今日の市況(2014年09月22日)
かたる:さて、御寝坊さんのカタル君、かみさんが連休を取っており、彼女も休みなので、すっかり休日モードでした。ごめんなさい。カタル君のアクセス時間を観ると、11時過ぎに重なるのですね。でもレポートの内容は、別にネットトレイダー向けに書いている訳ではありませんからね。カタルのレポート内容は、どちらかと言えば通常の売買で、株なんか、1年に一度か二度、売り買いすれば良いような内容になっています。そりゃ、たまには目先予想もしますが…読者層が、何処に期待を持っているか? 大手メディアは商売だから…大衆迎合は仕方がないでしょうが、カタル君は、自分の為の投資日記のようなものです。だから、昨日は朝日新聞の公共事業投資の未消化率の話しでしたかね。
今日は、日経新聞の「未来の雇用予測」の記事が、目に留まりました。時代はSFの世界にどんどん進みます。SF映画の押井監督の電脳の世界ですね。そうすると…コンピュータが、人間の役割を奪う訳です。今回の世界的な先進国の低迷の切っ掛けは「金融デリバティブの破たん」ですね。「サブプライム」ではなく、悪役本尊は「CDS」と言う借金の保険機能が未熟だったために、ヘッジしている筈の貸し出し(投資)の保険機能(CDS)が、適性に機能しない為の混乱だった訳です。故に、その大元のAIGが米国政府の管理下に入り再建されたのです。しかも実際は…CDSという保険計算は正しかったのですね。確り…と理論上は機能していたために、米国政府は、AIGを管理する事で、多額の利益を得たのです。
余談ですが…カタルのお客様で一人だけ、この倒産危機の時にAIG株を買って大儲けした人が居ました。お客様からの注文だったのです。内航船を経営しており、おそらく債務整理中の為に、おくさん名義の買い付けなのですね。流石、一流域の経営者ですね。友達も、大手商社などに多く居たのです。ピンチはチャンスなのでしょう。そう言えば…彼もやめる寸前にマンションを買っていましたね。これもおそらく、おくさん名義でしょう。2010年の秋の話です。
この金融デリバティブの発展で、先進国の製造業は、多大な打撃を受けました。何故なら、東西冷戦の崩壊により、共産圏を初めとする新興国が…、金融デリバティブの発展でお金を手に出来て産業を興せたのですね。特に中国などが、市場経済に参入したために、先進国の製造業は、空洞化を強いられたわけです。この現象は、円高が進む日本に強く表れました。何しろ地理的に隣の国ですからね。
今日は雇用の話しでしたね。
元のレポートは此方ですね。英文なので…訳すのは面倒だし…何しろPDFなので自働翻訳機能がありません。カタル君の英語能力は、中学生レベルを下回る程度ですからね。一応、此方のグラフが分かりやすいかな…。末尾に、各職業のコンピュータ化の確率が、列挙されていました。でもこのレポートが正しいのかどうか…小児科医は確率が低くなっていますね。歯医者も…です。カタル君は、医者などは、いずれスパコンに、置き換わると思っています。クラウド上にスパコンを配備すれば良い訳ですからね。

もう一つの話題は、やはりG20の会合でしょう。16%-20%と…金融界の自己資本比率規制が掲げられており、オバマ体制が色濃く反映されています。しかし既にオバマはレームダックになっており、米国金融界は不満を抱いていますからね。どうなるか…。ウヤムヤかな…特に、現状のEUは大変です。米国は直接金融の市場経済だから、間接金融を痛めつければ、自国の利益に繋がります。スプリントなどの巨額買収に、一定の歯止めをかける狙いもあるのでしょう。注目されるのは、多国籍企業の税制問題ですね。ようやく話題に上っています。これは絶対に必要ですね。グローバル化上の競争は、フェアでなくてはなりません。アイルランドに本社があると有利だとか…おかしいですからね。既に米国では税制逃れの買収が始まっている訳です。早急な整備が必要でしょう。
日経では需要の弱さに直面…となっていますが、新興国のグローバル化は続きますが…、既に中国の人件費も大きく上がり、年収200万円水準になっているようです。一方、日本も冷凍食品の農薬事件を観ると…、契約社員はこの水準のようですね。長く続くデフレは、世界の均等化と言う面も持ち合わせていたわけです。やがてロボット化に繋がり、今日の話題であるオックスフォード大の「雇用の未来」が意識される訳ですね。こう考えると歴史は面白いですね。ベルリンの壁崩壊の1989年に、今の時代を予測できていれば…大儲けが出来た訳です。
何故、カタルが時代性を重視した相場論を論じているか…。その背景を理解されることを望む次第です。さて今日の相場は、年初に予測した、GPIF〈年金積立金管理運用独立法人〉の運用が始まるとの下で、組み立てられた相場観通りのシナリオ展開ですね。実は外債投資を期待した円安も、そのシナリオの一環ですね。米国は暴落する国債を下支えしてもらう需要を得た訳です。米国の戦略は、したたかですね。人の良い日本人は、いつも金融の世界では歯医者です。…じゃ、ないですね。敗者です。転換が上手く行かず…、さっき、言葉を使うとワードは覚えており、最初に繰り返すようにプログラムされています。もう少し進化すると、行間から推測をするのでしょうが…現時点では仕方ありません。
さて、与太ばかりじゃ~ね。今日はこのGPIFの銘柄オンパレードです。年初に、カタルは大手金融株と商社株を掲げていましたね。故に年金生活者は、商社を買って置けばリスクなく、儲かると述べています。その通りの展開でしょう。今日のケネディクスは、もう直ぐ前場が終りますが…463円の4円安で、出来高が325万ですね。新しい四季報の2015年12月の数字予測は、前回の四季報の一株利益14.3円から、18.8円に変わりましたね。この数字を元に計算すると…PERは24.6倍です。一方、三井不動産は2016年3月予想の一株利益が96.1円になっており、株価は3336円ですから、PERは34.7倍です。まぁ、今の時代評価は、PERが20倍から30倍辺りが妥当なのでしょう。でも時代が変化すると…何れ平均PERの18倍前後になるでしょうね。
カタルは今期の一株利益を30円前後と予想しています。これは下期に、AUMが1473億円も増えると言っている事を考慮していますね。だから増額されます。更に来期は含み損失の計上が消えるので、今期と同じペースの増大でも、一株利益は60円近くを考えています。何れ100円台もあり得ると…と、思っていますね。問題はスピードですね。政策のアクセルの踏み方次第で、評価は大きく変わります。
移民の参入が続くイギリスでは、不動産価格は大きく上昇を続けています。娘は20万を大きく超える賃貸料を払っているらしいのですね。因みに現在のカタル君の賃貸は17万程度だったかな…16万だったかな…、忘れました。カタル君の性格らしく、いい加減なのです。昨日、息子はマンションを買う契約をしてきたとか…。4000万の借金をするとか言っていました。でも彼の年収は600万程度だと思うので…明らかに多いですね。通常は5倍から6倍が、限度でしょう。年率3%でローンを組むと25年返済で2.094倍、30年だと2.427倍です。彼はその事を知っているのかどうか…。おそらく変動金利で組んでいるから、実態が見えないのでしょう。金利が1%違うと大変なのですよ。2%のローンだと25年返済なら1.641倍でしかなく、30年返済だと1.811倍なのです。大きな違いでしょう。
でもお金もないカタル君、援助も出来ないから口を挟まない…と決めました。東京の物件ならローンを払えなくなっても、物件を売ればいいだけの話です。たぶん、借金をした方が良い筈ですね。だから一言だけ、「借金も財産の内だよ」と述べただけです。本当はケネディクスを買ってから、来年には大きく上がるので…それを売ってからマンションを買えば良いよ。…と言ったのですが、彼は自社株も、ようやく最近、買い始めたほどですからね。カタルは100円を割れるのをみた時に、何度も早く買えば良いよ。…と言っていたのです。今は彼の会社は、400円台から300円台に下がっていますが…、また上がるでしょう。折角のチャンスを、彼は一つ潰し、また一つ潰すわけですね。株が上がらないのに…マンションが、先に高騰するわけがありません。現状の値上がりは、どちらかと言えば…デフレ下の修正である資材高ですね。
日本経済は長いデフレ下で、企業は正常な価格転嫁を避けて、無理をしてきました。故に人件費にしわ寄せが向かったのです。契約社員化しましたね。しかし消費税の値上がりなどに便乗し、とうとう正当なマージンを転嫁しました。カタルの買っているハムは、森のなんとか…と言うやつで、今までは4枚入りだったパックが、3枚入りに減りました。価格が安くなったのかどうか…知らないのですが、価格が同じなら、3割前後の値上がりですね。ほら…為替の変動率と同じ程度ですね。黒田さんの微笑みが分かりますね。物価目標など誰にでも可能ですが…問題は、付加価値を増やす難しさですね。日本は少子高齢化ですから、移民政策を取り入れないとすれば、ロボット化などのスマート・コミュニティーを、急いで取り入れないと沈没しますね。増大する社会保障費を補えません。ましてや過去の蓄積があります。自民党政権下の眉唾経済のツケがあるのです。
ルビコンを渡った意味を、何れ、国民が知るかどうか…孫さんは頭が良いですね。だからスプリントの買収に動いたのですね。ティファニービルを買い、米国の資産形成です。因みにアリババの上場を、NYにしたのは、きっと孫さんのアドバイスでしょう。やはり世界の金融は、NYです。カタル銘柄は目先弱いようですが、何れも順調に右肩上がりを続けるでしょう。今のところ…死角は見当たりません。出来高と株価のバランスを観ておれば反転の波動も見えます。カタルが再推奨して、既に1年と1カ月が経過したケネディクス。通常は1年半もすれば多くの人は嫌になります。だから信用買い残は…ソロソロどんどん、減る筈ですね。三井不動に比べ割安の道理がないですね。現在の市場評価と論理的なギャップは、大きく広がっています。変化率が高い企業の方が、高いPERの評価を得るのです。先ほど、2%の住宅ローンと3%の違いを話しました。これが論理面の話です。あまりケネディクスばかり語ると、カタルと弁明に聞こえるからね。程々にしないとなりません。それでは、またね。急いで書いたけれど…まぁ、まぁの内容かな…と自負しています。マー君の復帰、おめでとう。

投稿者 kataru : 2014年09月22日 10:14