今日の市況(2014年09月19日)
かたる:7月1日現在の基準地価(昭和50年から)が、昨日、国土交通省から発表されました。1月1日のものを、3月中旬に発表するのが公示地価です。何故、呼び名が変わるのか分かりません。本来は公示地価(昭和46年から)だけの発表だったようですが…きっと上昇が激しい為に、年に2回、調査をする事になったのでしょう。便宜上、呼び名を変えたのでしょうね。他に、相続税を算出するために国税庁が市価の8割程度を基準にして路線価を発表しています。故に実際の相場は公示地価と基準地価により、我が国の不動産価値は決まっていますね。
今回の特徴は地方都市の不動産価格が大きく上昇している点です。例えば、金沢駅西口は全国で一位の15.8%の上昇だったと言います。二ケタ上昇と言うのは、東京の湾岸エリアでも確認されています。日銀は短期金利ですが…マイナス金利を付けているのです。カタルが何度も、既に上がる銘柄は決まっていると言っている意味は、誰にでもわかりますね。何故、カタルが地方都市の上昇を話題にしたか? 地方都市の賃貸物件は10%台の物件がゴロゴロしています。先ずは、東京の商業地の地価が上がるのですね。ソフトバンクの孫氏は、銀座中央通りのティファニービルを個人で買ったのです。彼は、流石ですね。一流域の経営者ですよ。円安を見込み、国内融資を得てドル資産のスプリントを買収するのです。既に為替は3割程度、円安にぶれているでしょう。80円台の時に為替予約を入れたと言いますからね。融資実行は100円に近い水準でした。
経営者は3年程度、先を観て行動しています。007は既に黒字化は確定しているのでしょう。この事は前回の会社説明会をみれば、分かります。車の開発は3年程度、現実社会に先行しています。ソフトバンクの孫会社、ミラクル・リナックスとの提携は裏があるのでしょう。発表文にルネサスの吉田部長のコメントが寄せられていましたね。戦略的パートナーと評価していました。此処が大きいですね。ルネサスはトヨタなどを中心に、車のマイコンのシェアでは世界トップ企業なのです。だから3割のシェアを取りに行くと…日経産業新聞に載ったのでしょう。この記事でカタルは一面報道としましたが、友達は地方版を読んでいており、東京は版が異なる為に違いましたね。
これは常識なのですが…、一般の人は意外に知りません。新聞に掲載されている版により掲載記事の位置がずれたり、後日報道になったりします。配達の関係で締め切り時間が、それぞれ違うのです。印刷が早い所から最終版まで、紙面の構成が変わるのです。決してカタルが嘘を言っているのではないので…念のために、書き加えます。基本的にカタル君は真実を語っています。でも未来予測や推測も書きますから…当然、予想が外れることがあります。ケネディクスの株価予想など…実にいい加減とも言えます。でもカタルは根拠を示し、理由も述べていますから、後は読者の問題です。
さて、話が逸れましたね。基準地価です。商業地の利回りが先ず、基準になります。しかし株価と同じで、不動産も方向性が問題なのですね。地価動向は分かり辛く、水面下で進行していますから、内部情報が重要です。新聞の記事は概ね真実ですが、裏取引もありますからね。でも日経新聞3面の全国地価の「上昇地点の数」が増えていると言うグラフは、非常に重要ですね。2010年10月の包括的金融政策から、2012年11月の異次元緩和の効果が、ようやく表面化している訳ですね。地銀は国債投資から追い出され、融資はなかなか増えませんから、仕方なしにリートや外債投資をします。さらにETFの購入もあるかもしれませんね。
リートは先ずは流動性のある東京の不動産に投資をしますが、地価が上がり利回り採算が悪化するので、思うような物件が手に入りません。仕方なしに高利回りの物件を地方に求めるわけです。しかし地方は流動性がないのですね。でも金沢の事例の様に、二ケタ上昇している訳です。この動きはどんどん広がりますね。これが「1300兆円の逆襲」です。非常にスケールの大きな相場が、スタートしたのですね。カタルは年末年始から来年夏ごろに掛け、ケネディクスの株価が大きくジャンプすると予想していますが、これはほんの始まりの第一歩に過ぎません。おそらく長期波動も、かなり長い期間、上昇する筈です。
一番、妙味があるのは転換期なのですね。長い「失われた時代」の布石は、簡単に打てるものではありません。明治維新は、300年間も江戸幕府が鎖国で、この布石を打ち続けたので、ペリー来航が切っ掛けになり激変したのです。戦後にも…思想の転換が、敗戦で起こりました。同じ感覚ですね。1300兆円の逆襲が始まっている現実を、今日の基準地価発表から、皆さんも感じ取ってほしいのです。小手先の「イナゴタワー」では、ないのですね。あとで必ず、イナゴ族も参入します。世界中のヘッジファンドが参加する相場になりますね。どうしてか? 世界情勢をみれば、日本の異次元緩和から始まった転換は、非常に魅力的なのです。長かった失われた時代の為に、今の日本市場は輝いていますね。だから、別にハイリスクのケネディクスでなくとも、健全派の三菱UFJでも同じことです。ただレバレッジが、違うのですね。それだけの話です。ケネディクスの株価が10倍になっても、三菱UFJはせいぜい2倍か、上手くいって3倍程度でしょう。
今は途中経過に過ぎないのです。円安のガラガラポン・リスクも、当然、増大しています。追加金融緩和をしなくても、円安は進行していますね。ルビコン川を渡ったことは市場が証明しています。後戻りはできませんよ。
8月の中国自動車販売は、商業車は落ちましたが、個人の乗用車需要は8.5%増でした。全体は4%アップですね。日産やホンダは落ちましたが、トヨタは平均並みの8.9%増で78500台、1―8月は9.7%増の619200台です。注目するマツダは24.9%増の15787台で1―8月は130573台の22.2%でした。スズキも…ここに来て大きく伸びています。既に大きなジャンプは終わり、普通の株になりましたが、マツダ株は、まだまだ上がりますね。
でも円安で注目しているのは別の企業です。まだタイの投資から5年程度なので、投下資本を回収できてないから、円安になっても直ぐに生産を国内にシフトするわけに行きません。でも為替相場をみれば…110円前後は、日本の適正水準でしょう。一部で円安懸念もありますが、まだそんな段階ではないですね。非常にいい具合で進行していると考えています。この辺りの展開を考えても、日本の相場は、本格的な上昇相場に突入していますね。良い循環が始まっています。
もう少し与太を…カタルが注目しているのはスパコンの利用です。現在、各大学ではスパコンを活用しようとし、間もなく新聞紙面にも登場し話題になるでしょう。一例を掲げると、現在、人間一人の遺伝子解析は1000ドル程度、かかるそうです。このデータをクラウド上にデータアップして、利用する国際機関があります。国際がんゲノムコンソーシアム(ICGC)、日本では理化学研究所と東大が参加し、トロント大、シカゴ大、ドイツがん研、欧州バイオインフォマティクス研など、カナダの政府系機関の肝いりで始まった取り組みですが…がんも進行過程により遺伝子変化するらしいのですね。だから小野薬の免疫型の治癒率が20%台なのでしょう。
カタルが此処で言いたいのは、昔、述べた「アンティキティラ島の機械」の復元と解明を世界の科学者が、ネット上のやり取りを通じて達成した事実です。既に科学の世界では、世界協力が一般的になっています。国境など…ないのです。医師会の反対勢力もいるのでしょうが…厚生労働省は早く規格を統一して、電子カルテの整備から、データを蓄積してビッグデータを分析せねばなりません。個人の遺伝子データから、様々な病気の治療が変わる筈です。個別化医療の道が拓かれますね。そうすると…無駄な試行錯誤する時間が省かれます。膨大な医療費の削減に繋がる筈です。日本は少子高齢化で社会保障費の削減が不可欠です。だから此処にビック・チャンスがありますね。銘柄が分かりますね。今日は今の所、4円高で2000円台の株です。
日経平均株価は上昇しているようですが…、データを観る限り、明確な上昇とは言えませんね。ソフトバンク株が上昇したとの報道になっていますが…、基本は、日本通信買いのソフトバンク売りの世界です。ただ現在は、その修正に過ぎません。少し分かり辛いかな? 日本の携帯料金は高いのです。だから料金産業である以上、設備投資負担を終わっていますから、値下げすべきですね。だから日本通信は、今は駄目ですよ。ですが…1年程度たてば、再び上昇の気運が芽生えます。たとえ1200円の馬鹿高値で買ったとしても、500円台に入ったら時間をかけて…1カ月に1度程度の割合で、ドル平均法を使い買い下がればいいのですね。必ず、又、株価は上昇し、儲かるでしょう。ケネディクスは、既にこの調整を終え上昇波動に突入しています。ケネディクスのチャートを見れば、分かるように…仮に昨年の4月の馬鹿高値849円で買ったとしても、また買えば良いのですね。既に1年と5カ月が経過しています。こんな感覚ですね。
ようやく寒くなり、そろそろ夏掛けでは寒く、掛け布団も変えなくてはなりません。カタル君は、秋のブタクサ・アレルギーが始まったようです。春のスギ花粉は終わりの頃(5月)には、相場の注意が必要ですが、秋のブタクサの症状は、春の杉に比べ軽いのですが…これは相場の始まりの狼煙(9月)ですね。今年は年初に…年末年始の眉唾相場に引っかかり、追証の雨あられ、でもどうにか前半はプラス圏になっていますが、儲けらしい儲けは出ていませんから、この年末年始に稼ぎましょうね。途中経過の準備に時間はかかりますが、いざ舞台が整えば、幕が上がれば、あっという間の展開になるでしょう。まもなく開演ですね。基準地価上昇も確認され、きっと、新たな海外勢の参加も始まることでしょう。
明日、調整の話を、書く事にしますね。新興御三家の話など…。今日は、今、現在の出来高が255万株で474円です。昨日は698万でしたね。舞台の完成度は、出来高などが目安の一つになりますね。それではまた明日。

投稿者 kataru : 2014年09月19日 10:40