未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年08月28日)

かたる:一気に…、消費増税による反動減が長引くことで、アベマゲドン・リスクが広がり始めたように感じます。理由は今日の日経新聞…日銀による「国債のオペ対応」の記事です。異次元緩和の弊害が、目立ち始めています。流動性を損なうほど…緩和しても、未だに動かない実体経済の姿を見せつけられている様にも感じています。金融庁は、猛烈に反省せねばなりませんね。

組閣への関心は、外人投資家にとって高いと思われます。まだ日本経済は、完全にデフレマインドを払拭しているとは…言い難いですからね。一部メディアは「人手不足」と報道していましたが…、同時に「ブラック企業」問題も報じられており、不当な労働条件が存在するようです。非常に劣悪な労働環境が、少し…まともな方向性に転換したに過ぎないのでしょう。「すき家」問題は、論外ですね。長引く、デフレの清貧思想は、ここまで日本経済を追い込んだのでしょう。カタルは実際に2年前かな…、自分で新聞配達をしたので現場の実態を知っています。兎に角、劣悪です。カタルの勤めていた新聞販売店の責任者は、嘘は平気でつくし…その場限りの対応ばかりで、従業員は半年で総入れ替えです。労働基準監督局の査察を受けるのは、当たり前ですからね。だから、コンビニの売れ残り商品をアルバイトに押し付けるのが、日常化していたのは…容易に想像がつきます。黒田総裁が「見えざる手」から、「見える手」発言をした意味をよく理解できます。

本当に…日本経済は、ギリギリの「人間の尊厳」問題が、生まれる環境まで追い込まれているのでしょう。この辺りの感覚は、政策官僚には分かりませんね。僕自身も実際に働き、末端の状態を体験したから言えるのです。やはり政策担当者は、自ら、色んな経験をしないとなりません。一度、外食やコンビニ、新聞屋を体験する事です。75日線から200日線のゴールデンクロスは、意識的に造られた「見える手」政策の可能性があります。年金基金を使った政策行動ですね。日経新聞が盛んに、小型株の改善を伝えていますが…実際は、目先筋の打診に過ぎないのでしょう。日経は意識的に伝えている様な気がしています。しかし実際に、市況を観察すると…、確かに底入れ模様なのです。でもなかなか、相場に火が付きません。素質の高い銘柄が、綺麗な上昇波動を描かないのは、何かが…不足している訳です。まぁ、まだ8月末ですからね。9月に入らないと駄目なのでしょう。場合によれば…、10月のケースもあるのでしょうが…。

やはり「アーク」は、気になりますね。オリックス資本傘下に入り、ようやく、官の手から離れ一人前です。問題はオリックスが、どう考えているか?の「話し」です。通常は日本でも、有数の中小企業を寄せ集めた会社ですから、この株価が、日本の製造業の原点になる考え方は、以前、カタル銘柄に取り上げた時から変わっていません。一度、カタルは取り上げ、株価は大幅高し、その後、思うような相場にならず、撤退しましたが…、基本的な考え方は、間違ってないと思っています。だから、読者の中で高値掴みをして、まだ持っている人が居たら…、底値近辺なので、買い下がりを実行しなくてはなりません。

バフェットも森泰吉郎も、時間を超える感覚なのですね。分かるかなぁ~。投資の世界は2年や3年は当たり前、5年、10年の時間感覚に慣れることです。多くの人が、この時間感覚を理解できないから、貧乏人のままなのですね。時間を超越できた人だけが…成功者になりえるのでしょう。人生は長く、1%の差は大きいのです。日々の努力が、晩年に於いて、仲間との差に繋がるのでしょう。「考える」ことが…良いのでしょう。昨日のWBSで竹田和平が言っていましたね。カタルは、彼をあまり好きではありませんが、真実を突いています。ベンチャリで失敗し…多くを学びました。40億は痛い授業料でしたが…それなりに身に付いているのでしょう。この発言は成功してからの話ですが…。

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今日は皆さんが、好きなチャート論を展開しましょうか…。でもチャートなどは一つの現象に過ぎず意識的に操作もでき、例外も多く出現しますから、あまり過信しては駄目ですね。よく「窓埋め」は、必ずすると言う、神話染みた仮説を信じる人が居ますが…どうかな? 例外も、数多くあります。カタルはいつもケネディクスを取り上げているので…その動きを比べてくださいね。通常相場の波動が変わり…立ち上がった後の揉み合いの形が次の相場を暗示しています。昨日はケネディクスの…この4日間の揉み合いは右肩下がりで弱く、本当に強い形は…右肩上がりだと述べました。ここ数日間の鉄建建設は、そうですね。立ち上がった後、右肩上がり動きを演じています。この次に撥ねたら…その瞬間に、文句なしに追随しなくてはなりません。ケネディクスの右肩下がりと鉄建建設を比べれば…明らかにチャートの形は、鉄建に軍配が上がります。18日後の右肩上がりの動きは、玉が吸い上がっているのでしょう。場合によれば、4ケタを目指す可能性のある銘柄です。

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しかしカタルは、業績の変化率の点からパスしますが…、証券マンなら間違いなく手掛けていますね。もともとカタルは、建設株に相場の芽があると述べています。でも建設株は信用創造の復活やスマートコミュニティーの副産物ですから、本命の信用創造の復活や、スマートコミュニティーに敵いませんね。嫌っている訳ではありませんからね。このような大きな立ち上がり後の「揉み合い場面」は良くチャートに登場します。

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例えば、少し時間経過が長いですが…日本通信にも、この形は現れています。でも日本通信も一度、大きく撥ねた直後に右肩下がり(A)の後で、右肩上がり(B)に転じています。基本的に、前の二つの壁(山)を抜いた株は株価波動が変化しているのですね。ケネディクスで言えば、448円(12日)と472円(7/31)です。確認するためには488円(7/15)を抜くのを待ってから、参戦した方がよりベターです。

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今日は立ち上がり後の揉み合い現象の見方を解説していますね。調整は…いくつかの見方があります。ゴールデンクロス後の日経平均株価ですが…、強いケースは25日線を割れずに推移する事ですが…75日線まで下げても…場合によれば、短期なら200日線を割れても問題はありません。ただ長引くのは駄目ですね。だから25日線は軽い打診ポイントで、75日線なら、かなり力を入れて買うポイントになります。基本的に移動平均線は心理的な壁ですから、重要視しなくてはなりません。日経平均株価は昨年の末に、乖離が開き、更に高値の壁に阻まれ調整を余儀なくされました。消費税増税のアベマゲドン・リスクを警戒したわけです。調整を経て…この警戒感が時間の経過で実現したので、相場は5月から反転しましたが、株価はやはり、まだ反動減を警戒していますね。

ほら、日銀総裁の黒田さんが述べた、「見えざる手」ではなく、「見える手」が必要だと言う認識と、相場は一致しています。昨日、竹田和平さんも賃上げが必要と述べていましたね。識者は良く状況を知っています。カタルは、昨日、述べましたね。名目が実質を上回る事が重要だけれど、実際は、円安や消費増税で、苦しい展開になっていると述べています。現状は、あと一歩なのでしょうが…。今ひとつ、確信が持てない環境なのでしょうね。この辺りの状況が、相場に反映されているものと思われます。だから市場は、組閣後の「見える手」に期待しているとも言えますね。そう考えると…相場の動きや時間概念がマッチします。

まぁ、勝手なカタル推測ですが…。実際に起っている現象と相場を組み合わせることで…自分自身の相場観を日々変化させていくわけです。この擦り合わせが相場観の形成に欠かせません。化工機も立ち上がる後に揉み合いを続けており動向が注目されます。売り残は依然多く残っており、もう一相場あるかもしれませんね。でも、そこでお終いでしょうが…。ルネサスエレクもチャートが綺麗です。カタルが関心を持った銘柄は、みんなそれぞれに気になりますね。小野薬もそうですね。もっと資金が多くあれば、間違いなく買っています。

なかなかバフェットや森泰吉郎のように、時間を超越するこという事は難しい課題です。人間と言うのは、いやらしい動物ですね。どうしても目先の魅力に、心が動かされますからね。古女房より新しい畳とも言いますし…。自分勝手な動物です。今日はグラフを多用したので遅くなりましたね。今日のポイントは立ち上がり相場の後の揉み合いの形ですね。証券マンの人は応用できる原則ですから、自分なりにしっかり勉強され、会得されると良いでしょう。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年08月28日 11:56