今日の市況(2014年09月12日)
かたる:昨日は日銀動向に市場が揺れ、日銀総裁の生インタビューは、資産購入の対象はたくさんあると…述べていましたね。流通量が多いのは、国債と株を挙げていました。故にETF買い枠の増加は、当然、期待が膨らむのでしょう。一部で国債が流動性を失うぐらいに、既に買い入れており、金利も限界的な水準にあるので、日銀の役割は限られていると言われていますが、この考え方は間違いです。いくらでも対応策は存在します。日銀は万能なのです。昨日、日本人の意識観に触れましたが…、今は、「希望」が、日本人の心の中に生まれるかどうか…なのです。長く続く失われた時代の中で、日本人の心は蝕まれ、希望の二文字が消えました。今の日本は、極端に言えば、中国や北朝鮮版ですよ。長く続いた自民党が政権を失ったのは、村意識が強い日本人にとって、革命のようなものですね。
今の問題は「流動性の罠」です。川重の様に将来に備え、借入金を返済すると言う企業行動が問題なのです。「今でしょう」と…ならない心理が問題なのですね。今は時代の過渡期です、スマート・コミュニティーの入り口に位置しており、「心の境目」ですね。企業に滞留するお金を、どうやって投資に回すか? 基本的に儲かるなら、確実に、流れは生まれます。それが人間の欲と言うものです。だから非常に緩やかですが…、異次元緩和効果による金利裁定は、確実に動いているのですね。大手銀行や商社株は少しずつですが、下値を切り上げている筈です。不動産市況など…東京に来て御覧なさい。日本橋周辺を始め、大規模開発は続いていますね。車を走らせ首都高を回れば…嫌でもビル建設の大型クレーンが、目に飛び込んできます。この開発にスマート・コミュニティーを加えるわけです。
市場の動きも「まどろっこしい」イメージです。何と…昨日の人気株トップは、ソフトバンクの30428回を抜き、今仙電機の41688回ですからね。基本的にカタルは、値付けを重視しています。この回数は1日の取引で、何回、売買があったかという値付けの動きを示すTICK回数です。本来は、貸借銘柄で大型株が上位に並ぶはずです。三菱UFJは12685回ですね。ソニーは12476回です。昨日、話題にしたイナゴタワーを形成する目先族は、今仙電機や神鋼環境ソリューションなどの材料株に反応します。JVCケンウッドも出来高が膨らんでおり、明らかに手が入っていますね。此方も2年ずれかな? 先日から辻体制が動き出していましたね。社長交代と言えば…、話題をさらったサントリーの新浪剛史さんは、三菱商事に入社し、おそらく社費でハーバードに留学、それからローソンを任され、産業競争力会議メンバーなどを経て、サントリーに行かれました。今、話題になっているマックの原田さんもベネッセに移籍され、資生堂も4月から魚谷さんに交代されています。
基本的に、経営トップが変わることは…、要注意でしょう。改革により、会社が大きく変わることがあります。代表事例は、日産のゴーンでしょうか…。ただ最近は、僕の評価はかなり低くなっています。理由は株式時価総額が増えていませんね。確かに会社の業績は良くなりましたが…時価総額が増えなければ、所詮は駄目なのです。危機から脱出した後の戦略が、今、ひとつのようです。株価が年率7%以上になるなら…たいしたものですね。短期的には2倍、3倍はザラにありますが、高水準に定着した後が…問題なのです。通常の経営者は、ゴーン止まりですね。ソフトバンクやファースト・リテイリングのようなケースは珍しいのでしょう。企業は人なり…なのです。
マックを率いた原田さんのベネッセ株は…ある意味で注目されます。カタルは、教育ソフトの充実は、世の中に必要で、成長分野だと考えています。ただベネッセは…分散型企業ですからね。介護なども手掛けています。DeNAに期待したいのですが…なかなか動きませんね。最近は、絵本に拡張現実(AR、それとも仮想現実VRかな?)が組み込まれ、怪獣が家の中を歩き回るとか…。更に代替現実(SR)と言う時間空間を超えた体験も出来るようになっています。きっと、未来の遊園地は脳を直接、刺激するシステムになっているのでしょう。現実の世界と仮想世界の区別がつかなくなるかもしれません。ICT教育の世界は、無限の成長分野だろうと考えています。今のゲーム以上の存在価値があると思っているのです。だからベネッセにも、期待が芽生えます。原田さんの手腕は如何に…。スマート社会を考えていくと、ワクワクしますね。
そう言えば、ようやくアップルにも、電子マネー決済が組み込まれるとか…此処ですね。日本は既にスイカやパスモ、エディーなどが実用化されています。このキャッシュレス社会の効用を…カタルは何度も述べていますが…日本は、なかなか動きませんね。おそらく自分達の都合が悪いのでしょう。関西電力の1億円献金など…バレバレですからね。いい加減に、政治は金がかかるもの…と、裏も表も無くせばいいのです。
さて叩かれている朝日新聞社、この所、慰安婦問題から吉田調書…と誤報が相次いでいます。基本的に裏を取る能力が劣化しているか…スクープ熱が強すぎるのか…カタルは何も朝日新聞社だけの問題ではなく、メディア全般に言えることだと思っています。間違った解説が非常に多いですね。基本的に未来に関するものは、誰にも分かりません。それを分かったように…断定的に述べています。日経新聞も…ひどいものですからね。広告ばかり多く、日経ビジネスをカタルは、読むのをやめたのですね。たいした記事もないのに…有料で広告を読ませるのですね。呆れる姿勢です。でも仕方がなくカタルは何年も、日経の購読を続けています。大学生の時からですからね。良い商売ですね。
相場を観ると…、SQも無事通過…、昨日の後場からの動きで勝負ありですね。ケネディクスに代表されるようなモタツキ感は、どの銘柄も一緒でしょう。7000円を割れた時に指摘したソフトバンクは順調のようですが…そんなに、一気に伸びない筈ですね。アリババ上場は、いつかな? あまり関心がないから…。でも、証券マンなら紹介したタイミングで、ある程度は買っています。しかしカタルは、個人では絶対に買いませんね。何故なら、株価が2倍、3倍になる見込みが現状では薄いからです。イナゴ族だけが参加すれば良いのです。カタルは目先より「見えない利益」を重視します。今は、一般の人に分かってもらえなくても良いのです。何れ…カタルの言っていることが実現として、皆さんにも、分かるようになるからですね。
カタルは、これまでも数々の銘柄を手掛けており、その成功体験が自信に繋がり、自分自身の相場観が、絶対優位に立っています。テレビに出ている評論家など…3流役者にしか見えません。確かに一般的なレベルより、多少は、上に思える発言も時々聞きますが…所詮は、その程度なのですね。何故なら、彼らが組織から離れると…途端に市場から消えますね。ドイツ証券の武藤さんは、どうしたのでしょう。野村の植草さんもそうですね。まぁ、所詮は…みんな似たものレベル、そういうカタルもまだ3流域ですが…それでも歩合の世界で、食いましたからね。年収120万円の極貧生活は強みになります。多少の事に動揺しませんね。
相場で大切なのは、この精神力ですね。だから銘柄など…何でもいいのです。小野薬品も良い銘柄ですよ。今日は、多少、安いですね。ケネディクスは出来高が減って来ましたね。株価は横這いで…多少、右肩下がりにも見えます。横ばい圏のようですが…、ステップアップしている様子が、窺えます。その内、このラインの売り物が…買えなくなります。そうすると…もう一段のステップアップですね。階段相場から、エスカレーターやエレベーターに変化するのは、何時の事やら…。まぁ、新たなヘッジファンドの参入を待つわけですね。ただ少なくとも、現在は、1社以上は新たに買い始めているようですね。買ってなければ、これだけ信用残があるので、基本的に手を抜けば、株価は下がるのです。
イナゴ族は、まだ早いですよ。来年かも知れませんし、今年の年末年始かもしれません。あるいは、もう直ぐ始まるかもしれませんが…イナゴ族は619円の壁を超えてから参加した方が良いですね。あるいは昨年4月の849円を抜いてからでも、構いません。証券マンの人は、基本的に、この時期の株価は、余り伸びません。だから爪を伸ばしては駄目ですね。何度も繰り返す姿勢が重要ですね。リバウンドも多少見られます。例えば昨日のアドウェイズなど。支持線に注意を払うと良いですね。今日は日本通信がリバウンドしていますが、この手の株は、まだ避けた方が良いですね。昨日だったかな? 一昨日だったか…、ドル平均法を用いるなら、このようなリバウンド場面は、一旦は売り上がりましょう。3回程度、手持ち株を売っても、更に上に位置するようになれば、本格的に買い始めれば良いのでしょう。おそらく、来年まで本格反騰はない筈です。下手をすれば…3年程度は、「待ち」になります。「見えない利益」の背景があっても、こんなものです。
やり過ぎると調整に、時間が掛かります。富士通も、多少、やり過ぎましたからね。基本的なリズムは、大きな山の後は、例え相場があっても、小さな山なのですね。大型株なので、やはり時間調整は、かなり掛かります。今日は相場論を、多少、述べました。退屈だね。パズドラは、なかなかですね。だんだん使い方が、分かりはじめてきました。1週間程度、経過したかな…。毎日、1時間程度していますね。でもグリーの「釣りゲーム」程度のレベルに、毛が生えた程度のゲームに思えます。全体は、スクウェアのファイナル・ファンタジーのイメージですね。でもあの隠れたアイテムを探すワクワク感や、物語性は今のところは感じていません。課題をクリアした、達成感だけですね。それでは、また明日。

投稿者 kataru : 2014年09月12日 11:26