今日の市況(2014年09月05日)
かたる:スーパーマリオ(ルイージだった?)に似ているドラギ総裁は、EUの日本化現象を非常に気にしているようですね。世界中で起こっている生産基地の新興国への移転から発生する構造改革(空洞化=パラダイムショック「枠組みの変更」)に、なかなか先進国は、追い付いて行けないようです。当然ですね。このようなパラダイムショックは百年単位の構造変化なのです。日本場合は1853年のペリーの来航以来ですから…。世界は、まさに産業革命以来のインターネット革命が進行しています。この形は見えにくく、きっとSFの世界への挑戦ですね。カタル自身も、理解しているか疑わしいのです。カタルは以前、押井監督の映画を話題にしました。イメージは、あんな世界です。まさに電脳社会ですね。スパコンの利用は、人類の進化を一気に早めるのでしょう。間もなく、誰もが宇宙の旅に行く時代なのでしょうね。スマフォの開発、そうして、なかなか一般の人には分かり辛いでしょうが、金融デリバティブの発展です。どうも…人口の多い新興国が市場経済へ参加したことにより、価値観が大きく変化している様に感じています。
先日、テレビを見ていたら、あれ?…と思ったのです。ダイヤモンドの価格が高騰していると言います。少し前まで…世界市場を支配していたデビアスが、価格をコントロールできずに、価値が下がっているとの認識だったのです。ところが…今は買い取り価格が上昇していると言う報道でした。あれ? 既存の認識が…いつの間にか変わっている。驚きましたね。確かに金価格が上昇し、高値止まりを続けています。原油価格もそうですね。上がった割に、全く下がりませんよ。鉄鉱石の価格は、最近中国の爆食が消えて、大きく下がっているようですが…。イギリスでは、昔から資産を持っている人と、持ってない人の格差が広がっていると言います。生活費に占める住宅経費が、極端に高いと言います。新興国の市場経済参入が定着し更に拡大を続けています。世界の中央銀行は流動性を供給し、金融バランスの均等化を計りましたが…、ここに来て、やはり資産価格の上昇が鮮明になっている様に感じています。宝飾品の価格上昇も、その現象の一つではないか…との憶測が生まれますね。
中国では、香港の移管に伴い50年間、保証されていたはずの二国化制度が崩壊し…、世界はどう動くのでしょう。ウクライナに見られるロシアの行動や、中国の一部の動きは揺り戻しと単純に考えて良いかどうか…。もともと「流動性に罠」の状態が、これほど続くことが異常に見えます。物理的に、需給と供給の関係をみれば明らかですね。基本的にマネタリーベースが、2倍に膨らめば貨幣価値は落ちますからね。世界中で日本化現象を気にして、流動性を供給しているのですね。米国の引上げがどうなるか…。中国の賃金は急速に上昇し、今では年収200万円ほどと…指摘されており、先日、農薬入りの冷凍製品の話題の時に…日本の賃金レベルも、遜色がない水準と言われていました。その不満が爆発したと言いますからね。あの報道を聞いて、日本の空洞化も限界点と考えていました。更にここに来て、人手不足により、急速に日本ではロボット化が進むと言われています。ファナックの国内新工場建設は、ある意味で象徴的な事象でしょう。ロボット化が急速に進展する筈ですね。少子高齢化は、技術革新と知恵で新しい世界に、我々を運ぶのでしょう。「ファナック」はカタルが好きな銘柄です。お金持ちの皆さんは良い株ですよ。以前、ゲンコツロボットを紹介したことがありますね。
さて与太が進みますが…。もう少しお付き合いを…昨日の日経新聞(9面)には、米国金融の政策当局への「恨み節」が掲載されていましたね。非常に重要な記事です。もう一つが中国の民間投資会社、復星集団の日本への不動産投資の話です。1000億円規模の物件は、そうあるものではありません。彼らは100億円投資と言う話ですが、東京の土地は限られており、舛添知事の国際金融都市構想と絡み、香港は先ほどの問題ですね。シンガポールはバックボーンに欠けます。もし東京が本気を出して構造改革を進めると、一気に国際金融都市としての地位を固める可能性があります。オリンピックもあり、投資背景は抜群ですね。カタルが野村の役員ならアラブの王様に掛け合って、ケネディクスに対し1000円でもTOBを掛けますね。何故なら、AUMが1兆4000億円もあるからです。発行済み株式総数が2億6565万株ですから、1000円で2656億円ですね。安いですね。この代金で東京のオフィスビルを中心とする支配権を手に入れることが出来るのです。
何故、ロンドンの地価が急騰を続けているか? 背景をよく考えねばなりません。おそらく移民政策の為でしょが…自由な空気がある東京は、やはり中国の政府規制下の市場とは大きく違いますね。シンガポールの指導者は素晴らしいが…背景の経済力が希薄です。やはりアジアの金融を支配できるのは、東京でしょうね。ただ政策当局に、その意思があるかどうか…。日本経済の可能性は限りなく広がっています。少子高齢化は逆の意味で、チャンスですね。日銀で生まれている潜在成長率の限界説は、間違っていると思います。さてゴタクが長くなりましたが、これらの事象は非常に重要なのですね。米国金融の不満も経済の成長に影響を与えます。自働車へのサブプライムローン復活の記事で、安心感を覚えていましたが…やはり米国は、完全に立ち上がっていないようにも見えますね。果たして、実態はどうなのでしょう。
さてカタル君は、今日もケネディクスを寄り付きで買いました。これで…3日間連続で買ったことになります。もともとヘッジ目的で、保険料のつもりで外した玉を、元のポジションに戻したに過ぎませんが…。過去最高残高に積み上がったことは、事実です。もうお金がないので、今度は利食いを適度に入れて、その利食い金を元手に株数を増やす予定です。非常に危険なので、皆さんは止めてくださいね。カタルだって、先の事は分かりません。でも僅かなデータをもとに、カタルは自分の推測を信じての行動です。もともと、誰も先の事は分かりませんね。一般的に、確りしたファンダメンタルの分析をして、時代背景を考え、一つの基本方針を決めます。あとはテクニカル上の問題だけですね。売買テクニックにより、運用成果は、2倍にも…5倍、10倍にも変わります。
ここ連続でバフェットや森泰吉郎の話を紹介し、「我慢の話」をテーマにしていました。そうして株式教室では、3%の賃金上昇と2%の物価上昇の話を展開し、「希望」の話をしましたね。名目と実質の考え方です。この根底を支えるのが、資産価格の上昇なのですね。何故、カタルが「1300兆円の逆襲」と述べているか? ドラギ総裁の資産担保証券の買い入れが、ある意味で答えを出しています。中国の投資グループ復星集団の行動は、氷山の一角に過ぎません。ヘッジファンドは、世界の優秀な連中が集まった知的集団ですね。大きなチャンスが存在する時代変化を、見逃す筈はありませんね。事実、だんだんカタル構想への参加者は、増えていますね。カタルがケネディクスを昨年3月(25310円)に続き、二度目に推奨したのは、昨年の8月に500円を割れた時からです。その後、ステート・ストリートの賛同を得て、キリン・マネジメント・エルエルシーや三菱UFJと支持が広がっています。そろそろ浮動株が、市場から消え始めている筈です。
まだ5000万株近い信用残がある為に、当然、株価は揺れるでしょうが…だんだん軽くなっていますね。板状況をみている人なら、この解説が分かる筈です。値動きでもそうですね。今回は一気に、前回の512円のポイント抜きました。玉が吸い上がってないと、なかなか、このような展開になりませんね。カタルは複数のファンドが参加しているだろうと考えていますが、目先筋より、玉の吸い上げが続いていることが、支持者をどんどん呼び込むのですね。問題は株価が高くなった時に、それに見合う業績数字が付いてくるかなのです。確かに株価が崩れた日本通信は、これから企業業績が急改善するのでしょが…一度は、変化のスピードを確認する時間が必要なのですね。ケネディクスが、最初に800円台を付けた動きと同じことです。日本通信への再参加はあり得ますが…、まぁ充分な時間が経過し、500円を割れてからで、充分だと考えていますね。それより順番が来たケネディクスですね。
何度も述べています。年末年始から…来春に、一つの山が来ると考えています。数字も付いてきますね。カタルは一株利益100円台は、堅いと思っています。ここで「リートはPFI」だと言う概念が育つと、株価は、一気に1万円ですね。夢への評価は、最大PER100倍だからです。日本通信が、この水準で株価が止まったのも頷けると思います。さてチャートの形ですが、実線の形が重要です。大幅高の陽線(2日)の終値は490円ですから、この株価を下回らずに、揉み合いを続けるのは…大歓迎です。今日、寄り付きが505円と高寄りをしましたが…カタルには玉の吸い上げが進んでいるように見えます。果たして下値を、どんどん切り上げるかどうか…。まぁ、小野薬のように少し緩んでも、問題はないのですよ。事実、ケネディクスの22日からの下げは、短期で理想的な利食い状態を示しています。
小野薬は10月28日までの何れかの時期に、米国でも新薬が認可される予定だそうですね。今日のWSJに記事が載っていましたね。やはり良いですね。お金持ちなら買いたいね。昨日の3Dマトリックの上昇は、止血剤の認可だそうですね。シンガポールじゃ、人口は限られますが…。銘柄などは、何でも同じですね。カタルは一つで、充分だと考えています。値動きで色んな点が、分かるのですね。
昨日のケネディクスの出来高は、これまでの3000万台から2000万台に減り、しかも下値を切り上げていますね。引けにかけ売られましたが目先筋の連中でしょう。しかし今日の板をみれば、分かるように明らかに玉が枯れ始めています。問題は、新たなファンドが複数参加するかどうかです。しかしこれは時代背景から考えて、もう決まっているのですね。問題はタイミングなのです。皆さんは不思議に思うかもしれませんが、上がる銘柄は事前に決まっているのです。
ただ2年や3年程度は、上昇時期がズレル事はよくあるのです。マツダだって、今の状況なら、再上昇は既に決まっていますね。シャープも、そうでしょう。アークもおそらくそうですね。一杯、銘柄はありますよ。代表事例は、三菱UFJですね。もう株価が上がることは決まっているのです。でも上がるタイミングが分からないのですね。それは需給バランスが読めないからですね。更に未来の政策選択が見えないからです。仮に昨日、黒田さんが、追加緩和を決めていれば、今日は全面高ですね。でも彼は今の見通しに、自信を持っているようです。確かに異次元緩和は、ようやく実体経済に影響を与え始めています。地銀の資産構成比率をみれば、明らかですね。
異次元緩和は、冷酒の様にジワジワ効いています。これは明らかです。問題はアクセルを更に踏み込むかどうかの話しだけ…。遅くとも9月下旬には、上昇を始めると思っています。理由は今年前半のチャートの形ですね。まぁ、株の場合は、早くなることが良くあります。しかし業績に遅れて株価が動くことは、絶対にないのです。常に先取りはするのですね。これが007です。期待感は非常に大きいのです。それなりの理由があるからですね。まもなく007も、絶対的な転換点を迎えます。
あらら…折角、寄り付きに買ったのに…。やはり初動波動の時は、引けに買うに限りますね。特に最近は、日計り筋も多く居るようなので…後場からの買いが、正解の確率が高いですね。目先も、きっと面白いね。カタルは目先張りをやったことは余りありませんが…何れ挑戦してみたいね。何しろ…暇な中年だからね。でもこの位の時間がナマケモノにとって、丁度、いいかも知れません。月曜日のアップは遅れます。ご了解を…。そうしてカタルの誤記もありました。「目白」の雅叙園と書いている箇所が、何か所はありました。正しくは「目黒」の雅叙園です。似ているからね。トホホ…。教えてくれてありがとう。既に訂正しました。
投稿者 kataru : 2014年09月05日 11:27