今日の市況(2014年08月07日)
かたる:ようやく決算期待なども消え、夏枯れ相場も分岐点に来たようです。理由は?…と聞かれても難しいのですが、一つは日経新聞のコメントですね。17面に「主力株の下げ目立つ」となっています。トヨタのケースをみれば分かりますね。7月中旬より決算期待で戻り始めており、その後、再び下げています。まぁ、トヨタクラスになれば、長期線の指標である200日移動平均線は重要な意味を持ちます。基本的に日本株は、異次元緩和による乖離調整を、1年半になりますが…続けているのでしょう。この過度の期待感が、1月から剥がれた訳です。昨年末から存在した「アベマゲドン・リスク」ですね。そんなに簡単に、25年近く続けたデフレ環境が変わるものではありません。途中で、何度か…転換ポイントはあったのですが、日本の選択は悪いものばかりでした。その為に、バブルの清算が後手に回り、遅くなり傷を広げ…さらには江戸時代の鎖国制度同様の日本基準が、村論理で存在していました。この論理を打破するために、やはり世代交代を待つしかなかったのです。幕末も、基本的に若者が中心に、改革の口火を切りました。主導した多くは下級藩士です。
本格的なパラダイム・ショック(枠組みの変更)とは…、やはり世代交代が必要なのですね。おそらく安倍政権は歴史に残る総理になるでしょう。カタルは上京以来、いろんな政権を見て、不満を抱いて来ましたが…比較すると、彼は良くやっていますね。ただカタルも、やはり甘いのでしょうね。秘密保護法案や集団的自衛権行使などに対し、当然、必要だとは思いつつ、プロセスに違和感を抱くのですから…。心の中でやはり抵抗感があるのでしょう。しかしグローバル・スタンダードの基準では、至極、当たり前の常識です。このような強引なやり方が良いのかも知れません。竹中平蔵が、あの時、強引な手法で清算を強要しましたが、少しやり過ぎだ…と、カタルは批判しました。でも必要だとは思っていたのです。もし90年代なら確実に賛成していたでしょう。でもUFJ以降のやり方は、やり過ぎだな。…とも思っていました。その弊害は、金融庁のその後の姿勢に繋がりましたね。だから「流動性の罠」から、なかなか抜け出せないのです。
この事は、設備投資を見ても分かりますね。昨日かな? 政策投資銀行の調査で、新規の投資より保守管理の補修の設備投資が、多かったですね。つまり、これまで延び延びになっていた設備投資を、ようやく着手するわけです。今は、日本政府への信頼感が戻るかどうか…の瀬戸際ですね。通常はスマート・シティーに向けた投資が、ガンガン起こるのですが…。これまで産業界も、自民党には「煮え湯」を飲まされ続けています。2010年には日産自動車が、とうとう痺れを切らし、タイへの生産移転を加速しましたね。これをみて、他の自動車会社も横並びです。自動車は部品工場などの下請け生産体制が整わないと生産が出来ません。だからある程度、工場群が集積しないと効率が悪いのですね。本来なら、九州に最新鋭の工場を新設しても良かった筈ですが…政策当局に、呆れた訳です。でも安倍政権は、どうでしょう。経団連のチームを引き連れ外交に飛んでいますね。完全に一体化し始めています。
カタルの卒論は、タイト貿易(ひも付き)がテーマでした。経済援助とは名ばかりで…その資金を活用して、日本企業が輸出をするわけです。中国には長年、かなりの経済協力をしています。でも余り、この現実を中国国民は知りませんね。基本的には戦争の賠償補償だったのです。韓国もそうですよ。調べてみれば分かります。安倍さんは良く仕事をしていますよ。今度、第二次内閣を組むそうですが…安倍政権の生命線は株価ですね。昨日、日銀のETF買いについて…触れましたね。今日の日経新聞に、小さな記事ですが3日間連続となっていました。少し解説しましょうね。
上のグラフの通りですが…。これまでも日銀は買い続けており、基本的に浮動株が、だんだん市場から消えています。時間効果は、間もなく4年になります。2010年10月の包括的金融政策からです。そうして、ここに来てGPIFの年金資金の参加ですね。此処で思い出して欲しいのですが、日本の官僚組織は馬鹿ではなく、狡いのです。先ずは共済年金の買いからスタートしていますね。これでも株価が上がらないとすれば、更に企業年金にも株式保有の比率を引き上げるでしょうね。ようやく…本格的に信用創造がスタートしたのです。カタルは土地資本の「1300兆円の逆襲」をメインに、一番、恩恵を受ける会社として、早くから、ケネディクスに狙いを定めました。早すぎる故、苦労していますが…。
金融庁の融資査定で、厳格な減損会計が強要されているから、ケネディクスの持っている不動産は、最安値になっていると思っているのですね。減損会計は常に最安値に簿価を引き下げることを強要します。この処理損を計上しなくてはならず、ダヴィンチは持っている不動産の採算利回りは合うのに…無理やり不理屈な時価を元に、減損会計を強要され市場から消えました。だからカタルは金融庁を批判しているのです。不動産は取得価格により、利回り採算が弾き出されているのです。ダヴィンチはレバレッジを掛け過ぎていたのでしょう。その為にエクイティー分を、厳格に金融庁は求めたのでしょうね。確かに正論です。日銀マンの論理と同じですね。バブルの最中に厳格な時価会計を用いて、指導していれば…こんな事はなかったのです。収益還元法価格と言う底値の時に、厳格な指導をするから…カタルは憤慨している訳ですね。でもこれも時代の流れ…。ようやく政策官僚は資産デフレの弊害に気付き、日銀が包括的金融政策を実行し、間もなく4年です。
いかにも日銀マンらしい、チビチビやるから、なかなか表面的な結果に繋がりませんでしたが…浮動株の吸い上げが続けられ、今度は、ようやく少しの買いでも株価の成果が出てきますね。この年末年始はバラ色相場が、再び、スタートするとみています。だから野村証券や三菱UFJでも良いですよ。いよいよ二段上げのスタートを切ると考えています。カタルは以前から述べているように、ハイリスク・ハイリターン派です。だからジャンク債を卒業したケネディクスに狙いを定めているのです。ケネディクスの時価総額は1588億円です。この会社の動かせる不動産は、年末に1兆4000億円になります。
年間1%のフィーを抜くだけで140億円ですから、今の株価は非常に割安に見えますね。管理手数料だけの話です。これから上がる値上がり分を加味してご覧なさい…、小学生でもわかる算数ですね。絶対に世界中のファンドが、挙ってケネディクス株を買い始めますね。大株主に米国年金ファンドの「ステート・ストリート」の名前が出ていますね。彼らは入念に、下調べをしてから…買い参加します。お墨付きですね。当然、彼らは日立やトヨタなどの大株主でもあります。何もカタルは、法螺だけを並べているのではないですよ。自分で調べれば分かることです。
今日から明日、日経平均株価はゴールデンクロス(75日線が200日線を上に突き上げる)形成し、ようやく正常な株価上昇パターンに突入します。ケネディクスのチャートを示して解説しても良いのですが…面倒だから、自分で見てくださいね。カタルは今までは売り先行で来ましたが、今日は418円で指値買いを入れようか…どうしようかと散々、悩みました。あの時、300円割れを買うか、安全を求めるか…と同じ選択です。でも残り資金も乏しく、今日は自重しました。昨日まで売っていたのです。昨日は寄り前からの注文のせいか、あの435円の指値が売れましたね。高値ですよ。此処からいよいよ買い場です。この422円から380円辺りまで…、買い続ければ良いと思っています。ただ問題は、やはり日柄ですね。基本路線は決まっていますが…。やはり最大2か月は、無理をしない方が良いのでしょう。10月になれば、多少の無理をしても構いません。しかし…まだ、まさかの事態は、あり得るかもしれません。
証券マンの人は、この辺りからお客様に薦めましょうね。今、種を蒔かないと…秋から始まる本格的な上昇相場に、乗り遅れます。自分で買う訳でなく、お客様はどうしても、株価が下がっていると躊躇します。事前に、相場観を描いて見せておかないと商売になりませんよ。カタルの推測が、当たるかどうか分かりませんが、秋には、野村証券や三菱UFJ銀行も、大きく水準訂正を始めるでしょう。日経平均を予測しても仕方ありませんが、新値追いをすることは…間違いありません。何度も言いますが、日本株はバラ色です。この資産効果が生まれ、スマート・コミュニティー投資が加速するからですね。ようやくトンネルの出口が見えてきました。おそらくケネディクスは急騰するのではないかと…と期待を込めて観ています。その理由は板状況などの判断からですね。カタルを信用できない人は、528円の直近の高値を抜いてから、買い参加をスタートさせて構いません。基本的に2012年秋からの異次元緩和の乖離調整がようやく終わり始めています。故に本格的な第二波動に、相場は移るのでしょう。
しかし何度も、カタルは述べています。誰も先の事は分かりません。だから何度かに分けて買えば、良いのですね。売る場合も一緒ですね。ブツブツが、何故、旧軽井沢に別荘を持っているか…彼は10万株を買えるお客に、1千株しか薦めないのです。投資などそんなものかもしれません。ケネディクスだけでなく、007やJ・TECもご期待に沿える銘柄だと思っています。株の基本は下げたら買えば良いのです。問題は自分の力量をどう把握するか…この問題に尽きるのです。自分自身を良く知ることです。
そうすれば、株で利益を計上できるようになると考えています。カタルは基本的に、ここからは無理しても持ち株を維持し、余裕が生まれれば、今度は、又、買い増し姿勢に転じようと考えています。前回は500円を、もう割れないと考えていましたからね。買い増し株数は減らしましたが…500円台もかなり買いました。トホホ…。そのおかげで評価損になり、維持率が心配で、昨日まで玉を減らし続けました。しかし、ここからは幾つかの砦が存在し、きっと大口ファンドも何処かで、参戦するでしょう。ヘッジファンドが、こんな素質株を見逃す筈がありません。彼らはプロですからね。復配を実施すると…ケネディクスは、多くのファンドの参加資格を得ることが出来ます。だから来年になると、高値を買ってくれるファンドが、続々と生まれますね。楽しみ、楽しみ…。
投稿者 kataru : 2014年08月07日 10:49