今日の市況(2014年09月04日)
かたる:良く目先の相場観を聞かれることがありますが…、そんな事は、神様じゃなければ、分かるものではありません。そりゃ、過去の経験則から確率の高いチャートの事例を、幾つか過去の相場に遡って、指摘することは出来ますが…、所詮は、想像の産物です。大まかな相場観を考える点で、相場のリズムを、カタルは重視しています。2012年11月からの株価急騰は、カタルが事前に指摘していたように…マネタリーベースからみた強気相場が背景にあったのです。多くの市場関係者も含め、メディアの人は、アベノミクスに於ける異次元緩和と言う黒田さんの劇的な金融政策で、株価が上がったと思っているかもしれませんが…、確かに、それは切っ掛けの一つですが、事前に相場が上がる環境が整っていたのですね。此処が、重要なのです。カタルの昔のレポートを遡って読んでみると分かりますよ。何処かで、事前に、マネタリーベースの解説をしてあります。
故に、貧乏人のカタル君、お金が必要になり、あの時期に金策を試みました。しかし結果はお金が用意できませんでしたね。故に、僅かなお金でスタートし、異次元緩和のスタートに臨みました。あの時に、お金があれば借りたお金だから…おそらく「みずほ」か、「三菱UFJ」で勝負でしょうね。三菱UFJを10万株買うと350円前後でしたから、信用の保証金が1000万ほど必要でしたね。カタルが今回、ケネディクスを選んでいるのは…貧乏人だからです。本当なら、野村証券か、三菱UFJのような大型株で勝負でしょう。100万株単位で、勝負を張りますね。100万だと…最低2億円が必要ですね。でも三菱UFJなら、全く恐くありません。勿論、昨年5月に付けた750円を抜けてから勝負でも構いませんね。何も読者の皆さんが、カタル同様のリスクを冒す必要もないのですよ。
ケネディクスも、三菱UFJも同じです。何れも「信用創造の復活」で、株価が上がる銘柄群なのですね。リスクの違いだけの問題です。安心・安全を求めるなら、当然、野村や三菱UFJの選択になります。博打ならケネディクスとの概念ですね。勿論、リターンは大きく違いますよ。三菱UFJは、せいぜい4桁止まりでしょうが…、ケネディクスは、2000円は堅いと信じています。仮に未来に於いて「リートはPFI」と言う概念が生まれと…株価は1万円との夢が膨らみます。
さて何故、こんな話をしたかと言えば…、カタルは異次元緩和の二段上げが、この年末年始に起ると思っているのです。ただし…正しい政策の選択が、条件になります。現状は非常に危ういのです。消費増税の反動減が延び、在庫調整が心配になっています。ただ日本株の状況をみていると、明らかに「相場の腰」が強くなっています。外部環境に負けないようになっていますね。ウクライナ情勢など…本来は関係ない事象で、これまでなら大きく株価が下げて、株価波動が壊れていましたが、僅かな梃入れで株価が保たれていますね。
カタルが、最近、よく日銀のETF買いを取り上げますが…ようやく株式持ち合いなどの弊害が消え、最近は自社株買いに反応し…全体相場の腰が強くなっています。日銀のETF買いは、最近は156億円程度の買いですが…相場を支える働きをしているように見えます。過去、300億円程度、買っていた時の半分ですが…それでも効果的に見えるのですね。つまり浮動玉が、ある程度吸い上がっている様に思われるのです。別に日銀だけの動向ではないのですよ。今年に入り、共済年金の株式枠拡大も背景にあるのでしょう。
やはり最も大きいのは、日銀の国債買い入れにより、銀行などの機関投資家の資金が炙り出されている点でしょう。日銀が大量の国債を買い入れることにより、地方銀行を始め、機関投資家はドンドン、安全な運用先を失っています。仕方なしにリスク資産に資金を移動させていますね。やはり異次元緩和の効果は絶大なのでしょう。彼是、昨年の5月だから1年半になります。日経平均株価の波動をみれば、異次元緩和による株価上昇の乖離調整は、完全に終了しました。日々の移動平均線で解説した方が良いでしょうか?
今年2月に日経平均株価は、一度200日線を割れています。このような形になると当然ですが、25日線も75日線も下降波動になり、完全な調整局面になりますね。そうして先日指摘したように、75日線が200日線を、下から上に突き上げるゴールデンクロス(GC)を形成しました。8月13日の現象ですね。ようやく正常な上昇パターンである25日、75日、200日の順番になっています。
最近は、いろんな投資指標が、大きく改善しています。ここから超強気に転換し、年末年始、さらに来春の相場に向け、新たなスタートを切ると考えるのが普通でしょう。国債に眠っていた資金が動き始めています。具体的な事例では、森ビルの目黒の雅叙園の落札です。外資の手から、みずほの融資で森ビルが落札した現象は、お金が動いていることを物語っています。最近は、東京での物件探しは難しくなっていますね。何故、新しい時代が幕開けするタイミングなのか? 国債に眠っていた膨大な資金が、ようやく動き出しているからですね。具体的には、株式、外債、そうしてリートなどの国内不動産へ。
本来は、ダヴィンチの金子さん達が持ち込んだ考え方は、正しい市場の裁定取引に過ぎません。低い利回りの資金を、高い利回りにお金を動かすのですね。誰でも高い利率が良いに決まっています。イールドスプレッドと言う当たり前の投資概念が、働かないほど、「流動性の罠」に陥っていたのです。この考え方がしっかり理解できてないと…なかなか億単位の投資は、出来ませんね。多くの皆さんは、せいぜい無くなっても良いような小金しか株式投資に回せませんが…、基本的な考え方が出来ていれば、財産を大きく投資するチャンスに思える筈です。まぁ今日、発表される日銀が、どう動くか分かりませんが…、金融政策が、実態経済に及ぼす影響はタイムラグがあります。円安による物価高から生まれるスタグフレーションも、気になりますが、ここは信念を貫き、走る場面か…と、カタルは思っています。今は正念場ですね。
仮に何もないとしても、異次元緩和効果は続いていますから、既に確実に動き出しているのです。アクセルを、さらに踏むか…どうかの話しの問題です。結果は、決まっているのですね。株価の上昇スピードは、このような見えない先の「政策の選択」により、株価の上昇角度が変わるのですね。路線は決まっていますが、単に上昇波動の時間と角度の問題なのですね。分かりますかね。事前に上がる銘柄は、決まっているのです。失敗したと思われたJVCケンウッドは、再び300円台ですね。カタル銘柄の選定の基本は、赤字の段階に始まっていますね。だから基本的に時間が掛かります。
企業業績の改善は、2年、3年と続きますね。カタル銘柄、第一弾の日揮は、推奨当時の株価は200円から300円だったのですね。あれから…かなり時間が経過しますが、今は3000円台で、つい最近、4000円を付けましたね。相場なんか、こんなものです。皆さんは、博打と同じような視点で株を観ています。株は定期預金のようなものですね。なかには10年も定期に、お金を寝かして置く人も居ることでしょう。同じことですよ。三菱UFJは必ず4ケタ以上になります。更に…今なら定期預金より、かなり良い利回りです。配当が16円ですから、株価が600円として、2.6%ですね。勿論、税金や手数料はかかります。でも銀行の定期より良いですね。これがイールドスプレッド(株式と債券の利回り差)の話ですね。裁定取引の活用ですね。ケネディクスは、これを不動産で行っています。銀行は皆さんからお金を預かり、株式投資などにも資金を回しています。自分でやった方が良いですよ。
こんな時代感覚の話を聴くと、目先の株価の上下が、あまり気にならなくなると思います。今日は3Dマトリックが高いですね。何故かな…。相変わらず、空気電池ですね。ババ抜き合戦か…。まだ9月になったばかりですからね。ケネディクスの売り板は560万株ほどですね。カタルはいつも最善を考え…行動するからね。今日も寄り付きと485円にも指値を入れました。本当は500円以上の高寄りすると一気型に見えましたが…残念ながら494円の寄りでしたね。でもこの買いが主力筋のヘッジファンドの買いなら、玉は沈んでいる筈ですね。彼らも分からないのですよ。実際に買ってみて初めて気付くのです。ステートストリートのファンドマネージャーはそんな心境だったのでしょうね。彼らのコストは550円前後じゃ、ないでしょうかね。カタルは一株利益30円と踏んでおり、今日の日経報道のように…続々とファンドが日本の不動産を漁っていますから、PER30倍の900円前後が、現状の妥当株価だと考えています。
どうですか? 如何に、秋に上場予定の「すかいらーく」株が、高いか分かるでしょう。まぁ、株価の評価はPERだけじゃないですが…野村と日経、更に東京テレビはお友達です。何故、ユダヤが嫌われているか…ロスチャイルド家が、何故、莫大な財産を築いたか? みんな狐と狸の化かし合いの成果ですね。我々は自分自身で考え、賢い行動を取りましょうね。それでは、また明日。
投稿者 kataru : 2014年09月04日 11:04