未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年08月05日)

かたる:久しぶりの米国株の反発ですね。日本株は昨日、第一弾の峠を越え、最も早い株価回復のパターンは、この辺りからの反発です。最も遅い反発は、あと2か月ほど後になりますね。同時に、底入れのタイミングを計る目安として…仕掛け売りがあります。昨日、久しぶりに、その動向が見られたのがケネディクスです。カタルには、そのように感じられました。丁度、今年3月末に大量の売り物を、場に這わせ、300円割れを演じた演出に似ています。でも昨日は、意識的な売り物提示でしたが、そんなに多くなかったですね。

同じように…540円と指摘した、壁を突破したアイフル。先々週の550円の所で、筋の買いと思われる動きがありましたが、昨日は、難なくこの壁を破られ、540円を割っています。今日は今の所、反発しており、この動きは演出だったかもしれません。この辺りは、筋の力量次第で…場味の問題もあります。場味と言うのは、全体の市況環境の事ですね。NY株価とか、ウクライナ情勢からポルトガルのエスピリト・サント銀行(BES )の話など…、仕掛け筋は、全体の場味をみながら行動します。だからポイントと思われる株価近辺の板状況などを…良く観察してないと、このイメージが分かりません。テレビを見ているようなものです。

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同時に昨日は、ソフトバンクが下値保ち合いから、一段安していました。チャートを掲示しておきます。どうにか維持してきた、下値ボックスが遂に破られましたね。背景には、フランス企業のイリアドによるTモバイル買収発表などあり、イリアドも格安スマフォ、最安値プランで、月間3ドルを提示しているとの報道もあります。ソフトバンクは日本で価格破壊を謳いながら、大手通信業者と同じプランです。応援しているソフトバンクですが、このような現実を考えると、最近は同じ穴のムジナとの印象を受けています。しかしスプリントの買収やロボット進出など…、やはり日本人としては、他の企業に比べ捨てがたい魅力はあります。

カタルは、何度も述べていました。現物小型株相場からの脱却を…と、かなり長い期間、この構想を提案してきましたが、道半ばで挫折しましたね。まぁ、挫折と言うより、当然の調整の範囲でしょうが…。全体が大きく崩れない背景は、日銀のETF買いなどもあります。昨日は久しぶりに156億円を、8月1日の144億円に続き買っています。もう一つが、秋に予定されるGPIFの株式保有期待でしょうね。どうも日経新聞の…GPIF買いの報道を疑っています。GPIFが春に株を買っていたと言う記事ですね。カタルは、国家公務員共済組合連合(KKR)などの…先行買いではないかと思っています。基本的に公務員は「コスコイ?」(方言かな?)一般的には「ずるい」が妥当でしょうか…、そのような連中です。NTTの上場などをみれば、本質が見えますね。

話しが逸れますが、ようやく資産デフレの改善に動いているのでしょうね。カタルは日本経済が立ち上がる為の条件として、第一に、この資産効果を掲げ、信用創造が必要だと述べています。その為に、ケネディクスを「1300兆円の逆襲」を、本命として選択していますね。つまり土地も株も資産です。この資産効果がなくて、経済は円滑に再起動しないのです。此処に新時代のスマート・コミュニティーの創設が、絡みますね。この事は既に、何度も、何度もカタルは繰り返しています。いい加減に皆さんは嫌になるでしょうが…。

相場の転機に現れる現象を、冒頭に三つ掲げました。特に、ソフトバンクの動きに注意を払ってください。此処から本番です。7000円割れがあるかどうか…。この辺りが参加のポイントになると思います。相場全体を把握するために、自分が買ってなくても…株価の動きを注視する必要があります。ミクシィやコロプラなどの終わっている銘柄に、関心を抱いてはなりません。カタルは、この秋から来春にかけて…本格的な二段上げ相場を想定しています。丁度、2012年11月から春にかけて起ったような現象の相場を、イメージとして描いています。アベノミクスの逆襲です。一部で存在するアルマゲドン・リスクを、昨日は述べました。スタグフレーション・リスクですね。政策の選択次第であり得るのです。今は非常に際どい場面ですね。当然、このような懸念が実現すれば、ケネディクスも沈みますよ。PER10倍路線へ逆戻りします。おそらく今期の一株利益は30円でしょう。これを超えるかどうか…。

ただイメージとしては、ケネディクスは「期ズレ」し、上昇角度が2003年からの環境より鈍い印象ですね。金融庁は厳格な減損査定を求めていたと思っていましたが…未だに含み損を抱える物件も、持ち合わせているようですから…業績の急上昇は、来期になるのでしょう。昨日のヒントが分かりましたか? 年内に介護リートを上場させる目標を掲げていましたね。この意味は、この会社の収益構造を考える点で重要です。基本的に私募債やリートなどの組成は「受け皿」です。

仕手筋が株価を上げ、浮動株を吸い上げますが、その浮動株をプールしておく受け皿が必要になります。自分達が安値を買って、高値で売るために必要なのですね。土地も一緒です。ケネディクスの素晴らしいのは、どんどん受託資産が増えると管理手数料が増える点ですね。これは順調に伸びています。1兆2000億から1兆4000億円へ増えますね。このフィーは、少ないでしょうが、これが基礎体力の元になります。この他にファンドの組成の時に、様々なフィーが計上されます。ケネディクスは、外資系の資金を日本に導入する不動産信託の案内会社のようなものです。地銀は国債を売り運用先に困っています。だからリートが大きく伸び、私募債がガンガン売れます。1兆円以上のファンドを抱える会社は他にありませんね。1%抜くだけで100億円です。2%、3%と大きく抜ける場面が何れ来ます。基礎条件を考えただけで、値嵩株の素質は十分ありますね。その演出があの説明会資料からも感じられます。

しかしカタルは今日、ケネディクスを久しぶりに損切りしています。僅かですが…リスク管理です。万が一の用心です。500円以上が買っておきながら、ここで売りなんて…おかしな行動ですが、これもカタル流のリスク管理です。貧乏人は仕方ありませんね。ある程度、相場に身を委ねなければ…なりません。カタルの相場観とは相反する行動ですが…仕方ありません。損と言っても値幅で10円あるかどうかなのですが…。常に一定の信用維持率をキープせねばなりません。貧乏人が、なかなか株で儲けられない理由の一つです。

同じ条件下で博打をする場合、絶対にお金持ちに敵いません。理由は資金力がないからです。素人が株で負けるのは、資金力の勝負が出来ない為ですね。だから証券会社は基本的に信用取引基準を設け、弱小顧客には信用取引を認めず、現物株の売買に限定したのです。相場論の話しではなく、多くの場合、株で負けるのは、自分の力量を把握できない為ですね。相場観ではないのです。株なんか早い話、買い続ければ絶対に負けません。倒産しない限り…存続さえすれば、いつか勝てます。双日だって、そうですよ。懐かしい銘柄ですが、下値を買い続ければ、絶対に勝てますね。ドル平均法を用い、買い下がればいいのです。ドル平均法の素晴らしい所は、一定の金額で買う所です。株価が半値になれば、買う株数は2倍になりますね。

だから株価が下がってから反発すると、大儲けが出来ます。日銀は絶対に負けませんよ。日銀がETFを買い続けて、誰かが「株で損をしたらどうするのだ?」と、馬鹿な質問をしましたが、日銀が負けることは絶対にありません。下がるほど儲かるのです。余談が多くなりましたが、今日はカタルが注目している3つの要素を掲げました。株価の見所ですね。

一つはケネディクスの売り仕掛け、もう一つはアイフルの550円の攻防、そうしてソフトバンクの下落開始です。何れも、もうすぐ訪れる転機を示しています。更に3つとも貸借銘柄ですね。売り仕掛けが入りやすい銘柄です。小型現物株など…どうでも良いのです。いつ反発を開始するか? 割安水準の金融株と共に、観察して置く注目点を今日は掲げ、レポートを終わりにします。株式相場にも、歌舞伎のような見せ場があります。歌舞伎の世界では「成田や!」とか「音羽屋」と掛け声をかけることを「大向う(おおむこう)」と言うそうです。僕らも株式相場で、そんな粋な連中になりたいものです。「よぉ~、ケネディクス!」は、少し洒落ていませんね。なにか、屋号を考えないとなりません。

ソフトバンクなど…下げが加速すれば、チャンス到来です。

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投稿者 kataru : 2014年08月05日 11:23