今日の市況(2014年09月10日)
かたる:国内GDPの確報値が引き下げられ、スコットランド問題も絡み、円安が進行していると言います。想い出すのは…、産業界が「泣き」を入れた2008年末から2009年の動きです。丁度、今の為替水準は、2008年半ばのレンジに戻って来ましたね。マーチの生産移転発表が2009年1月ですから、それまで110円台だった為替の動きが、2008年春に一度100円を割れ、再び戻され110円を頭に年末にかけ、再び100円割れた後に80円台に入りますが、この辺りが分岐点になり、自動車産業の海外移転が進みました。まだ5年ですから、設備投資分を回収しておらず、(この事は非常に重要な点です)仮に円安が進んでも、国内回帰は難しいのでしょう。(為替のチャートは、8/31のコラムに掲載されています。)
昨日はマツダなども買われていましたが…、富士重工の二番煎じより、カタルはマツダだと思っています。理由は…中国ですね。もともとカタルは、中国市場の伸びに期待していました。ただ、色んなゴタゴタが続き、なかなか軌道に乗ってなかったのですが、ここに来てようやく20万台体制が確立されつつあります。この数字は、マツダにとっては意味のあるものでしょう。何故、為替の話に言及したかと言えば、国内の生産基地への回帰現象の動きを観る為に、マツダや日産のマーチ移転の背景を考えたのです。
カタルは基本的に、銘柄への執着心がありますね。理由は、何故、事前の予想の様に、カタルが推奨したのに…綺麗に株価が上がらなかったのか? その理由が、何処にあるのかを検証するためです。アークなど…一時、株価が上がり成功に見えましたが…、結果は、高値を維持できず、途中で下がりましたね。グリーはある程度、理解しています。最近は下値が堅いようですね。あまり見ていませんが…田中君なら、大丈夫だろうと思っています。最近は、再びアークに関心があるのです。70円だったかな? 普通株の取引価格に鞘寄せする形で、株価が下がりましたが、ここは基本的に下値圏です。カタルが買った株価は確か…170円前後ではなかったかな? その後、株価は急騰し、400円前後まで行き沈みましたね。この推奨の考え方の背景は、生産基地の国内回帰がテーマだったのです。この会社の発祥は、中小企業の寄せ集めですからね。日本の製造業と言う、象徴的な地位にあると、今でも思っています。
買収したオリックスは、非常に先進的な会社です。外人評価も高い会社ですから…カタルは好きです。このオリックスもやりましたね。1万円を割れてからの推奨ですが…下がる、下がる。苦労しましたが、結局、儲けになりました。オリックスへの投資のタイミングは、天才の小手川君が、お見事でした。彼の「洗練された勘」なのでしょう。結局、彼は悟る訳です。100億近くになれば、ディーリングで利益を上げるのは、大変だと思ったのでしょう。それで資産分散の意味もあり、不動産を買ったのでしょうね。賢明です。独自概念を持つ、彼のような人間が増えれば…日本の市場も、相場に厚みが生まれますね。
市場には様々な価値観が存在します。その価値観同士がぶつかり合って、答えを求めています。今日もROEの話が日経新聞に掲載されており、日本的な総資産経営が、だんだん陰に染まっていくと思っています。時代の変化はゆっくりと…場合により劇的に変化しますね。とくに相場はそうですね。揉み合いに入っているケネディクスの形は、日経平均株価の動きに、最近はよく似ていますね。昨日は仕掛けが入ったようですが…綺麗に抜けなかったですね。でも509円と506円を抜いています。しかし板の売り物は、あれから増加し600万株台で…相変わらずの信用買い残の重みを、見せつけていました。値動きからみて、そろそろ、このラインの売り物は切れると思っていますが…。500円から619円の壁は、かなりの厚みがあります。だから目先の人は、619円を切ってからの参入で充分なのですね。難しい所を、何度もやる必要はありません。でも僕らは確実に玉を貯めますが…。
昨日はマイナス金利での取引だったと観測されていますが…、もう上がる銘柄は、事前に決まっているのですね。時代の流れが変わるものではありません。休耕地の課税強化は面白い発想ですが…、一律適用は、同時に問題を孕んでいるのでしょう。どのように稼働させるか…見ものですね。まだまだ日本はやることが山積みですね。強力なリーダーシップが必要になります。三菱UFJも、川崎汽船も…今の株価は理解できませんね。まだ株価は完全なデフレモードです。一体、いつになったら、正常なモードに切り替わるのでしょう。民の動きを金融庁は縛り、官の勢力が民間の領域を犯しています。産業再生機構などの事を、カタルは言っているのですが、どうも日本人は、なかなか村論理の集団行動から抜け出せないのですね。経団連の政治献金再開などの行動は、明らかに村社会の論理ですね。個別企業が経団連に関係なく必要ならするし、必要ないなら…経団連が何を言おうがしない筈です。経団連の会費から、献金するなら分かりますが…。まぁ、楽天の三木谷さんが反発するのは、良く理解できます。
ユニクロが5000万、柳井さんが個人で5000万、錦織君に渡すそうですが…グローバル・チャレンジャーと言う点で、錦織君もユニクロも一緒だと報道されていましたね。日本企業の中で…、何社が、グローバル企業に成長できるのでしょう。錦織君の成長を見守り、日本企業のROE改革への成長も、見守りたいと考えています。最近は下値が堅いですね。日経平均株価もケネディクスもそうですが…確実にステップアップしている様に見えます。だんだん迫って来ましたね。年末年始が…。
あら、やはり日本通信は500円台に入りましたね。まだ値惚れで買っちゃ駄目ですよ。この下落は日本通信の成長過程を確かめるものです。だから、ここ最近の格安スマフォの浸透度合いを…市場は見たいのですね。でもカタルは、また高値を更新できるかも…と考えています。かなり、素質が上位だから、株価が10倍近くになったのですね。株は腐りませんからね。株価が下がることが、最大の好材料ですが…時期がありますからね。でもお金持ちは別です。ドル平均法で買い下がれば、どんな株でも大儲けできます。
与太ですが…ドル平均法と言うのは、同じ投資金額で買い下がることですね。1200円当時の金額と、今の株価で、同じ金額で買うと株数は2倍以上になりますね。下げているときに買いたくなるのが、人間の性ですが…人間は感情の動物で、しかも時間が待てないのですね。5年も10年も、同じことを愚直に主張し、同じことを出来る人は、まず居ません。だからバフェットや森泰吉郎のように、なれないのですね。
マツダでも良いですね。カタルは2010年春に、マツダを推奨していました。でも結果は2012年の秋が、正解だったのです。しかし2年間、ドル平均法で買い続けていたら大儲けになっていますね。まだまだ上がる筈です。今は、既に潜在成長率とのギャップは薄れましたが…普通の株として、まだ伸びるでしょう。
カタル銘柄に指定した、ケネディクス、007やJ・TECは、非常に、この見えない利益を生む力がありますね。潜在成長率は、他の株に比べ非常に高いのです。ただ問題は政策の選択なのですが…。本当は、落ち込みが明らかになった前回の政策決定会合で、やはり日銀は、付利金利の撤廃やETFの買い入れ枠の拡大など…実施すべきだったと考えています。でも黒田さんは、今のスピードでも充分に、デフレ脱却が可能と考えているのでしょう。黒田さんに、三菱UFJの株価を解説して欲しいですね。でも…確かに、国債の流動性が希薄になるぐらいに、お金は供給されています。だから、あとはマインドの問題なのですね。既にジワジワと土地価格は上昇し、リートも利回りが低下するので、都会での運用が難しくなり、地方に拡大し始めています。地方では、まだ10%台はゴロゴロしています。
この動きをみれば、確実にデフレ脱却モードは機能していますね。だから多少の突発事故が発生しても…日本株は堅調です。僕には、この事が良く分かりますが…世界のヘッジファンドの連中に、理解させないとなりません。もう動いているのですが…。最近、日経平均株価とケネディクスの動きが似ているのは、きっと、その事を示唆しているのでしょう。僕らは核心を突いて、儲けるのですね。時代の潮流の流れの源を捉えるのです。三菱UFJや川崎汽船の株価は、おかしいのです。明らかにデフレ社会でないと説明でいない水準なのですね。だから、絶対に株価は修正されます。三菱UFJは、間もなく4ケタを回復する筈です。日銀の流動性供給が効いているか、どうかの…バロメーターなのですね。
黒田さんは三菱UFJの株価が4ケタを回復したら、緩和姿勢を転換すればいいのです。その時にケネディクスは、一体、いくらになっているのでしょう。考え方の基本は、此処ですね。先ずは信用創造なのです。おそらく500円以下で、もう直ぐ、ケネディクスは買えなくなりますね。10月に入ると…600円が見えるようになると思っています。株の上昇スピードは、だんだん加速されるのですね。このモッタリ感がまた堪りません。保有者の心を蝕む、モタツキ感が、これからの上昇力の原動力になるのです。分かるかな? 売った瞬間に、急騰する悔しさが…。その悔しさが、やがてコンチクショウに変わり、こんなバカな…、こんなはずでは…と、心が変化するのが株なのですね。その原動力が、今のモッタリ感なのです。
ぬるま湯のお風呂に浸かっている様な心境ですね。それでは、また明日。
投稿者 kataru : 2014年09月10日 11:09