未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年08月08日)

かたる:目先筋の動きには…呆れますね。今の日本株は、基本的に昨日も触れたように…異次元緩和の株価上昇による、乖離調整という見方が正しいのでしょう。2012年秋に始まった異次元緩和による株価上昇の乖離調整がこの夏に終ります。通常、基本な株価波動をみる場合、日々線では200日線、週足では52週線が基準になります。今年、4月頃にアベマゲドン・リスクが表面化し、この水準を割り込み5月~6月に反発、そうして決算期待が消えた、今、こうやって下落していますが、ようやく正常な形の日経平均株価に移ります。このアゲマゲドン・リスクを昨年末から言い続け、消費税引上げを前の4月に日経平均株価は、底を叩きます。(13885円、4/11)昨年末の新興御三家相場は、偽物と言うか…相場のアヤと考えていいのでしょう。

次の上げは、完全に乖離調整が済んでいますから、2012年秋からの大幅上昇相場の第二段波動の準備が、整うことになります。日銀は昨日も156億円を買っており、これで4日連続です。おそらく今日も買っているのでしょう。今まで、あまり気にしていませんでしたが、株式持ち合いも終わり、基本的に日本株を継続的に売るセクターが消え、かなりの浮動株が…吸い上がっていると考えています。今度は年金資金が浮動株をプールします。こればかりは…仕手株を専門に手掛けたことがある人は、カタルの言っている意味が分かると思いますが…一般の人は、どうかな? 株と言うのは面白いもので…ある程度の浮動株を吸い上げると…あとは株価が思うままになります。発行済み株式総数は、たかが知れています。

問題は資金さえあれば、誰でも意のままに株価を動かせますが、その株価を世間が認知し承認するかどうか…なのです。この為に米国は、長年に掛けて膨大な軍事費を使い、人権擁護を謳い、世界のポリスマンの役割を担ってきたのですね。だからドルが基軸通貨になっているのです。しかしオバマは、財政事情の影響もありますが、欧州、中東などより太平洋を重視し、戦略転換をしました。此処が問題なのですね。問題はシリア辺りなのでしょう。イラクの撤兵もそうですが…。この弱腰を突かれ、紛争地域は様々な問題が生まれてきました。ようやくイラクへの空爆を容認したようですが…明らかに後手の選択ですね。クリントン女史が、オバマ批判するのは、良く理解できます。

経済も、なかなか難しいでしょう。でもこの下げはあまり心配いりません。基本的にすべて2番煎じで、株価は事前に知っているからです。おそらく買うための下げでしょう。ただ問題は、イラク問題などより、FRBの金融緩和縮小の動きですね。此方の方が、ずっと大きな問題です。このための準備が、どの程度、この1年余りで進んでいるか…。この辺りは、相場に聞かないと分からない訳です。ただ昨年5月に予行練習をしていますからね。大きな問題にならない筈ですね。今日の日経平均株価は大幅安で、200日移動平均線14951円を割れていますね。ようやく投げシナリオが生まれ、舞台が整った印象を受けます。

この所で一番注意が必要なのは…値惚れで株を買わないことです。かたるは、何度も煮え湯を飲まされています。日本通信について、先日、カタルは、こう述べました。今まではソフトバンク売り、日本通信買いだったけれど…今度は、逆になると述べています。そうして富士通なんかも…良い銘柄だが、やり過ぎはいけないと述べています。調整は必要だと…何度も述べていました。ミクシィも同じですよ。要するに、最近人気になった銘柄を押し目だと…勘違いして買わないことです。人間心理として、1200円を付けた日本通信が800円になると、当然、リバウンドを期待するのですね。超短期なら参入もありでしょうが…。こんな小セコイ売買の為に、大きなリスクを追う必要はサラサラありません。

カタル銘柄は、基本的に問題ないと思っています。ケネディクスの決算もマズマズです。この数字は、明日か、明後日に解説します。カタルの想定は一株利益30円予想ですが…。ハッキリ言って、いくらでも数字は作れるので、経営陣の意のままです。現時点で50円程度も出そうと思えば…出せる筈ですね。利益の構造をよく考えれば、カタルの述べていることが分かります。地銀は融資先がなく、困っているのです。私募債はガンガン売れますね。何故、418円で…、昨日、カタルは買おうと考えていたか? 理由があるのです。

そうして昨日から、カタルは下げても追証を入れ続け我慢し、余力が生まれれば、再び買い増し姿勢に転換すると述べています。全体が沈んでも、あと僅かです。今日の出来高から見て、新規の参入があるのかどうか…。実はカタル君、今朝は相場を見ていません。一昨日、大切な人が亡くなり、長岡に帰っていたのです。71歳なので…早いかどうか分かりませんが、ずいぶん恩を受けました。

さて、人気株が崩れ一気に調整色が際立ちますが、この中で強い銘柄が、次の人気株に育つ可能性は高いのです。建設株も悪くはありませんが、基本構造に、サプライズが生まれない構図なのですね。熊谷、鉄建などは、あまり相応しいとは…言えないと考えています。ただ欠陥を抱えるジャンク債のアイフルは、先日の536円を割りましたね。ソフトバンクもまだ下げの最中のようですね。前に述べたように、3点底かな? 6665円辺りの節を払い、一気に割れた方が、チャート的には綺麗です。この株は昨年、一貫して上げ続けていますから、どうしてもシコリ感が、残りますね。やはりケネディクスは相応しいですね。そうなるか、どうか…。カタルも分かりませんが、これほどの逸材ですからね。世界のヘッジファンドは、必ず手掛ける筈ですね。おそらく複数のファンドが入り乱れる相場だと考えています。カタルも決算を、ざっと見ただけなのですが…、やはり予想通り、年末年始に大相場で、来年の春は楽しみのようです。詳しくは後日、述べます。

NSWがここに来てようやく下げ始めました。意外にしつこかったですね。嫌いではありませんし、カタル銘柄の候補に掲げたほどなので、魅力はありますが、基本的に内容のいい割安株を、カタルは好みません。これは好みの問題です。むしろ、何故か、昨日、大きく買われ、引けに株価を崩した「J・TEC」(7774)の方が赤字ですが、カタルを惹きつけますね。007(3858)も、そうですよ。ところが…株を知らない素人は、どうしても内容を求めますね。自動車はマツダなのでしょうね。カタルは2010年かな? 現役を引退する前に、中国市場に注目し仕手性発揮でマツダを注目していましたが…。今の売れ行きは、かなりのものです。ここに来て介護のツクイ(2398)なども強い動きをしています。カタルの推奨は900円前後でしたが、間もなく1100円に迫りますね。投資家それぞれが、自分の力量で、銘柄選別をすればいいのですね。保守的な人は「三菱UFJ」や「商社株」などの配当利回りでも、買える銘柄を選べばいいのです。日本株は基本的に大きな変身の余地があり、割安なのです。経営者はROE経営に目覚めるべきなのです。

今日のような下げは、ある意味でチャンス到来ですね。日柄的に無理をする必要はありませんが、夏枯れ予想が既に実現していますから、これで新しい展開に向かう準備が完了します。今度は、先行きを見つめ、新しい行動を取るべきタイミングになって来ました。今日にもG・Cかと思いましたが…株価が下げている為に遅れているようです。あと13円差(200日線と75日線の移動平均差)のようです。来週初めにも、変化日は実現するのでしょう。ただ、あくまでも一つの目安に過ぎませんからね。こんな事は当たり前の事ですよ。

基本的に、このような全体相場の潮目が変わる瞬間に、新しい動きが見られます。だから注意深く…相場を観察しなくてはなりません。ブツブツは、何度も述べていました。株価が下がることが、どんな好材料より、最大の好材料なのだと…彼は良くお客様に言っていましたね。これこそ、株式相場の神髄を突いた名言です。「株価が下がることが、最大の好材料なのです。」よく、この言葉の意味を噛みしめてくださいね。最後にケネディクスの会社説明会資料を良く観なさい。なぜ、カタルが「乗るは大相場のみ」の格言を大切にして、ケネディクスに関しては、株数勝負と述べているのか…根拠が分かるかな? 江戸時代から明治に移行する時に、岩崎の三菱財閥は生まれたのです。今回のパラダイムショックも明治維新に匹敵する内容なのです。

それでは、また明日。今日はアップが遅れ、申し訳ありませんでした。ゴメンね。

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投稿者 kataru : 2014年08月08日 11:57