今日の市況(2014年08月14日)
かたる:先ずは、お詫びしなくてはなりませんね。この所、小型現物株から貸借銘柄への転換をテーマに強い銘柄だったアイフルを、ケネディクスと共に取り上げてきました。もともとリファイナンス問題があり動くと睨んでいたところ、4月の増額修正が発表され貸借銘柄からの人気株を探していた時に、アイフルが、リストアップされたのでしたね。ケネディクス同様に、昨年5月の高値銘柄で、調整が充分だったため…取り上げたのでした。
しかしカタルは増資をやり、一気に正常化に向かうかと思っていましたが…、やはり後遺症は強く、延命策に留まったようです。再建計画の発表を見て、6月22日コラムにてアイフルからの「戦線離脱」のレポートを書きましたが…。その後も続伸し、チャート的には昨年の5月高値銘柄のなかで、一番、綺麗だったために…、その後も貸借銘柄の中心の相場になると思っていたので、候補銘柄としてレポートでも取り上げていました。ただ、カタルは、肝心の業績分析を怠っていましたね。チャート論だけで原稿を薦めた…帰来があります。証券マンなら…確実に550円絡みの動きをみて、既に、買っていますね。あちゃ…。一度、カタル自身も、買い指値を入れた時がありました。でも僅かな違いで入らなかったのですが…。
この手の銘柄の企業業績の読みは、意図的な戦略面が強く、意識的に数字が作れますからね。結局、リファイナンスが終わり、無理して好調さをアピールする必要がなかったのでしょう。これでケネディクスと比較し、この所、弱かった株価推移の原因が、ハッキリしましたね。残念ながら…6月22日の考え方が正しかったわけですね。ただ時間はかかっても、この後、サラ金規制の見直しの可能性もあり注意は怠れないでしょう。何れ、また取り上げてみたいと…考えています。もしカタルのレポートを見て、持っている人が居るとしたら…お金があるなら買い続ければ、大丈夫だと思います。下値は一株純資産額の300円前後と推察しています。
ざっと業績数字を見ると…。一番の問題は、営業債権が未だに減少しています。5402億から5074億と、6%減っていますね。基本的に営業基盤は弱くなっています。もしサラ金規制の緩和が行われると…銀行などの貸出態度が変化し、昔のようなイメージに、ある程度は、戻る可能性があります。だから…そんなに捨てたものではないでしょう。おそらく、これでケネディクスの株価水準と肩を並べる事になるのでしょう。超過分は完全に帳消しになりますね。仕掛け人は、この業績悪の発表を事前に知っている筈です。再び、彼らがやるかどうか。暫く見ていれば分かりでしょう。アイフルの200日移動平均線は433円です。今日はストップ安をせずに、早めに寄ると思っています。筋は事前に知っていますからね。買戻しから…自民党などの政策動向が事前に分かっていれば…、この業績悪を切っ掛けに、再び、仕手化させる可能性が…ないとは言い切れません。そうなると…相場としては、面白いですね。ワクワク感は残ります。ケネディクスのように裏付けがなく、背景が不十分ですが、仕手株の素質はあるのでしょう。
さて…まぁ、ハイリスク派のカタル君にとって、このような失敗は良くある事です。底入れが期待される時に、アイフルが…もし、このまま終わるとすると…。やはりケネディクスしか、今のところは、他に銘柄が見えませんね。昨日の日経夕刊には、オフィスビル不足が報道されていました。空室率が、どんどん下がり、古くなったビル需要も増しているのでしょう。アイフルと一緒に買われてきた背景があるので、今日は若干、弱含むかもしれませんが…ケネディクスの業績背景は、万全です。しかし本当に…ファンドの上場なしに1473億円も、年末までに私募債を創設できるのでしょうか? ケネディクスは1兆円以上のファンドを傘下に置いていますから…やろうと思えば不可能ではありません。これがゼロからの組成では、いくらお金があっても、不可能でしょう。ここでAUMの残高が生きてきますね。
この組成が…実現できるなら、一気に企業業績の変化率アップが期待され、早めに相場がスタートする可能性があります。カタルは年末年始から、来春ピークとの予測を立てていますが…相場の息が長くなる可能性があります。ソフトバンクは、多くの銘柄が昨年5月に倒れましたが、昨年末まで上げ通しでした。実に1年以上も上げ続けたのです。あのクラスで3倍以上になったのですよ。ケネディクスも、1473億円の出来次第で…早めのスタートで、相場の息が長くなる可能性がありますね。
この所、J・TECも、おかしな動きをしていますね。時々、突飛高をしますね。カタルは前回の数字を見て、減額修正もありかも知れないと述べていますが、期待感は消えていません。ジャックの広がりの定着度が、この株の焦点になりますが…、内部者は事前に分かる訳です。だから株価を良く見て置かないと駄目なのですね。
007も電力の「見える化」の実用化が広がっているので、利益率は低いでしょうが…売り上げが膨らむ可能性もないとは言い切れません。だから無理して買うことはありませんが、余裕があるなら安い時に拾って置くことです。ところが…多くの人は、やはり短絡的です。通常、一つの企業が成長するときは、3年や5年は続くのですね。相場が終っているように見えるマツダも同じですよ。中国では良く車が売れていますね。
条件が揃わないと…なかなか、大きな相場は生まれませんが…夏枯れ相場も終了間近です。既に好転率の下降速度は鈍り、底入れ模様です。この指標は目先の株価が底入れを示すとプラスに働くように…テクニカル分析が、なされている指標です。株価に先行して改善したり悪化したりする、帰来があるようです。データの蓄積は少なく、検証が不十分ですが…日経平均株価などの推移をみてください。(株価は恒常除数が考慮されていません。)この所、底入れ模様なのが…見て取れると思います。事前の夏枯れ予想は、様々なデータや経験が積み重なって、創り出されたシナリオです。基本的に大きくなる銘柄は、夏枯れ予想の最中には生まれませんね。ゲーム等、一部で上がっていますが…所詮は大物になりえません。
さて昨日、デフレギャップに触れましたが、消費税の引き上げ影響がある訳で、この影響度が、どの程度か7-9の発表をみないと分かりません。ただ明らかに先行き期待が醸し出されており…今は微妙な状況ですね。もう一押しの政策支援が欲しい所でもあります。カタルも相場観を立てる過程において、一度詳しく、分析する必要があるのですが…面倒くさくて…怠け者の性格が出ています。基本的に…未来の夢や希望がないと…どんなに頑張っても川の流れに逆らって泳ぐようなものです。最近は、海水浴での事故があります。潮の流れで、沖に連れ去られ…遭難するケースもありますね。この潮目を考えないと…どんなに頑張っても、無駄なのです。デフレギャップが消えて…実質成長率を上回る、名目成長率の世界が、この夢や希望を育むのですね。だから信用創造のケネディクスなのです。分かるかな?
読者の方は、いい加減に耳にタコでしょが…。何度も繰り返さないと…遺伝子に組み込まれないのです。まぁ、見ていなさい。先の壁、528円を抜いてからの参戦でも、充分なのです。貧乏人は、兎角、自分だけは賢く、安く買おうとか…思いますが、しっかりした事前の分析が、大きな成功をもたらすと考えています。他に動いている株があると目移りするのは、人間なら仕方ありません。しかし時代背景を考えると…やはりケネディクスの右を往くものは…見当たりませんね。1473億円か…本当に組成できるのかな? でも時代は追い風が続いていますね。故に、大きな労力なしに目標が達成されても、おかしくはありません。楽しみですね。この結果は、来年の2月にならないと分かりません。
投稿者 kataru : 2014年08月14日 10:27