未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年08月11日)

かたる:先週末の下げは、かなり違和感を覚えます。何か筋の悪い強引な手法のイメージでした。だって、今までの方が…市場で言われている地政学リスクは、高かったのではないでしょうか? ようやく空爆を認可したオバマ政権の評価は低いですね。彼の功績の一つである国民健康保険も、個人主義で、責任感や独立意識の強い国民なら、事前に自分で保険に入るべき…との教育は受けていますからね。だから考え方によれば、保険に加入しない自由を奪っているとも言えます。民主党らしい考え方です。

努力しない人間を、悪戯に助けるべきではないと言う考え方も、よく理解できます。ソ連は理想主義を掲げましたが、結局、破れたのは、人間には甘えがあるからですね。この甘えがあると…努力も怠ります。この辺りは米国人と、イワシ民族の自立できない日本人とは…大きな違いです。日本人は「みんなで渡ろう!赤信号」ですからね。だから無謀な太平洋戦争の開戦に踏み切るのです。特攻隊の「桜花」も同じです。無駄な作戦です。しかし韓国人は、シツコイですね。日本人には「水に流す」と言う言葉がありますが…。彼らにはあるのでしょうか。

朝日新聞は、従軍慰安婦問題の証言は、虚偽の可能性があると発表していました。元朝日新聞記者、植村さんのねつ造した記事だった…と、8月5日に検証記事を発表したそうです。ただ強制的か…どうか、分かりませんが、実際に存在していたわけでしょうから、やはり、その背景責任は免れないでしょう。だから真摯に謝罪し、関係を修復すべきだと…カタルは考えています。尖閣も同じような理由で、譲歩の線引きをしっかり引いて…、終結すべきだと思いますね。悪戯に、過去を争う事にエネルギーを使うより、未来にエネルギーを使った方が、遙かに効果的です。何故、日本は、失われた時代を、延々と続けたか?

未だに、過去を検証した、責任問題が出てきませんね。カタルは原発処理の時に、政府系の原発委員会など…稼働の権利を与え運転を認めていた調査委員の責任は、どうなっているのか?…と述べました。誰も責任を取って、なかったからです。当事者の東電だけに責任を転嫁しているように見えたからですね。司馬遼太郎は、自分なりに戦争を起こした人達を取材していました。このような行動の調査検証は、未来の子供たちに、しっかり引き継がねばなりません。失敗は、誰にでもあります。しかしその失敗を闇に葬るのではなく…光を当て、何故、そのような、間違った選択を行ったか? 明らかにすることが、未来への貢献になります。しかし…残念ですが、日本は全くしてないですね。

白井聡さんと言う若い政治学者が「永続敗戦論―戦後日本の核心」と言う本で。何故、敗戦記念日ではなく、終戦記念日なんだ…。日本は米国の従属国ではないか…との論調を展開していると言います。(今度、読みますね。昨日のラジオで聴いて、面白いと思った次第です。)なにやら、カタルと同じような考え方をしているようです。

同じ敗戦国のドイツと違うのは、この辺りに原因があるのかも知れません。いつまでも、いつまでも…僕らがやった侵略戦争なんじゃないから、僕らに責任はない…との考え方も分からないではないですが、僕らは、先人の遺産の上で生活をしています。先人の知恵を活用して生活をしているから…やはり過去の事であっても、ある程度の責務はあるのでしょう。レガシー・アセットは、何も含み損ばかりではありませんね。ケネディクスの会社説明会では、高値で買った含み損失を抱えた資産に対し「レガシー・アセット」と述べていましたが…。カタルは「1300兆円の逆襲」と言うシナリオを考えています。理由は失われら時代の長さです。実に25年ですからね。3%と言う低い成長率を続けていたとしても…地価は2.094倍になる時間の経過です。

この失われた時間の間、世界はどんなに…この資産増加のマジック(信用創造機能)を使って成長してきましたか? 中国をみれば分かりますね。既に上海のマンション価格は、東京などと…肩を並べています。しかし一人あたりのGDPは、いくら落ちぶれたと言っても、まだまだ、日本人の方が上です。この現実は、おかしいでしょう。

株が目先的に上がるかどうかなど…誰にも分かりませんし、仕掛け人達も分からないのです。ただ経済の矛盾、現実と市場とのギャップを、市場経済は、必ず何処かで埋めます。その大きなギャップを見つけ、改善のシナリオに賭けるのが、株式投資の神髄でしょう。

自分の考え方の基礎が出来ていれば、この矛盾は必ず見分けられます。何故、カタルが何度も、同じことを繰り返し述べているか? 三菱UFJなどは2008年の金融危機の時分から…4ケタを割れから始まり、800円台辺りから本格的に薦め、500円を割れてからは、更に熱を入れて推奨していました。今でも4ケタ以下は割安水準と述べています。矛盾が見えるからですね。株式投資は、大きなギャップを探し、その矛盾を追及するのが正しい投資の方法でしょう。後は「夢」を追う事ですね。原理原則を守っていれば、必ず報われます。株式投資で損をする人は、株価に、心が動かされる人なのです。

まぁ、カタルの場合、自分自身を信じすぎ、無理をする為に、自分の実力以上に勝負を張る傾向があります。勝負を急ぐ焦りですね。この「あせり」が失敗を生むのでしょう。のんびりやれば、良いのです。NY市場が大幅に回復したから、もう大丈夫と…慌てて買い参戦していませんか? 買うのは、いつでも買えますよ。別に、安く買う必要はないのです。通常、先週のような大幅な陰線は、警戒を要します。何か知らない、市場で言われてない、何かを抱えている可能性があります。だから無理をせずに、時間の経過を見て、様子を見てからスタートすればいいのです。カタルは500円台でもケネディクスは安いと判断したのですね。だから早い話、528円の最近の高値を抜いてから、参戦しても良いのですね。

確かに値幅的には良い所に来ていますが…やはり日柄に、一抹の不安が残りますね。人間心理は、時間には勝てないのです。この時間を超越できる人だけが、バフェットのような成功を手に出来ます。森泰吉郎も同じですね。その森トラストは、なんと400億円の申告漏れを国税当局に指摘されていましたね。つまりそれほど…水面下で不動産開発は、儲かっているのでしょう。分かりますね。カタルが、いくらでも決算数字は、意のままに出来る…と述べている理由が…。間もなく、外資系ファンドは、先を争いケネディクスに参加してくることでしょう。まぁ、見ていてください。あのステートストリーの買い値は、500円台半ばでしょうね。カタルと同じ間違いを、彼らも冒したわけです。しかし時代の僅かなズレの読みは、非常に難しいのです。それでは…また明日。

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投稿者 kataru : 2014年08月11日 10:15