませんでした。ケネディクスの形が、普通ですね。アイフルもそうですね。アイフルが、チャートでは一番強く、既に75日線も200日線を下から上に突き抜けるGCを成し遂げています。正常な上昇の形は、富士通の事例ですね。25日線が一番上で、75日線、200日線と順番に並んでいます。未だに富士通の株価は25日線より上に株価が位置し…正常な上昇パターンを続けています。カタルは調整を欲しているように見えますが、テクニカルは、未だに押し目買い、噴き値売りを支持しています。

このような乖離調整は、一般的な現象なので…それぞれの銘柄で、良く株価位置を観ておくと良いでしょう。アイフルのように一気に抜けるのが、一番強いのですね。おそらく仕掛け筋が強力なのでしょうね。だから次のポイントは25日線割れの575円処が、一つのポイントですが…もっと長く休む場合もあります。仮に全体が、既に調整入りしているとすれば…相場展開は、新しいスターの誕生を探ることにもなりますね。上昇エネルギーが乏しいので、小型現物株も候補になります。NSWなどは…チャートが崩れていませんね。高値を維持しており、利食い玉を消化しています。好業績だからでしょう。あるいは先駆した007やJ・TECの復活も、一つの選択肢になります。先に休んでいるからです。ただ8月から始まる業績を見てから、行動した方が良いと思っています。

今回は1―4月のような相場展開での調整はなく、短期の筈です。ケネディクスのケースをみれば分かりますね。基本的に「利食い調整」なのです。ただアイフルに遅れたのは、シコリ感の違いでしょう。素質は断然、ケネディクスの方が上ですね。8日に私募債の発表がされていました。350億円規模だそうです。この組み込み物件は、通常、新規のものばかりでなく、既存のファンドからの移転でしょう。つまりリートで買っていた不動産が上昇したので、鞘を抜きリートの投資家も良かったし…これから私募債に組み入れる投資家も良い条件で、ファンドに組み入れることが出来るのですね。WIN―WINの関係ですね。350億円のおよそ2割程度が、キャピタルなのでしょう。このキャピタルを様々な形でフィーと言う手数料で抜きます。値上がりの成功報酬が、一番、大きいのでしょうが…。このような在庫が、1兆2000億円以上あるので、選り取り見取りですね。海外からの投資額に見合う形で、いくらでもファンドを組成できます。通常の業務収入の他に、新しい利益が、生まれるわけです。7月早々にファンドを組んだと言う事は、3Qの利益を既に確定させた訳でしょう。

世界は日本が本当に変わったか? 現在は固唾をのんで見守っています。最近の人件費の上昇は、どちらかと言えば…景気循環の中でも遅行指数です。マインドは既に完全に変わっているのに…先陣を切る人が、なかなか居ないのでしょう。まもなく日本人に気質からして、怒涛のように…追随するのでしょう。この時が、野村証券を始め、三菱UFJなどの株価が大きく水準訂正する時です。カタルには、出口の明かりが見え始めています。ただWBSの解説者のように…未だに日銀の追加緩和を口にする人が居る環境なのですね。この微妙な空気を感じて欲しいのです。

新しいカタルの仮説の一端を、披露しました。あまり下げないから…心配は要りません。8月の決算数字の発表が始まると、市場に安心感が生まれるでしょう。消費税の引き上げで、一番落ち込む数字が見えるからですね。次は更なる消費税の引上げ準備が始まりますよ。だから早めに…上昇局面を迎えるのでしょう。今度は正常な移動平均の形になりますね。25日、75日、200日と…富士通のように並ぶ形に、多くの銘柄がなるのでしょう。それでは、また明日。

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2014年07月09日

07/09

かたる:昨日のNY市場は安いようですが…、決算を控えた事前の警戒感は、心配する必要はないでしょう。事前に景気回復を買っており、その調整の一環でしょうね。特に目立った新しい材料は、聞いていません。まぁ、カタルの知らないことは、たくさんありますが、一般的には…の話ですね。実は、カタル君、米国金融の実態を、全然、知らずにいたのです。2006年頃の話ですが…最初の金融危機の勃発が「サブプラムローン」だったのですね。信用力の小さなお客さんが、住宅を担保にローンを組む問題ですね。当然、無理をしているから、景気の変動で延滞が起り、不良債権になります。通常は住宅価格の20%程度の頭金を用意してローンを組むのでしょうが…。米国も基準が、日本のバブルのように曖昧だったのでしょう。新聞では、よく中国不動産のバブル説が大きく取り上げられていますが、中国の個人の売買は、ローンの利用比率は低く、頭金を多くとっています。2軒目以降は、たしか70%程度の規制があったと思いますよ。兎に角、頭金を50%程度も入れるケースも、多いと聞いたことがあります。

問題は、地方政府の開発競争ですね。でも中国はシャドウバンキングと言っても、日本のように地方政府が自由に社債を発行できないのですね。だから闇に流れた訳です。今はグローバル基準への移行段階で、最近は中央政府も、地方政府の社債発行を認める方向にあると言います。日経新聞は、もっと正しく報道しないとなりませんね。日本のバブルは、未来の値上がり率を見越し、過剰融資したのです。如何に異常な取引だったか分かりますね。100%の物件に対し、120%も貸し出しをしたケースは、幾つもあります。この時は大蔵省ですが…、日銀も窓口指導と言う政策手段があったのに…、的確な規制をしなかったのです。中国と日本の違いは明らかです。バブルとは…他人の資本で博打をする事ですね。自前のお金なら…日本の財政問題が話題になっていますが、200%も借金をしても、国債相場は崩れない訳です。外部資本の場合は、ギリシャのような問題になります。中国は債権大国ですよ。

日経新聞の報道が、如何におかしいか…少し勉強すれば分かります。そうだ…米国の話しでしたね。カタルは、当初、サブプライムの金額はそう多くなく…問題は短期で収束すると踏んでいました。現場に精通していない歩合外務員だから、間違ったわけです。実は、その裏でCDSと言う契約取引の額が、異常に膨らんでいました。天文学的な数字でしたね。この取引が全て履行されない…となったのです。AIGは、それで倒産扱いになりました。最初は小さな金額の問題が、CDSと言う世界中の金融システムを壊す問題に発展しました。まさに、大恐慌のレベルですね。当時、このCDSの存在は、新聞に載ってなかったですね。故に、仕組みが全く分かりませんでした。もし、あの当時、カタルの知り合いに外資の実態を解説してくれる友達が居たら…失敗は避けられたかもしれません。カタルは仕組みを知らず…40億円を飛ばす、切っ掛けになりましたね。情報は大切ですね。

だから…カタルは、昔より慎重になりました。何が進行しているか…知らない部分で動いていることは、たくさんあります。カタルはレポートで述べているのは、誰もが、手に出来る資料がもとになっています。日経新聞などは、誰でも見ることが出来ますね。一般的な情報しか、手に入りませんからね。皆さんが簡単に手に出来る情報をもとに、レポートは形成されていますから…分からないものは、述べようがありませんね。

さて、今日の日経新聞の「大機小機」に、次は「資本リサイクル」の文字が躍っていました。ほら…カタルと同じ発想の人が居ますね。文によれば、大阪市の上下水道や地下鉄の運営権の売却(コンセッション)が、注目されるとなっていますね。カタルはケネディクスの1万円説の背景に…「リートはPFIだ!」との構想を述べています。この記事は運営権だけですが…設備そのものも売却対象になります。民間のレベルでは難しいかもしれません。だから運営権だけでも、良いですね。要するに小さな政府の構想で…官から民への流れです。確立されたものを、官がしゃしゃり出てやる必要はありません。採算に合わない新技術などに、お金を出して軌道に乗れば、民営化するのが筋ですね。だって元は税金です。

日本のおかしな所は、民業を圧迫していることです。国債金利が0.56%と言う事は、それに見合った投資の運用をしていると言う事です。年金資金などがROEの高い企業の資本を助ければ…、やがて日本全体の成長率は高まりますね。だからROE投資に拘るべきだと述べています。大機小機の次のアベノミクスの成長戦略は「資本リサイクル」と言うのは、こういうことなのですね。やがて国の資産は売却され、借金は減りますね。財務省は、借金が1000兆円と不安を煽りますが…、同時に多くの資産を持っています。道路もそうですね。空港も港湾設備も…民営化すべきでしょう。民間なら利回り採算の概念が、必ず働きます。無駄な投資は減りますね。そうすれば、税金だって…やがて安くなるでしょう。だからケネディクスは、1万円相場の芽があるのです。介護リートは、確か3000億円規模でしたね。何も税金を使って整備する事はないのです。リートはPFIと言う高成長分野とも言えます。

そのケネディクスが運用するリートが、増配だそうですね。増配を決定するのは、ケネディクスですね。儲かっているから増配をするのですよ。多くの私募債を抱えるケネディクスに、多額の含み利益が発生していることは、このような小さな記事からも明らかですね。ただカタルは、トヨタの人気銘柄登場から、夏枯れ相場の連想をしており…この懸念は残ったままです。まぁ、あまり下がらずに…、また高値を追うことになるでしょうが…。貧乏人は、常に色んな事態を考えて、行動せねばなりません。誰も助けてくれませんからね。

007をみると分かるでしょう。規制が掛かるほど…人気になっていたのに、今では10万株を割れる不人気になっています。所詮、人気など一時的なものなのです。でもカタルは、今日も買っています。まぁ、実態はクロスなのですが…。駄目なら信用期日が来れば、投げますからね。投げずにクロスを振ったのです。下がれば…カタルは、また買い増ししますね。先日は1500円だから、今度は1400円かな? 100円ずつ買い下がれば…、なくなるまで15回は、買えますね。そんな感覚です。僕は、いつも減額修正する007ですが…、あまり気にしていません。早ければ、この8月にも確認が取れます。遅くても11月でしょう。この次は、3940円でしたかね。その高値を抜ける可能性が出てきますね。だって方向性が転換するのです。赤字でも構いません。改善が見えるなら、高値を買う事が出来ます。馬鹿は日本通信のような人気になってから…株を買えば良いのです。僕らは投機ではなく、投資をしているつもりですね。

上手く行けば…この夏枯れで、信用買い残が減り、注意喚起が解除されるかも知れません。ケネディクスの話をしています。証券マンは注意喚起銘柄に指定されると、自ら銘柄を薦めることが出来ません。馬鹿なルールだと思いますが…金融庁様の言葉は、絶対です。何しろ神様なのです。たとえ彼らが間違っていても、彼らが黒いと言えば、自分が白に見えても、黒と応えねばならない世界ですね。逆らって正論を述べると…UFJのように消えるのです。あの常務は、いったい、どうしたのでしょう。正論を唱えたばかりに…日本村論理ですね。御上は絶対なのです。

でも良い世界ですよ。日本は…昔なら、間違いなくカタルは特高警察に御用になっていますからね。そうして拷問をされ監獄にぶち込まれます。今でもイランは…そうらしいですね。中国も似たようなものです。自由に意見が言えるのは、良いですね。

このまま夏枯れに移行するかどうか…は分かりません。夏枯れなんか…ないかも知れないのです。カタルは仮に夏枯れ相場が起っても、押しは深くないと思っています。ケネディクスの最初のポイントは、この辺り、次は460円台かな? 6月12日に451円と言うのがありますね。せいぜい、その程度しか考えて居ませんからね。500円割れは、間もなく買えなくなると…カタルは考え、521円まで買い上がりました。でもまた割れましたね。トホホ…。一旦は、すべて消化したのです。今の信用建玉は…大半が利食いの筈ですね。だから調整は浅いですね。利食いの調整なのです。楽しみです。

大きく上がったアイフルなど…空売りをしたくなるでしょうが、非常に危険ですよ。今度はシャープも、相場の芽が育ってきたようですね。このところ上昇しているマツダも良いですね。何しろ世界最大市場の中国が好調です。4ケタを狙えるかもしれませんね。カタルは拘りを持ってケネディクスを推奨し続けています。「1300兆円の逆襲」が本当に起ると思っています。だから4ケタになっても、買い続けます。でも他の銘柄も良い銘柄はたくさんありますからね。シャープは、また人気株に育つ可能性がありますね。マツダも然りです。ただ富士通は、少し休んだ方が良いですね。何もカタル銘柄ばかりでなくともたくさん銘柄はありますよ。

何度か…、メールを頂いているようですが…。カタルは原則として、必ず、返信メールをしていますが、ドコモなど…携帯かタブレットからのメールに返信すると…、上手く返信されないようです。証券マンからの問い合わせのようですが…、パソコンメールのアドレスから送り直してくださいね。一応、みんな、返信メールをしています。届かないのは、何らかの障害がある為ですから…ご容赦ください。

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2014年07月08日

07/08

かたる:今日の寄りは面白い現象ですね。日本通信や化工機は買い気配、アイフルは売り気配でケネディクスも窓を開けて下げています。まぁ、直ぐに寄るでしょうが…。アイフルも、ずいぶんと上げましたからね。300円割れからのスタートですから、既に短期で2倍以上ですね。通常、この棒上げ状態なら…何処かで調整局面を迎えます。でも此処からが…面白い筈ですね。カタルは当初から4ケタ級を想定しています。でも現状の相場がアイフルに劣るケネディクスの方が「資質」は、上だとも述べています。アイフルの方が相場は綺麗に立ち上がりましたが、その理由は、昨年の夏以降の展開にあります。昨年夏以降、カタルは、何度もケネディクスの619円抜けに、賭けていましたからね。最後はご丁寧に、年末の540円台も買っていたわけです。しかしアイフルのチャートをみると、それほど、しつこくないですね。この違いが200日移動平均を超えてからの…値動きの違いですね。もう一つは、仕掛け人である参加グループの力の違いです。

確かに…アイフルは休みを欲しており、少し休むのでしょうが…。この程度じゃ、カタルが述べたミクシィや日本通信からの…バトンを受け取れませんね。人気株のバトンの意味を感じるのは、もう少し後でしょうが…。この休みの過程を丹念に拾うのが正解だと思っています。アイフルは、相当の人気株に育つだろうと考えています。相場を知らない輩は、目先の値動きに、一喜一憂するわけです。確かに、「夏枯れ相場」をカタルは懸念しています。しかし、果たして起りえるのかどうか…定かではありません。いくつかのパターンが考えられます。最も強いのが、前から言っているように一旦、アイフルからケネディクスに繋ぎ、やがて野村証券などの本格上昇に繋げるパターンです。

この発想の可能性は高いのです。つい先日まで、雇用の確保が優先され、派遣社員の処遇が問題化されていましたね。たしか昨年の話ですよ。ところが、今日の日経新聞には「内定学生 引き留め躍起」の文字が躍っています。つまり日本人は、完全にデフレマインドに侵されているのです。このアレルギーは、金融政策の追加緩和を求める声が、市場にあることからも…分かりますね。人手不足なのに…追加緩和? 今の危険ファクターは、明らかに「人手不足」ですね。その為に収益が悪化し…資材高なども加わり、マンション価格の高騰が心配され、売れ行き不振になると言う危惧が生まれています。こんな間違った論法がまかり通りなんて、馬鹿な…単純に考えれば分かります。市況が上がれば…既存の物件の価値も上昇します。だから持っている資産価格は、上昇しているのですね。何十年もかけて、住宅を供給してきた量と、新規に売り出す経済価値は…どちらが多いのですか? 単純な回答ですね。

識者は、来年に日経平均株価18000円などと…常識的な事を述べていますが…。どうでしょう。マインドの変化が、秒読み段階に入っているようにも見えますね。カタルは述べています。やがて三菱UFJが、4ケタ相場に突入すると…。この手の大型株が、いよいよ人気になる場面が「内定学生、引き留め躍起」の見出しを見て想定できますね。野村証券でも構いません。証券株の方が値動きは良いでしょう。4ケタを…あっという間に超えると思います。一体、その現実は、いつなんだ? と問われるでしょうが…、人間心理の変化など読めるものではありません。言えているのは、日銀当座預金には110兆円ほどの資金が眠っているのです。そうして10年物国債の金利は0.56%と言う事実ですね。まるで弾薬庫で、たばこを吸いながら散歩をしている様な感覚ですね。日本人は完全に自信を失い、萎えていますね。男は立たねば、使い物になりません。ハハハ…。

ITバブルのような、馬鹿な様相にはならないでしょうが…今から相当のスケールの相場が見えるようで…楽しみですね。この主役がケネディクスになると…カタルは思っていますね。スターに相応しい株です。でも…ね。相場はそんなに簡単に、イメージ通りに移行しませんね。故に調整の時期も下値も読めません。神様ではありませんからね。おそらくアイフル、ケネディクスから、本流の流れに復帰するパターンが、可能性も高く本筋でしょう。異次元緩和の意味を、市場関係者は、もう一度、噛みしめさせられる事でしょう。

どうして、株で儲けられないのか? 多くの人はデッサンを描くことが出来ず、そのシナリオを信じることが出来ないからです。通常、僅かな調整でも心が揺れますね。少し株が下がると、売れば良かった。…とか、心が揺れますね。以前、マイクロソフトで大儲けした、名前はSさんだったかな? OLの話をしました。彼女はマイクロソフトの株価も知らなかったのです。担当のセールスも米国株なので、年寄りだし…全く知りませんでした。だから、数年以上でしょう。10年近く株を買ったら…放って置いたのですね。土地が下がり、そろそろ自分でもマンションが、手の届く値段になってから、それを頭金にしてマンションを買おうとしたのです。ところが換金化してビックリするのです。青山の一流高級マンションを買っても、お釣りが山のように来たのです。知らない方が良いのですね。

20年以上に及ぶ、デフレは様々な構造変化を日本に迫りました。あのJAが組織改革ですよ。驚きますね。人手不足は良い事ですね。だから付加価値(GDP)が上がらないと…錯覚していませんか? 確かに人口が減ればGDPの成長は、稼ぐ人が減りますからドンドン増えませんが…、一人あたりのGDP水準を上げればいいのです。労働集約型の産業は要りませんね。スマート・コミュニティーを発展させ、単純な労働産業はなくせばいいのです。それこそ、中国などの新興国に生産を移転させ、彼らにやってもらえばいいのです。スマフォの購入などで、貿易赤字? 我々は、もっと高付加価値商品を高く売ればいいのですね。カタルが007に、惹かれている理由が分かるかと思います。この手の組立ソフト産業は、年率15%程度の成長分野ですが…もっと日本人の生活にスマート・コミュニティーを取り入れれば…、世界をリードできますね。

NSWのジオフェンス(GPS利用ではありませんが、同じことです。)は、渋谷観光協会を通じて、実験しているアイディアはなかなかですね。人々の購買意欲に直接、訴えるわけです。橋梁の安全度をデータ管理できれば…地方自治体は効率的な資金運用を出来ます。古い順に建て替えしなくても、使用度を加味した耐久度を合理的に計算でき、効率的なお金の使い方が出来ます。電子カルテを整備すれば、無駄な投薬が減り医療費の増大を防げます。セブンイレブンの弁当廃棄コストは、一体、いくら掛かっているのでしょう。クラウド管理を徹底すれば、生鮮食料品の効率化に繋がります。物流管理もそうですね。クラウドの進展は、我々の生活効率を圧倒的に高めます。だから富士通やNECが買われる根拠があり、NSWは4桁なんてもんじゃ…株価は収まらないでしょう。

カタルは何度も述べています。高い所は買う必要はありません。下げてきたらポツポツ買えば良いのです。一度に買わずに1000株買うつもりなら、まず100株を買いなさい。そうして10回に分けて、時間をおいて買い続ければ、失敗の確率は大きく減りますね。ケネディクスも同じです。一度に買わない、一度に売らないのです。我々は神様ではありませんね。所詮、馬鹿な欲に駆られた人間です。目先の欲に振り回される哀れな動物なのです。

自分を過信せず、自分の力量に溺れず、粛々と行動すればいいのです。非常にいい相場ですね。残念ながら目先筋が多すぎて…投資と言う観点を持っている投資家が、日本には少ないですね。だいたいGPIFの年金運用者が素人です。簡単ですね。日経平均採用銘柄からROEが高い順に並べ、業績動向や配当利回りの観点から吟味して、銘柄を組み入れればいいのです。ROEが高いと言う事は、効率的な運用をしているのです。0.56%の国債運用益より、ずっと効率的な運営をしている会社は、たくさん存在しますね。そうして、その株を下げたら買い続ければ、あなた方の資金量なら、確実に日本全体が浮上しますね。だって常識で考えてください。0.56%の資金が、15%以上の効率投資に向かうのですから…何倍の資金効率になりますか? 社会全体が変わり始めますね。

株価が上がったROEの高い企業は、もっと高い効率投資をめざし投資を行います。だんだんROEを基準とした、産業変化が日本国全体で加速されていきます。そうなると、そこで働く人はみんな高給取りになります。一人あたりのGDPは、自然に上がります。国債偏重の投資を、金融庁はこれまで強いて来ました。「株は危ない、減損会計だ!」だから日本は、非効率になったのです。GPIFを初めとする効率投資の輪が広がれば…やがて日本のスマート・シティーに、一直線です。世界は日本モデルを続々と採用するでしょう。人類は宇宙に、投資をするようになります。カーボンナノチューブを用いた宇宙エレベーターも、やがて開発されるでしょう。スタートレックの世界ですね。その第一歩が…信用創造なのですね。

確かに、目先は夏枯れ相場は予想されますが…。そんなに落ち込まない筈です。何故なら僕らは、既に免疫を持っているからです。だから既に、抗体が出来ているのです。仮に下げる場面が在ったら、今回は絶好のチャンス場面になるのでしょう。下げないかな…。楽しみですね。暴落は予期してないから、困りますが…ある程度の下げなら大歓迎ですね。遼君は優勝できて、ステップ・アップできるでしょか? 通常、調整は、次のステップ・アップするための壁でしか、過ぎません。

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2014年07月07日

07/07

かたる:ひぇ~。あの化工機が遂に500円を超えましたね。カタルは、つい先日169円で、この株を買ったばかりなのに…。ケネディクスを買い増すために…利食いして切り替えたのに、この有様です。如何に下手糞か…。本来なら、ケネディクスを売り、化工機を買い増すべきだったのです。そうすれば、あっという間に3倍です。まさに「こんちくしょう」の世界です。下品でごめんなさい。何しろ蓮子様のように「ごきげんよう…」などと育ちが、良い訳ではないのです。私の履歴書のインドの財閥、ラタン・タタ氏のような坊ちゃん育ちじゃないし…所詮は、貧乏人の壁に囲まれた人間ですからね。隣の浜ちゃんの悔しさは、きっと、僕以上でしょうね。

まぁ、こんな事は良くある話です。カタルはミクシィや日本通信から、アイフルやケネディクス、最後は化工機も加えましたが…、貸借銘柄から、新しい人気株が生まれると述べていました。彗星のように現れた化工機ですが、あっという間に、新規売り規制です。これじゃ、相場に厚みが生まれませんね。小型現物から、何故、貸借銘柄なのか? 高値の「極み」が違うのです。利食いは比較的簡単ですが、損切りで踏む行為は、なかなか決断が出来ません。だから遅れるのですね。早くに踏めばいいのですが、通常、それが出来ないから大相場になります。カタルのお客様ではありませんが…、現役時代に隣の課のお客様が、宮地鉄工を空売りして、大変な目に遭っていました。期日が来て反対売買で買いを入れても、買えないのです。毎日、毎日、ストップ高です。まぁ、そんな事が過去にあり、最近は直ぐに、新規売り規制が掛かるのですが…。慢心と言うのは恐いものです。

相場の世界は、何が起こるか分からないのです。ある日突然、ストップ高やストップ安になることも、良くありますからね。だから常に細心の注意が必要です。

順調な米国経済の回復も一般認識に変わりましたが…、カタルは金融規制の流れがやはり気になりますね。ボルガーから最近はイエレンFRB議長の規制に変化しているようです。日本はバブルの反省で竹中・小泉改革を敢行しました。この影響により、日本経済の立ち上がりは長引いているのでしょう。何も民間で処理が出来るものを、最後の最後で、産業再生機構がしゃしゃり出て、バラバラに解体することはなかったのです。鐘紡などは代表事例ですね。結局、アークも民間の手に委ねています。化粧品の白斑問題で処理が遅れた原因は、社内体制の問題でしょう。スタップ細胞で揺れている理研ですが…同じような土壌があるように感じています。社内の意識改革と言うのは難しいものです。何年も何年も赤字から脱出できない企業は、必ず何かしらの経営問題を抱えています。

最近はようやく、サントリーに、ベネッセなど、外部から経営者を招き入れるようになり、外部取締役の導入も始まりましたが…折角、外部取締役を招き入れても、お飾りのケースも多いようです。経営者は自ら真剣に意識改革に取り組まねばなりませんが…通常は仲良しクラブです。村意識の強い日本人ですからね。最近は機関投資家も意識改革が進んでいる様で、スチュワードシップ・コードの影響からか、反対投票をするケースもあるようですね。カタルが現役時代の法人部員は、株主総会に顔を出し、大きな声で「異議なし、議事進行」と叫んだものです。何しろ、毎年、投資信託を買ってくれるお客様ですからね。この機会に経営陣に、ご恩返し…とばかりに、総会回りで忙しかったのです。

さて金曜日は、場の空気が悪化しましたね。先週末程ではなかったですが…、やはり1月の期日通過の影響があるのでしょう。割れないかな?…と原稿を書いたケネディクスの512円は、あっさり割れましたね。アララ…下手糞だな。僕なんか、あの日は521円、520円、515円と3本も買い増しをしているのです。アララ…今日まで待てばよかったな。あの日は、売りから入るべきだったのです。間もなく跳ねるかな?…とも考えていた訳ですね。8月の発表は、若干の増額程度なのでしょうね。やはり11月からが本番なのでしょう。このチンタラ感が、また堪らない。人間だれしも儲けの玉は外したくなります。

でも同時に、やはり夏枯れ相場も気になっている訳で…その対処も必要です。今日はミクシィが安いですね。相場の流れの基軸は、人気株の動向が重要です。日本通信も値動きを見ておかねばなりません。明らかに買われ過ぎですが…まだ伸びています。このような状態なら、全体相場も大きく崩れることはありませんね。化工機もそうですね。

アイフルはお見事ですね。既に最も重いボックスを抜けました。今、ケネディクスはその重いゾーンに位置しています。だから板の売り物も多いのです。でも今日は、今の所は500円を割れていませんね。かなり強くカタルには感じるのですが…、皆さんはどうでしょう。先日も述べたように…既にケネディクスは、戻り売りの期日通過を終えています。全建玉が利益圏に入っている訳です。ただカタルもそうですが…1月27日に窓を開け下げ始めていますから…、この辺りの期日は、かなりまだあると思われます。通常、儲けのクロスって振りませんね。大概はその前にヤレヤレの売りです。

カタルの今期の一株利益30円の予想は…来年の2月に明らかになりますね。仮に30円なら500円の株価は違和感が生まれません。だからその前に仕掛けるのが、ヘッジファンドの常套手段の筈ですね。でも実際の企業業績は、来年から再来年辺りにならないと本格的な利益の誕生にならないとも…考えて居ます。理由は2006年の外資系金融の「浮かれ」が、今回はないからです。アベノミクスの成果の浸透は、時間が掛かりますね。今だって…日銀への追加緩和期待が、市場でよく指摘されます。つまりデフレの脱却に疑心暗鬼なのですね。

現在の人手不足と同じような時間経過を辿ると考えて居ます。あっという間に、空気が変化するのでしょう。日本人は、あまりにデフレ環境に慣れすぎました。GPIFが株式投資を既に増やし始めていると言う話ですが…、日銀があれだけ国債を買い切っているのだから、0.6%割れが常駐化しています。3%以上に回る株式投資に、資金を振り向けざる得ないのでしょう。日銀のETF買いも、当初は僅かな量でしたが…、ムードが変化すると、一気にマインドが変わると思っています。

カタルの考えている展開が訪れるとすれば…何処かの時点で、株価の上昇スピードは上がり、一気に2万円台もあり得ます。その時は、野村などの証券株や三菱UFJも大幅に水準訂正をするでしょう。もう直ぐですからね。建設業界の人手不足は震災直後から発生していました。既に日本は構造改革を終えているのです。不動産は、収益還元法価格と言う採算利回りに合った価格に落ち着き、通常は下げないのに…金融庁が過度の減損会計を求めたのですね。だからダヴィンチが消えました。

サラ金の武富士が消えJトラストやアイフルが育ったように…この減損会計の強引な手法は明らかにやり過ぎだったのです。だから2006年時点まで不動産も、急速に真空地帯を改善するのですね。1300兆円の逆襲の第一歩が始まります。この真空地帯の駆け上がりが、第一歩です。リートはPFIだと言う夢の部分はもう少し後になります。だからケネディクスは1万円なのでしょう。まぁ5年は、覚悟しなくちゃ…駄目でしょうね。でも5年で10倍から20倍なら悪くありませんね。その第一弾がこの年末年始に訪れます。期日面からみると…やはり8月にも始まるそうに見えるし…。一所懸命に、その相場の下準備をしている印象です。

相場のリズムは、007やJ・TECへの循環に移りそうにも感じています。両銘柄は他の銘柄に比べ先駆しており、既に目先の売り物を吸収し調整を終えているように見えます。この辺りが…動き出すと、夏枯れなんか…なさそうにも見えますね。でもカタルは甲子園に頃に、良い思いをしたことがないのです。サマーラリーと言いますが…そんな経験があったかどうか…。夏は毎年、閑散としているのが、今までの経験なのですね。やはり分かりませんね。今のところは調整の兆候は見られませんね。ただ人気株に追随できない銘柄が多くなれば、やがて調整は訪れると考えて居ます。今日の日本通信や化工機(富士通も同じです)だけの動きは、ある意味で危険信号とも言えます。先駆し、調整完了組銘柄にリズムを戻せるかどうか…。果たして、どうなるのでしょう。七夕なのに…東京は雨が降っています。

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2014年07月04日

07/04

かたる:米国の雇用統計値が発表され、順調な回復にみられますが、金融当局の訴訟は続いており、膨大な罰金が金融機関に科されています。最初は米銀に始まり、今は欧州ですね。先日はパリバの際は、首脳会談にも罰金が重すぎると話題になったほどです。米国の仕組みは面白く、懲罰的な罰金刑と言う社会的な制裁を印象付ける制度もあります。以前、マクドナルドが提供したコーヒで火傷をしたと言う裁判があり、本来の火傷は損害賠償を16万ドルとしましたが、この判決で懲罰的な損害賠償金として270万ドルの支配を命じた判例がありました。結局、最後は60万ドルに落ち着き和解したようですが…。実に面白い制度です。日本でも、今度、司法取引が認められる流れにあるようです。

集団的自衛権の憲法解釈の容認で、ようやく日本は普通の国になったとの評価もあるようですね。グローバル時代になると、様々な仕組みが世界基準に変化していくのでしょう。昨日、話題にしたROEの話が、本日の日経新聞にも載っていましたね。ニュースと言うのは面白いもので、誰かが…何かのヒントでカタルのように、ネットでその意見を公開します。そうすると、その記事をみた人が同調し、その人も掲載するのですね。カタルはロイターだったかな? 「共済年金の買いかな?」…と、株式教室にロイターの見方を支持したレポートを載せました。本日に日経新聞にも、同じような解説が載っていますね。このようにして…人々の見方は統一され、一つの流れが生まれるのでしょう。

市場の銘柄選別の流れは、この様に構築されていきます。最初は、ほんの小さなレポートへの同調者が増えると…その見方が一般化していくわけです。カタルは007をピカ一銘柄と評価しています。実に切り口が豊富で、魅力ある銘柄に見えるからですね。このカタルの考えを支持する勢力が存在し、だんだん信者に変貌していきます。こんな時に減額修正では人気が冷めますが…、たとえ赤字でも、改善が見込まれるようになると…だんだん信者の輪が広がって行きますね。もともと、この手の小型現物株は市場に出回っている株数が少なく、株価を上げようと思えば、少し資金のある人なら簡単に上がることが出来ますが…そんな事をしても無駄ですね。その価値を、誰もが認めるようにならなくては駄目なのです。

でも時代は、社名のようにユビキタス時代が、ようやく到来しています。だからこそ、次々に大手企業がユビキタスと資本を含む提携をするようになって来るのです。だから時代の潮流に沿った銘柄を手掛けることが必要なのです。時代が求めるなら、その流れは増幅して行き、利益が生まれるようになって来ます。クラウドのNSWもそうです。たとえ最初は赤字でも、正しい時代の潮流に乗っているかどうかが、一番大切なのですね。そうして利益の高ではなく、方向性が一番大切だと言う事に、気付くと思います。カタルは早ければ、この8月、遅くても11月にはボトムアウトが確認できるのではないか…と考えています。故に昨日は1500円で少し買いました。相場論からみると…、007とJ・TECは、他の株に先駆して株価が反転し高騰しました。調整がそろそろ一巡する頃ですね。つまり地相場に近づいていると思っています。

皆さんは…目先の人気株ばかり追いかけていませんか?
僕らは目先のディトレをしている訳ではありません。時代の流れに沿って有望な銘柄を探し、可能性のある銘柄に…投資をしている訳ですね。例えばケネディクスですが…最近、動きが鈍くイライラしていませんか? しかし…、カタルには非常に強く映りますね。このレポートで、何度か…まもなく、500円割れが買えなくなると述べていました。実はカタルも…500円割れを、ずっと待っていましたが、最近はこの気持ちが変化していますね。板状況をみると…オーバーの売り物が、これまでの500万上限から700万に変化していますが、昨日はなかなか下げませんでした。本来は、もう少し下がっても良いと思っていました。だからカタルは、510円は買えるだろうと…高を括っていましたが、3日間連続で512円まででした。

しかも昨日の値動きは小さく、最近のチャートをみれば分かるように、小さなコマが並んでいますね。つまり強弱感が拮抗している現象です。もういい加減に下がっても良いだろうと思い売りに出す人と…カタルのような見方をしている人間との綱引きですね。その現象が、このようなコマを形成します。しかし実線(場中の高値や安値ではなく、寄り付きと引け値の幅)は、少しずつ高値を更新しており、下値を切り上げているように見えますね。今日は522円ですね。今日の動きはどうなるのでしょう。512円を…割るのでしょうか? それとも4日間も割らずに、取引を終了するのでしょうか? 非常に興味があります。全体相場は夏枯れの…様相も生まれているようですが…、意外に相場は堅調で、好調ですね。例えば…増資が噂されていたシャープです。先日、何処かの新聞で…社長が増資観測を否定していましたね。どうにか再建も、軌道に乗り始めているようです。カタル好みの会社なので、応援しています。

今日も化工機は高いですね。昨日、隣の浜ちゃんから電話を貰い…本当はカタルの方から掛けるつもりが…向こうから電話を貰ったのです。そうしたら…偶然の一致か、浜ちゃんも化工機を3万株持っていたのだそうです。彼は僕よりお金持ち、何しろ年金生活者だからね。彼は水素ステーションの事を、よく知っていましたね。人気の切っ掛けは、NHKの報道にあったようです。彼はカタルより、いろんな面で歴史を知っているので…詳しいですね。仲間と久しぶりに話すと、色んなヒントが生まれます。でもその浜ちゃん、その3万株を上がる前に売ったようです。いつも彼はそうですね。着眼点は良いのですが…なかなか、そのチャンスをものに出来ずに終わっています。折角、チャンスを手にしても、ものにできる人と、出来ない人が存在します。不思議なものですね。まぁ、黒田君のようなものですね。先日は8回まで2点で抑えているのに…負け投手ですからね。

今日は田中君が投げており、今、テレビをみたら、5回まで2失点で抑えており、4―2で勝っていますね。こんな事をしている場合ではありません。応援をしなくちゃ…故に原稿は此処までにします。

どっちに転んで良いように…万全の準備をしておくことです。そうだ…言い忘れました。ケネディクスですが、小さなコマも良いのですが…出来高も重要なのですね。オーバーの売り物が現在は735万株あります。此処は重いのですね。でも昨日の動きをみていると確実に拾っている筋はいる様で…、やはり今日の後場からの動きは注目されますね。512円を割れるか、割れないか…面白い見所です。

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2014年07月03日

07/03

かたる:いよいよ、呪縛から抜け出せるか、どうかの瀬戸際に来たようです。今日のWSJの報道によれば…『安倍首相、経済と軍事で「ROE」拡大を目指す』と見出しが躍っています。経済のROEは自己資本利益率の事ですが、軍事は「rules of engagement」で交戦規定の事だそうです。集団的自衛権の解釈変更は、カタルも不満が残ります。正々堂々と憲法改正を議論したうえで、変更するのが筋でしょう。勿論、この延長線上に徴兵制度の問題もあります。日本人は甘えすぎていますからね。

もう一つが長年、不満だった総資産経営からの脱皮ですね。サントリーのジムビーム買収で活躍した、三菱UFJの背景が、本日の日経新聞「ユニオンバンカルの10位を目指す」にも掲載されています。個別取引では利益は期待できないが、全体的な取引でみれば採算に合うと言う総資産経営は、日立が長年培ってきた日本の文化に似たものです。中西さん時代に日立は目覚め、切り捨てが行われてきました。そうしてようやく利益が生まれるようになって来たのが、近年の背景ですね。勿論、新興国、アジアの繁栄が背景にあります。

このWSJの記事は、何が元になっているか分かりませんが、社外取締役の認定やTPPと絡め、日本はROEに目覚めたと結んでいました。日本人は変革を恐れているのですね。この報道の中で機関投資家の中から、企業がROE改善に集中すれば、社会の安定を損ねるとの声があると報じられています。つまり非採算な分野を切り捨てるから、その雇用が失われると言うものなのでしょう。しかしこの見方は間違っています。代わりに効率的な産業が生まれるから、生産効率が上がるのです。同時に世界のROEは平均で12.6%なのに、日本は半分の6%だと報道されています。

カタルが何度も、日経新聞がこのような報道を繰り返し、日本人経営者の意識改革をすべきだと述べている主張に沿ったレポートです。経団連も村意識を捨て去るべきなのです。少し皆さんには難しい課題でしょうか? 社外取締役制度に経団連は基本的に反対なのです。ライブドア騒動で揺れたフジテレビと同じ構造です。この意識改革こそ…日本はステップアップする道なのですね。家電も世界競争に敗れた源は、この潜在意識にあります。非効率な半導体の製造、ルネサスエレクが凋落する背景ですね。折角、世界トップなのに…今ではグーグルなどの後発に、後れを取る有様です。全ては、このROEの浸透度に掛かっていると言っても良いでしょう。

カタルの読者の皆さんは、このカタルのヒントを参考に、自分でこの問題を考えておいてくださいね。理由は銘柄選別に影響を及ぼすからです。カタルの構想が理解できなくなります。例えば、昨日はNECが人気になっていました。この背景は富士通に始まっています。昨年後半、カタルは保守的な銘柄として「富士通」をご用意しました。500円を割れていたのですよ。今では信じられないだろうと思いますが、それから一貫してカタルは富士通を推奨し、折に触れ取り上げています。この株高の背景が「クラウド」の発展にあるからです。何故、クラウドが大きく伸びるかと言えば、ROEの考え方が生きるのですね。

何も自社開発する必要もなく、外部調達すればいいのです。クラウドを利用すれば、世界中の製品から選ぶことが出来ます。自社グループの割高な部品を利用する必要はありません。昨日の日経夕刊のスパコンの記事を読みましたか?1/10以下で「京」を上回る製品が開発できるのです。おそらく経営者が意識変革するだけで、日本の企業は多くの無駄がありますから、一気にROEは上がり、株価が3万円を目指すでしょうね。日経新聞の記者が、先ず、その事をよく調べ、自分なりに考えを纏め、社を上げて報道する事が、日本の発展に繋がるのです。フジテレビの日枝さんのような村論理を許してはなりませんね。会社は株主のものなのです。何故、「アマダ」の勇気を、一面掲載しないのでしょう。100%還元を広めればいいのです。何も三菱UFJだけではありません。商船三井などの株価も、何故、こんなに安いのでしょう。

富士通に続きNECが買われるのは、ROEが進展するからです。つまりクラウドが大きく伸びる背景が存在しますね。乖離が大きく見えるNSWも、目先の調整が済めば、いよいよ4ケタを大きく超えることになるでしょう。市場に流れる潮流を見逃さないでくださいね。

カタルは日本通信を推奨する時に、ソフトバンクを空売りして日本通信を買うのが筋だと…以前、述べました。今朝の日経新聞は、その事か?…と思い、記事を読むと内容が違いましたね。すこし市場の力は弱いですね。昨日は、以前からのカタルの予測通り、アイフルが一番人気になっています。カタルは以前から、日本通信やミクシィじゃなくて…貸借銘柄から新しいスターは生まれると述べています。贔屓目かも知れませんが、アイフルは上手く育ち始め、新規かたる銘柄候補で推奨した三菱化工機も、一気に株価が2倍になり賑わってきています。勿論、カタル銘柄のケネディクスも順調に下値を切り上げています。

この輪が広がり、三菱UFJなどの出遅れに広がるかどうか…。過当競争分野ですが、商船三井の、この株価水準も安いと考えています。商船三井は、確か記憶によれば、ベトナムに港湾設備を自前で用意したのですね。「東西回廊」絡みのキーポイントですね。最近は運転手が不足し、内航船の好調さが伝わっています。

15000円前後で、ウロウロする株価は、未だにアベノミクスの信頼性が見えないからでしょう。でも今日のWSJのこのレポートは、良い着眼ですね。称賛に値します。もしこの事が事実なら、間違いなく日本株は3万円台の最高値を目指します。効率の悪い分野を捨て、一気にクラウドを初めとするスマートコミュニティーが開花するからですね。

最近、あまり登場させてない007、そろそろ買い増しに動こうとも考えています。1500円の買いは…やはり難しいかな? 僕だけじゃ、ないでしょう。ケネディクスは、既に期日の近い玉は、全てなくなり、全建玉が利益に転じました。此処は難しいですね。やはり夏枯れ相場も…頭の中に、チラチラしています。仮にあっても僅かな期間でしょうが…。それ故、最近のカタル君は、少し慎重になっていますね。上手く相場をリードするグループが存在するのか? それとも、利食いを誘う短期調整をすべきなのか…判断が難しいのです。きっとカタルの読者の中には、利食いを迷っている人も大勢いることでしょう。

市場には「利食い千人力」の言葉もあります。判断が難しい時は、分散させることです。誰にも未来は分かりませんね。どっちに転んでも良いような体制作りが必要なのですね。「上がっても良いし、下がっても良いし…どっちでも良いよ。」と言うポジションを作るべきなのでしょう。自分の力量を知るのは、やはり自分だけなのですね。良くメールで投資相談を受けますが、その人の生活環境も、性格も分らないで、アドバイスが出来る訳ありませんね。投資と言うのは、総合的な判断なのですね。単に株が上がるとか、下がるとかと言う問題とは別物です。どんな株も必ず儲かります。下がれば買い続ければ、10年に1度ぐらいは、チャンスがやってくるものでしょう。カタルの三菱UFJ推奨は、ずっと続いていますね。金融危機で下がり始めてから…ずっ~と、です。カタルの現在の認識では、4ケタ水準が妥当だと考えています。年金基金がだらしないのです。本物の運用者の育成が臨まれますね。ようやくサントリーからベネッセと…社長も外部招へいの時代になってきました。成功すると良いですね。

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2014年07月02日

07/02

かたる:安倍政権は、歴代の政権の中で、株屋にとっては恵まれた政権です。株価に関心を持っていますからね。株が下がらなければ、支持率は下がらないのでしょう。株高のおかげで…安倍政権は「集団的自衛権の行使」が容認できました。様々な制約があるようですが…カタルは、筋を重んじる方なので、このような曖昧な解釈の変更は好みません。故に憲法改正に踏み込むべきだと思っています。実に、日本村らしい解釈の変更です。

このような積み重ねが、物事の本質を歪めるのです。日本村論理は、小さな世界で秩序を保とうとする先人の知恵なのでしょうが…。その為に諫早湾の判例のように、正反対の判決が出たり、歪みが見られますね。「出る杭は打たれる」と言う諺も、秩序を重んじる風土なのでしょう。人々の自由を奪う事で、秩序を保とうとします。村八分などの言葉は、現在のいじめに繋がっています。日米安保で揺れた学生運動が、どうして起らないのか? 今の学生は真剣に、先行きを考えているのでしょうか? やがて徴兵制度にも繫がる可能性も存在し、この問題は難しい問題です。でもカタルは集団的自衛権の行使容認は、当然だと思っているのですよ。ただプロセスが、問題だと述べているのです。東電の処理と同じです。日本人は、もっと正面を向いて結論を出すべきなのです。ウヤムヤな形を好む人種ですね。

しかし経済再生は道半ばどころか…、浮上し始めているかどうかも疑わしいですね。路線価が発表されましたが、これは今年1月1日現在の地価公示価格を、国土交通省が調べ、これをもとに、およそ80%を目処として、相続税の対象として国税庁が算出しているようです。 地価公示価格は1月1日現在のものを、3月に発表していますね。固定資産税評価額も、地価公示価格をもとに、およそ70%程度で総務省が作成します。唯一の独自調査は、7月1日の評価基準日の基準地価で、9月頃の発表予定となっていますね。都道府県が独自に調査しています。なんか…ややこしくて縦割り行政の弊害ですね。

この路線価をみると、未だに0.7%ですが、全国平均で値下がりしています。「1300兆円の逆襲」と言うシナリオは、なかなか浮上しませんね。ただ大都市圏では、既に上昇を開始しています。既に都心の不動産は、2割以上、ボトムから上がっています。ここで改めて国民経済計算統計からの…我が国の土地資産の推移のグラフを掲示しておきます。「1300兆円の逆襲」シナリオのメインになる元なので、確りと認識して置いて下さい。わが国は、米国の庇護のもとで戦後復興を成し遂げ、荒廃する戦火の中から先人の努力で先進国の仲間入りを果たしました。GDPの源は付加価値の増加です。付加価値を増やすには人口の増加と効率化ですね。(付加価値とは、パンのケースなら、小麦粉を加工して価格を上げて販売しますね。その上昇分の合計です)

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その為の基礎となっているのが、資産価格の上昇が…絶対条件なのです。カタルが最近何度も引き合いに出す。フランスの経済学者のトマ・ピケティの「21世紀の資本論」、カタルは読んでいませんが、何しろ翻訳版がまだ発行されていません。トホホ…。解説によれば、労働の富と資本取引の富は、7倍に格差が拡大している…と解説しているらしいのです。良いですか…、日本は宮澤さんらの選択の失敗により、地価を下げようと躍起になっていたのです。この理由が、所得の5倍で家を買うと言うものです。庶民にも手が届く水準で、豊かな生活を目指したのですね。その為に地価が下がり、膨大な不良債権が生まれ、負の連鎖が始まったのです。これがデフレの根源です。これに加えて村論理的な発想である清貧思想が起ります。どんどん…と、論理価格以下に株や土地が下がりました。ようやく安倍政権は、これまでの間違いに気づき政策転換をします。これが異次元緩和から始まった成長戦略ですね。

世界のどの国も資産価格の重要性を分かっています。日本には資本取引で得た富を「不労所得」と呼び、蔑みます。そうして「ものづくり」を崇めていますね。だから非効率な社会形態が蔓延り、矛盾が生まれても取り繕って、その場しのぎを繰り返してきたのですね。本家、本元の資産価格の上昇を謀らなくては、投資などは起きませんね。シャープのケースを考えれば、明らかです。2000億も3000億円も投じて、新工場を建てても稼働率が落ちたと言って、不良資産扱いで…減損会計を強いるのです。如何に、金融庁の清貧思想が歪んでいるか分かります。ダヴィンチは一時的な金融危機と言う仕組みの中で、収益採算は合っているのに、地価が下がったと言われ、売ってもいない資産の減損会計を強いられたのです。そうして市場から消えました。諸悪の根源である資産価値評価と、清貧思想が蔓延っている為に、日本に投資がなかなか生まれません。

こんな事は、小学生でもわかります。資産取引が儲かるように、容積率の緩和や税制優遇など…様々な方策があります。異次元緩和から間もなく2年が経過し、ようやく投資意欲が復活します。ソフトバンクの孫氏は、先見の明があります。だから銀座中央通の不良債権だったティファニービルを、個人で買ったのです。株の原理を良く知って欲しいのです。カタルは「ケネディクスが新高値更新は、既に決まっている」…と、述べている背景を語っているのですね。失われた1300兆円が、甦ります。この24年間、米国も中国も資産価格の上昇と言うマジックを使いながら、経済を拡大させているのですね。僅か、1368億円足らずの時価総額の会社が、1兆2000億円以上の資産の運営をしているのです。地価の10%上昇は、時価総額に相当するのです。「1300兆円の逆襲」は非常に、ワクワクするシナリオです。野村証券の社員は、馬鹿かと思いますね。役員は挙ってアラブの王様相手にセールスすれば良いのです。

リートは国策にもなっています。国や地方政府の資産を買い取り、借金を減らせばいいのです。「官から民へ」の象徴的な銘柄になりますね。もし此処まで見えるようになれば、株価は1万円でしょう。国の借金を減らす手伝いが出来るなんて…証券マン冥利に尽きますね。実に男子の本懐である、やりがいのある仕事のテーマです。野村の役員は何をやっているのでしょう。ちゃんと仕事をして、10億、20億の報酬を要求すればいいのです。氏家体制辺りから…小粒になっちゃったね。株屋は株屋らしく…夢とロマンに邁進すべきです。これがカタルの1300兆円の逆襲のシナリオですね。

少子高齢化の中で、GDPを増やすには、いろんな工夫が必要なのです。今はチンタラしているケネディクス、皆さんは、まだカタルの語っている事を、幻想だと思っているでしょうが…やがて現実になります。だから…株数が勝負なのです。515円で、今日は買い増ししましたが、先日までの買い値の高値は510円なので5円、上を買ったことになりました。どうやって株数を増やすのか? 貧乏人は四苦八苦しながら、努力を続けています。やはり化工機では、駄目なのですね。少し上がると…直ぐに規制です。売り物が存在する株の方が、現在の環境に相応しいのでしょう。化工機も良い素質を秘めていますが…このクラスでは、相場に厚みが生まれませんね。アイフルクラスは、結構、売り物も存在します。やはり4ケタを目指すのでしょう。でも資質は、ケネディクスの方が群を抜いて上ですね。それでは、また明日。

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2014年07月01日

07/01

かたる:今朝方のニュースをみると、ナスダック市場が14年2月ぶりの高値となっていました。カタルの記憶では…ITバブル時の高値は、もっと高かった筈…と、気になりデータをみると、3月10日に高値5132.52ドルで、その日の終値は5048.62ドルでしたね。あの時は最後の駆け上がりで…熱狂の中で付けた株価なのでしょうが、もう直ぐ、実質的に、その水準を上回る事でしょう。そうすると…名実ともに本当の新高値になります。昨年、カタルはソフトバンクの高騰を見て…光通信を連想し、株価は5000円台から9000円台に上がった時期があります。昨年後半のタイミングでしたね。

カタルは、こう考えています。押井監督らが描く、電脳の世界であるSF小説のような社会が実現すると…ほんとうに思っているのです。やがて人類は駄目になった臓器のパーツを換えるだけで生き延びる時代になるのでしょう。(J・TEC)生命保険などは体質を変えるのでしょうね。ITバブルは、その時代の兆候だと考えています。そうして14年が経過し、今年はその高値を抜くと言う事は、いよいよ、夢であった色んな技術が、続々と開花を迎え、SFの世界が実現化します。ナスダックの高値更新は、そんな意味を秘めていると解釈しています。

読者の皆さんは、またカタルの戯言に付き合わされると…ウンザリするかもしれませんが、実は、このような空想が相場観には大切なのです。カタルが相場を先取りできる? その理由は、この連想ゲームが得意だからですね。毎日、空想すれば…やがて皆さんにも相場が見えるようになります。例えば、日本通信が上がるなら、同業の要素を持ったIIJ(3774)も、上がらなくてはなりません。日本通信の相場は、そうでないと偽物なのです。通信料が高く、格安スマフォは、何も日本通信だけではありませんからね。でも相場は日本通信なのですよ。2番手、3番手は相場としての質が、格段に落ちます。

同じような発想で、マツダが一昨年から上昇しましたが、ダイハツやスバルも大きく上がりましたね。マツダはお金がなく海外展開が遅れており、国内生産が中心だった為に、為替の影響度が大きいから選ばれ、人口2億のインドネシアが好調なダイハツが選択され、米国の回復で、スバルが買われました。基本は世界景気の回復から、需要が正常に戻ったのですね。勿論、トヨタも上がりました。基本的に、自動車全般が上がりました。カタルがここで述べたいのは、一つの銘柄が上がる背景を知っていれば、追随するべき銘柄が見え、それも上がるのが筋ですね。でもIIJは追随が鈍いと指摘されるかもしれません。それは売り上げに対する変化率の観点が、違う影響もあるのでしょう。更に経営方針も違うかもしれません。もう一つ、考えられるのは、日本通信が過度の期待感を背負っていると言うものですね。いろんな要素が考えられます。

一つの産業が拡大するときは、新しいスターが誕生します。まだ言葉も一般化しておらず、新しい産業のイメージが湧かない人も大勢いるでしょうが…カタルはスマート・コミュニティーと言う大きな社会変化を感じていますね。スマフォの誕生から様々な生活が便利になってきます。ユビキタス時代の到来ですね。家電の遠隔操作など当たり前の時代です。電力の無駄は、前から言われています。効率運営が進めば、電力料金も下がるでしょう。送電ロスは前から指摘されていますね。小型原発時代を迎えるかもしれません。東京に30個ぐらいの小型原発を造れば、送電ロスもなく、仮に事故が起きても小型なら管理できるでしょう。

原発にアレルギーがあるなら、燃料電池でも良いですね。地産地消の概念が電力業界には必要だと思います。情報を管理できれば、渋滞はなくなるでしょう。情報のクラウド化はどんどん進みます。富士通が割高水準まで、買われる理由の背景を…確りと考えねばなりません。やがてクラウド関連銘柄は、みんな高収益の世界に羽ばたくでしょう。NSWはそんな銘柄群の中で、スター的な存在になるかもしれません。

株が買われている背景を考えていくと…色んな背景が見えます。昨日はサラ金業界が高かったようですが…今井判決の修正が始まりました。自民党ではサラ金法の修正に動いているようです。でもこの本質を考えていくと…金融庁の貸し出し基準の、過剰な厳格化の修正が行われるべきなのです。末端の裁量権を、お上が握ることは…明らかにやり過ぎです。日本村社会が疲弊する本質は、此処にありますね。国民も、なんでもお上頼みです。ライブドアのような独創的な発想を認める社会環境が必要なのでしょう。プロ野球の球団をDENAが持とうとしたら…散々揉めました。ナベツネなどの既得権力者の跋扈が生んだ弊害でしょう。アマゾンの空中運搬システムなんか…発想が独創的ですね。高度を限り、空中圏を開放すればいいのです。それは航空機やヘリコプターなどの発着地域は制限せねばなりませんが…。

安心・安全も必要ですが、物事には限度がありますね。事故はどんなに安全を計っても起こる時は起きます。まぁ、カタルの倫理観は、大雑把過ぎると言えば…そうかもしれませんが、カタルは自由な発想や行動を認めるべきだと思いますね。価値観は人それぞれで、画一化されたものではない筈です。共同生活なので規則は必要ですが…悪戯に人間の行動を縛るべきではないでしょう。

昨日、述べたかどうか…金曜日に大きく日経平均は下がりましたが…おそらく期日の関係じゃないかと推察しています。この7月は、期日のラッシュを迎えます。新興御三家から指数による眉唾の上昇をみせられ、アベノミクスに期待感が戻りましたからね。外資系の演出に僕らは捉まり、1月に買付いた人も多かったでしょう。直ぐに相場が急落し2月4日に最初の転換点を迎えていますが、今月は若干、この需給圧迫があります。

ようやく真価を発揮できるようになって来ましたね。ケネディクスの本日の高値528円は1月17日の522円をクリアしました。あとは12月30日の551円ですが、既に期日は通過していますね。お待たせしました。此処から上昇スピードが、だんだん速くなるタイミングですね。今までは運動会の予行演習のようなものです。何度か、上げては下げを繰り返してきましたが…そろそろ上昇角度が変化する場面を、今月の何処かで迎えるのでしょう。カタルは期日の関係で、今日は売りましたが…、今度は売った株価より高値を買うことになるかもしれませんね。楽しみです。

売っても、売っても上がる様な相場に入れば…信用創造が確立されていきますね。もう恐いものは、なくなります。やがて出遅れている三菱UFJも上がることでしょう。明らかにおかしな評価の株は、市場に相当数、存在します。急激な水準訂正が行われますね。先ずは日経平均株価で2007年の18300円どころですが…この水準は簡単に突破する事でしょう。

大相場で儲けるにも度量が必要になります。誰もが簡単に儲けられる程、相場は甘くありません。それなりの度量が必要になります。一つは株価をみないと言う手もあります。株など…買ったままにして、5年程度…何か別のことをする事でしょう。きっと大きな変化が生まれていることでしょう。

先ずは信用創造ですが…、やがてクラウドからスマート・コミュニティーの変化が訪れますね。トマ・ピケティ氏の「21世紀の資本論」には、資本取引の富と労働対価の富は、7倍の格差があると書かれているとか…。この意味を、よく考えねばなりませんね。昔、明治の頃、殖産振興の為に、日本はお雇い外国人を招き入れ、学びました。その中の一人、アーネスト・フェノロサは、その高額な報酬をもとに、日本美術を発掘し蒐集して、ボストン美術館の礎の一角を築きましたね。この頃の報酬は、一般庶民の給与に比べ、大きな格差があったと言われています。別にお雇い外国人だけでありませんが…、平民と特技を有した人の給与格差が大きくなるのが、パラダイム・ショックの現象でしょう。そのような革新的な、劇的な変化を、これから、我々は迎えることになります。時代を感じて投資して下さいね。後は投資家、それぞれの度量が、あなたの儲けを左右することになります。所詮、小者は小者の器なのです。我々は自分自信を見つめ直し、悟らねばなりません。

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