未来かたるが語る

今日の市況

« 2014年07月 | 戻る | 2014年09月 »

2014年08月29日

08/29

かたる:いやはや…政策の選択とは難しいですね。もともと米国が金融危機の芽を見逃したために、サブプライムからCDSのシステムが崩壊しました。その後のFRBをはじめとする総合的な政策支援で、どうにか世界経済は回復を遂げていますが…。未だに世界経済は、ベルリンの壁崩壊から始まったパラダイム・ショックから、立ち上がってないように見えます。もともと日本株の崩壊は、東西冷戦構造が崩れ、日本が米国の庇護から外れ、グローバル化への転換に、躓いたのですね。安い労働力を利用した「ものづくり」は、日本の専売特許ではなく、新興国に座を奪われました。村論理の崩壊は、JAの姿をみれば分かります。コメ問題は、この事を物語っています。グローバル・スタンダードへの転換ですね。

長引く「失われた時代」は、日本人に染みついた、根本的な考え方の転換を迫っているのです。何も日本だけではなく…世界の先進国は、みんな同じ問題を抱えています。この壁を打破するのは、SFの世界への革新的な社会の構築、スマート・コミュニティーの実現ですね。今、世界は、この実現を争っているのです。それなのに…、なかなか政策担当者自信が、この時代観を持ってない為に無駄な投資を繰り返し、試行錯誤を繰り返しています。日本は少子高齢化を迎えており、世界で一番恵まれた実験市場になります。果たして…その事に政策担当者、自信が、気付いているかどうか…。疑わしいですね。

おそらく好調に見える米国も、欧州も…、確実に日本化の動きは、進みます。日本が一番、パラダイム・ショックの打撃を受けました。何しろ金融デリバティブの支援と、鄧小平の選択により中国が躍進した影響を、世界で一番、被りました。米国は比較的、早くに市場を開放し、中南米を支援してきました。欧州は、日本ほどではありませんが、東欧が中国と同じ形を示しています。インターネットの普及から、スマートシティー化に対応した人員の再配備が、未だに完了してないのですね。ようやく最近は、プログラミングの重要性が認知化され、教育に取り込まれようとしています。まだビッグデータの解析などの統計分野は、未開発ですね。大学生は、この世界の知識を勉強されると良いのでしょう。統計学は、プログラミングと共に、学ぶ必要があります。

今ようやく、スパーコンピュータの使い方が、一般化しつつあり「京」は大忙しと言います。相場は、地方再生なども…テーマとして浮上しそうですが…、政策担当者のお金の使い方は、相変わらずの動きです。昔ながらの総資産方式で…売り上げ至上主義の考え方ですね。少子高齢化を迎えているのに…。予算にもROEの考え方が必要なのです。費用対効果が生まれない予算はカットして、相乗効果が発揮しやすい予算に、配慮しなくてはなりません。マネタリーベースが増えているのに…マネーストックが、なかなか思うように増えないのは、金融庁の権力への拘りもあるのですが…、政策官僚の時代認識が希薄なのでしょうね。相変わらずの箱モノ行政ですね。整備新幹線事業などの前倒し…今でも受注をこなせず、人手不足と言われているのに…馬鹿ですね。

もっと、スパコン開発をしている大学に、予算をふんだんに使わせたり…あれは宮城県かな? レセプトの一元管理をしていますが…、このような動きの横への広がりを持たせた方が良いですね。遺伝子データを含めた電子カルテの整備です。更に、高度医療の「重粒子線治療」などの高額医療設備などは、厚労省が一元管理して、計画的な配備を実現させインターネット予約など充実させ、誰でもが、使える体制を整えるべきですね。効率的な活用が望まれます。離島の医療配備も、今の時代ならパソコン診断が可能な筈です。治療から投薬まで、遠隔治療に予算を振り向ければいいのです。薬の宅配など…特例で認めるべきです。まず、増大し続ける医療費用を削減させることが、効率的な予算の使い方の一つですね。ジェネリックの沢井は、まだ成長します。最近、田舎から、おばあちゃんが来て思うのは…、気軽な「集まりの場」がないか…という問題です。介護と言うより年寄りに「生きがい」を与える場の提供ですね。NGOなどの団体を、自治体が支援すべきかと思います。健康の基本は、心の在り方ですからね。目的意識がある老人は良いですが…多くの老人はテレビとお友達です。この産業はきっと伸びます。

インターネットが普及しており…スマート家電の活用など含め、もう少しスマート・コミュニティーの確立に関わる産業支援が、必要だろうと考えています。だからカタルは、やはり鉄建などの銘柄は、せいぜい4ケタ止まりと思っています。「夢」が、感じられませんからね。相場は、必ず時代性を感じて動くものだと思っています。仮に地方再生など…ありきたりの相乗効果しか、生まれない予算の使い方なら…、失われた時代が、長引くだけです。今は分岐点ですからね。

ウクライナ問題からの地政学リスクなどより心配なのは、長引く消費税引き上げの反動減から発生する「デフレマインドの復活」ですね。最近、カタルが、好んで使っているのがアダムスミスの「見えざる手」を逆手に取った、「見える手」の動向ですね。黒田さんが講演で語ったと言う事は、彼は現状をよく知っている可能性があります。首相が企業に賃上げを求めたのも、意外に、核心を突いている可能性がありますね。あと一歩ですね。何しろ森ビルが1300億円で、目黒の雅叙園を落札するのです。資金が動き始めるまで…大きな力が必要ですが…一度、回転し出せば「1300兆円の逆襲」が待っていますからね。鉄建の相場と比べると、ケネディクスは、やはり夢が大きく感じます。

しかしカタル君、貧乏人の為に、折角、買い増しした分を、また投げる羽目になりました。まぁ、利食い分も多く、いくらも損をしないのですが…。相場の世界は「万が一」の保険料を払わねば…ならないですからね。貧乏人は、これだから嫌ですね。トホホ…。地政学リスクと言っても、米国は一度、消化しています。日本もそうですね。日本はあまり影響がないですからね。ドイツは、ユーロが売られて方が良く、米国との足並みは、なかなか揃いませんね。農業国のフランスは、困っています。これから寒くなるし…ガスの供給が止められると困りますからね。この問題は長引きそうですね。それにしても…習近平もプーチンも、時代性から見て、彼らの行動はなかなか理解できません。

もともと…ウクライナ、シリア、イラクなどの地政学的リスクは、米国の国力低下が起因しています。衛星画像など情報管理技術が発達しており、昔のような代理戦争は出来ないし、覇権主義的な考え方は古く感じます。この間隙を縫って、日本のチャンスは続きます。早く信用創造機能を回復させ…一気にスマート・コミュニティー化を促進させれば、日本はアジアの覇権を、握ることが出来ます。ソフトバンクは米国へ資金を投じますから、NTTは、アジアに投じると良いですね。情報網を握る重要性を認識し、この情報の活用に力を入れるべきでしょう。

粛清に手間取る中国をしり目に、東アジアの情報インフラを中心に、物流網の東西回廊など整備も必要です。ヤマトや佐川の動きは面白いですね。高速海運の整備も課題でしょうね。どのくらいかかるのでしょう。1日程度かな?…ダラダラとゴタクを並べましたが…一番の懸念は、長引く反動減と気象の影響です。当然、異常気象はGDPを押し下げます。

つまり7-9月期は、期待通りの数字が生まれません。黒田さんの講演から感じるのは「見える手」の政策実行です。9月から11月の間に実行される可能性は高いのでしょう。ケネディクスは、9月下旬に喪が明けます。やはりゴールデンクロスからの綺麗な立ち上がりは、条件が揃いませんでしたね。あと1か月程度、必要なのでしょう。それにしても…あの大量保有報告書は、謎ですね。おそらく三菱UFJは余程、時間をかけて取得したと思っています。何故なら、発表時期と相場の動きがマッチしないからです。

此方も2010年からの包括的金融政策と同じで…、玉の吸い上がりが進行しています。板状況は、明らかに枯れ始めています。通常、人間は、2年が我慢の限度です。これはカタルの経験則です。むかし西華産業だった…かな。加藤あきらに対抗して、空売りしたお客様が居られました。2年間、彼はクロスを振り続け、最後に崩壊しましたね。一気に損失を挽回しました。おそらく…カタルの読者も、焦れていることでしょう。このイライラ感が…大相場に欠かせない必要条件になりますね。何しろ信用買い残は、5000万近いですからね。まだ1年に過ぎませんね。相場と言うのは…やはり我慢なのでしょうね。バフェットになりえるかどうか…。まぁ、森泰吉郎でも充分なのですが…。

今日の新聞を読むと…懸念していた自民党の結束も光が見えているようです。あまり心配は要りませんね。既に本当に出口が見えそうな…場面なのですね。きっと業界関係者に聞けば、すぐに分かるのでしょうが…目黒の雅叙園の売却は、地価が2006年のピーク時に、時価が近づいていることを示しているのでしょう。分かりますね。この意味が…。カタル自身も信じてないのですが…、もし本当に1473億円も…この下期で私募債を形成できるなら、増額範囲は更に広がるのでしょう。カタルの推測は、まだ評価損の計上があるので、30円程度なのですが…。雅叙園の売却成立は、一気に市況が上昇している可能性もあります。最近の国債金利は急低下しているし…益々、運用先が求められている現状なのでしょう。よく、この事を考えて置くと良いですね。2年や3年の我慢は、何でもありません。何しろ…出来過ぎとは言え、この半年間の投資リターンが28.4%に回ったと言うのです。

明日か、明後日、追加の説明会資料(25日アップ)の感想にも、言及してみたいと思っています。兎に角、株価の動きは鈍いですが、確実に…1300兆円の逆襲シナリオは、加速度的に現実化しています。楽しみだね。それでは、また明日。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月28日

08/28

かたる:一気に…、消費増税による反動減が長引くことで、アベマゲドン・リスクが広がり始めたように感じます。理由は今日の日経新聞…日銀による「国債のオペ対応」の記事です。異次元緩和の弊害が、目立ち始めています。流動性を損なうほど…緩和しても、未だに動かない実体経済の姿を見せつけられている様にも感じています。金融庁は、猛烈に反省せねばなりませんね。

組閣への関心は、外人投資家にとって高いと思われます。まだ日本経済は、完全にデフレマインドを払拭しているとは…言い難いですからね。一部メディアは「人手不足」と報道していましたが…、同時に「ブラック企業」問題も報じられており、不当な労働条件が存在するようです。非常に劣悪な労働環境が、少し…まともな方向性に転換したに過ぎないのでしょう。「すき家」問題は、論外ですね。長引く、デフレの清貧思想は、ここまで日本経済を追い込んだのでしょう。カタルは実際に2年前かな…、自分で新聞配達をしたので現場の実態を知っています。兎に角、劣悪です。カタルの勤めていた新聞販売店の責任者は、嘘は平気でつくし…その場限りの対応ばかりで、従業員は半年で総入れ替えです。労働基準監督局の査察を受けるのは、当たり前ですからね。だから、コンビニの売れ残り商品をアルバイトに押し付けるのが、日常化していたのは…容易に想像がつきます。黒田総裁が「見えざる手」から、「見える手」発言をした意味をよく理解できます。

本当に…日本経済は、ギリギリの「人間の尊厳」問題が、生まれる環境まで追い込まれているのでしょう。この辺りの感覚は、政策官僚には分かりませんね。僕自身も実際に働き、末端の状態を体験したから言えるのです。やはり政策担当者は、自ら、色んな経験をしないとなりません。一度、外食やコンビニ、新聞屋を体験する事です。75日線から200日線のゴールデンクロスは、意識的に造られた「見える手」政策の可能性があります。年金基金を使った政策行動ですね。日経新聞が盛んに、小型株の改善を伝えていますが…実際は、目先筋の打診に過ぎないのでしょう。日経は意識的に伝えている様な気がしています。しかし実際に、市況を観察すると…、確かに底入れ模様なのです。でもなかなか、相場に火が付きません。素質の高い銘柄が、綺麗な上昇波動を描かないのは、何かが…不足している訳です。まぁ、まだ8月末ですからね。9月に入らないと駄目なのでしょう。場合によれば…、10月のケースもあるのでしょうが…。

やはり「アーク」は、気になりますね。オリックス資本傘下に入り、ようやく、官の手から離れ一人前です。問題はオリックスが、どう考えているか?の「話し」です。通常は日本でも、有数の中小企業を寄せ集めた会社ですから、この株価が、日本の製造業の原点になる考え方は、以前、カタル銘柄に取り上げた時から変わっていません。一度、カタルは取り上げ、株価は大幅高し、その後、思うような相場にならず、撤退しましたが…、基本的な考え方は、間違ってないと思っています。だから、読者の中で高値掴みをして、まだ持っている人が居たら…、底値近辺なので、買い下がりを実行しなくてはなりません。

バフェットも森泰吉郎も、時間を超える感覚なのですね。分かるかなぁ~。投資の世界は2年や3年は当たり前、5年、10年の時間感覚に慣れることです。多くの人が、この時間感覚を理解できないから、貧乏人のままなのですね。時間を超越できた人だけが…成功者になりえるのでしょう。人生は長く、1%の差は大きいのです。日々の努力が、晩年に於いて、仲間との差に繋がるのでしょう。「考える」ことが…良いのでしょう。昨日のWBSで竹田和平が言っていましたね。カタルは、彼をあまり好きではありませんが、真実を突いています。ベンチャリで失敗し…多くを学びました。40億は痛い授業料でしたが…それなりに身に付いているのでしょう。この発言は成功してからの話ですが…。

s20140828a.gif

今日は皆さんが、好きなチャート論を展開しましょうか…。でもチャートなどは一つの現象に過ぎず意識的に操作もでき、例外も多く出現しますから、あまり過信しては駄目ですね。よく「窓埋め」は、必ずすると言う、神話染みた仮説を信じる人が居ますが…どうかな? 例外も、数多くあります。カタルはいつもケネディクスを取り上げているので…その動きを比べてくださいね。通常相場の波動が変わり…立ち上がった後の揉み合いの形が次の相場を暗示しています。昨日はケネディクスの…この4日間の揉み合いは右肩下がりで弱く、本当に強い形は…右肩上がりだと述べました。ここ数日間の鉄建建設は、そうですね。立ち上がった後、右肩上がり動きを演じています。この次に撥ねたら…その瞬間に、文句なしに追随しなくてはなりません。ケネディクスの右肩下がりと鉄建建設を比べれば…明らかにチャートの形は、鉄建に軍配が上がります。18日後の右肩上がりの動きは、玉が吸い上がっているのでしょう。場合によれば、4ケタを目指す可能性のある銘柄です。

s20140828b.gif

しかしカタルは、業績の変化率の点からパスしますが…、証券マンなら間違いなく手掛けていますね。もともとカタルは、建設株に相場の芽があると述べています。でも建設株は信用創造の復活やスマートコミュニティーの副産物ですから、本命の信用創造の復活や、スマートコミュニティーに敵いませんね。嫌っている訳ではありませんからね。このような大きな立ち上がり後の「揉み合い場面」は良くチャートに登場します。

s20140828c.gif

例えば、少し時間経過が長いですが…日本通信にも、この形は現れています。でも日本通信も一度、大きく撥ねた直後に右肩下がり(A)の後で、右肩上がり(B)に転じています。基本的に、前の二つの壁(山)を抜いた株は株価波動が変化しているのですね。ケネディクスで言えば、448円(12日)と472円(7/31)です。確認するためには488円(7/15)を抜くのを待ってから、参戦した方がよりベターです。

s20140828d.gif

今日は立ち上がり後の揉み合い現象の見方を解説していますね。調整は…いくつかの見方があります。ゴールデンクロス後の日経平均株価ですが…、強いケースは25日線を割れずに推移する事ですが…75日線まで下げても…場合によれば、短期なら200日線を割れても問題はありません。ただ長引くのは駄目ですね。だから25日線は軽い打診ポイントで、75日線なら、かなり力を入れて買うポイントになります。基本的に移動平均線は心理的な壁ですから、重要視しなくてはなりません。日経平均株価は昨年の末に、乖離が開き、更に高値の壁に阻まれ調整を余儀なくされました。消費税増税のアベマゲドン・リスクを警戒したわけです。調整を経て…この警戒感が時間の経過で実現したので、相場は5月から反転しましたが、株価はやはり、まだ反動減を警戒していますね。

ほら、日銀総裁の黒田さんが述べた、「見えざる手」ではなく、「見える手」が必要だと言う認識と、相場は一致しています。昨日、竹田和平さんも賃上げが必要と述べていましたね。識者は良く状況を知っています。カタルは、昨日、述べましたね。名目が実質を上回る事が重要だけれど、実際は、円安や消費増税で、苦しい展開になっていると述べています。現状は、あと一歩なのでしょうが…。今ひとつ、確信が持てない環境なのでしょうね。この辺りの状況が、相場に反映されているものと思われます。だから市場は、組閣後の「見える手」に期待しているとも言えますね。そう考えると…相場の動きや時間概念がマッチします。

まぁ、勝手なカタル推測ですが…。実際に起っている現象と相場を組み合わせることで…自分自身の相場観を日々変化させていくわけです。この擦り合わせが相場観の形成に欠かせません。化工機も立ち上がる後に揉み合いを続けており動向が注目されます。売り残は依然多く残っており、もう一相場あるかもしれませんね。でも、そこでお終いでしょうが…。ルネサスエレクもチャートが綺麗です。カタルが関心を持った銘柄は、みんなそれぞれに気になりますね。小野薬もそうですね。もっと資金が多くあれば、間違いなく買っています。

なかなかバフェットや森泰吉郎のように、時間を超越するこという事は難しい課題です。人間と言うのは、いやらしい動物ですね。どうしても目先の魅力に、心が動かされますからね。古女房より新しい畳とも言いますし…。自分勝手な動物です。今日はグラフを多用したので遅くなりましたね。今日のポイントは立ち上がり相場の後の揉み合いの形ですね。証券マンの人は応用できる原則ですから、自分なりにしっかり勉強され、会得されると良いでしょう。それでは、また明日。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月27日

08/27

かたる:今日も日経新聞に「ROE」の文字が多く躍っていましたね。良い事ですね。まだ国の予算は、総資産経営の売り上げ拡大を目指している様な馬鹿さ加減ですが…。このような記事が浸透し、経営者や指導者を洗脳すれば、やがて日本は大きく変化します。

基本的に資金を効率的に使い、利益を上げる競争が、国全体を豊かにします。ただ価値観は様々で、お金が全てではなく、文化と言う豊かさもありますね。いくら豊かでも、安心して夜道を歩けないようでは楽しくありません。はやくキャッシュレス社会を構築して、不正をなくし、公平な社会を築くことですね。振り込め詐欺など…いくらやっても、イタチごっこです。既に技術的にも、キャッシュレス社会の構築は可能で、この仕組みを築けばデータを追えますから、犯罪は一気に減りますね。必ず元締めが捕まりますから…犯罪は割に合いません。

今日の日経一面は、手術を「神の業」などと崇めていますが、医者など既に斜陽産業です。診断はコンピュ-タがやり、手術はロボットが代行しますね。心臓や脳などの手術が難しいのは、僅かな線をメスで切れないからですが、ダヴィンチだったかな? 手術ロボットを使えば、細胞レベルで拡大でき、素人でも難しい手術が、軽々できるようになります。この開発は、米国が大きく先行していますね。内視鏡トップのオリンパスは、この開発をやっているのかどうか…。何れ、遠隔地手術も可能になりますね。東京に居ながら、離島の診断から手術まで可能になるのです。技術的には既に確立されています。このようなスマートコミュニティーの構築が進めば、人間はもっと創造性が豊かな仕事に、労働資源を向かわせることが出来ます。宇宙開発は、夢のある課題です。遺伝子解析も、もう少し経てば完全解明できるのでしょう。

同じ一株利益でも、過去の遺物の一株利益と…未来に貢献する一株利益に、大きな違いがあります。お金の価値は一緒ですが、人間は未来を、より良くしようと夢を抱きますからね。同じ利益なら、どちらを取るか?…と問われたら、やはり人類の未来に貢献できる利益を取りたいのです。これが人間です。だからサイバーダインなどが、割に合わないのに…人気になるのでしょう。昨日は、「小野薬品」の話をしました。カタルにとって…007もJ・TECも、小野薬品と同じ時間感覚です。どちらも…これから始まるお芝居ですね。ただ小野薬は、黒字で利益も計上しており、配当もしているスタートラインに過ぎません。でも007とJ・TECと環境は違っても、同じスタートラインに立っているのですね。皆さんに、この感覚が伝わりますかね?この表現で…。

カタルは常に、その会社の利益のピークを想像しています。その利益が、これからドンドン伸びるのか?…と言う「変化率」を、観ているのです。何故、ケネディクスが一番か? 株価が動かないのに…。毎度、同じことを、くり返し述べているかと言えば…日本にとって信用創造が必要なのですね。必要条件なのです。人間が前向きに、生きていくための基礎的な課題なのですね。昨日はPCPの話をして、金融庁の検査姿勢が「流動性の罠」を増長していると述べました。今日のWSJには、「賃金を引き上げるには見える手が必要」と黒田総裁が述べたとか…報道されています。アダム・スミスの「見えざる手」が、需給の適正水準を創るという市場原理を、否定した内容です。

このレポートは、先週末の講演を話題にしているようですが…。黒田さんは、意外に核心を知っている可能性が高いですね。悲観論と経費削減と言うデフレマインドが、定着しているので、改善が必要だと述べているようです。今日の日経新聞には、不動産と証券が日経平均株価に遅れていると…市場解説してありました。カタルが、何度も信用創造機能の復活が必要だと述べているのにも…拘らず、実際は、信用創造が大きく進んでないのですね。

最近の話題は、「消費増税の反動減」が長引いていると言うアベマゲドン・リスクです。名目成長が、実質を上回る伸びが欠かせませんが、現実は円安、消費税の物価高を、賃金が克服しているとは言えませんね。かなり苦しい展開です。これは長く続いた「失われた時代」の後遺症の影響ですね。黒田さんは、意外にも核心を知っているかもしれません。日銀だけでは駄目なのですね。金融庁など…の援軍が必要なのです。しかし本当は、日銀にも窓口指導と言う、昔、使った手法もありますね。日銀は、何でも出来ます。ETFの買い入れ枠を増やしても…既に4年近く包括的金融政策が経過しており、かなり信用創造に効く筈ですね。

今日は、珍しい板状況の気配が、寄り前に見られました。ケネディクスのオーバーの売り物が259万に対し、買いも207万となっていました。珍しいな…。でも場が始まると、この買い物は、50万分が何処かに消えましたね。何故でしょう。何かの合図? そろそろ…この水準の売り玉は、枯れ始めている可能性がありますね。果たして玉が吸い上がっているかどうか…。ここ1週間の売買のなかで短期筋でない、玉を欲しがっているファンドが参加しているかどうか…なのですが、値動きを丹念に見ていれば、分かる筈です。故に、ケネディクスの後場続伸の上げを期待しています。ただ最も強い棒上げの展開では…なさそうです。

ここ4日間は、どちらかと言えば、右肩下がり展開ですね。上げた後、この揉み合いは右肩上がりが理想なのです。現状は、買いの勢力より信用買い残による売り圧力の方が、強く見えますね。信用買い残を減らすために、時間を掛けるやり方もあります。どちらの選択か…。昨日も少し話しましたが、基本的に仕掛けている本人たちも分からないのです。関心を持ってみているファンドのマネージャーは、非常に多い筈です。何か、切っ掛けがあると、怒涛のように…複数のファンドが参加し、一気に相場が形成されることもあります。要するに、ケース・バイ・ケースで誰も先は分からないのです。ただ言えるのは、時代背景は、だんだん加速度的にマッチしてくると言う事実だけです。

007も、今日は大幅陽線で高値を取れるようなら面白い展開ですね。昨日の陰線は少し長いですが…そんなに、悪くはありませんね。J・TECは、やはり誰かが関与し始めているようにも感じています。昨日の下値の買いが玉拾いなら面白いのです。最近の値動きは、誰かが拾っているようにも見えます。

最後にSP500の2000の大台乗せですが…、カタルは基本的に米国経済を疑っています。金融界への課徴金の動きなどを懸念しています。確かに恵まれているのですよ。シェールガスの実用化などがあり、米国経済は活発化しています。明らかにアメリカン・ドリームが働いていますね。グーグル、アマゾンなど、スマートコミュニティーに対応した企業が頑張っています。日本の場合は、村論理を重視し…ライブドアをやっつけましたね。秩序と成長のどちらを取るか、難しい選択ですが…、日本空港ビルディングやブルドックソースなど…の時代錯誤の村論理は、黒田さんが指摘するデフレマインドを増長させますね。中国の粛清もそうです。この辺りの線引きは、難しいのでしょう。人により判断は変わりますからね。

そうだ、鉄建と熊谷組ですが…昨日は建設が、オンパレードでした。でも「見えない利益」の伸び方が、期待できないのですね。だから大相場になりえないのです。もともと労働集約型産業は、利益の伸びが期待できません。ハッキリ言って、建設など、誰にでも出来る産業です。独創性とか…時代革新性とかが、期待できないのです。カタルは述べています。信用創造機能が復活すると、企業に積み上がっているキャッシュが一気に動き始めます。しかしROE経営が浸透し、今日、報道されているように、日立がアマゾンのクラウド環境利用の事例ですね。日立は、余った資金余力を、何処に向けるか?の「選択の余裕」が生まれるのですね。冒険が出来ますね。そうすると先駆する技術力に注目が集まります。時代を先駆している007は、一気に、華が開く、開花時期を迎える可能性があるのですね。何故、カタルが、信用創造の復活からスマートコミュニティーに的を絞っているか? だんだん皆さんも、理解される日が近くなっているのでしょう。やはりピカ一評価は揺るぎませんね。それでは、また明日。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月26日

08/26

かたる:今の所、組閣を前にして株式相場は、順調に回復し始めている様に見えますが…果たしてどうなのでしょう。昨日、掲げたように日経平均株価の75日移動平均線と200日移動平均線のゴールデンクロスが、今の所は変化日となり、順調に回復しています。しかし中身をみると…、甚だ、心もとない動きに見えます。値動きに魅了される個人投資家の仮需により、株価が動いている様なのですね。ただ大型株も下値は乏しいようです。一つは、今日の日経新聞にもあるように…。カタルが以前から、日経新聞の記者にお願いしているROE関連の記事が多くなり、経営者も考え方が変化し始めていると思われるのですね。

日立に代表されるように…企業経営者が効率化に目覚め始めています。もともと大企業は無駄が多く、これまでは雇用の維持、売り上げ至上主義の大規模化を目指してきました。まだ少しですが、最近は、この感覚が「失われた時代」を通じて、変化し始めているようです。…がしかし、今日の新聞をみると、三菱電機のように完全に負け組の会社が、4Kテレビなどの事業を再開すると言います。馬鹿な経営者ですね。三菱電機には、確かパワー半導体があったと思いますが…無駄な投資はせずに、経営資源を、儲かる所に集中すべきです。日本でのテレビ生産はシャープとソニーぐらいかな? (しかし…これもグローバルでは負け組です。)あとは負け組ですから、ハッキリ言って自前で製造せず、シャープなどへOEM製造で、委託すればいいのです。この辺りが…まだまだですね。今日は、野村証券が、やり玉に挙がっていた報道になっていました。

昨日は007も買われていましたが、最初は…何故か、分かりませんでしたが、良く相場を観察すると、カタルの以前の推奨株だったJVCケンウッド(6632)が買われており、パイオニアが続いています。おそらくIVI(車載情報機器)絡みの動きが活発化してきたのでしょう。この分野で、最先端にいるのがルネサスエレクです。しかし…。もともとカタルは、JVCケンウッドを採り上げるに辺り、普通の経営をしていれば、もっと早く上がるべき株なのですね。だってビクターを割安で手に入れたのですよ。…がしかし結局、雇用は守れませんでしたね。パナソニックはおそらく、譲渡にあたり、雇用を守る条件で譲ったのでしょうが…金儲けのファンドらしく、吸血鬼のような存在です。

この秋に、「すかいらーく」が、再上場すると言います。これは確か…記憶によれば野村でしたね。野村は、たしか他にハウステンボスも持っており、カジノ絡みの政治力が発揮されるかもしれません。この辺りの読みは難しく、いつか野村にとって、プラス要因に働きますね。推測では、米国不動産もかなり持っていると思っています。何しろ、無理して資産を拡大させたために、自己資本比率規制に引っ掛かり、公募を余儀なくされたのです。今日はROE比較で、大和に負けている様子が、新聞に載っていましたが、実際の実力は…力が落ちたと言っても、まだ、かなり差がある筈です。みんな、氏家体制に嫌気がさし、仕事の出来る人間は、転職しましたからね。金融はアイディアと実行力で、勝敗が決まります。

今日の新聞を読むと…。例の不良債権物件であるパシフィックセンチュリープレス(PCP)の近況が報じられていました。どうも、この報道だけでは、判断が難しいのですが…。カタルの主張が、分かるかと思います。もともとダヴィンチは収益還元法価格、つまり投資採算利回りを弾きだし、借り入れを起こしていたはずで、金融庁の「ちゃちゃ」が入らなければ、銀行団も無理して、値下がりによる追加担保を求めずに、適性適格融資だったはずです。ところが…時代をみない金融庁は、目先論理優先で、多少の値下がりも厳格に融資に反映させる姿勢を貫き、この融資を不良債権として、扱ったのですね。その為にダヴィンチは安値圏で、PCPの外部売却を強要されました。2000億円が1400億円に下がり、今回は1700億円だと言いますが…、報道によればオフィス部分だけとの話、あのビルは、ホテルや外食などが入る複合ビルで…もっと価値があるのかも知れません。つまり現状は2000億円以上になっている可能性がありますね。詳しい人が居たら…教えてください。

分かりますか? このような報道は、重要なのですよ。ケネディクスの次は、おそらく早くに積極化投資をしているみずほ系の「東京建物」(8804)が、市場で人気になるでしょう。今の株価は916円ですね。89年に2430円があります。建物は比較的、早くに積極投資に転換しています。注目されておくと良いでしょう。建物は…確か目黒や銀座を開発していましたね。昨日、僕がカタル銘柄の候補株を発見したと書きましたが…多くのお問い合わせのメールを頂きました。ゴメンね。あんなことを書かなければ良かった…と反省しています。皆さんは、やはり株の事を分かっていませんね。株価が上がる為には、色んな条件があるのです。そうして、その環境が生まれないと駄目なのですね。素質はあるが…上がらない株は、腐るほどあります。だから安値圏で買う場合は…当然の話ですが、待たされるのです。こんな事は常識ですね。

仮にうまく、仕掛け人が参加したとしても…その力関係で、仕掛けている本人たちも分からないのです。全部の浮動株を買い切る力があっても、良識的なファンドは、加藤あきらのような真似は、絶対にしません。せいぜい5%止まりですね。ケネディクスの大株主のステートストリートファンドなどは、いくらでも買う力がありますよ。でも買いませんね。みんな5%程度で、分散しています。大きく上がる時は、複数のファンドが…入り乱れるのです。ケネディクスは、その時期が、いよいよ秒読みに入るのですね。だって今まで利益を抑えていた値下がり損失が、消えるのですよ。そうして今日のPCPの買収のように続々と海外からも資金が入り、国内も…金融機関は国債を日銀に売り、運用先がないのですね。

日銀も、政府も…資産価格上昇へと、政策転換していますね。だから時間の問題なのです。今年12月に復配をしますから…この時期に絡む動きが、いよいよ本格化します。米国は引き締めからピークアウト観が生まれ、欧州はウクライナ情勢からロシアの反乱があります。新興国はFRBの影響度を見極めたいですね。何処に投資します? やはり日本でしょうね。だから今日も新聞に、PCPの報道が踊っているのです。こんな事は常識です。新聞を読んでいれば…分かる話ですよ。でも的確に値上がり時期を予測するのは難しいですね。前回は、たまたま当たっただけの話です。「化工機」は出来過ぎですね。さらに「NSW」もそうです。たまたまなのです。ある程度の推測は、そりゃ、ありますよ。それらしい動きも見られますからね。でもそれが…確実に成功する事はないのです。カタルは、いつも言っています。銘柄など、一つで充分なのです。この年末年始から来春は、ケネディクス一本で充分でしょう。他に目を向ける必要はありません。

でもそれじゃ面白くないから…時々話題を提供しています。昨日、高校野球が始まる前の1時間ほど調べてみました。この程度の時間しか掛けてなく、詳細は分かりませんでしたが、おそらく小野薬品(4528)の株価は、確実に上がるでしょう。理由は新薬の認可が7月4日に承認がおりました。でも相場はNHKの事前報道があったのか…6月27日に、株価が大きく反応しています。高値は9190円です。昨日は8750円ですね。

s20140826a.gif

なぜ、昨日の日経新聞一面の小さな新聞記事に、カタルが反応したのか?
このニボルマブの記事の中で、栗田開発部長は「免疫細胞を抑制する仕組みはほぼ同じ」と発言していたからですね。ガンは自己免疫作用が効かないから、あっちこっちに転移するのですね。もし癌細胞を異物と…自己免疫が判断すれば、白血球に殺されます。ニボルマブは、この点を解明した世界初の薬なのですね。つまり、あらゆる癌に応用できるのです。小野薬の発表を添付しておきますから、自分で読んでください。詳しくは此方です。

簡単な内容は…「オプジーボはヒト型抗ヒトPD-1 モノクローナル抗体です。PD-1 は、リンパ球の表面にある受容体の一種で、生体において活性化したリンパ球を抑制するシステム(負のシグナル)に関与しています。がん細胞は、このシステムを利用して免疫反応から逃れているという研究成績が報告されています。オプジーボは、リンパ球を抑制するPD-1 の働き(PD-1 と結合するPD-L1 およびPD-L2 との相互作用)を抑制することで、がん細胞を異物と認識してこれを排除する免疫反応を亢進することにより有効性が期待されている薬剤です。なお、オプジーボはPD-1を標的とする治療薬としては、世界で初めて製造販売承認を取得した薬剤となります。」

何と驚くことに…この申請が、昨年の12月24日なのです。そうしてその薬の認可が7月の4日ですよ。あり得ないスピードです。昔、小野薬品を手掛けた時に…プロスタグランジンから様々な薬が生まれると言われ、株式市場で大人気になりました。でもなかなか認可が下りず、追加の臨床試験を求められたりして、3年、5年と時間が掛かるケースが当たり前だったのです。ところが…この速さですよ。

調べてみたら、他のがん治療薬も、続々と臨床に入っていますね。問題は既存の薬の期限切れなど…の収益の谷間問題も浮上します。此処は…調べる時間がなかったのです。しかし2013年に、あのサイエンスが「Breakthrough of the Year」のトップに選んだのがこの免疫療法に関する研究です。この免疫療法はいくつかのタイプがあり、以下はペーストです。『免疫療法の研究が始まったのは、1980年代後半にフランスの科学者らによりT細胞(免疫細胞)上の「CTLA-4」と呼ばれる受容体が発見されてからだ。CTLA-4分子は、免疫系の調整で重要な役割を担っていることが分かっている。 サイエンス誌によると、この10年後には米テキサス(Texas)州の研究者が、マウス実験でCTLA-4をブロックすることにより「マウスの体内でT細胞に腫瘍細胞を攻撃させ、腫瘍を劇的に縮小させることができる」ことを明らかにしたという。この後もさらに研究が進み、1990年代には日本の生物学者が、死につつあるT細胞で発現する分子「PD-1」を発見した。この発見でも、がんとの闘いにおける有望性が示されている。』と結んでいました。

すごいね。おそらく治癒率に差があるのは、遺伝子の関係でしょう。この遺伝子などの情報を、クラウド上に集め分析すれば、オーダーメイド治療に発展し、無駄な薬と時間が排除されます。厚生労働省は、早く予算を組んで、統一基準を設けるべきですね。スマートコミュニティーは、様々な分野で起る時代革命なのですね。ただ小野薬の株価は、既に9000円近い評価ですから、かなり事前に、この事を織り込んでいます。007と同じケースですね。007は赤字ですが、小野薬は黒字で配当をしているだけの違いです。J・TECは、おそらく007より先行しているのでしょう。小野薬のこのPD-1は、多くの癌に応用でき、まさに黄金の玉手箱となる可能性が高いですね。株価は、此処から更に2倍、3倍となるでしょう。

今日は、長くなりましたね。昨日の日経新聞を読んで…証券マンは直ぐに反応するのが、普通ですね。先ずは、お客様に100株でも良いですから…買ってもらう事です。そうして調べましょうね。このケースは、何かに似ていませんか? 新薬の認可が下りて2か月、3か月と…株価が休み、暫くすると、上がってくる現象です。思い出しましたか? カタルが2012年の秋に、J・TECを7万円台で薦めていた時と…同じ時間感覚ですね。あの後に、J・TECの株価は10倍以上になったのです。まぁ、カタルも驚きましたが…。

J・TECはフォローしているアナリストが、少なかったので大化けしましたが…小野薬は比較的にまともな会社で、多くのアナリストが追っていますから…残念ながら10倍にはならないでしょうが、2倍や3倍は、期待できますね。故に年金ファンドなどの機関投資家向けです。配当性向をみてください。良い会社ですね。研究開発費も多く、未来に夢を感じさせます。懐かしいですね。カタルは現役当時、小野薬に惚れこみ、3000円台から15000円台まで…最後まで、付き合いましたね。この銘柄で、証券マンとして初めて、株式手数料の月間1000万を…入社4年かな?…達成したのです。当時の株式部長が、僕らを洗脳したのです。社を挙げて取り組んでいましたね。

もう読む方も…もう大変ですね。今日は、長くなりました。小野薬は良い会社ですね。このスピード認可は、スマートコミュニティーへの第一歩になるのでしょう。ニボルマブは末期がん患者にとって、朗報かも知れませんよ。仕組みからすれば…何も、メラノーマだけじゃない筈ですね。試してみる価値はあります。幸い混合診療が認められるそうですからね。それじゃ、また明日。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月25日

08/25

かたる:最近、二つのカタル銘柄候補が見つかり嬉しい限りです。まだ良く調べてないのですが…、一つは公開しても、構いませんね。既に市場で大きく評価されています。しかし、まだ評価不足で、これから市場平均を大きく上回るパフォーマンスを示すでしょう。年金ファンドや機関投資家にとって、絶対に外せない銘柄になるのでしょう。公開します。もし事前にカタルがこの事実を知っていれば、株価が安い時に、間違いなく買っていましたね。ただ公開にあたり、一応、簡単に下調べをしなくちゃ…。単なる切っ掛けの段階ですからね。幾らなんでも、責任感が無さ過ぎなので、一応、カタルは買わないでしょうが、下調べを簡単にしてから、公開しますね。ヒントは今日の日経新聞にあります。

基本的に、ヒントは何でも構いません。ネットの情報でも新聞や雑誌、テレビ、ラジオでも…何度も構わないのです。問題は、どんなヒントが、大きく育つかのバックボーンが具わっているか、どうかなのです。銘柄の判断能力ですね。こればかりは、長年の経験がものを言います。過去に、どれだけ大相場になる銘柄を、事前に手掛けて来たか…。カタルは今、「信用創造機能の復活」をテーマに、「ケネディクス」を掲げ、挑戦していますが、この銘柄は日本経済の成長に欠けている部分が、集約された銘柄です。だから、これから日本経済が正しい成長路線に乗るためには、どうしても欠かせないのですね。仮に「ケネディクス」が失敗する可能性があるとすれば二つです。一つは間違った政策の選択ですね。この場合は、全ての株が下がり、安倍政権は崩壊します。もう一つの可能性は、経営者の資質の問題です。横領などの犯罪に絡むとか…、何か大きな特別損失を計上する事件に遭遇するとか…。このようなケースは駄目になるかもしれません。

全体相場が上がり、正しい選択が実行される前提なら、「絶対」の言葉を付けても…良い程、ケネディクスは、確実に大きく上がります。だって…そう言う仕組みになっているからですね。既にカタルは、昨年の夏から再推奨していますが…その後、ステート・ストリー、キリン・マネジメント・エルエルシー、三菱UFJと、続々と新規のファンドが、参加し始めています。さらに増えますね。そうして市場に溢れる浮動株が、沈んで〈消えて〉行くのです。この「沈む」の表現は、一般の人には分かりにくいかもしれませんが…、個人が持つ株が大株主に収集されて行き、玉が枯れるのです。だから、どんどん株価の上昇スピードが、上がりますね。どの株の最後になると…上昇スピードが上がり、人気に拍車がかかるのです。最後は株価が棒立ちになりますね。日本通信をみれば、分かるでしょう。カタルは500円で、正常な評価を与えたと思ったのです。しかし現実は、それから株価の上げは強くなり、一気に1200円ですからね。必ず馬鹿が、最後の高値を買う仕組みになっていますね。これが株式です。

だから、なかなか株価が上がらない内が、良いのですね。イライラするぐらいが、丁度いいのです。カタル銘柄は、どの銘柄も、赤字の段階から、大概はスタートします。ケネディクスも、実は、そうだったのですね。今回は、二度目の推奨です。ただこの二度目の推奨の時期は、明らかに早かったですね。1年、早かったのです。トホホ…。この時間の壁は…なかなか難しい。政策の選択にもよるし、様々な環境にも影響されます。しかし事前に、上がる株は決まっているのです。これまでも、カタルの予想通りの選択が実行されていればいいのですが…相手があることで、理想通りには、なかなか進みません。例えばTPP交渉ですね。様々な利害対立が生まれています。本当は理想論を掲げ、それに突き進むべきなのです。JAが反対勢力ですが、正論で攻めれば、彼らは反証できませんね。せいぜい体制転換の時間を与える程度の話です。JAだって、TPP交渉の受け入れは仕方がないと思っている筈ですね。

つまり未来の決まってない事象が変わるので、株価の事前予想は絶対に当たらないのですね。だから日々の相場をみながら…自分の相場観を変えるしかないのです。ところが…カタルは、自分の予想に絶対の確信を持っている為に、なかなか自分の考えを変えません。むしろ社会が間違っていると…これまでも官僚批判を繰り返してきました。所謂、政策批判です。金融庁批判は、代表的な事例です。この指導方針は新聞報道に観られるように、変わったと言われますが…、実績が伴わない方針転換など糞にもなりません。つまり肥やしにならない方針展開は、彼らは仕事をしてないのです。仕事をすると言う事は、結果を出せなくては、ならないのです。子供じゃないのです。努力したが駄目でした。…じゃ、話になりません。預貸率の推移を、コラムで取り上げ、観て頂いたように…日銀が緩和姿勢と取っているのに…融資が伸びない「流動性の罠」に嵌っているのは、金融庁の検査姿勢が、間違っているためですね。だから、自民党から預貸率向上の為のノルマ論が飛び出すのです。

設備投資が起らないのは…失敗した時に、正当な価格で資産が売れないからです。シャープの事例をみれば、分かりますね。つい最近まで1000億円も、2000億円も掛けた工場は、稼働率が下がったと言って、二束三文での処分を強要されたのです。如何に、金融庁の基準がおかしいか分かりますね。しかし今では中国のスマフォ企業12社程度かな…は、シャープ製の液晶「イグゾー」を採用しています。サラ金規制もそうです。法令が変わった後の…融資からの適用なら話しは分かりますが、法令改正以前の分も、過払い請求の対象にされました。最高裁の今井判事の間違った判断です。その為に、多くの雇用が失われ、やくざ絡みの闇金が横行したのです。

政策選択が正しくなければ…、株価は戸惑います。ケース・バイ・ケースの裁量判断が、横行する日本株市場は、どれが正しい「ものさし」か、事例がコロコロ変わる為に、非常に分かり辛いですね。大岡裁きという日本的な判断が歪んでいるのです。ライブドアは消え、オリンパスは残るのです。明らかに基準がおかしいですね。

少子高齢化でGDPの成長力が鈍る? 如何にも…時代軽視した発想です。一見すると、この白川元日銀総裁の論調は、正しいと思われがちです。しかし間違っていますね。少子高齢化で、豊かな社会が築けるのです。労働力が足りない、ファナックの工場見学をすればいいのです。ゲンコツロボットなど…多くの人は、原発事故が不幸な災難だと思っているでしょうが…意外にも、日本を躍進に導く事象と、後世の人に大きく評価されるかもしれません。その理由は、実験が行われているロボット開発ですね。放射能汚染の為に人間が入れず、ロボット開発の実用化が、ふんだんなお金を使い実行されています。このデータの蓄積は、日本にとって宝になるかもしれません。

人生は「塞翁が馬」なのです。足を折っても心配することはありません。すべては自分の気持ちの持ちようで、いくらでも見方は変化します。株価が下がったからといって悲観することはありません。逆にチャンスなのですね。株価が上がったからと言って、浮かれては駄目ですね。絶頂期の先は、必ず、下り坂です。物事には、必ず二面性があります。「捨てる神あれば、拾う神あり」、今日はあまり書くことがなく、余談ばかりになりました。昨日はビックリしましたね。0-5と大きく負けていたスタートでしたのに…、大量点をひっくり返したのです。やはり大坂桐蔭が、優勝かな?

一気の棒上げ相場を想定していましたが…、金曜日の下げは、まだ玉の沈み方が足りないのでしょう。それとも仕掛け筋が存在してないのか…。基本的に、アクティブな外資系のヘッジファンドの参加が臨まれますね。特に欧州系は、一気に予定数を買い切ると言われています。今は、まだアベマゲドン・リスクの可能性は残り、昨日書いたように、組閣も絡んでいますからね。でも本当に強いなら、環境なんか関係ありません。スター株は、自ら環境を…創るのですね。素質があると思っていますが、一応、反転の最低基準はクリアしましたが…、やはり「スターの称号」が欲しいですね。どうなりますか…。ここ1、2週間の動きから、目が離せません。007もJ・TECも忘れないで下さい。それでは、また明日。まだ決勝戦まで、だいぶ時間があるので、少し銘柄検討でもするかな…。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月22日

08/22

かたる:今日のNHKの朝ドラは、「もも」と「はな」の境遇の違いが、何から生まれたか?…を感じさせました。親の勧めで北海道に嫁に行った「もも」と、本好きの「はな」は女学校へ4人兄弟の長男は、野良仕事を経て軍隊から憲兵になり、二女の「かよ」は製糸工場の女工からカフェを経営するのですが、このドラマは、地域格差と教育問題を教えてくれます。やはり教育は大切ですね。株式市場に参加している多くの人は…、一般的には、知識上位者です。通常、株式投資などは、しませんからね。証券マンを長く続けていると、色々な面が分かります。やはり高額納税者を中心に、先生と呼ばれる知識階級のお客様が多いですね。特に学校の先生は、株式投資が好きです。大学教授から小・中学校の街の先生まで…カタルの印象の深かった先生は、入社4年目に担当した内山先生ですね。取引当時に教頭先生になりましたが…、きっと晩年は、校長になったのでしょう。かれは毎朝、学校へ行く前に、朝一番に注文をくれます。この売買は参考になりますよ。

どういう基準で選んでいるのか、分かりませんでしたが…100円から200円台の低位株専門で、2000株から3000株単位で、多い時でも5000株が上限です。毎朝、売り買いの注文を、10から20銘柄ほど指値を中心に入れるのです。全部、現物株投資で信用取引はしませんでしたね。それでも…時々、持ち株が大幅高します。その時は、必ず売り上がりました。誰も関心を抱かない安値水準で、株を買って、上がるまでジッと待つわけです。かなりの好成績で、カタルが担当セールスになった時は4000万から5000万ほどの預かり資産がありました。年率10%以上になっていた模様です。低位株の分散投資が基本です。中には、よく倒産した銘柄もあるのですね。しかし大概は1万株以下の持ち株です。

ネット世代が今の株式投資の主流になり、ロスカットが当たり前の投資スタイルになりましたが、いろんな投資方法があります。カタルは、証券知識はゼロだったのですね。大学時代にアルバイトしたお金で株式投資を始めました。でも新安値になると株を買っていましたね。その為か、カタルが売買した銘柄は、のちに、多くが消えています。角栄建設や三光汽船、Jラインなど…。かたるが入社した証券会社は小さな会社ですから、株式の教育が受けられず、研修に行った時に初めて…金利が株価を左右する景気循環の仕組みを知ったのです。それまで、募集ものの国債金利などに…全く関心がなかったのです。もし…金利の上下の話だけでも、原理を知っていれば…、金利が7%の時代に郵便預金や国債投資をしたことでしょう。7%と言うのは、およそ10年で資金が2倍になります。如何に「失われた時代」の価値が重いか…この時間概念は絶対なのです。

今日も日経新聞には、年金投資の話が載っています。カタルは年初のレポートで、今年は年金投資元年との…趣旨のレポートを書いており、代表的な銘柄として大手銀行や商社株を採り上げていました。最近は、よく「イールド・スプレッド」の話をします。株式の益利回りと指標国債の金利差を示すグラフです。通常は人間誰しも、高い利回りを求めますから…国債金利に比べ、益利回りとの差が拡大すれば…割高を売り、割安を買う裁定取引が起ります。これが正常な経済環境下での行動です。

現在の東証一部の連結PERは、およそ15.7倍ほどでしょう。益利回りは、この逆数ですから、1割る15.7で、0.063ですから、6.3%ほどの益利回りですね。指標国債の金利である0.5%から株式の益利回り6.3%を引くとイールド・スプレッドが得られます。つまり-5.8%ほどの鞘がありますから…単純に計算すると、10倍以上も投資効率が違う訳です。しかし株主還元率が低い企業が多いので、こんな単純ではありません。アマダのような事例は例外なのですね。しかし経営者も、だんだん株主価値を重視しており、株主還元率を30%程度にする企業も増えてきました。M&Aにも抵抗がなければ、借り入れを起こしTOBしても…充分に採算が合いますね。

最近は年金運用者も、企業に物を言う株主に変化しています。「スチュワードシップコード」と言う言葉を、聞いたことがあるでしょう。責任ある機関投資家の諸原則で、企業経営のコーポレートガバナンス(企業統治)への取り組みを、精査する行動規範ですね。株式持ち合いなどの村論理が崩れ…経営者の身勝手な行動が許されなくなっています。基本的に正しい裁定行動が生まれる前提は、この二つですね。株主還元に対する経営者の姿勢と、資産価格の上昇が、年金資金の移動を促します。日経新聞は、アマダの100%の株主還元を大きく取り扱いませんでした。本来は、画期的な出来事で、一面に大きな紙面を割いて、スチュワードシップコードと関連付け、イールド・スプレッドの考え方も関連付け、報道すべきです。

時代は、グローバル化になります。日本の村論理が、だんだん消えていき、正当な競争社会が構築される過程なのでしょう。今日は、少し難しかったでしょうか? 金利水準の変化は非常に重要なのです。更に、ここに来て年金投資が盛んになりつつあるのは、異次元緩和で、日銀が国債投資をしている為に、資金が行き場を失い、本来、もっと早く起るべき現象である金利裁定が起っているのですね。何故、ケネディクスと言う株が、上がるのか? 今年は復配をします。そうなると、社内基準で買いたいと思っていた機関投資家が、今までは無配だったために、買えませんでしたが、今度は、堂々とルールに則って株式を買うことができます。

続々と…三菱UFJに続くファンドが、ケネディクスの株主になりますね。浮動株は市場から消えていき、信用買い残が減る仕組みです。仕手株を手掛けたベテランは、カタルの述べている理由が、よく理解できると思います。浮動株が沈めば…株価は簡単に動くようになりますね。その時期が着々と近づき、秒読み段階に入ってきたのかも知れません。カタルだって、先は分かりませんが、ケネディクスのおかれた環境は…素晴らしいのです。カタルは今日も買い増しをしています。良いですか、最後は…株数勝負なのです。如何に持ち株を増やすか…。そのやり方次第で、株価上昇が2倍になれば…投資効率は5倍、10倍になるのですね。投資テクニックは、昔、カタルが書いた本に、日産自動車を事例に解説してありますね。基本は単純です。現物株投資なら2倍ですが、信用取引なら6倍になりますね。更にテクニックを使えば…。

昨日の動きは472円の壁を、あっさりクリアしました。しかも出来高を見てください。前日の2556万に対し、昨日は2507万で…僅かに少ないですね。実線評価の12円に対し、昨日は11円です。その前は1192万で11円ですね。信用取引の平均買値に近づき…だんだん売買高が膨らむでしょうが、バランス観ていれば、玉がどの程度、沈み始めたか分かる筈です。次の壁は488円ですね。本当に強ければ…一気に買い切るのがセオリーですね。そうしないと…信用買い残は、なかなか減りません。果たして異次元の上昇を示すのかどうか…ここ1、2週間の動きは、非常に注目されます。ただ外資系ファンドのマネ―ジャーは、バカンスからまだ戻っていませんが…。この辺りがどう影響するのでしょう。

昨日は、野村証券、大和証券の出来高が膨らんでいました。カタルは事前に異次元緩和の「二段上げ相場」も予想しています。今の所、そのシナリオに近い動きを、市場はしているように見えます。この時期の人気株には、注意を払ってください。カタルはケネディクスに関心を抱いていますが…。カタルの選択が正しいとは限りません。未来の政策の選択が違うなら…カタルの予想通りに運ばないことは、当然ですね。多くの読者は、高学歴の教育を受けている訳で、常識的な注意を、何度も述べる必要はないと思いますが…日本人はイワシ民族ですからね。自分自身で、自分を守らねばなりません。今の選択は、未来の結果に大きな影響を与えます。常識的な動きには、違和感がないのですね。スター株の条件は、いつも意外感であり、想定外の動きが、スター株の資質になります。

最後にFRBの動きは、注目されますね。カタルは米国経済の回復は、弱いんじゃないか…とも考えています。理由は、バンカメの制裁金です。日本は福井さんの時代だったかな?白川さんかどうか…、米国も、日本と同じ間違いを犯す可能性は否定できません。本格的な経済回復は、金融が儲からないと…社会に遊びが、生まれませんから、人々の行動が、なかなか活発にならないのです。「流動性の罠」から抜け出せない日本の現状を見て、カタルは金融庁批判をしていますが…清貧思想など、糞食らえ!です。もういい加減に、冒険をする時代でしょう。失われた時代は、25年も続いています。明治維新のパラダイム・ショックの時間価値と同じです。

今年前半は落ち込み、5月からの上昇は、本番に備えた予行練習なのでしょう。いよいよ秋本番、年末年始高に向け、異次元緩和の二段上げが、スタートする可能性は…かなり濃厚になっています。さて、皆さんの選択は…如何でしょう。それでは、また明日。頑張れ!日本文理。足でボールを止める技は、冴えていますね。何しろ…逆転ツーランのサヨナラですからね。後場からの動きは…どうなるのでしょう。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月21日

08/21

かたる:お盆が終わり…間もなく日本は秋風が感じられるようになるのでしょう。昨日は広島の方で不幸な災害があり、ご冥福をお祈りします。しかし朝日新聞の報道によれば、1999年にも31名が死亡、1名の行方不明者を出したと言います。この事件を切っ掛けに、土砂災害防止法が制定されたのにも拘らず…再び犠牲者を出していると言います。問題は此処ですね。住民の避難訓練などの行動規範が、おそらく潜在意識に刷り込まれていなかったのでしょう。訓練不足なのですね。日本は戦争もそうですが、多大な犠牲を出しても過去の検証が充分になされていません。人間は間違いを犯し…選択のミスをすることは良くあります。この事は仕方ないでしょうが…、同じ間違いを、二度も、三度も冒す事が問題ですね。ただ犠牲者には申し訳ないですが…、カタルは、決して行政の責任ではないと思います。雨が降れば…1999年にも同じ事故があったわけで…当然、自分の身は自分本人が守るのが当たり前です。行政に責任転換するメディアの報道は慎むべきでしょう。

同じように、シリアで日本人が拉致されたと言います。彼には申し訳ないですが…本人が危険を承知で行っている訳で…大使館は当然、日本人の生命を守らなければなりませんが、努力しても失敗したら仕方ありませんね。あくまでも自己責任です。日本人の危機意識が如何に希薄か…。我々の生命や財産は、先ずは自分自身が守るべきなのです。決して他人の責任ではありません。健康管理も含め、全て自己責任です。メディアの大衆迎合主義は、いい加減に…ウンザリします。安倍首相の危機対応が問題化されていますが…まったく問題はないと思います。程度が低い政治家ですね。それよりも重要なのは、消費税の引き上げで、景気の回復が遅れていることが問題です。今日もコンビニ売上の数字が出ていましたが…現在は非常に、際どいですね。

カタルは1%ずつの段階的な引き上げが正しい選択と述べていました。デフレからの脱却は大きな流れの体制転換ですから…方向転換するまで、巨大なエネルギーが必要になります。しかし一度、軌道訂正できれば…かなり長い期間、確りした成長を遂げることになります。今は、長い「失われた時代」からの体制転換期ですから…、なかなか簡単に方向転換できないのですね。だからアベノミクスとアゲマゲドンの綱引きが、必要以上に行われます。日本人の意識転換が起こるかどうか…。問題は日本人の意識変化です。お金はあります。キャッシュ・ポジションは、空前の規模で積み上がっています。後は行動を起こす為の原動力である、人間の「希望」であり「夢」を、如何に育むかです。

この意識転換が、株価でもあります。どうしてバブルが発生したか…NTTの上場が切っ掛けになったのです。119万7千円だったかな? 抽選で当たったNTT株が、いきなり160万から200万、300万円と上がる成功体験が、人々の大胆な行動に火を付けた訳です。本来、政策当局はこの現象を見て、引き締めに転換しなくてはなりませんでしたが…澄田元日銀総裁は、浮かれていましたね。資産価格の上昇を見逃していました。それも借り入れによる資産上昇です。今はお金があっても資産が下がっているのです。利回り採算にも合うのですよ。株式だって3%台に回る株が、ゴロゴロしています。それにも拘らず、0.5%の国債を買うのです。イールド・スプレッドの感覚が、全くありませんね。本来なら、これほどの利回り格差があるなら、当然、資金移動が起こります。それを拒んでいるのが、長い失われた時代の間違った認識が、日本人に刷り込まれているからですね。

連発して間違った選択をする政治の決断が重なり、どんどん景気が悪化します。実力もないのに…縁故などの村論理で人事が決まり、適任者が排除されました。その為に大胆な行動が必要なのに…誰も責任を恐れ、挑戦しませんでした。その清貧思想を増長させたのは、冒頭の事件などに対するメディアの報道姿勢にあります。新聞やテレビの責任者は、本来なら監獄入りですね。どれだけ、彼らの報道姿勢が日本人を苦しめているか…。良く自己反省すべきです。まぁ、カタルも、似たようなもので他人批判は出来ませんが…。株式投資も自己責任ですからね。切っ掛けは、カタルが与えたかもしれませんが…選択したのは読者本人ですからね。でもカタルも、反省はしています。カタルの発想は、常に、これしかない…との発想です。今、展開している筋書きも…日本が復活するためには、先ずは信用創造の復活が必要で、それからスマートコミュニティーへの投資が、不可欠だと述べています。この路線を外せば…再び低迷の時間が長引くことになります。問題は未来の政策の選択なのですね。

カタルの描いた主張が正しいかどうかわかりませんが…ミスのない選択をして欲しいと願っています。さて…ケネディクスの5000万株に迫る信用買い残は、必ず大きく減ります。株式投資の基本は、少数派しか儲けられないのです。大衆が儲けられないように、株式相場の仕組みは構築されています。だから基本は人気の逆の行動をすればいいのです。カタルは、年初ではありませんね…。あれは3月以降ですね。日本通信を買い、ソフトバンクの空売りを提唱していました。…が、しかし、今は逆の行動を支持していますね。大きく評価された日本通信を売り、評価を下げたソフトバンクの買いを支持しています。今日は、余程アイフルを買おうかどうしようか…迷いました。しかしカタルの選択は、ケネディクスの買い増しでした。

実は18日に寄り付きから買い増しに転換しました。…いや、こんな事を書いている場合じゃありませんね。今、郷里の新潟選出の日本文理が、富山商業を破り9回の逆転ホームランを決めました。シーソー・ゲームの展開で、ラジオを聴きながら、株価ボードを見て原稿を書いていたのですが…。富山は、隣の浜ちゃんの出身です。ライバル対決ですね。浜ちゃんは、きっと悔しがっているでしょう。これは運が向いてきたかな…。人間の感情と言うのは、面白いものでしょう。高校野球とケネディクスの株価は、全く因果関係はありませんが…、カタルはこんな風にも、運命を感じるのです。

実は…今日はケネディクスにとって、大切な日なのです。その為に無理をして買い増ししたのです。寄り付きと、昨日後場の攻防のポイントの459円の指値を、寄り前からしていました。此方の指値も買えたようです。これで株価が上がれば…カタル君も、再び自画自賛が出来ます。8月7日だったかな? カタルは一度、下値が見えなかったけれど…418円で買いを入れようかどうか迷い、結局、買いを見送った経過があります。担保率の関係で見送ったのですね。でも結果論ですが…良い選択眼でしたね。このまま上がればの話ですが…。

どうして、本日の株価が大切か?
カタルは大量の信用買い残が消えるためには…棒上げの相場が、必要ではないかと思っているのです。丁度、最近では…化工機のような展開ですね。あのような棒上げに、人間心理は買い増しをする事が出来ず…、逆に空売りしたい心理になります。これが人間です。だからカタルの予測のように…、全体もそろそろ転換、早ければ、ソロソロと述べていた所に…、生まれたケネディクスに、期待がかかりますね。鉄建建設は駄目ですが…ケネディクスなら、チャンスがあります。カタルは未練たらしいのか…未だにアイフルにも執着しています。ソフトバンクと共に、この3銘柄を中心に関心を持って相場を見ていますね。当たる訳がない、勝手な推測ですが…希望的な観測を持って相場を眺めています。

さて、おまちどうさまです。昨日の三菱UFJが、どうしてケネディクスの大株主になったか…。当然、買っている当事者に聞かなければ、真相は分かりませんし、当事者が真実を語るか、どうかも分かりません。しかしカタルは、三菱UFJが本格的に動き出したと考えています。三菱は基本的に、明治の時代に土佐の出で、政商とも言えるでしょう。つまり、今の政策当局の中枢に位置している銀行です。日本が政策転換する時のリーダーなのですね。この歴史観は揺るぎません。最近の海外のM&Aの主役の座に位置しています。ソフトバンクやサントリーなどを含め、タイのアユタヤ銀行への出資など…基本的に日本経済を引っ張るリーダーです。本来なら、三井住友銀行がケネディクスのメインだと思いますが…、三菱UFJは総資産経営を実施しており、日々の商売も絡んだ行動を取りますね。サントリーのジムビームの買収は、単独では明らかに博打です。しかし三菱UFJには、米国のユニオンバンカル銀行が子会社にあります。つまり総合的に採算が合うから、融資で利益を上げなくても、複合的に利益が上がると判断したのでしょう。

ケネディクスへの投資も、同じ発想なのでしょう。ケネディクスは過去の失敗から、ノンリコースでの融資を増やしています。本来は時代背景から考えれば、レバレッジを高めるべきなのでしょうが…慎重ですね。ノンリコースは対象担保の権利を諦めれば…元本の返済は免除されます。つまり値下がり損失は、銀行の負担になります。勿論、エクイティーを最低20%以上は…?取るのでしょうが…、あるいは30%程度かも知れません。しかし…この事は、ケネディクスのバックに、三菱UFJが融資すると言う証に、カタルには感じられます。ほら…ここで、先日の報道を連想してください。自民党が預貸率の低い銀行に対し、ノルマを掛けると言う報道がありましたね。銀行が、銀行として役割が機能してないのです。糸は繋がりますね。つまり信用創造機能が復活するのですね。分かりますか?

ずっと、カタルはケネディクスが歴史的な相場に突入する時代背景を解説しています。地銀のリートの購入から、実際の利益が、どうして生まれるか? 企業業績の読みは時代の先読みですね。しかし…未来の政策の選択が違えば…当然ですが、カタルの選択も誤りになります。こんな事は常識ですね。ベンチャリは見事に失敗し40億円を失いました。カタルは時代背景を語っており、後は、読者の選択なのです。三菱UFJが母体になれば、もっと有利な条件で、ケネディクスはいくらでも資金を得ることが出来ますね。あとの業績数字は、レバレッジの掛け方次第です。年率20%は確実でしょうね。しばらくは…。やがて10%に落ちるでしょう。しかし当面は、20%でしょう。何故なら、レバレッジを掛けるからです。不動産などは環境さえ合えば、100億円単位で、いくらでも利益を作れるのです。そうじゃなければ…、米屋の倅が、日本の大会社まで成長は出来ませんね。森ビルの前身は…たかが米屋の倅なのです。

カタルは現在、都市整備公団の賃貸暮らし…。だから、マンションは買う金がないから…仕方なくケネディクスを買っている訳です。同じことなのです。ケネディクスなら5万円からオーナーになれます。しかし実際のマンションを買おうとすれば、最低5000万円程度の資金が必要ですね。同じ効果なのです。果たして、今日は関門の472円をクリアできるかどうか…。ケネディクスの当面の関門は472円ですね。これをクリアしたら、次は488円です。この3つの壁を一気にクリアする事が出来るなら、棒上げ相場に突入ですね。株価が上がれば、上がるほど、信用買い残は、激減していきます。その為の下準備に時間をかけて、昨年から、永遠と準備してきたのです。カタルはステートストリートと同じ間違いをしましたが…日本再生のためには、信用創造は不可欠の課題なのです。野村証券も三菱UFJも同じことですね。読者それぞれが、自分のリスク許容度の範囲で銘柄を選択すれば良いのです。それでは、また明日。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月20日

08/20

かたる:幾つか…気になる問題点があります。
例えば昨日の日経夕刊の「十字路」ですが、景気を支えていた個人消費や公共事業投資が減り、通常は設備投資や輸出が期待されますが、日産自動車のマーチにみられるように、日本は様々な点で、既に生産効率が悪くなり、グローバル企業は日本を選択しなくなりましたね。設備投資の動向は、ツガミの成功体験が物語っているように、中国からインドへ転換しています。あとはインドネシア、ベトナムなどの周辺アジアですね。肝心な日本は国民感情がうるさく…なかなか期待されるスマート投資が起りません。過去、日本が成功した戦後の復興は、官僚が音頭を取り、資金の適正配分と信用創造機能が、成長を後押ししました。

求められるクラウド管理の整備ですが…喫緊の課題は医療費の増大です。本来なら厚生労働省が国全体の一元管理の基準を設けるべきです。各企業の枠組み分野で、日本では統一基準を設けるべきですね。そうして、この統一基準を元に、先ずは日本で実施し、このシステムをやがてアジアに売るのですね。金融ソフトの開発は先ずは大手が…、そのシステムを系列の中小企業に下ろして、投資分の回収を計っていました。丁度、自動車の新車販売から、中古車販売に似た仕組みです。日本の中古車や中古の工作機械は、海外で下取りされ再利用されています。カタルは電子カルテの整備から、患者の遺伝子データの解析まで、全てクラウドで一元管理すべきだと考えています。

このような大量のビッグデータを活用する事で、スパコンを使えば、一気に医療革命がおこる筈です。更に教育システムの転換ですね。タブレット端末を、全ての小学生から中学生に配布することが決まっているそうですが…、何故か、ソフト開発に名乗りを上げる企業が見当たりません。問題のベネッセなどは、成長企業になりえます。カタルはDENAに期待していたのですが…。どうも南場さんは、全方向的過ぎますね。経営資源を集中投下しなくてはなりません。読者の中でこの分野に特化している企業があったら、カタルにも教えてくださいね。

このようなスマートコミュニティーの構築が、先進国の飛躍に繋がります。ナスダック市場は、未だに、ITバブル期の高値(5132ドル)を更新していません。2000年に起ったITバブルは、その前兆だったはずです。いよいよスマートコミュニティー創設の実現化が具体化してくるはずです。教育ソフトは世界中に広がる一大産業です。医療のクラウド化が進めば、新薬開発なども一気に時間を詰めることが出来ます。スマートコミュニティーの素晴らしさが、実感できますね。カタルは二つの成長分野を提示しましたが…他にもたくさんあります。日本は少子化高齢化だから…無駄を省く知恵が求められ、ロボットの活用から製造業の発展まで…高成長期に移行できるのですね。そうすると世界中から新技術を求め、資金が一気流入し、グローバル・スタンダードが確立されます。「失われた時代」が肥やしになり、生きてくるのです。

現状は、非常に危ういのです。昨日は自動車の販売動向をみましたが、昨日、発表されていた百貨店売り上げ動向も、改善されているとは言え厳しいものです。東京の百貨店は観光客の売り上げ増加などもあるのに…この有様です。日本通信が観光客向けに7日間のプランを設けましたが…観光客向けのサイトが充実しているかどうか…。この辺りのソフト提供も追い風が続きますね。タブレットを貸し出し、ソフトを充実させ、観光客用のクーポンを付けたり、様々なオプション観光など…いくらでも商売の方法はあります。誰が先陣を切るのでしょう。ソフトに特化するKDDIでしょうか? それともソフトバンクかな? タブレットなどは、早い話、無料で貸し出し…通信料も含め、利用した商品から利幅を抜けばいいですね。便利ですね。スマートコミュニティーは…。本来は官僚様が音頭を取る事業は、目白押しにあります。

さてゴタクを並べても仕方ありません。三菱UFJの大量保有報告からケネディクスは、人気化してきました。でもこの下げ過程で、本当に玉が沈んでいるかどうか…。更に第二、第三のファンドの参加が臨まれますが…どうでしょう。実は神主さんの仲間だったヘッジファンドの運用者は、以前、話していました。ファンドマネージャー同士の横のつながりがあり…このようなケースが切っ掛けになり、次々にファンドの参加があるケースもあるのです。彼は、その後HSBCを辞め、日本でベンチャー企業の開発を手掛けているそうですね。神主さんの人脈も広かったですからね。先日は、現役の日興証券だと言ったかな…仲間が激務からストレスが原因で、若くして死んだと言っていましたね。いくら稼いでも…人間は、最後は死にますからね。現役を真剣に続けると、みんなボロボロになります。なかなか理想通りの展開になりませんからね。

カタルなどは、何度も期待を裏切られ続けました。既に昨日の日経「十字路」のような認識は一般化しつつあります。所謂、アゲマゲドンリスクですね。一番怖いのはスタグフレーションですが…、その前に、なんとかスマート構想を実現せねばなりません。先ずは信用創造ですね。0.5%の国債にしがみつく、不合理な考え方が一掃されるかどうか…。ここが焦点になります。通常、「イールド・スプレッド」を考慮した「利回り裁定」が必ず起こる筈です。誰だって、0.5%より、4%、5%の方が良い訳です。地銀がリートの購入を急いでいるのが、分かりますね。もともと東京の不動産は限られます。既にSクラスの不動産はないのです。だから地所や三井不動は、自ら街づくりをして、既存の不動産の高付加価値化を図っているのですね。丸の内や日本橋は、その実例です。しかしそのようなSクラスを、地銀などに渡しませんね。

だから1兆円以上を保有するケネディクスが「神格化」するのです。正直に言えば…カタルは疑っていますね。1473億円もの私募ファンドを、わずか半年で増やせるものかどうか…。しかし会社説明会で社長は、可能性を感じさせるコメントをしていました。もし新規に組成するのなら、絶対に不可能です。採算を無視しても…新規に1000億円以上の不動産が、簡単に手に出来るとは思いません。しかしケネディクスには、既存の蓄えがありますからね。仮に20%の地価が上がっているとすれば…可能ですね。だって値上がり分を転嫁すればいいのです。新たに多少の不動産を手当てしても…1473億円は可能になります。このフィーを10%抜くと…147億円ですね。何故、2003年から2007年に掛け急成長し、2007年に146億円の最終利益を計上できか? ご理解いただけますね。2003年のAUMは、僅か1059億円だったのです。しかし2007年には7349億円に膨らみますね。ピーク時利益の2007年は、1905億円のAUMの増加です。昨年は896億円、今年は、本当に2000億円近く増えるのでしょうか?

多くの人は、株が上がらないと株を買いませんが…利益がどうして生まれるか?その仕組みを理解する事は、重要ですね。そうして、その仕組みが生まれる環境が整っているかどうか…時代の背景は、どうか? 最後は、これに尽きるのです。今日のニュースの中で、パナソニックの事が「WSJ」に報道されていました。パナソニックがROE経営に目覚めているとの内容でした。少し眉唾ものの内容でしたが…、日立にみたように…、日本の経営者は総資産経営から利益率を重視したROE経営に目覚めている可能性がありますね。

日本は無駄が多いだけに、考え方が変化するだけで、大きな変身期を迎えることが出来ます。東レに、重工などもカタルは、好きですね。大企業には無駄が多くあります。だから利益率低い産業分野を売り、高採算の分野に特化すべきですね。今日の日経新聞にも、シティーバンクの個人部門売却が報じられていますが…、当たり前の投資行動ですね。同時に今は、ドイツ銀行を始め、中国の銀行も2009年前後の日本で見られたように、世界中の銀行は、自己資本の充実に動いています。

この動きは、ミズーリ州の暴動に関連付けられます。きっと…見た目ほど、景気回復は強くないのですね。日本と同じです。日本は清貧思想が蔓延し、冒険が出来ない仕組みになっており、故に、なかなか社会に「あそび」が生まれませんね。この遊びが過ぎれば、バブルになりますが…適度な「あそび」がないと閉塞感に包まれた社会になります。日本化現象は、なにも日本だけでなく、世界中の先進国に共通した時代の変遷です。

日本が早くに沈み(1989年~)、「失われた時代」を抜け出そうとしています。何度も言いますが…三菱UFJの株価に注目して下さいね。これなら冒険でも何でもありません。配当利回りでも買えますからね。必ず、4桁から2000円台に抜ける筈です。三菱UFJが、ケネディクスの株主になった意図を考えると、時代の先が見えてきますね。一晩、皆さんも、考えてください。彼らに、どんな意図があるのか…。明日、カタルの憶測を述べます。時代は大きく変化し…人類は飛躍するチャンスなのです。願わくば、正しい選択の政策を実施して、日本が、世界をリードできるスマートコミュニティーを構築できると良いのですが…。果たして、現実の選択は、如何に…。それでは、また明日。あらら…ケネディクスが、人気になっていますね。振り落されないでくださいね。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月19日

08/19

かたる:先日のGDP統計値などをみると…アベマゲドン・リスクは、依然、消えていない様子です。消費税の引き上げによる耐久消費財の売り上げは戻っていませんでした。ただ当初から4―6月期は、仕方ないと諦められていましたが…問題は7月以降なのでしょう。7月は猛暑が続き、大丈夫と思われましたが、やはりデータ通り…エルニー二ョ現象の影響があるのか、8月は梅雨前線の大型版の印象で、折角のレジャー関連などの消費は低迷した数字になったような気がします。お盆と言うイベントは、東京ではマズマズの陽気でしたが、全国的にみると異常な降雨量などを記録しました。カタルの家では、6月には買い溜めしたトイレットペーパーの在庫が切れましたが、今日の新聞によればティッシュの生産量が戻っているようです。もっとも景気の状態を的確に表す指標は、やはり自動車販売でしょう。そこで、数字を調べてみました。

s20140819a.gif

グラフのように累計値では、前年比で106.8%と消費税引き上げ前の…駆け込み需要の蓄えがあり、立派な伸びになっています。問題は増税後の影響なのです。自動車販売台数を追っても、馴染みのない数字ですから…きっと分かり辛いでしょうから、対前年月比を%で、表を作ってみました。確かに消費税引き上げ直後の4月は大きく落ち込みましたが、7月は辛うじて、全体で100.6%となっています。一般の普通乗用車や小型乗用車の数字は100.3%ですね。

果たして消費税の再引き上げに耐えられるかどうか…微妙ですね。株式相場は良く実態を表しているようです。昨日は中期的に好調な建設株、「鉄建」や「熊谷組」と言うリニア絡みや品川開発絡みの銘柄が賑わっていました。カタルも悪くない選択だと思っています。しかし残念ながら、カタルの心を動かすような銘柄群では、ないのですね。理由は企業業績の変化率が鈍い為です。株価を大きく押し上げるのは、ドラスティックな変化率が必要です。業績に意外感がないと…駄目なのですね。その点、ゲームの業績の伸びは意外感があります。立ち上がりのスピードは…情報伝達を実感できるものです。しかし折角、立ち上がっても一時的な利益に過ぎず、継続性の観点が欠けるので…ピーク時近辺のPERは10倍を割れる評価しか与えられないしょう。

みんな、「帯とたすき」の関係の銘柄しか…見つからないのですね。この程度の銘柄なら多く存在しますが…なかなかカタル銘柄にマッチする銘柄は、見つかりません。せいぜい化工機やNSWのような…カタル銘柄「候補」程度の水準なのですね。実際にカタルは、年末には富士通をクラウド関連で取り上げています。最近、上がっている中では…介護のツクイなども、時々、採り上げていました。更に横河ブリッジも、それなりに…株価は上がりましたね。カタル好みのリスクの低い一般銘柄も、レポートでは時々、推奨をしています。問題は、皆さんがどのリスクを選択するか?…と言う問題です。後は買い方などのテクニカル的な問題です。

基本は、安くなれば買えば良いのですね。お金さえあれば…どんな株も、倒産しない限り買い続ければ、必ず、儲かりますね。日銀が負けない理屈と同じです。昨日は「我慢」の大切さを説きました。森ビル創設者の森泰吉郎さんは、時代に恵まれましたが、愚直に自分の信念を貫いて行動しました。バフェットもそうですね。途中の誘惑に、彼らは負けません。しかし人間は、目先の欲に弱いのです。人間だれしも、目先の誘惑に溺れるものです。カタルが良い実例です。いつも目先の動向に溺れて行動をしています。

先日来、そろそろ夏枯れ相場も終焉か…と、好転率などのデータを示しています。カタル銘柄の007も底入れ気配の業績を反映し、株価も上昇気味です。驚くのは、減額修正が考えられるJ・TECです。なんと利食い圏に入ってきたのですね。カタル銘柄の小型現物株である007と、J・TECは、5月からの上昇で先駆して上げて、早くに調整入りしました。ストップ高し「盆と正月」が一緒にやって来た…と表現したほどです。そうして最後にケネディクスが上昇し、おまけにゴールデンウィークがやって来たと、レポートに書きました。最近の値動きをみると…、どうやらやはり…と、思わせる動きですね。夏枯れ相場終了宣言も、近々出来るかもしれません。

読者から報告を頂きました。ありがとう。調べてみたらケネディクスを三菱UFJが買ったと言いますが…この背景は、どんな理由があるのでしょう。18日に大量保有報告が出されていました。報告義務発生は11日だそうです。かなり小刻みに、この下げ過程を買ったのですね。こんなのは序の口ですね。やはり浮動株が吸収され、今までの値動きが嘘のような展開が続くように何れなります。カタルは一応、間違いは多いですがプロですからね。銘柄の選択眼に於いては、かなりの知識があると思っています。そうでなければ、後ろ盾がない歩合の世界で、月間1000万円の株式手数料を上げ続けることは出来ません。年収1億と言うのは…そう簡単に達成できる数字ではないのです。周りの証券マンに聞いてみれば分かりますね。組織のバックアップがあるのと、ないのとでは雲泥の差です。むかし岡三証券のセールスが、丸紅から大量の注文を貰いましたが…1週間経っても約定できませんでした。しかし野村に振ると…1日で全て約定が完了です。

この理由は、場に100万株の注文を出して3割程度約定するようなら…株式部が仕切ってくれるのですね。一旦、玉を会社で持ち、後で投信などに嵌めます。これは実話ですよ。組織の力は、絶大だと言う事です。まともな証券会社は大手しかないのです。僕が1億の投信を売るのに、四苦八苦していると…野村のセールスは、いとも簡単に1億、2億と決めていきます。当たり前ですね。CBなどの大量の引き受け玉を餌に、利回り採算が確定するのです。だから投資信託で多少の損をしても、他で補うからですね。組織力なく一匹狼で、手数料を月額1000万円あげるのは大変でしょう。カタルは今の制度ではコンプライアンスが厳しく、必ず電話で確認しなくてはなりませんから…せいぜい1億から2億程度が限度でしょうね。カタルが1億の年収を上げる時、電話をしながら伝表を書き、注文を流す作業で…一日中、休む時間がなかったのです。物理的に不可能なのですね。せいぜいブロカーでは、数字が知れていますね。だから現役の証券マンを辞めたのも…理由の一つです。他にもいろいろ理由はあるのですが…。

その辞めた理由の一つの規制ですが…、自民党は預貸率規制を設けようとしていると報じられています。日銀は預金と貸し出しの関係を、都道府県別に発表しています。それによれば…全国平均は67%程度で、奈良県や和歌山県は40%を割れています。つまり100億円の預金があれば、40億円も貸し出してないのですね。あとのお金は、上部組織へ運用を任すか…国債の購入です。この国債金利が0.5%を割れるのですよ。地方銀行がリートの購入に動く理由が分かるでしょう。新聞記事を読むだけで…、預貸率規制…云々と言うほど、清貧思想が蔓延し、深刻な「流動性の罠」に、日本は陥っているのです。当たり前ですよね。赤字企業には金を貸すな! 確実な売り上げ増加が見込めなければ…融資など下りないのです。そんな教科書通りの融資先があるなら…教えて欲しいと言うでしょう。銀行は支店長の裁量権も奪い、貸し出しは全て本部決済、これで融資が伸びる道理がありません。

この仕組みを構築したのが、金融庁です。池井戸君の書いた小説を読めば、金融界の実態は良く分かります。かれは三菱UFJなのですから…実話がもとになり、小説が描かれています。だから銀行協会長を、まだやっているのか分かりませんが…元事務次官の小川是さんが、株屋は知らないが…小説を読めば分かると豪語したのです。東大法学部らしい一面しか見ない人生論です。しかし現実に、友達が自殺したお通夜に行ったことがあるのでしょうか? 折角、息子が東大に入学したと祝ったばかりなのに…。末端セールスの悲哀などを、政策担当者は、到底、理解できないでしょう。一度、お客様と共に、追証の算段でも経験すればいいのです。

カタルの信用創造復活論は、日本経済が立ち上がるなら…絶対に避けて通れない壁です。先ずは信用創造であり、土地や株を上げないと話になりません。だからケネディクスでなくとも、野村証券でも、基本は同じことなのです。今日もゴタクが長くなりましたが…カタルは、自説に自信を持ってレポートを書いていますが…現実の選択は違う事が良くあるのです。こんな事は、常識ですね。投資家それぞれが、他人の意見を、どう自分に反映させるか…。ケネディクスは貸借銘柄なので、アゲマゲドン・リスクを選択すれば「空売り」をすれば、良いだけの話ですね。世の中、カタルと違う意見を持つ人も大勢いるのです。自分が最終的に選択するのですね。果たして8月の自動車販売は、どんな数字なのでしょう。それでは、また明日。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月18日

08/18

かたる:一つの成功体験を繰り返す愚直さが、大成功を生むのでしょうが…、今回のバブル崩壊後の日本経済をみると…失政は明らかで、やり過ぎですね。サラ金業界は完全に消えましたからね。全て大手銀行の傘下で、その大手銀行も、未だにリハビリ模様です。まぁ、リハビリと言うより、精神的な後遺症が大きいのでしょうね。共産党政権下のような…意識改革が強制的に行われたわけです。ナチのユダヤ狩りや毛沢東の文化大革命と、日本のバブル崩壊後の展開は、似たようなところがあります。世の中には、様々な意見があり、目的に向かった手段は様々ですが…強制的に清貧思想の金融庁論を押し付けられましたから、完全なロボット化がなされました。

故に、なかなか「流動性の罠」から抜け出せません。これじゃ…いくらスマート・コミュニティーの必要論が叫ばれても、なかなか、起動のスウィッチが入りませんね。メディアはメディアで…大きな問題でもない事象を…わざわざ大げさに取り上げ、人権を侵害し、報道の自由を叫びます。故に理研の笹井さんなどの被害を生むのでしょう。あのような報道姿勢をみれば…だれも革新的なチャレンジをしなくなります。もっと社会は、大らかであるべきでしょう。バカな事をやっている…と、笑って済ませる寛容さがあれば、世の中はもっと楽しく、素晴らしい社会になるのでしょう。

ただ時代に先行する株式市場では、ようやく「やり過ぎ」も生まれるようになっています。まだ小型現物株の域を出ませんが、やがて貸借銘柄でも「やり過ぎ」が生まれることでしょう。ITバブル期のソニーなどは、明らかに度を越した現象でした。異次元緩和の期待感が溢れていた昨年春は、すこし小粒でしたね。ただ今回は本物だから、徐々に拡大するとも言えます。2003年からの立ち上がりは、外資系金融の力に支えられた偽物相場だとも言えます。でもあのチャンスを、日本は生かすべきだったですね。過剰な円高下の空洞化は、現在の貿易赤字の常態化も生んでいます。折角の「ユーフォリア」(幸福感の熱狂)は、なかなか作れませんからね。株式相場は人間の欲が絡むから、奥が深く面白いです。人生の縮図とも…言えるかもしれません。

ソフトバンクの最終調整は、出来れば…下値の壁を割れた方が綺麗ですが…ここで止まるのでしょうか? 昨年末の偽物相場のフィナーレを、新興御三家(コロプラ、アドウェイズ、エナリス)と共に飾り調整入りしたのですが…最後は、もがきませんでしたから…シコリ感は少ないですね。通常、調整の場合の最低期間は6か月から8か月です。今月で最低条件はクリアしますね。しかし12カ月以上の経過した方が、二段上げ相場は綺麗に立ち上がります。昨日はアイフルへの未練を、コラムにて展開しましたが…、アイフルだってチャート的に見ると終わったように見えませんね。カタルは昨年春の高値銘柄から、二段上げに育つ銘柄が、リズム的にも正常に見えるのです。昨年春の上げは、異次元緩和を受けた期待感の溢れた希望の実現ですね。故に「未来の兆し」に思えるのです。この感覚は今でも…心に燃えています。

人生での成功者は。「我慢」が出来る人だそうです。確かにバフェットなどは、常人にない精神力が具わっています。通常、人間は目先の現象に流されます。しかし我慢ほど難しく…大切なことはありません。子供の教育には、この精神を植え付ける訓練をする事ですね。最近、ドッグ・トレイナーの番組を見ることが多く、犬の教育と言うのも面白いのですね。シーザー・ミランは、飼い主の気持ちを、犬が感じて問題行動を起こすと良く言います。そうして、犬と共に飼い主も再教育を受けるのです。あの番組を見ていると…訓練や教育と言うのはやはり必要なのですね。カタルに孫が出来たら…小さいころから、是非、この「我慢」と言う教育を与えたいと思っています。株式投資には、この我慢が必要だからですね。

カタルはケネディクスのいじらしい程の調整過程が、意外に好きです。もっと時間をかけても良いと思っています。しかし残念ながら、もう少しで…この調整過程も終わりを迎えそうです。昨年、何度か、619円の壁にチャレンジし、カタルは敗れていました。昨年の投資成績を大きく引き下げたのは、ケネディクスのチャレンジに敗れた結果です。今年前半も鳴かず飛ばずですが、しかし…。この時間調整は、何とも言えない感覚です。おそらく5000万株近い信用残の保有者は、イライラしているのでしょうね。しかし…この時間が、未来の「相場の肥やし」に欠かせないのです。

日本通信を推奨していたカタル君、今年初めにソフトバンク売りの日本通信買いを提唱していました。しかし最近は、この逆を述べていますね。ソフトバンクを買い、日本通信を空売りだと述べています。…が、しかし、時代の流れは前者なのでしょう。総務省の業務指導は、ある意味で正しいと思っています。SIMロックも解除すべきで、もっと利用者側に立った政策が必要ですね。携帯電話業界は成熟し始め、育成の段階は終わっています。この日本通信を、カタルは500円を超えた辺りから…そろそろ売りと述べています。しかし現実は1200円ですからね。驚きです。もし皆さんが、カタルが述べた3月初めに100円台で日本通信を買っていて、300円、400円と株価が伸びるに従い…どのような行動を取るでしょう。多くの人は、2倍になれば利食いをするでしょう。3倍になっても持っている人は、1割に満たないと思います。更に上昇し自分が300円台で売ったとしたら…500円を超える辺りから…コンチクショウ、こんなバカな…と思い始めますね。もし、この銘柄が貸借銘柄だったら…500円を超えた段階で、かなりの空売りを飲み込むことになります。この人間心理は、面白いものですね。

同じことが、ケネディクスにも起るのでしょう。この持っている時間のイライラ感は…なかなか醸し出されるものではありません。既に昨年の夏から1年ですからね。このモッタリ感が堪りません。愚直さ…我慢の素晴らしさを教えてくれる銘柄になると、カタルは確信していますが…果たして本当に底入れしたかどうか…。たぶん、あの感覚は正しいと思うのです。でもやはりまだ、チャート上も確認が取れていませんからね。不思議なことにソフトバンクも、アイフルも、同じような調整過程の感覚なのですね。昨日の原稿であるアイフルへの未練は、チャート論が素晴らしいのですね。全ての壁を一旦、取り払い…調整入りをしています。それもいきなり200日線上まで押しを入れるのですね。現状の与えられた条件下では、サラ金規制の緩和はなく、買えません。しかし…この値動きは作られているようにも見えますね。

お盆も終わり、通常は例年、底値固めの動きに入ります。9月に入るとバカンスから戻るマネージャーも多く、年末年始の戦略を練りますね。今年は2010年10月から4年を経過し、日銀のETF買いは、そろそろ効果を与え始めています。理由は5月の戻りですね。この動きを主導したのは、GPIFとの日経報道もありましたが…カタルは共済年金だと思っています。公務員は、狡賢い連中です。国は何でもできるのですね。早い話、本気に信用創造をやろうと思えば、絶対に可能なのです。一部、馬鹿な評論家が、日銀が株を買って損をしたらどうするのか…などと言いますが、あり得ませんね。日銀は我慢が出来、上がるまで買い続けることが出来ます。日銀券の劣化が目的なのです。ターゲット・インフレ論とはそういう事ですね。

3つのカタル銘柄の中で、J・TECが一番、下方修正の可能性が高いと判断したカタル君ですが…意外に、株価はキナ臭い動きをしています。まだ分かりませんが…誰かが拾い始めたような動きにも見えますね。007にサプライズはありませんが…会社側は自信を持ち始めたようにも感じています。やはり数字が底打ち状態になっているので、株価も堅くなるのでしょう。決算数字は、やはり絶対ですね。ケネディクスが本当に…AUMの目標を達成できるなら…間違いなく数字は、3Qか4Qでは、大幅なサプライズを演出しますね。一見すると分かりにくいですが…、企業の業態を良く知れば…既に決定していることです。もともとケネディクスと外資系ヘッジファンドの繋がりは強く、演出効果は抜群なのですね。幾つかの注目銘柄だけを見ていれば…、全体相場も簡単に把握できます。プロはいつも指標銘柄の値動きに、注意を払っています。

今度、動きらしい動きが出てきたら、本格的な二段上げ相場に繋がる可能性は高く、怯んではいけません。しかし今の時期は、どうしても、最後のアゲマゲドン・リスクの確認作業を強いられることもあるのですね。GDP統計値は、その不安を述べていました。ただカタルは、好転率などの様々な市場の指標から見て、既にトンネルは脱出しているようにも感じています。まぁ、どっちにしても…。あと、しばらく辛抱して観察すれば、相場は確実に見えるようになります。分からない時に…自分勝手な推測を前提にして、無理して行動することはありません。ジックリ、相場を観察していれば。やがて新しい道が見えることがあるでしょう。当たらない事前予想をしても仕方がない事です。それでは、また明日。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月15日

08/15

かたる:高校野球も、なかなか面白いですね。昨日の山形中央高校と愛媛の小松高校の第4試合は面白かったのです。僕は新潟のサラリーマン時代に、法人部で山形の金融法人を担当していました。その為に2月に1度ぐらいの割合で、山形を訪問しており馴染みがあります。山形の人は、純朴な人が多く好きでした。その為に、どうしても山形に肩入れして高校野球を観ていたのです。地方大会の決勝戦でも、9回に大逆転を演じたそうで…昨日も9回に、3点ビハインドをひっくり返したのです。また監督の指導が…面白いですね。試合後のインタビューで分かったのですが…9回の3点負けているときに、地方大会と、どちらが苦しい?と選手に聞いたら、地方大会…と、選手は応えたそうです。じゃ、頑張ろう!と選手を励ましたとか…。その監督の指示に応える選手、成功物語は、やはり面白いですね。

高校野球も背景などを知ると…ただ試合を見ているより面白いですね。熱心な高校野球ファンが居るのも分かる気がします。人生の楽しみを増すためには、勉強する事が大切なのですね。背景を知れば知るほど…楽しみが増えます。昨日は出かけていて、相場を見てなかったのですが、このような相場でも…幾つかの見所はありますね。株式相場も野球同様にポイントを押さえておくと楽しいのです。ただの値動き…と思っては、楽しみが消えますが、どういう意図があり、その株価に売り物が這わされているか? 売り手の心理を考えると…また面白いのですね。普通は離れるアイフルの値動きも、やはり気になります。何故でしょう。自分では買ってないのに…どうでも良いのですが、何処で止まるか…関心があるからでしょう。ソフトバンクもそうです。此方も持っている訳ではありませんが、やはり株価の行方に関心があります。ケネディクスもそうですね。最近は寄り前の成り行き売りが多く、今朝の気配値は422円でしたが、実際に寄ったのは425円でした。

株屋は、このような動きをみているのですね。市場参加者は、常に、何処で売り物が切れるか…何処で買い物が、一巡するか? このような分岐点を、関心を持ってみています。日本通信もそうですよ。いくらなんでも、やり過ぎを考えていましたが…。此処まで下がると、もう大丈夫と…値惚れ買いを誘います。しかし…この行動が危険なのです。この銘柄が貸借銘柄なら、まだまだ確実に空売りでしょう。ただ業績悪が確認されたアイフルですが…何故か、惹かれます。困ったカタルの性格です。200日線を下回る432円より下は、買ってみたい気がしているのです。今日の450円の売り物など…見せ玉のような気もしますね。これまでは通常の下げ率でしたが、業績悪で一気に下げ率が変化し、急落しました。通常、仕掛け人が存在しているなら…ここからが買い場になりますね。まだ一抹の期待を、持ってみています。

同じように、ソフトバンクも下値が堅く止まったように見えますが…ここが曲者なのです。もう一度、先日の安値6704円かな? それを割れる場面があるかもしれません。この株も、それからが買い場になりますね。勿論、下値の下げは、ないかも知れないのですよ。ケネディクスは、先回の416円が岩盤に見えます。これから下値を切り上げることが出来るかどうか…ここが見所になりますね。まだ慌てることはありません。まだ上を買うような動きは見られませんが、下値には確実に買い物が入るようです。やはり信用買い残が問題なのですね。カタルは勝手に、今度は一気に立ち上がる可能性もあるかもしれないとも…考えています。そうしないと…なかなか信用買い残が減らないからです。

最近、手がけた銘柄で、三菱化工機と言うのがありますが…あの手の上げ方ですね。人間心理は、あの手の上げ方に気持ちが付いて行けないのです。初期波動の棒上げは…多くの銘柄が、必ず買いになります。何か背景があるのですね。まだ夏枯れ気配も漂い、相場環境が、一気に好転はしないでしょうが…。そろそろ真剣に相場を観察する必要性を感じています。間もなく人気株が誕生するのでしょう。3月1日の株式教室で「分岐点で人気株は生まれる」と…「日本通信」と「ミクシィ」を参考銘柄に掲げました。日本通信は182円、ミクシィは1456円だったのですね。それから全体が下げる中も、両銘柄は市場を引っ張って来ましたね。

カタルは、近々、異次元緩和、第二段上げの本格的な上昇相場の可能性を指摘しています。故に野村証券や三菱UFJまで、注意が怠れないと述べていますね。勿論、これから始まる年末年始からの本命株に、ケネディクスを掲げています。まだ8月ですからね。ようやく墓参りも終わり、秋風を感じる時期になりますが…。通常、外人投資家は9月頃までバカンスに出かけます。そう言えば、カタルのロンドンに住む娘夫婦も、9月に休みと取り日本に帰って来るとか…。コンサートをみる為に、わざわざロンドンから来るのだそうです。娘は熱心なスマップ・ファンで…ファン・クラブに入っています。その為に買えるか、どうかわからないチケットを申し込んで、先にお金を払うのです。すごい商売ですね。先に金を払えなんて…。ドームの会場を5日間かな? 満員にするなんて…すごい人気ですね。

時代の先を読んで、条件に合う銘柄が、下値に転がっているときに、買えば良いのです。何も商売でないから、目先を追う必要は、サラサラありませんね。多くの人は常勝将軍を目指しますが…株式投資は負けないことが大前提ですね。だから負けた場合を考え、シナリオが崩れても…大丈夫なような戦略を練る必要がありますね。絶対に大丈夫と…思っても、株式投資の世界は、まさか、魔坂の魔物が住んでいる世界です。だから慎重に行動しないとなりませんね。手数料が安いから…て、安易に臨まないことです。

今は値動きをよく観察している時間推移ですね。証券マンを離れたから言える技ですね。現役の証券マンは大変です。ノルマに追われるわけです。しかし良いですか…やっても無駄な時に、無理して数字を作る必要はありません。そんな事は馬鹿な万年ビリのセールスがやることですね。今は事前に、自分のシナリオをお客様に説明して…関心を持って株価を見ておいてもらえば良いのです。出来る事なら、最低単位の株を、実際に買わせましょうね。ケネディクスなら100株ですから、僅か5万円ほどですね。お金持ちなら1万程度にしておき、チャンスが来たら、残りの9万を買い乗せさせ、合計10万止まり程度に抑えて置けば…またチャンスが来た時に、何れ100万単位の商売になります。お客様の懐具合に合わせ、セールスをすればいいのです。

事前にシナリオを語っておくことが、如何に大切か…。人間と言うのは、直ぐに行動は出来ないのです。でも、お客様は1000株ぐらい買ってもしょうがないよ。…と言いますが、まず、買ってもらう事が、後々の成果に繋がりますね。カタルは、そうして月額1000万の手数料を上げ続けたのですね。お金持ちでシナリオを充分に理解されたら、今はドル平均法ですね。先ずは1000株、5円下がれば2000株、10円下がれば4000株と、5円刻みでも良いですね。100円下がると買える株数は幾つになるかな…。お客様の懐ぐらいに合わせ、ドル平均法の値幅や株数を調整すれば良いですね。先ずは現物ですよ。また信用取引は早いですね。528円を抜いてから信用で買い乗せすればいいのです。そんな感覚ですね。

この所、NY市場も高く、地政学的リスク云々と…言わなくなりましたが、まだ安心はできませんね。ここから100円下がっても…大丈夫なような体制作りが必要なのです。要するに、下げても…上げても、どちらに転んでも対処できるようにすることですね。今日は何故か、007が高いですね。決算が発表されたのかな…それとも、思惑かな?みんな節操がないですね。このような邪な気持ちは、分からないではありませんが…株式投資の本筋を理解していませんね。根拠のない事前の思惑での行動は慎むべきです。まぁ、投資家それぞれの自由なので、どう行動されても構わないのですが…。株価の上下で、自分の気持ちが動くようでは…まだまだですね。まぁ、人間ですから、買っている株が上がれば嬉しいですが…ネット世代は、思惑での売買が多過ぎますね。

経済の景気循環などの基本知識が、確りできていれば…カタルが信用創造機能の復活に賭けている理由が分かりますね。何故、カタルが黒船来航から、内部紛争が決着する西南の役までの時間を、今の失われた時代に合わせ考えているか? よく時代背景を、自分なりに考えておくことです。今日は、目黒雅叙園の大型物件の話が新聞に載っていました。分かりますね。何故、カタルが決算説明会を聞いて、AUM残高目標の達成に焦点を当てているか? もし社長の談話が本当なら、大変なことです。来年の2月に、その事が分かりますね。1兆円以上の残存を抱えているから、眉唾だ…絶対に不可能だよね。…とは言えないのですね。今の時代、お金などいくらでも用意できるのです。しかし限られ不動産は用意できないのですよ。こんな事は、小学生でも分かる話ですね。後は、政策の選択次第なのです。カタルが述べているから…なんて根拠じゃ、駄目ですね。自分が与えられた条件の中で、どう考えるか? それに…尽きるのです。

s20140815a.gif
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月14日

08/14

かたる:先ずは、お詫びしなくてはなりませんね。この所、小型現物株から貸借銘柄への転換をテーマに強い銘柄だったアイフルを、ケネディクスと共に取り上げてきました。もともとリファイナンス問題があり動くと睨んでいたところ、4月の増額修正が発表され貸借銘柄からの人気株を探していた時に、アイフルが、リストアップされたのでしたね。ケネディクス同様に、昨年5月の高値銘柄で、調整が充分だったため…取り上げたのでした。

しかしカタルは増資をやり、一気に正常化に向かうかと思っていましたが…、やはり後遺症は強く、延命策に留まったようです。再建計画の発表を見て、6月22日コラムにてアイフルからの「戦線離脱」のレポートを書きましたが…。その後も続伸し、チャート的には昨年の5月高値銘柄のなかで、一番、綺麗だったために…、その後も貸借銘柄の中心の相場になると思っていたので、候補銘柄としてレポートでも取り上げていました。ただ、カタルは、肝心の業績分析を怠っていましたね。チャート論だけで原稿を薦めた…帰来があります。証券マンなら…確実に550円絡みの動きをみて、既に、買っていますね。あちゃ…。一度、カタル自身も、買い指値を入れた時がありました。でも僅かな違いで入らなかったのですが…。

この手の銘柄の企業業績の読みは、意図的な戦略面が強く、意識的に数字が作れますからね。結局、リファイナンスが終わり、無理して好調さをアピールする必要がなかったのでしょう。これでケネディクスと比較し、この所、弱かった株価推移の原因が、ハッキリしましたね。残念ながら…6月22日の考え方が正しかったわけですね。ただ時間はかかっても、この後、サラ金規制の見直しの可能性もあり注意は怠れないでしょう。何れ、また取り上げてみたいと…考えています。もしカタルのレポートを見て、持っている人が居るとしたら…お金があるなら買い続ければ、大丈夫だと思います。下値は一株純資産額の300円前後と推察しています。

ざっと業績数字を見ると…。一番の問題は、営業債権が未だに減少しています。5402億から5074億と、6%減っていますね。基本的に営業基盤は弱くなっています。もしサラ金規制の緩和が行われると…銀行などの貸出態度が変化し、昔のようなイメージに、ある程度は、戻る可能性があります。だから…そんなに捨てたものではないでしょう。おそらく、これでケネディクスの株価水準と肩を並べる事になるのでしょう。超過分は完全に帳消しになりますね。仕掛け人は、この業績悪の発表を事前に知っている筈です。再び、彼らがやるかどうか。暫く見ていれば分かりでしょう。アイフルの200日移動平均線は433円です。今日はストップ安をせずに、早めに寄ると思っています。筋は事前に知っていますからね。買戻しから…自民党などの政策動向が事前に分かっていれば…、この業績悪を切っ掛けに、再び、仕手化させる可能性が…ないとは言い切れません。そうなると…相場としては、面白いですね。ワクワク感は残ります。ケネディクスのように裏付けがなく、背景が不十分ですが、仕手株の素質はあるのでしょう。

さて…まぁ、ハイリスク派のカタル君にとって、このような失敗は良くある事です。底入れが期待される時に、アイフルが…もし、このまま終わるとすると…。やはりケネディクスしか、今のところは、他に銘柄が見えませんね。昨日の日経夕刊には、オフィスビル不足が報道されていました。空室率が、どんどん下がり、古くなったビル需要も増しているのでしょう。アイフルと一緒に買われてきた背景があるので、今日は若干、弱含むかもしれませんが…ケネディクスの業績背景は、万全です。しかし本当に…ファンドの上場なしに1473億円も、年末までに私募債を創設できるのでしょうか? ケネディクスは1兆円以上のファンドを傘下に置いていますから…やろうと思えば不可能ではありません。これがゼロからの組成では、いくらお金があっても、不可能でしょう。ここでAUMの残高が生きてきますね。

この組成が…実現できるなら、一気に企業業績の変化率アップが期待され、早めに相場がスタートする可能性があります。カタルは年末年始から、来春ピークとの予測を立てていますが…相場の息が長くなる可能性があります。ソフトバンクは、多くの銘柄が昨年5月に倒れましたが、昨年末まで上げ通しでした。実に1年以上も上げ続けたのです。あのクラスで3倍以上になったのですよ。ケネディクスも、1473億円の出来次第で…早めのスタートで、相場の息が長くなる可能性がありますね。

この所、J・TECも、おかしな動きをしていますね。時々、突飛高をしますね。カタルは前回の数字を見て、減額修正もありかも知れないと述べていますが、期待感は消えていません。ジャックの広がりの定着度が、この株の焦点になりますが…、内部者は事前に分かる訳です。だから株価を良く見て置かないと駄目なのですね。

007も電力の「見える化」の実用化が広がっているので、利益率は低いでしょうが…売り上げが膨らむ可能性もないとは言い切れません。だから無理して買うことはありませんが、余裕があるなら安い時に拾って置くことです。ところが…多くの人は、やはり短絡的です。通常、一つの企業が成長するときは、3年や5年は続くのですね。相場が終っているように見えるマツダも同じですよ。中国では良く車が売れていますね。

条件が揃わないと…なかなか、大きな相場は生まれませんが…夏枯れ相場も終了間近です。既に好転率の下降速度は鈍り、底入れ模様です。この指標は目先の株価が底入れを示すとプラスに働くように…テクニカル分析が、なされている指標です。株価に先行して改善したり悪化したりする、帰来があるようです。データの蓄積は少なく、検証が不十分ですが…日経平均株価などの推移をみてください。(株価は恒常除数が考慮されていません。)この所、底入れ模様なのが…見て取れると思います。事前の夏枯れ予想は、様々なデータや経験が積み重なって、創り出されたシナリオです。基本的に大きくなる銘柄は、夏枯れ予想の最中には生まれませんね。ゲーム等、一部で上がっていますが…所詮は大物になりえません。

s20140814a.gif

さて昨日、デフレギャップに触れましたが、消費税の引き上げ影響がある訳で、この影響度が、どの程度か7-9の発表をみないと分かりません。ただ明らかに先行き期待が醸し出されており…今は微妙な状況ですね。もう一押しの政策支援が欲しい所でもあります。カタルも相場観を立てる過程において、一度詳しく、分析する必要があるのですが…面倒くさくて…怠け者の性格が出ています。基本的に…未来の夢や希望がないと…どんなに頑張っても川の流れに逆らって泳ぐようなものです。最近は、海水浴での事故があります。潮の流れで、沖に連れ去られ…遭難するケースもありますね。この潮目を考えないと…どんなに頑張っても、無駄なのです。デフレギャップが消えて…実質成長率を上回る、名目成長率の世界が、この夢や希望を育むのですね。だから信用創造のケネディクスなのです。分かるかな?

読者の方は、いい加減に耳にタコでしょが…。何度も繰り返さないと…遺伝子に組み込まれないのです。まぁ、見ていなさい。先の壁、528円を抜いてからの参戦でも、充分なのです。貧乏人は、兎角、自分だけは賢く、安く買おうとか…思いますが、しっかりした事前の分析が、大きな成功をもたらすと考えています。他に動いている株があると目移りするのは、人間なら仕方ありません。しかし時代背景を考えると…やはりケネディクスの右を往くものは…見当たりませんね。1473億円か…本当に組成できるのかな? でも時代は追い風が続いていますね。故に、大きな労力なしに目標が達成されても、おかしくはありません。楽しみですね。この結果は、来年の2月にならないと分かりません。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月13日

08/13

かたる:今日はGDP統計の発表と日経平均株価のGCが重なり、変化日なのですが…、何か新しい動きは見えるのでしょうか? 日経新聞には「コロプラ」(3668)の事が書かれていましたが…。カタルは業績推移をみてないので、ハッキリわかりませんが、調べる気にもなりません。所詮、二番天井のイメージは強く、全く興味がないからです。ミクシィの今日は、正常な売買になるのでしょうが、大陰線の可能性も考えられます。株は一過性の利益に対し、基本的に大きな評価をしません。やはり今の主流である市場参加者は若いですね。経験がまだ、足りないからでしょう。もともとITバブル期に、ネット・トレイダーが生まれましたからね。仕方がありません。

「見えない利益」を推測するのは…高度な技ですからね。今の日本は劇的な変化を遂げています。最近は、様々な変化を感じますね。例えば…今日の日経新聞の17面の大機小機には「ドイツに敗れた日本」が書かれています。みんな同じ様な事を考えている訳です。11日の今日の市況で、カタルは「永続敗戦論―戦後日本の核心」(白井聡)を採り上げました。山本五十六の特集を見ても分かりますが…ミッドウェー海戦に敗れた日本は、曖昧な目的に敗れたとも言えます。歴史の教訓を生かさない国民ですね。理由はおそらく村論理で批判をすると、村の秩序が乱れるからかもしれません。良く会社の会議でも、自分は違う考えでも、場の空気に流されることはありませんか? 所謂、事なかれ主義ですね。

秩序を乱すから、みんなと同じ服装をしたり…同じ行動を取ります。サラリーンマンの昼食をみれば…仲間と連れ立って、群れをなして行動を共にしますね。「俺、かつ丼」「じゃ、おれも…かつ丼」と言うような会話を、良く耳にします。このような協調性は、ある意味では日本の良い面にも思えます。社会秩序を保とうとして統制が取れますね。しかし変化への対応は、多様性がない為に、脆さも孕んでいます。株式投資は、基本的につるんでは…負けますね。少数派しか勝てません。大衆が負けるのです。横断歩道を、みんなで渡った瞬間に事故に遭うのです。だから基本的に、人気株は避けるべきです。逆に売り叩かれている銘柄に、目を向けるべきですね。

カタルは3銘柄の注目株を、ここで掲げています。一つは人気株のソフトバンク、もう一つはアイフルで、最後はケネディクスですね。何れも貸借銘柄です。空売りが入る銘柄ですね。確かに、この3銘柄は底入れをしているかどうか…まだ怪しいのです。アイフルなどは、未だに下値を引き下げています。今日は512円までありますね。この株価位置は75日移動平均線の位置(510円)です。つまり一つのポイントでもあります。目先の人気株ではなく…時代性の背景がある指標株に、注意を払うべきなのです。野村証券でも三菱UFJでも良いのですよ。何故、大型金融株にも注意を払えと言うか…。理由は異次元緩和2段上げの可能性があるからです。


この所、カタルにしては珍しく、最近は日銀のETF買いを採り上げました。今日の日経新聞には、三井物産(8031)の株価が堅調だと…書かれていました。カタルは、年初にGPIFの事に触れ、割安株の商社株を配当利回りなどの点から注目されると…述べていますね。イールド・スプレッドの事にも触れています。日銀が国債をどんどん買い進み、地方銀行などは、運用先に困っています。だからリートや外債の投資が進むとも述べています。だって0.5%の国債と、4%のリートを比較すれば…当然、リートが勝る訳です。これがイールド・スプレッドの概念です。益利回りと指標国債の利回り差ですね。

カタルは「流動性の罠」に陥っている為、清貧思想を貫く金融庁を批判しています。正常な概念が市場で働いていない為です。日銀は仕方なしに、2010年10月に包括的金融政策を発表しています。この政策の見所は、危険資産の株や土地に日銀が介入している点です。本来、ありえない政策です。イワシ民族らしく…極端に清貧思想が蔓延している訳です。だから企業のキャッシュポジションは高く、当座預金残高が積み上がり、お金が動きませんね。マネーストックと貨幣乗数効果のグラフを載せましたが…、いずれもお金が動いてない現象を示しています。「流動性の罠」ですね。この原因は民間銀行の貸し出しの裁量権を、金融庁が奪ったからです。竹中平蔵の極端な政策の後遺症ですね。UFJの主張を認めず、彼らの主張を無視して、倒産に銀行を追い込んだからです。あの政策から金融庁の「奢り」が生まれました。

でも今度は、予行練習も終わり、おそらく本物でしょう。今日は企業年金が株式を売っていると日経新聞に報じられています。しかし本流は日銀のETF買いや、GPIFの流れですね。物産などの動きをみれば…明らかです。ここで…、もう一つ…。最近は人手不足の話題が多いですね。みんな経営者は間違っているからですね。今までのように…総資産経営を目指しているから時代に合わないのです。効率の悪い仕事は切るのです。利益率が20%程度の仕事に力を入れて、5%…などの10%以下の仕事は、どんどん切らねばなりません。これがROE経営ですね。日本は少子高齢化、これを活かし生産効率を上げます。ロボットの活用もそうですが…情報の活用もそうです。スマート。コミュニティーの進展ですね。

カタルは早くから、二つのテーマに拘っています。一つは「信用創造機能の復活」、そうしてもう一つが「スマート・コミュニティーの進展」ですね。参考銘柄にケネディクス(4321)、007(ユビキタス=3858)やJ・TEC(7774)を掲げています。昨日は、大垣日大が初回8点のビハインドを、ひっくり返しましたね。残念ながら、カタルの母校の明訓高校は出ていませんが、新潟の文理高校は、昨日、久しぶりに勝ちました。このように夏枯れの条件は揃っていますが…お盆も過ぎると涼しくなります。昨晩の東京は久しぶりに秋風のイメージです。そろそろ夏枯れ相場も終了なのでしょう。

まだ確信がある訳じゃないですが…いよいよ始まるかもしれませんよ。人気株に目を向けず…この間に休んでいる株の中から…、間もなくスター株の芽が生まれると考えています。出来る事なら、好業績のケネディクスが、ヘッジ・ファンドの的になって欲しいと願っている次第です。だんだん下値が固まり、下げなくなったら心配いりませんね。

さっき、GDP速報値をみたら…実質は-1.7%(年率-6.8%)でしたが、名目は-0.1%(-0.4%)でしたね。デフレ・ギャップが完全に消えています。心配ないでしょうね。確実に異次元緩和は効いています。この意味を解説しないと…ならないかな? でも今日は、もう…終わりだね。また明日。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月12日

08/12

かたる:昨日は郷里の偉人「山本五十六」の特集を、NHKでやっていました。カタルの故郷は新潟の長岡です。長岡は譜代大名の城下町です。司馬遼太郎が河井継之介を題材に「峠」と言う小説を書きました。でも徳川に義理立てて…福島の白虎隊と同じような運命を辿っています。その為に明治になっても、中央官僚の多くを九州勢が占めましたが…敗戦した長岡藩士はいくら優秀でも世に出る機会がなく、貧しい下級藩士出の山本五十六(高野)は、当時、海軍兵学校など…一部の門戸が開かれていたので、義理叔父の影響を受け海軍兵学校に行ったと言われています。

入学当時は、東大法学部を遙かに超える難しさの海軍兵学校で2番の成績だったと言いますから…相当に優秀だったのでしょう。昨日のNHKは山本五十六を好意的に描いていました。今でも山本五十六の生家は、公園として保全されています。小さな小屋と呼ぶ方が相応しいかな…。貧しさが窺えますね。海軍で実力を得たので殿様筋の薦めで、家老職の山本家の養子になったのでしょう。でも山本五十六の生まれ故郷と言う事で、長岡は戦争中に米軍からの大規模空襲に遭っています。河井継之介の選択もそうですね。間違った選択でした。その為に長岡での評価も二分されます。もう一人、長岡には西山町出身ですが…田中角栄がいますね。彼の評価も難しいですね。彼も馬喰の息子で、貧しかったと言います。金権政権と揶揄され、田中角栄の評価も意見が割れます。

山本は戦争反対の立場でしたが…一度、決定したら、たとえ反対でも、その決議には従うと言う武士道に似た精神を持っていました。建前と本音を分けて行動し、極親しい友には、心情を暴露していたようです。これに引き換え…関電の内藤千百里元副社長の証言は、日本の村社会の恥部を露呈しています。男なら最後まで黙って、墓場に持って行くのが…美学のような気もしますが…。実にいやらしく感じるのは、カタルだけでしょうか…。報道によれば、盆暮れに歴代総理に1千万ずつ、年間2千万円を渡して来たとか…。いろんな証言をしていますね。カタルの価値観からすれば、恥ずかしい限りですが…。でも醜い生きざまを晒しているカタルも、似たようなものか…。他人批判は出来ませんね。

今日もLINE関連か、どうか分かりませんが急落していたミクシィが人気でストップ高のようです。しかし現物小型株ですからね。基本的に個人投資家の多くは、値動きに魅了されているようですが…本物の金融相場を知らないから…こんな何もない銘柄に魅了されるのでしょう。本来ならやはり「三菱UFJ」でしょうね。問題は政策なのです。ここに来てマネーストックの伸びが、鈍っていると言います。カタルは基本的に新聞も疑って掛かりますので、自分で調べてみました。確かにここに来て伸び率は鈍っていますね。グラフは広義流動性と、M2を基準に調べました。ベースマネーは大きく伸びていますが…この伸び率効果の浸透が減退していますね。「流動性の罠」に陥っている訳です。元日銀総裁の白川さんなどは、言い訳しそうですね。日銀は確り緩和姿勢を貫いているが…他に問題があると…人口論や政治論を持ち出しています。

s20140812a.gif

この原因は、不良債権処理(1997年、終了)は、既に完全に終わっていますが、金融庁の方針転換が遅れている為に「流動性の罠」が継続しているのですね。清貧思想の継続です。国を育てようなんて…言う視点が、彼らには全くありません。まぁ、政治家が役不足なのですが…。本日の日経新聞一面に、ようやく税制優遇を盛り込んでいますね。この事は大きな事ですよ。僅か0.2%の引き下げなんて…と、皆さんは思っているかもしれませんが…東京の不動産は多くの物件で、10億円単位、大規模物件は100億、200億円になります。0.1%は100億の物件で1000万ですからね。不動産開発が更に加速しますね。信用創造への布石は、確実に打たれています。このような税制優遇などの処置が、やがて産業行動を加速させるのですね。

読者からメールがあり、カタルが以前、バブル期の開発時代に高値を付けた株は、注目されるとヒントを書いたらしいのですが…。証券マンの友達には銘柄も話しましたが…、このレポートで銘柄を述べたかどうか…記憶にないのですが、そのメールには、ようやく利食いでき…と、なっていたかな? 銘柄は、PCカーテンウォールトップの高橋カーテンウォール(1994)なのですが…。最近、急騰しているのですね。カタルのお気に入りのパターンです。でも今は駄目ですよ。必ず下がります。しかし下げたら、注目しておくといいですね。鉄建などより…ずっと、評価は高い筈です。でもこの株も小型現物株です。バブル期に2万円台の株価があります。上場人気と共に人気になったのでしょう。2万円から65円ですよ。2000万が6万円だなんて…株は恐いものです。

何故、この読者のメールを引き合いに出したかと言えば…多くの人が、短絡的に物事を見るからです。通常、時代背景が大きく変わる局面は、「大化け銘柄」が数多く生まれます。今では保守的なディフェンシブ・ストックに分類される鉄道株も、嘗ては成長株だったのです。カタルはマイクロソフトを買ったOLの話を紹介していますね。実話ですよ。このような税制優遇は、ジワジワ効いてくるのです。何故、カタルが、今日は貨幣乗数効果やマネーストックの伸び率の話をしたか? 明日はGDP統計の発表かな? 仮に予想以上に悪くても…心配する必要はないでしょう。むしろ…そろそろ夏枯れ相場の転換期を迎えそうなのですね。カタル自身、最近開発した指標で、データの蓄積がないので信頼性があるのかどうか分からないのですが…、ようやく気にしていた「好転率」の指標転換が生まれそうなのですね。

先週末に、来週にも200日線と75日線のGCが起り、変化日は近いと述べました。同じようなことでしょう。機会があれば、今度、グラフを提示しますね。今日は貨幣乗数効果などのグラフを作っていたので、もういい加減に原稿を書くのが嫌になっています。何しろナマケモノですからね。でも本当に…1473億円も、ファンドの上場なくして、私募債だけで組成できるのでしょうか…。もしあの社長の談話が実現するなら、大変な数字が出てきますね。今日だって、日経には、リートも公募増資話しが報道されており、オリックスも物流施設に新規投資を発表していましたね。今回発表された不動産の投資リターンは出来過ぎですが、28.4%となっていました。カタルの推測の20%の裏付けになっていますね。AUM増加分の1473億円の20%は294億円ですね。通常10%はファンドの取り分として…それを超える超過分は、成功報酬など様々な形でフィーを抜きます。1割は147億円ですからね。やはりすごい数字です。この半分でもすごいでしょう。やはり、ヘッジファンドは、そろそろ動き出す筈ですね。

貧乏人は、自分勝手な推測で、動いてはなりません。どうせコバンザメなのです。日本通信が下がり、ソフトバンクの反転も焦点でしょう。野村や三菱UFJなどの金融株も注意を怠れません。何故か?それはマネーストックの増加率が鈍っているからですね。故に人材不足が指摘されており、必要ないと思いますが、日銀が追加緩和に動く可能性も否定できませんね。付利金利撤廃など含め、ETFの買い増しもあり得ます。最近、注目度が高いGPIFもあるし…。一気に、始まるかもしれませんね。なにやら…高校野球が本番になって来ましたが…、相場動向も、板状況などに注意を払う必要性を感じ始めています。それでは、また明日。夏枯れ解禁かな?

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月11日

08/11

かたる:先週末の下げは、かなり違和感を覚えます。何か筋の悪い強引な手法のイメージでした。だって、今までの方が…市場で言われている地政学リスクは、高かったのではないでしょうか? ようやく空爆を認可したオバマ政権の評価は低いですね。彼の功績の一つである国民健康保険も、個人主義で、責任感や独立意識の強い国民なら、事前に自分で保険に入るべき…との教育は受けていますからね。だから考え方によれば、保険に加入しない自由を奪っているとも言えます。民主党らしい考え方です。

努力しない人間を、悪戯に助けるべきではないと言う考え方も、よく理解できます。ソ連は理想主義を掲げましたが、結局、破れたのは、人間には甘えがあるからですね。この甘えがあると…努力も怠ります。この辺りは米国人と、イワシ民族の自立できない日本人とは…大きな違いです。日本人は「みんなで渡ろう!赤信号」ですからね。だから無謀な太平洋戦争の開戦に踏み切るのです。特攻隊の「桜花」も同じです。無駄な作戦です。しかし韓国人は、シツコイですね。日本人には「水に流す」と言う言葉がありますが…。彼らにはあるのでしょうか。

朝日新聞は、従軍慰安婦問題の証言は、虚偽の可能性があると発表していました。元朝日新聞記者、植村さんのねつ造した記事だった…と、8月5日に検証記事を発表したそうです。ただ強制的か…どうか、分かりませんが、実際に存在していたわけでしょうから、やはり、その背景責任は免れないでしょう。だから真摯に謝罪し、関係を修復すべきだと…カタルは考えています。尖閣も同じような理由で、譲歩の線引きをしっかり引いて…、終結すべきだと思いますね。悪戯に、過去を争う事にエネルギーを使うより、未来にエネルギーを使った方が、遙かに効果的です。何故、日本は、失われた時代を、延々と続けたか?

未だに、過去を検証した、責任問題が出てきませんね。カタルは原発処理の時に、政府系の原発委員会など…稼働の権利を与え運転を認めていた調査委員の責任は、どうなっているのか?…と述べました。誰も責任を取って、なかったからです。当事者の東電だけに責任を転嫁しているように見えたからですね。司馬遼太郎は、自分なりに戦争を起こした人達を取材していました。このような行動の調査検証は、未来の子供たちに、しっかり引き継がねばなりません。失敗は、誰にでもあります。しかしその失敗を闇に葬るのではなく…光を当て、何故、そのような、間違った選択を行ったか? 明らかにすることが、未来への貢献になります。しかし…残念ですが、日本は全くしてないですね。

白井聡さんと言う若い政治学者が「永続敗戦論―戦後日本の核心」と言う本で。何故、敗戦記念日ではなく、終戦記念日なんだ…。日本は米国の従属国ではないか…との論調を展開していると言います。(今度、読みますね。昨日のラジオで聴いて、面白いと思った次第です。)なにやら、カタルと同じような考え方をしているようです。

同じ敗戦国のドイツと違うのは、この辺りに原因があるのかも知れません。いつまでも、いつまでも…僕らがやった侵略戦争なんじゃないから、僕らに責任はない…との考え方も分からないではないですが、僕らは、先人の遺産の上で生活をしています。先人の知恵を活用して生活をしているから…やはり過去の事であっても、ある程度の責務はあるのでしょう。レガシー・アセットは、何も含み損ばかりではありませんね。ケネディクスの会社説明会では、高値で買った含み損失を抱えた資産に対し「レガシー・アセット」と述べていましたが…。カタルは「1300兆円の逆襲」と言うシナリオを考えています。理由は失われら時代の長さです。実に25年ですからね。3%と言う低い成長率を続けていたとしても…地価は2.094倍になる時間の経過です。

この失われた時間の間、世界はどんなに…この資産増加のマジック(信用創造機能)を使って成長してきましたか? 中国をみれば分かりますね。既に上海のマンション価格は、東京などと…肩を並べています。しかし一人あたりのGDPは、いくら落ちぶれたと言っても、まだまだ、日本人の方が上です。この現実は、おかしいでしょう。

株が目先的に上がるかどうかなど…誰にも分かりませんし、仕掛け人達も分からないのです。ただ経済の矛盾、現実と市場とのギャップを、市場経済は、必ず何処かで埋めます。その大きなギャップを見つけ、改善のシナリオに賭けるのが、株式投資の神髄でしょう。

自分の考え方の基礎が出来ていれば、この矛盾は必ず見分けられます。何故、カタルが何度も、同じことを繰り返し述べているか? 三菱UFJなどは2008年の金融危機の時分から…4ケタを割れから始まり、800円台辺りから本格的に薦め、500円を割れてからは、更に熱を入れて推奨していました。今でも4ケタ以下は割安水準と述べています。矛盾が見えるからですね。株式投資は、大きなギャップを探し、その矛盾を追及するのが正しい投資の方法でしょう。後は「夢」を追う事ですね。原理原則を守っていれば、必ず報われます。株式投資で損をする人は、株価に、心が動かされる人なのです。

まぁ、カタルの場合、自分自身を信じすぎ、無理をする為に、自分の実力以上に勝負を張る傾向があります。勝負を急ぐ焦りですね。この「あせり」が失敗を生むのでしょう。のんびりやれば、良いのです。NY市場が大幅に回復したから、もう大丈夫と…慌てて買い参戦していませんか? 買うのは、いつでも買えますよ。別に、安く買う必要はないのです。通常、先週のような大幅な陰線は、警戒を要します。何か知らない、市場で言われてない、何かを抱えている可能性があります。だから無理をせずに、時間の経過を見て、様子を見てからスタートすればいいのです。カタルは500円台でもケネディクスは安いと判断したのですね。だから早い話、528円の最近の高値を抜いてから、参戦しても良いのですね。

確かに値幅的には良い所に来ていますが…やはり日柄に、一抹の不安が残りますね。人間心理は、時間には勝てないのです。この時間を超越できる人だけが、バフェットのような成功を手に出来ます。森泰吉郎も同じですね。その森トラストは、なんと400億円の申告漏れを国税当局に指摘されていましたね。つまりそれほど…水面下で不動産開発は、儲かっているのでしょう。分かりますね。カタルが、いくらでも決算数字は、意のままに出来る…と述べている理由が…。間もなく、外資系ファンドは、先を争いケネディクスに参加してくることでしょう。まぁ、見ていてください。あのステートストリーの買い値は、500円台半ばでしょうね。カタルと同じ間違いを、彼らも冒したわけです。しかし時代の僅かなズレの読みは、非常に難しいのです。それでは…また明日。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月08日

08/08

かたる:目先筋の動きには…呆れますね。今の日本株は、基本的に昨日も触れたように…異次元緩和の株価上昇による、乖離調整という見方が正しいのでしょう。2012年秋に始まった異次元緩和による株価上昇の乖離調整がこの夏に終ります。通常、基本な株価波動をみる場合、日々線では200日線、週足では52週線が基準になります。今年、4月頃にアベマゲドン・リスクが表面化し、この水準を割り込み5月~6月に反発、そうして決算期待が消えた、今、こうやって下落していますが、ようやく正常な形の日経平均株価に移ります。このアゲマゲドン・リスクを昨年末から言い続け、消費税引上げを前の4月に日経平均株価は、底を叩きます。(13885円、4/11)昨年末の新興御三家相場は、偽物と言うか…相場のアヤと考えていいのでしょう。

次の上げは、完全に乖離調整が済んでいますから、2012年秋からの大幅上昇相場の第二段波動の準備が、整うことになります。日銀は昨日も156億円を買っており、これで4日連続です。おそらく今日も買っているのでしょう。今まで、あまり気にしていませんでしたが、株式持ち合いも終わり、基本的に日本株を継続的に売るセクターが消え、かなりの浮動株が…吸い上がっていると考えています。今度は年金資金が浮動株をプールします。こればかりは…仕手株を専門に手掛けたことがある人は、カタルの言っている意味が分かると思いますが…一般の人は、どうかな? 株と言うのは面白いもので…ある程度の浮動株を吸い上げると…あとは株価が思うままになります。発行済み株式総数は、たかが知れています。

問題は資金さえあれば、誰でも意のままに株価を動かせますが、その株価を世間が認知し承認するかどうか…なのです。この為に米国は、長年に掛けて膨大な軍事費を使い、人権擁護を謳い、世界のポリスマンの役割を担ってきたのですね。だからドルが基軸通貨になっているのです。しかしオバマは、財政事情の影響もありますが、欧州、中東などより太平洋を重視し、戦略転換をしました。此処が問題なのですね。問題はシリア辺りなのでしょう。イラクの撤兵もそうですが…。この弱腰を突かれ、紛争地域は様々な問題が生まれてきました。ようやくイラクへの空爆を容認したようですが…明らかに後手の選択ですね。クリントン女史が、オバマ批判するのは、良く理解できます。

経済も、なかなか難しいでしょう。でもこの下げはあまり心配いりません。基本的にすべて2番煎じで、株価は事前に知っているからです。おそらく買うための下げでしょう。ただ問題は、イラク問題などより、FRBの金融緩和縮小の動きですね。此方の方が、ずっと大きな問題です。このための準備が、どの程度、この1年余りで進んでいるか…。この辺りは、相場に聞かないと分からない訳です。ただ昨年5月に予行練習をしていますからね。大きな問題にならない筈ですね。今日の日経平均株価は大幅安で、200日移動平均線14951円を割れていますね。ようやく投げシナリオが生まれ、舞台が整った印象を受けます。

この所で一番注意が必要なのは…値惚れで株を買わないことです。かたるは、何度も煮え湯を飲まされています。日本通信について、先日、カタルは、こう述べました。今まではソフトバンク売り、日本通信買いだったけれど…今度は、逆になると述べています。そうして富士通なんかも…良い銘柄だが、やり過ぎはいけないと述べています。調整は必要だと…何度も述べていました。ミクシィも同じですよ。要するに、最近人気になった銘柄を押し目だと…勘違いして買わないことです。人間心理として、1200円を付けた日本通信が800円になると、当然、リバウンドを期待するのですね。超短期なら参入もありでしょうが…。こんな小セコイ売買の為に、大きなリスクを追う必要はサラサラありません。

カタル銘柄は、基本的に問題ないと思っています。ケネディクスの決算もマズマズです。この数字は、明日か、明後日に解説します。カタルの想定は一株利益30円予想ですが…。ハッキリ言って、いくらでも数字は作れるので、経営陣の意のままです。現時点で50円程度も出そうと思えば…出せる筈ですね。利益の構造をよく考えれば、カタルの述べていることが分かります。地銀は融資先がなく、困っているのです。私募債はガンガン売れますね。何故、418円で…、昨日、カタルは買おうと考えていたか? 理由があるのです。

そうして昨日から、カタルは下げても追証を入れ続け我慢し、余力が生まれれば、再び買い増し姿勢に転換すると述べています。全体が沈んでも、あと僅かです。今日の出来高から見て、新規の参入があるのかどうか…。実はカタル君、今朝は相場を見ていません。一昨日、大切な人が亡くなり、長岡に帰っていたのです。71歳なので…早いかどうか分かりませんが、ずいぶん恩を受けました。

さて、人気株が崩れ一気に調整色が際立ちますが、この中で強い銘柄が、次の人気株に育つ可能性は高いのです。建設株も悪くはありませんが、基本構造に、サプライズが生まれない構図なのですね。熊谷、鉄建などは、あまり相応しいとは…言えないと考えています。ただ欠陥を抱えるジャンク債のアイフルは、先日の536円を割りましたね。ソフトバンクもまだ下げの最中のようですね。前に述べたように、3点底かな? 6665円辺りの節を払い、一気に割れた方が、チャート的には綺麗です。この株は昨年、一貫して上げ続けていますから、どうしてもシコリ感が、残りますね。やはりケネディクスは相応しいですね。そうなるか、どうか…。カタルも分かりませんが、これほどの逸材ですからね。世界のヘッジファンドは、必ず手掛ける筈ですね。おそらく複数のファンドが入り乱れる相場だと考えています。カタルも決算を、ざっと見ただけなのですが…、やはり予想通り、年末年始に大相場で、来年の春は楽しみのようです。詳しくは後日、述べます。

NSWがここに来てようやく下げ始めました。意外にしつこかったですね。嫌いではありませんし、カタル銘柄の候補に掲げたほどなので、魅力はありますが、基本的に内容のいい割安株を、カタルは好みません。これは好みの問題です。むしろ、何故か、昨日、大きく買われ、引けに株価を崩した「J・TEC」(7774)の方が赤字ですが、カタルを惹きつけますね。007(3858)も、そうですよ。ところが…株を知らない素人は、どうしても内容を求めますね。自動車はマツダなのでしょうね。カタルは2010年かな? 現役を引退する前に、中国市場に注目し仕手性発揮でマツダを注目していましたが…。今の売れ行きは、かなりのものです。ここに来て介護のツクイ(2398)なども強い動きをしています。カタルの推奨は900円前後でしたが、間もなく1100円に迫りますね。投資家それぞれが、自分の力量で、銘柄選別をすればいいのですね。保守的な人は「三菱UFJ」や「商社株」などの配当利回りでも、買える銘柄を選べばいいのです。日本株は基本的に大きな変身の余地があり、割安なのです。経営者はROE経営に目覚めるべきなのです。

今日のような下げは、ある意味でチャンス到来ですね。日柄的に無理をする必要はありませんが、夏枯れ予想が既に実現していますから、これで新しい展開に向かう準備が完了します。今度は、先行きを見つめ、新しい行動を取るべきタイミングになって来ました。今日にもG・Cかと思いましたが…株価が下げている為に遅れているようです。あと13円差(200日線と75日線の移動平均差)のようです。来週初めにも、変化日は実現するのでしょう。ただ、あくまでも一つの目安に過ぎませんからね。こんな事は当たり前の事ですよ。

基本的に、このような全体相場の潮目が変わる瞬間に、新しい動きが見られます。だから注意深く…相場を観察しなくてはなりません。ブツブツは、何度も述べていました。株価が下がることが、どんな好材料より、最大の好材料なのだと…彼は良くお客様に言っていましたね。これこそ、株式相場の神髄を突いた名言です。「株価が下がることが、最大の好材料なのです。」よく、この言葉の意味を噛みしめてくださいね。最後にケネディクスの会社説明会資料を良く観なさい。なぜ、カタルが「乗るは大相場のみ」の格言を大切にして、ケネディクスに関しては、株数勝負と述べているのか…根拠が分かるかな? 江戸時代から明治に移行する時に、岩崎の三菱財閥は生まれたのです。今回のパラダイムショックも明治維新に匹敵する内容なのです。

それでは、また明日。今日はアップが遅れ、申し訳ありませんでした。ゴメンね。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月07日

08/07

かたる:ようやく決算期待なども消え、夏枯れ相場も分岐点に来たようです。理由は?…と聞かれても難しいのですが、一つは日経新聞のコメントですね。17面に「主力株の下げ目立つ」となっています。トヨタのケースをみれば分かりますね。7月中旬より決算期待で戻り始めており、その後、再び下げています。まぁ、トヨタクラスになれば、長期線の指標である200日移動平均線は重要な意味を持ちます。基本的に日本株は、異次元緩和による乖離調整を、1年半になりますが…続けているのでしょう。この過度の期待感が、1月から剥がれた訳です。昨年末から存在した「アベマゲドン・リスク」ですね。そんなに簡単に、25年近く続けたデフレ環境が変わるものではありません。途中で、何度か…転換ポイントはあったのですが、日本の選択は悪いものばかりでした。その為に、バブルの清算が後手に回り、遅くなり傷を広げ…さらには江戸時代の鎖国制度同様の日本基準が、村論理で存在していました。この論理を打破するために、やはり世代交代を待つしかなかったのです。幕末も、基本的に若者が中心に、改革の口火を切りました。主導した多くは下級藩士です。

本格的なパラダイム・ショック(枠組みの変更)とは…、やはり世代交代が必要なのですね。おそらく安倍政権は歴史に残る総理になるでしょう。カタルは上京以来、いろんな政権を見て、不満を抱いて来ましたが…比較すると、彼は良くやっていますね。ただカタルも、やはり甘いのでしょうね。秘密保護法案や集団的自衛権行使などに対し、当然、必要だとは思いつつ、プロセスに違和感を抱くのですから…。心の中でやはり抵抗感があるのでしょう。しかしグローバル・スタンダードの基準では、至極、当たり前の常識です。このような強引なやり方が良いのかも知れません。竹中平蔵が、あの時、強引な手法で清算を強要しましたが、少しやり過ぎだ…と、カタルは批判しました。でも必要だとは思っていたのです。もし90年代なら確実に賛成していたでしょう。でもUFJ以降のやり方は、やり過ぎだな。…とも思っていました。その弊害は、金融庁のその後の姿勢に繋がりましたね。だから「流動性の罠」から、なかなか抜け出せないのです。

この事は、設備投資を見ても分かりますね。昨日かな? 政策投資銀行の調査で、新規の投資より保守管理の補修の設備投資が、多かったですね。つまり、これまで延び延びになっていた設備投資を、ようやく着手するわけです。今は、日本政府への信頼感が戻るかどうか…の瀬戸際ですね。通常はスマート・シティーに向けた投資が、ガンガン起こるのですが…。これまで産業界も、自民党には「煮え湯」を飲まされ続けています。2010年には日産自動車が、とうとう痺れを切らし、タイへの生産移転を加速しましたね。これをみて、他の自動車会社も横並びです。自動車は部品工場などの下請け生産体制が整わないと生産が出来ません。だからある程度、工場群が集積しないと効率が悪いのですね。本来なら、九州に最新鋭の工場を新設しても良かった筈ですが…政策当局に、呆れた訳です。でも安倍政権は、どうでしょう。経団連のチームを引き連れ外交に飛んでいますね。完全に一体化し始めています。

カタルの卒論は、タイト貿易(ひも付き)がテーマでした。経済援助とは名ばかりで…その資金を活用して、日本企業が輸出をするわけです。中国には長年、かなりの経済協力をしています。でも余り、この現実を中国国民は知りませんね。基本的には戦争の賠償補償だったのです。韓国もそうですよ。調べてみれば分かります。安倍さんは良く仕事をしていますよ。今度、第二次内閣を組むそうですが…安倍政権の生命線は株価ですね。昨日、日銀のETF買いについて…触れましたね。今日の日経新聞に、小さな記事ですが3日間連続となっていました。少し解説しましょうね。

s20140807a.gif

上のグラフの通りですが…。これまでも日銀は買い続けており、基本的に浮動株が、だんだん市場から消えています。時間効果は、間もなく4年になります。2010年10月の包括的金融政策からです。そうして、ここに来てGPIFの年金資金の参加ですね。此処で思い出して欲しいのですが、日本の官僚組織は馬鹿ではなく、狡いのです。先ずは共済年金の買いからスタートしていますね。これでも株価が上がらないとすれば、更に企業年金にも株式保有の比率を引き上げるでしょうね。ようやく…本格的に信用創造がスタートしたのです。カタルは土地資本の「1300兆円の逆襲」をメインに、一番、恩恵を受ける会社として、早くから、ケネディクスに狙いを定めました。早すぎる故、苦労していますが…。

金融庁の融資査定で、厳格な減損会計が強要されているから、ケネディクスの持っている不動産は、最安値になっていると思っているのですね。減損会計は常に最安値に簿価を引き下げることを強要します。この処理損を計上しなくてはならず、ダヴィンチは持っている不動産の採算利回りは合うのに…無理やり不理屈な時価を元に、減損会計を強要され市場から消えました。だからカタルは金融庁を批判しているのです。不動産は取得価格により、利回り採算が弾き出されているのです。ダヴィンチはレバレッジを掛け過ぎていたのでしょう。その為にエクイティー分を、厳格に金融庁は求めたのでしょうね。確かに正論です。日銀マンの論理と同じですね。バブルの最中に厳格な時価会計を用いて、指導していれば…こんな事はなかったのです。収益還元法価格と言う底値の時に、厳格な指導をするから…カタルは憤慨している訳ですね。でもこれも時代の流れ…。ようやく政策官僚は資産デフレの弊害に気付き、日銀が包括的金融政策を実行し、間もなく4年です。

いかにも日銀マンらしい、チビチビやるから、なかなか表面的な結果に繋がりませんでしたが…浮動株の吸い上げが続けられ、今度は、ようやく少しの買いでも株価の成果が出てきますね。この年末年始はバラ色相場が、再び、スタートするとみています。だから野村証券や三菱UFJでも良いですよ。いよいよ二段上げのスタートを切ると考えています。カタルは以前から述べているように、ハイリスク・ハイリターン派です。だからジャンク債を卒業したケネディクスに狙いを定めているのです。ケネディクスの時価総額は1588億円です。この会社の動かせる不動産は、年末に1兆4000億円になります。
年間1%のフィーを抜くだけで140億円ですから、今の株価は非常に割安に見えますね。管理手数料だけの話です。これから上がる値上がり分を加味してご覧なさい…、小学生でもわかる算数ですね。絶対に世界中のファンドが、挙ってケネディクス株を買い始めますね。大株主に米国年金ファンドの「ステート・ストリート」の名前が出ていますね。彼らは入念に、下調べをしてから…買い参加します。お墨付きですね。当然、彼らは日立やトヨタなどの大株主でもあります。何もカタルは、法螺だけを並べているのではないですよ。自分で調べれば分かることです。

今日から明日、日経平均株価はゴールデンクロス(75日線が200日線を上に突き上げる)形成し、ようやく正常な株価上昇パターンに突入します。ケネディクスのチャートを示して解説しても良いのですが…面倒だから、自分で見てくださいね。カタルは今までは売り先行で来ましたが、今日は418円で指値買いを入れようか…どうしようかと散々、悩みました。あの時、300円割れを買うか、安全を求めるか…と同じ選択です。でも残り資金も乏しく、今日は自重しました。昨日まで売っていたのです。昨日は寄り前からの注文のせいか、あの435円の指値が売れましたね。高値ですよ。此処からいよいよ買い場です。この422円から380円辺りまで…、買い続ければ良いと思っています。ただ問題は、やはり日柄ですね。基本路線は決まっていますが…。やはり最大2か月は、無理をしない方が良いのでしょう。10月になれば、多少の無理をしても構いません。しかし…まだ、まさかの事態は、あり得るかもしれません。

証券マンの人は、この辺りからお客様に薦めましょうね。今、種を蒔かないと…秋から始まる本格的な上昇相場に、乗り遅れます。自分で買う訳でなく、お客様はどうしても、株価が下がっていると躊躇します。事前に、相場観を描いて見せておかないと商売になりませんよ。カタルの推測が、当たるかどうか分かりませんが、秋には、野村証券や三菱UFJ銀行も、大きく水準訂正を始めるでしょう。日経平均を予測しても仕方ありませんが、新値追いをすることは…間違いありません。何度も言いますが、日本株はバラ色です。この資産効果が生まれ、スマート・コミュニティー投資が加速するからですね。ようやくトンネルの出口が見えてきました。おそらくケネディクスは急騰するのではないかと…と期待を込めて観ています。その理由は板状況などの判断からですね。カタルを信用できない人は、528円の直近の高値を抜いてから、買い参加をスタートさせて構いません。基本的に2012年秋からの異次元緩和の乖離調整がようやく終わり始めています。故に本格的な第二波動に、相場は移るのでしょう。

しかし何度も、カタルは述べています。誰も先の事は分かりません。だから何度かに分けて買えば、良いのですね。売る場合も一緒ですね。ブツブツが、何故、旧軽井沢に別荘を持っているか…彼は10万株を買えるお客に、1千株しか薦めないのです。投資などそんなものかもしれません。ケネディクスだけでなく、007やJ・TECもご期待に沿える銘柄だと思っています。株の基本は下げたら買えば良いのです。問題は自分の力量をどう把握するか…この問題に尽きるのです。自分自身を良く知ることです。

そうすれば、株で利益を計上できるようになると考えています。カタルは基本的に、ここからは無理しても持ち株を維持し、余裕が生まれれば、今度は、又、買い増し姿勢に転じようと考えています。前回は500円を、もう割れないと考えていましたからね。買い増し株数は減らしましたが…500円台もかなり買いました。トホホ…。そのおかげで評価損になり、維持率が心配で、昨日まで玉を減らし続けました。しかし、ここからは幾つかの砦が存在し、きっと大口ファンドも何処かで、参戦するでしょう。ヘッジファンドが、こんな素質株を見逃す筈がありません。彼らはプロですからね。復配を実施すると…ケネディクスは、多くのファンドの参加資格を得ることが出来ます。だから来年になると、高値を買ってくれるファンドが、続々と生まれますね。楽しみ、楽しみ…。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月06日

08/06

かたる:今日は幾つかの事を書かねばなりません。先程までNHKの『花子とアン』の朝ドラを観ていました。(今日は広島の原爆投下の日なのですね。)この中で、はなは「王子と乞食」の出版を始めようとしますが、栄治の父である平祐(中原丈雄)は関東大震災の直後であり、そんなものは売れないと一蹴しましたが、石炭王の嘉納伝助は「こんな時だから、人々は希望を求めており、良いかも知れん」と言うセリフがありました。絶望的な環境の中で、二人の考え方の違いは明らかです。売れると言う基準ではなく、人々に希望は必要だから、出版しろと薦める嘉納伝助は、今の日本にも必要ですね。みんなが諦める時に「希望の光」が、生まれるのです。

この事はドラマの世界だけでなく、現在の真実を捉えています。人間は、いつも「夢」や「希望」を抱き、行動するのです。行動の原動力は、未来に対する希望ですね。だからアメリカンドリームが生まれ、習近平主席は、チャイナドリームとの表現を用いたのです。でも粛清下では、文化大革命と同じで、希望はなかなか生まれません。先日のFTの記事で「大トラ退治は失敗する」と報道した直後に、周永康氏が逮捕されましたが…。そのFTの記事が、本日の日経にも載っていましたね。所詮、権力争いの範疇との意味合いなのでしょう。

日本も希望の溢れる「国づくり」が必要です。昨日は、不幸にも理研の笹井さんが亡くなられました。カタルもどちらかと言えば、組織の責任だと思っていたので、当事者を責めていたことになりますが、NHKなどのメディアが、必要以上に、野次馬根性を発揮する取材合戦をしていました。この姿勢が、やはり問題なのでしょう。何とか、STAP細胞を再現させ、彼の無念を晴らして欲しいものです。カタルは信じています。小保方さんは、この壁を乗り越え頑張って欲しいものです。おそらく日本に希望が溢れているなら…、こんな報道合戦にならなかったと思っています。あまりに…社会にユトリが無さ過ぎますね。本当の成長社会は、もっと大らかなものでしょう。ネット上は顔が見えない為に、過度に他人批判に陥りやすく、これは「人間の性」で仕方ありませんが、気を付けねばなりません。カタル自身も、その傾向がありますからね。

もう一つだけ、昨日の日経新聞に、車の生産受託、「アンドロイド」の事が掲載されています。家電のEMSは、アップルの鴻海精密工業で有名です。中国の富士康科技集団(フォックスコン)が実際には作っていますが…。台湾の半導体受託の台湾積体電路製造(TSMC)の存在は、世界生産の流れを大きく変えました。このアンドロイドの記事は、今後、大きな影響を経済界に与える可能性がありますから、記事をよく読んで、関連記事を調べ、事前に自分で考える必要がありますね。米国で起きている現象で面白いですね。ざっと…要素を取りだし、レポートに盛り込んだ次第です。

さて、昨日は人気株のミクシィがストップ安になり、ようやく調整色が強くなってきたようです。あとは日本通信ですね。ここで一番注意しなくてはならないことは、このような人気株を買っては駄目だと言う事です。どうしても買いたいなら、最低半年、通常は1年程度過ぎてから、買えば良いのでしょう。僅かな値幅のリバウンド狙いで、買い参加する事は非常に危険です。カタルは、何度、このような失敗を犯したことでしょうか? だいたいやり過ぎです。最近はこのようなやり過ぎの事例が多いですね。適度に調整を入れる意味を理解してないようです。本来は大手証券などのディーリング部門が需給バランスを調整するのでしょうが…最近は個人がネット売買をするようになり、行き過ぎの動きが多くあります。

カタルは空売りをしませんが、もしやっていれば大儲けできるんじゃ…ないかと、いつも考えます。基本的に下がると考えていても、ある程度、買いますからね。どうもまだ昔の証券マン根性が、なかなか抜けませんね。「夏枯れ相場」を想定していた時に、空売りを仕掛けていれば…と、今は思いますね。まぁ、そんな夏枯れ相場も当初予定していた水準に来ましたね。ケネディクスの今日の動きは、窓を開け、寄り付いていましたね。昨日はこのケネディクス、アイフル、そうしてソフトバンクの3銘柄を掲げ、調整の最終場面の見所を解説しました。覚えていますか? カタルは日本通信を買って、ソフトバンクを空売りしろ…とレポートで書いたことがあります。今度は、その逆をする順番が来ましたね。

おそらく、日銀は今日もETFを買い続けると思っていますが…。一昨日に続き、昨日も156億円分のETFを買っていましたね。日銀は基本的に買うだけで売りません。全体の規模からすれば、僅かですが…世界にも類がない「包括的な金融政策」が2010年の秋から続いています。間もなく4年になります。米国は、国債を買いましたが、日本のように株式やリート(土地)を、中央銀行は買いませんね。関ヶ原の戦いで、小早川は迷って、迷って、最後は…西軍を裏切り、東軍に付きますが、勝負は、勝てる側を味方しなくては意味がありません。

日経平均株価をみると、明後日あたり…、75日線が200日線を下から上に突き上げるゴールデン・クロス(G・C)が、観測されます。通常、このようなチャート上の変化日に、何らかの現象が生まれる可能性は高いのです。昨日、ケネディクス、アイフル、ソフトバンクと3つの貸借銘柄を、注目株として掲げ、板状況を良く見ておきなさいと…述べました。日経平均株価と言う指数を,今日見たら…このG・Cに気付きました。果たして偶然の一致でしょうか? ソフトバンクも条件の一つである7000円を割れたようです。本当はもっと下げた方が…綺麗ですね。一度、この壁を破った方が、魅力は更に増しますが…どうかな?

この辺りは…予測は難しいですね。神様じゃないし…的確に下値を読める者ではありません。ようやく夏枯れ相場の第一ポイントに株価が来ましたが…果たして反転するかどうかは分かりません。3月1日に株式教室で書いた「分岐点で人気株は生まれる」のレポートの趣旨は、こんな相場場面にも生かされます。願わくば…ケネディクスに、新規ファンドの参入が見られると良いのですが…。果たして、どうでしょう。あらら…また買うような株価位置になって来ましたね。007も下げていますね。現物株は仮需がないから、どうしても値動きが荒くなります。余裕のある人は買って置くといいですね。

2月4日の関門を通過し、次は、いつかな? カタルは基本的にあまり下げないと思っています。理由は、今年は1―4月に下げているからですね。5月にかけ戻る銘柄は良く戻りましたが…アイフルは高値705円から、現在はおよそ150円下げての557円ですね。20%の下げ率を超えましたね。ケネディクスは528円からおよそ100円の下げで現在は427円です。此方は19.1%ですね。ソフトバンクの高値は昨年末の9320円で現在は7000円を割れて、6965円ですから此方派25.2%です。実際はアイフルとケネディクスは、昨年春の高値を抜いていませんが、ソフトバンクは昨年春以降休まずに上げ続けていましたからね。株価波動は違うので…、一緒に考えるのはおかしいかもしれません。ソフトバンクは、まだチャートをみると早いようにも見えますね。本当は此処から下げが加速し、5000円程度まで下げた方が綺麗ですね。

でもそう考えると…全体はもっと下がるから、カタルの押し幅は限定されると言う考えは間違っていることになりますね。整合性が取れません。相場観とは、このような感じでパズルを組み立てながら練られます。いろんな銘柄の動きをみて、全体で考えて、もっとも整合性が生まれるシナリオを選択して、そのシナリオに勝負を掛けるわけです。少し皆さんには難しいかな? 機関投資家の皆さんも、カタルのヒントを参考にすると良いと思います。今日の新聞に機関投資家も、短期売買が主体となっていましたが…間違っていますね。特に年金ファンドは、三菱UFJを主体に買えば良いのです。日本経済が立ち上がるなら、絶対に金融が最初に潤い、金融機関がリスクを取れる状態になってから、初めて経済活動が活発化するのですね。最近、ソフトバンクのスプリント買収資金、サントリーのジムビームの買収資金などを提供していますね。ようやくです。

最低5年程度は、続くものです。J・TECもそうですね。黒字になって、みんなが騒ぎだし、株価が暴騰するようになります。そうなったらソロソロ売ることを考えればいいのです。コスコイわずか幅の売り買いをしても、しょうがありません。スケールが違うのです。最低5倍程度、10倍は当たり前の銘柄を狙いましょうね。007も非常に夢がありますね。追証などで売らざる得ない人は仕方がありませんが…基本的には華が開くまで、買い場は続きます。

日経の商品欄を見ると、過剰在庫となっているのに…何故か、株価は強いですね。先日、発表しないと述べた低位に位置する株ですが…。先日、NY市場が大幅安した時も上げていました。明らかに誰かが買っているのでしょうが、短期の値幅取りに動くのかどうか…。相場になるためには、いろんな要素が絡みますね。三菱化工機など…カタルは、石油化学は長い期間、設備投資をせずに保守に留めていた為に、事故が多発しているので、本格的な需要が生まれるとの予測で注目していましたが、実際は水素ステーションの目先理由で人気になりました。そうして空売りを飲み込みましたね。今日も若干高いのです。やるかどうかわかりませんが、熊谷組のケースは、もう一段高がありましたね。だから化工機ももう一段高するかもしれません。ただ非常に危険ですね。明らかに空売り筋の踏みを狙っただけの需給相場ですから…。

リートの相場が、日経新聞に掲載してありましたが…カタルは前から述べています。地銀は運用が出来ずに困っているのです。基本的にケネディクスの経営環境は、バラ色です。問題は相場観より、自分の力量判断だけの話ですね。まだ夏は長く安心はできませんが…ようやく、カタルの夏枯れ相場も終わりが見えている様な気がしてきました。3銘柄に注意を払い、動きをよく観察して下さい。必ず、近々、変化が訪れると思っています。他にもたくさんあるのですよ。アークだって、捨てたもんじゃないですね。何しろ、あのオリックスが買収したのです。

もともと再生機構などは、能力がないのです。だからカタル有機ELへの出資なども反対ですね。既に民間金融機関は、運用先がないのです。金融庁の指導方針を改めるべきでしょう。下がっている相場も、見所を押さえて置けば、また楽しいものです。昨日、カタルは損切りをしたように、中には追証懸念が生まれている人が居るでしょう。無理をしないことです。まだ夏が続きます。最大、あと2か月程度は続く可能性もあるのです。しかし明日は…、今週は一つの分岐点かも知れません。未来が分かれば…苦労はしませんが、見えないから、カタルは、何度も分けて、売り買いをしなさいと述べています。

互いに頑張りましょうね。出来ることなら、そろそろ変化を感じられるような展開になって欲しいものですね。それでは、また明日。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月05日

08/05

かたる:久しぶりの米国株の反発ですね。日本株は昨日、第一弾の峠を越え、最も早い株価回復のパターンは、この辺りからの反発です。最も遅い反発は、あと2か月ほど後になりますね。同時に、底入れのタイミングを計る目安として…仕掛け売りがあります。昨日、久しぶりに、その動向が見られたのがケネディクスです。カタルには、そのように感じられました。丁度、今年3月末に大量の売り物を、場に這わせ、300円割れを演じた演出に似ています。でも昨日は、意識的な売り物提示でしたが、そんなに多くなかったですね。

同じように…540円と指摘した、壁を突破したアイフル。先々週の550円の所で、筋の買いと思われる動きがありましたが、昨日は、難なくこの壁を破られ、540円を割っています。今日は今の所、反発しており、この動きは演出だったかもしれません。この辺りは、筋の力量次第で…場味の問題もあります。場味と言うのは、全体の市況環境の事ですね。NY株価とか、ウクライナ情勢からポルトガルのエスピリト・サント銀行(BES )の話など…、仕掛け筋は、全体の場味をみながら行動します。だからポイントと思われる株価近辺の板状況などを…良く観察してないと、このイメージが分かりません。テレビを見ているようなものです。

s20140805a.gif

同時に昨日は、ソフトバンクが下値保ち合いから、一段安していました。チャートを掲示しておきます。どうにか維持してきた、下値ボックスが遂に破られましたね。背景には、フランス企業のイリアドによるTモバイル買収発表などあり、イリアドも格安スマフォ、最安値プランで、月間3ドルを提示しているとの報道もあります。ソフトバンクは日本で価格破壊を謳いながら、大手通信業者と同じプランです。応援しているソフトバンクですが、このような現実を考えると、最近は同じ穴のムジナとの印象を受けています。しかしスプリントの買収やロボット進出など…、やはり日本人としては、他の企業に比べ捨てがたい魅力はあります。

カタルは、何度も述べていました。現物小型株相場からの脱却を…と、かなり長い期間、この構想を提案してきましたが、道半ばで挫折しましたね。まぁ、挫折と言うより、当然の調整の範囲でしょうが…。全体が大きく崩れない背景は、日銀のETF買いなどもあります。昨日は久しぶりに156億円を、8月1日の144億円に続き買っています。もう一つが、秋に予定されるGPIFの株式保有期待でしょうね。どうも日経新聞の…GPIF買いの報道を疑っています。GPIFが春に株を買っていたと言う記事ですね。カタルは、国家公務員共済組合連合(KKR)などの…先行買いではないかと思っています。基本的に公務員は「コスコイ?」(方言かな?)一般的には「ずるい」が妥当でしょうか…、そのような連中です。NTTの上場などをみれば、本質が見えますね。

話しが逸れますが、ようやく資産デフレの改善に動いているのでしょうね。カタルは日本経済が立ち上がる為の条件として、第一に、この資産効果を掲げ、信用創造が必要だと述べています。その為に、ケネディクスを「1300兆円の逆襲」を、本命として選択していますね。つまり土地も株も資産です。この資産効果がなくて、経済は円滑に再起動しないのです。此処に新時代のスマート・コミュニティーの創設が、絡みますね。この事は既に、何度も、何度もカタルは繰り返しています。いい加減に皆さんは嫌になるでしょうが…。

相場の転機に現れる現象を、冒頭に三つ掲げました。特に、ソフトバンクの動きに注意を払ってください。此処から本番です。7000円割れがあるかどうか…。この辺りが参加のポイントになると思います。相場全体を把握するために、自分が買ってなくても…株価の動きを注視する必要があります。ミクシィやコロプラなどの終わっている銘柄に、関心を抱いてはなりません。カタルは、この秋から来春にかけて…本格的な二段上げ相場を想定しています。丁度、2012年11月から春にかけて起ったような現象の相場を、イメージとして描いています。アベノミクスの逆襲です。一部で存在するアルマゲドン・リスクを、昨日は述べました。スタグフレーション・リスクですね。政策の選択次第であり得るのです。今は非常に際どい場面ですね。当然、このような懸念が実現すれば、ケネディクスも沈みますよ。PER10倍路線へ逆戻りします。おそらく今期の一株利益は30円でしょう。これを超えるかどうか…。

ただイメージとしては、ケネディクスは「期ズレ」し、上昇角度が2003年からの環境より鈍い印象ですね。金融庁は厳格な減損査定を求めていたと思っていましたが…未だに含み損を抱える物件も、持ち合わせているようですから…業績の急上昇は、来期になるのでしょう。昨日のヒントが分かりましたか? 年内に介護リートを上場させる目標を掲げていましたね。この意味は、この会社の収益構造を考える点で重要です。基本的に私募債やリートなどの組成は「受け皿」です。

仕手筋が株価を上げ、浮動株を吸い上げますが、その浮動株をプールしておく受け皿が必要になります。自分達が安値を買って、高値で売るために必要なのですね。土地も一緒です。ケネディクスの素晴らしいのは、どんどん受託資産が増えると管理手数料が増える点ですね。これは順調に伸びています。1兆2000億から1兆4000億円へ増えますね。このフィーは、少ないでしょうが、これが基礎体力の元になります。この他にファンドの組成の時に、様々なフィーが計上されます。ケネディクスは、外資系の資金を日本に導入する不動産信託の案内会社のようなものです。地銀は国債を売り運用先に困っています。だからリートが大きく伸び、私募債がガンガン売れます。1兆円以上のファンドを抱える会社は他にありませんね。1%抜くだけで100億円です。2%、3%と大きく抜ける場面が何れ来ます。基礎条件を考えただけで、値嵩株の素質は十分ありますね。その演出があの説明会資料からも感じられます。

しかしカタルは今日、ケネディクスを久しぶりに損切りしています。僅かですが…リスク管理です。万が一の用心です。500円以上が買っておきながら、ここで売りなんて…おかしな行動ですが、これもカタル流のリスク管理です。貧乏人は仕方ありませんね。ある程度、相場に身を委ねなければ…なりません。カタルの相場観とは相反する行動ですが…仕方ありません。損と言っても値幅で10円あるかどうかなのですが…。常に一定の信用維持率をキープせねばなりません。貧乏人が、なかなか株で儲けられない理由の一つです。

同じ条件下で博打をする場合、絶対にお金持ちに敵いません。理由は資金力がないからです。素人が株で負けるのは、資金力の勝負が出来ない為ですね。だから証券会社は基本的に信用取引基準を設け、弱小顧客には信用取引を認めず、現物株の売買に限定したのです。相場論の話しではなく、多くの場合、株で負けるのは、自分の力量を把握できない為ですね。相場観ではないのです。株なんか早い話、買い続ければ絶対に負けません。倒産しない限り…存続さえすれば、いつか勝てます。双日だって、そうですよ。懐かしい銘柄ですが、下値を買い続ければ、絶対に勝てますね。ドル平均法を用い、買い下がればいいのです。ドル平均法の素晴らしい所は、一定の金額で買う所です。株価が半値になれば、買う株数は2倍になりますね。

だから株価が下がってから反発すると、大儲けが出来ます。日銀は絶対に負けませんよ。日銀がETFを買い続けて、誰かが「株で損をしたらどうするのだ?」と、馬鹿な質問をしましたが、日銀が負けることは絶対にありません。下がるほど儲かるのです。余談が多くなりましたが、今日はカタルが注目している3つの要素を掲げました。株価の見所ですね。

一つはケネディクスの売り仕掛け、もう一つはアイフルの550円の攻防、そうしてソフトバンクの下落開始です。何れも、もうすぐ訪れる転機を示しています。更に3つとも貸借銘柄ですね。売り仕掛けが入りやすい銘柄です。小型現物株など…どうでも良いのです。いつ反発を開始するか? 割安水準の金融株と共に、観察して置く注目点を今日は掲げ、レポートを終わりにします。株式相場にも、歌舞伎のような見せ場があります。歌舞伎の世界では「成田や!」とか「音羽屋」と掛け声をかけることを「大向う(おおむこう)」と言うそうです。僕らも株式相場で、そんな粋な連中になりたいものです。「よぉ~、ケネディクス!」は、少し洒落ていませんね。なにか、屋号を考えないとなりません。

ソフトバンクなど…下げが加速すれば、チャンス到来です。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月04日

08/04

かたる:相場を手掛けていると…いつも「運」と言うものは、何か?…を考えますね。一所懸命に努力をして勉強をしても、結果は環境に大きく影響を受けます。お金持ちの人は大概、努力がすれば大丈夫だと答えるそうですが、貧乏人は努力より、運により結果が変わると考えるそうです。カタルが歩合の世界に入るにあたり、興銀のS常務を紹介してもらった歩合セールスのKさんは、「実力次第で、いくらでも稼げる世界だ」と言われました。その言葉を信じ、努力を積み重ね、毎日、名刺を100枚から200枚配るドブ板外交を展開し、およそ月に10人ほど新規の顧客開拓をしました。それこそ、土日もなく毎日です。夜はレポートやセールスレターの書き通し…それでもバブル崩壊からの下げ続ける相場に、カタルは勝てませんでした。

1992年の夏だと思いますが…、社員セールスで勤めていた前社長が、見かねて和光証券の副社長だった小川さんを紹介してくれます。副社長会で顔を合わせる機会があり、カタルを小川さんに紹介してくれました。この小川さんは、当時、業界では有名な人です。40年不況の時に、山一證券が日銀特融を受けますが…この話を聞いて田中大蔵大臣に大井証券も一緒に入れて欲しい…と、ねじ込んだ人です。その甲斐あり、大井証券も倒産を免れます。カタルが面会したのは、当時、子会社だった和光不動産の社長の時代ですね。小川社長は開口一番、「カタル君、残念だったね。今回は昭和40年年の証券不況なんてものじゃないよ。今回は銀行がやられており、非常に長い時間が掛かるから駄目だろうね。田舎に帰りなさい」と諭されました。「相場が良くなれば、お客さんは、いくらでも紹介するが…今は迷惑が掛かるから駄目だよ。」と言われました。1992年の夏のはなしです。

その光景は、今でも鮮明に覚えています。今日の新聞に、りそな銀行の公的資金返済の事が書かれていましたが、未だに、この時のバブルの清算が出来ないのですね。完了してないのです。実に25年です。何故、カタルがピケティの書いた「21世紀の資本論」の話を、何度も登場させているか? 分かりますね。つまり日々の営業努力、労働対価は資産デフレの前では太刀打ちできないのです。りそなは一所懸命に努力をしていますが…資産デフレが進む以上、日本経済は立ち上がりません。三菱UFJも一所懸命に不良債権処理を実施し、株式持ち合いの評価損を計上し、年金積み立て不足を収益から補ってきましたが…そんなものは、総資産の劣化の前では「焼け石に水」ですね。おそらく1997年~1998年、日債銀や長銀、山一などが消えた時に、日本のバブル状態は解消されたのです。

だから、ダヴィンチの金子さんが創業をするのですね。ケネディクスも追随します。折角立ち上がったのに…正論を主張する日銀マンの前に「流動性の罠」は、今も解消されていません。通常、金利が此処まで下がれば、いくらでも収益機会はあるのです。何故、厳格な金融庁の清貧思想が、蔓延するのでしょう。今ではすっかり、日本国民はやる気を失った国民になりましたね。ソニーなど…早く、買収されればいいのです。リストラ経費の捻出の為に、資産の切り売りを、毎年、続けています。どう考えても経営者失格ですね。パナソニックとの違い見れば、明らかです。しかしそのパナソニックも褒められたものではありません。三洋電機の買収は、損失を膨らましただけです。結局、三洋は中国企業傘下ですからね。

今日は何で、こんなスタートになったのかな? 
そうです。岩隈君も好投し、ダルビッシュも好投したのに…負けたのですね。でも彼らは黒田君の運の無さからみれば、まだ恵まれています。黒田君は、とうとうMLBでクオリティースタート(QS=投球回6回以上で自責点3以内)をクリアしながら、黒星は30敗目と言う大リーグのワースト記録を更新し、運の無さを証明しました。でも彼の年俸は1500万ドルだそうですが…。基本的に東京では年収5000万円以上が税務調査の対象になります。カタル君は、年収120万円から1億ですからね。まさに激動の人生です。最後に辞める時は940万だったかな? 努力の割に見合った商売かどうか…。

少し話題を変えましょう。今日もミクシィにコロプラですね。でも目立ちませんがなかなか強い動きをしている株もあります。今日の日経平均株価も56円安ですから、NY市場が大幅安したのに確りしていますね。もともと1Qに大きな期待を抱いてはいませんが、メディアの報道をみると、好業績銘柄は買われていると言われています。しかしカタルの経験では、余裕がかなりなければ、このような環境下で買い進むのは危険だと思っています。ただ1―4月の下げ局面より、明らかに投げものは減っています。板をみると分かりますね。問題は売り物が減っていても…上を買い始めるかどうか…なのですね。最近、チラチラしているのが黒田批判です。消費者物価に拘る余り、スタグフレーション懸念が広がっているようです。賃金の上昇が物価上昇に追いつかない現象で、円安や消費税引き上げ、更に便乗値上げもあり、実質的な可処分所得が減っている為に、景気が下振れする現象ですね。

メディアは人件費の上昇や人手不足と言いますが…。すき家のケースなどは劣悪な労働環境が一般化していたのが…少し改善される程度の話しなのでしょう。カタルは実際に、2年ほど前、新聞配達をしていましたが、あまりの劣悪環境を強いる為に、皆、半年も続かずに辞めていましたね。だって遅配や配り忘れを理由に購読が止められると…残った契約期間を従業員が払う仕組みなのですね。カタルはその様な事態はなく、自分のエリアの購読者を伸ばしていました。ただし3か月後ぐらいからですが…。だんだんやり方を覚えたので、効率営業に切り替えました。でも減らさないと言うだけで、大変な労力が必要な斜陽業界です。ネットがあるので新聞を取る人は居ませんからね。

最近、職安に行ってないので、今の労働環境は分かりません。でもまた、だいぶ太ったので、体を動かす仕事をしようかな?とも…考えています。新聞配達は良いですね。好みです。何しろ2か月で体重が10キロも痩せました。やはり人間の体は労働と言うか、体を動かすように出来ているようです。兎に角、腹が減るのです。食べても、食べても減り続ける体重は、お金の問題ではありません。それに配達時間が、だんだん短くなる実績も面白いのですね。前回はセールスも含めた正社員になったのですが…。今度、やるとしたらアルバイトだね。意外にやってみたいのは、清掃員もやってみたいのです。汚いのが綺麗になるのは気持ちが良いものです。また脱線をしましたね。

所詮、今は、あまり大きな成果を得られないと考えているから、原稿にも熱が入りません。証券マンは大変です。こんな相場でも、何か探さないとなりませんからね。アイフルは540円の所を突破しましたね。先々週末、仕掛け筋の打診が入りましたが、止まりませんでしたね。次はあの時の550円が、一つのポイントになります。良く株価を見ておくことです。ここにきてケネディクスは、アイフルより強いですね。実は上昇過程において最初は同じ程度の上昇で、ケネディクスの株価がアイフルを上回ることがありました。しかし途中から、仕掛け筋の力の差で上昇波動の伸びに変化が生まれましたね。この違いがシコリになって、この所、アイフルの株価の方が弱く見えるのですね。しかしアイフルの方が、一度、関門を突破しています。相場の資質は断然、ケネディクスに軍配が上がりますが…アイフルも捨てたものではないでしょう。ただ昨日の利益剰余金に触れたように…アイフルは依然、BBB以下のジャンク債銘柄です。ケネディクスは、既にこの問題を解消し、復配が目先にぶら下がっています。

ケネディクスの会社説明会資料をみましたか?
介護リートの上場が、年内目標となっていましたね。この意味が分かりますかね。そうして最近、会社説明会も積極的に増やしている様な印象を抱きます。8月末に日経のIRフェアに参加すると言います。例の日経新聞の天下り組織である、IR協議会が主催するのでしょう。入念な下準備を感じさせます。復配予想も、それに輪をかけますね。この意味を何れ解説します。なかなか一般の人は、このようなヒントを並べても理解できないでしょう。株価を上げるには、様々な仕掛けづくりをするのですね。会社がどうなると…収益が計上されるか?その仕組みも頭に、入れなくてはなりません。決算数字など…発表前に様々な現象から分かるのです。

だから自分で買っている銘柄ぐらい、少なくとも四半期ベースの売上から収益のデータをエクセルに取り、自分が買っている会社の業績推移を、常に把握しておかねばなりません。確かにJ・TECは、サプライズではなく、むしろ減額懸念が生まれる内容でしたが、同時に、やはり確実に売り上げは伸びていますね。33.9%の伸びは、立派な数字なのですよ。ただこの現実を、株価は既に織り込んでいますが…。好調な他の企業と比較すれば分かりますね。景気動向に関係なく、3割も4割も、売り上げが伸びる会社は、やはり大きな魅力ですね。それに人工臓器製造と言う「夢の付加価値」があります。

基本的にカタル銘柄は、下がったところを買っておけば、大きな収益が期待される銘柄を選択しているつもりです。あとは自分の力量と相談して売買をすれば良いのでしょう。それでは、また明日。そうそう、買いたいための「売り仕掛け」がケネディクスに感じられます。何処まで、叩けるか見ものです。下げの過程を板などの状況から内容を推測するのですね。あくまでもカタルの推測にすぎませんが…。ようやく2月4日の最初のボトムの応当日が経過しました。最大ここから2か月程度続く可能性もありますが…意外に日経平均株価は強く、間もなくスター誕生が見られるかもしれません。スター株はこのような閑散相場の中から生まれます。しかしミクシィやコロプラではありませんね。基本的に低位の株価位置に居る銘柄から生まれます。一例を掲げると、こんなイメージです。僕は情報屋ではないですから…銘柄は公開しません。でもイメージを掴んでくださいね。基本的に相場がない程…良い銘柄なのです。

s20140804a.gif


「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。

2014年08月01日

08/01

かたる:NY市場が珍しく大幅安しています。理由は好調な雇用統計を受けFRBの金緩和終了後の利上げが早まるとの…観測が一つ、アルゼンチンのデフォルト問題やポルトガルのエスピリト・サント銀行(BES)の「ベイルイン」(債務超過?)リスク、ロシアへの制裁強化に、個別の企業業績不安ですね。あとは大統領の罷免問題(共和党主導の下院採択)かな? 考えられるのは、ざっと、こんな所でしょう。

株式相場で一番怖いのは、予期せぬことが起こることですね。今のところは…何れも二番煎じで、既に市場で認識されている現象です。欧州のデフレ・リスクである日本化現象なども、その一環です。この日本化現象は、基本的に新興国の台頭により、生産地の移転による問題です。例えば昔は、日本で生産した車を海外に輸出しており外貨を稼ぎました。しかし円高を始め…電気料金の引き上げなど…、税金問題もそうですが、日本の生産コストが安全評価より勝り、タイやメキシコに生産基地を移転させましたね。このような現象が、新興国の台頭に繋がり、先進国の「失われた時代」、雇用喪失に繋がりました。

故にカタルは、スマート化の推進を訴えています。ファナックの無人工場など…情報の活用により物流のスピードアップなどは効率化に繋がります。HEMSの活用により効率的な電力利用が出来るようになり、無駄が大きく省けます。もっと分かりやすく言えば、HVへの転換は、エネルギー需要も減らせますね。事実、ガソリンスタンドは斜陽になっています。渋滞情報の活用などが…これから始まります。スマート・コミュニティーは先進国に欠かせないツールですね。だからクラウドが重要になります。富士通の株価が上がる背景が存在するわけです。でも今は止めた方が良いですよ。走れば休むのが道理ですね。人間も株も同じです。酷使は疲労に繋がり、やがて病気になります。だから適度の株価調整は必要条件ですね。NY市場も、たぶん…大幅安しましたが同じ理由です。

カタルは、前から夏枯れ予測をしています。今回のNY市場の大幅安も、その一環にあると言えるでしょう。日経新聞やNHKなどの大手メディアは、一斉に騒ぎますが…既に需給バランスの峠は、越えているようですからね。統計数字を見ると、海外投資家になっていますが、イールド・スプレッドの正常化への概念は、普遍です。本来、国債金利が0.53%なんて…馬鹿な数字になると、通常は常識的に資金移動が起こるのが普通なのです。だから地銀は、国債から強制的に資金の移動を迫られ、リートなどに資金を移しています。外債投資も、その一環です。黒田さんが、円高になる訳がないと述べている根拠でもあります。日本人は基本的に、イワシ民族なのです。

イワシは群れをなし、一斉に方向転換しますね。猪突猛進なのですね。昔は護送船団方式で政府が保証し、国が主導して経済発展をしてきました。だから人事制度など、みんな役所のシステムに、右に倣えとなっています。今でも公務員は年功序列です。最近の資格制度などもその一環ですね。これは画一化教育が、行われているためです。だから時間をかけて教育制度を変えるしか…日本人の方向転換は出来ないのです。失われた時代から完全離脱するためには、世代の交代が必要だったのです。おそらく黒船来航から西南の役の内部抗争が終了するまでの時間経過が、体制転換の目途なのでしょう。失われた時代も同じなのですね。安倍首相は、恵まれた環境に生まれたのですね。最近、支持率が下がっているようですが…株価が生命線です。昔ならNY市場の下げを見て、日本株も300円以上下がるのでしょうが…おそらく今日は、大きく下げないでしょう。理由は昨日、早ければ来週にも…と述べた株価見通しは需給バランスが好転するからですね。今年は1―4月、例年の展開と違い、株価は年初から調整していたのです。いくら利益の質が悪い…と言っても、ミクシィやコロプラなどの…個人好みの株価は堅調です。

ここ数年、開けば悪材料しか出てこなかった007も同様でしょう。この1Qは底入れを確認できるかもしれません。カタルは2Qではないかと思っていますが…。下げたから、昨日は少し買いました。株価のリズムから言って、淡い期待も抱いています。理由は売り上げに寄与するHEMS関連が、好調の筈だからですね。意外に売れている可能性もあります。7月24日に関連するリリースを発表していましたね。これが時代の流れなのですね。問題は、このチャンスを生かせるかどうか…の経営力なのです。日本で先端を行っているのですから…どんどん共同事業を進めればいいのですね。下手糞ですね。

10億足らずの売り上げは、優秀な営業員が居れば開拓できます。そのくらいに時代は追い風なのです。電力の見える化は…都心のマンションでは、差別化のセールスポイントになります。1000戸クラスのマンションに売り込んだから、1軒当たり30万としたら3億円ですね。1000戸の大規模マンションは少ないですから…100戸でも良いですね。大手マンション業者と東京電力や東京瓦斯などと組んで…ネット化を進めます。ソフトバンクなら、直ぐに、この話に乗るでしょう。現実的にはKDDIが近い存在ですから…、一緒にスクラムを組んで営業活動すればいいのですね。簡単に10億程度の売り上げが達成できるでしょう。皆さんも東京の方は試みてください。此方に東京電力が提供する「でんき家計簿」があります。リンクを張るのですから…自分自身も試してみないとなりませんね。さて、面倒な個人情報を入力し…。アララ…直ぐに自分の電気使用量を観ることが出来ました。なかなか優れています。

さて、そんな事より、不思議なのが…村田効果が生まれない現象ですね。予想通りサムソンやアップルではなく、最近は、華為技術(ファーウェイ)や北京小米科技(シャオミ)などが躍進しています。共同開発したWiFiモジュールは、スマフォ向きではないのでしょうか? スマート家電化は、現実に進んでいますね。007は残念ながら、未だに赤字から黒字の道が確認できていませんが、この1Qか…2Qには、底入れが見える筈です。そうすると、ようやく任天堂の呪縛から解放され…新時代を迎えますね。カタルの読み通りに、なかなか移行しませんが…、いよいよ新しいステージが、チラチラ見え始める筈です。もう直ぐですからね。楽しみに待っていればいいのです。下げたら買えば良いのですよ。慌てることはありません。底入れを確認してからで充分です。今は打診程度に留めて置けばいいのでしょう。

時々、ホームページを覗かないと…実態が見えませんからね。ケネディクスも、何か更新されていますね。決算前なのに…面白いね。この説明会資料は、ある示唆がありますが…皆さんは、気付かれましたか? カタルは会社側の…隠れたある意図を感じた次第です。やはり狙い通りに、年末年始は活況場面を迎えるかな…と感じましたね。でも2003年からの立ち上がり時期は、外資系が狂ったようにお金を入れていましたが、今回は広がりのある本物の潮流に感じますね。故にスピード感が、あの時より、若干鈍いようです。この辺りが株価に影響を与えているようですね。ただ今回は本物の動きで、何れ4桁の株価は割れなくなりますね。1000円以下は、何処でも買い場でしょう。何度も言っているように株数勝負です。問題はリスク管理だけですね。株価は、常に想定以上の上下をします。此処に引っかからないように…自分の力量を正しく認識しましょう。

実は銘柄の選抜などより、この力量管理が問題なのですね。こればかりは投資家自身が自分で決断をしないとなりません。何も資金量だけの問題ではないのですよ。個人の性格の問題も大きなウェートを占めます。何度も述べているように、カタルはハイリスク派なのです。平気で倒産リスクのある株も手掛けます。だから…その事を、読者は良く認識しておかねばなりません。さらに政策の選択次第で、環境は大きく変わるのです。この辺りも読者の認識がないから、他人批判をするわけですね。当たり前の事ですが、投資は、全て自己責任なのですね。

さて最後に、全体市況が弱くなれば、なるほど…注意して市場を観察しなければなりません。3月の初めに、カタルは株式教室で述べましたね。市場の閑散時に人気株は育つのです。こう述べて当時、株価が強かった「ミクシィ」と「日本通信」をカタルは選択しました。3月1日の「分岐点で人気株は生まれる」というレポートを株式教室で掲げています。此処ではミクシィ中心に調べていますが、資質では、日本通信が上だと述べています。なにやら…今、アイフルとケネディクスの関係に似ていますね。相場的にはアイフルの方が上ですが…資質は、格段的にケネディクスが上なのですね。カタルは…こう述べています。

果たしてどうなるかな? それでは、また明日。

「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。