未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年09月26日)

かたる:宇沢弘文先生が、亡くなられたと言います。市場原理主義のカタル君にとって、「目の仇」的な存在ですが、彼の言葉は痛烈に心に残っています。「市場原理主義は儲けることを人生最大の目的として、論理的、社会的、文化的な側面は無視してもよいという考えである。このような考えはフリードマンの活躍以降、世界の経済学の主流になった。しかも本来、こうした政治・社会的な圧力や変化から自由であるべき大学もが、市場原理主義の流れに巻き込まれた。知性、理性、感性を失い餓鬼道に落ちてしまった大学人も少なくない」と…今の経済概念を批判されておられました。

晩年、彼が生きている時代において金融危機が起こり、きっと先生は「餓鬼道ども…そら見たことか。」と批判されていたのでしょう。でもカタルは、オバマ批判をするように…金融デリバティブ肯定派です。そのおかげで市場経済の幅が広がり新興国は発展しました。基本は地球連邦の創設でしょう。まぁ、文化面などを否定している訳ではないのです。倫理面も地球温暖化などのテーマは、経済を犠牲にしても必要と考えていますが、問題は倫理だけを優先するのではなく、節度ある転換ですね。

原発問題に関しても、意見は二分されていますが…、カタルは原発に肯定的です。悪戯に反対を繰り返すのは、現実から遊離しています。むしろカタルは大都市への配備を訴えています。小型原発を東京に置けばいいのです。皇居の地下深くに、建設すれば良いとさえ思っています。そうすれば現状で解決できない送電ロスなどの無駄が省けます。もっと小さく分散しても良いですね。小さければ…万が一の被害も大きくなりませんからね。技術進歩を止めるべきではないでしょう。

驚きましたね。「ニトリ」9843の決算数字です。本来、ニトリは海外生産で円安はマイナスだと思うのです。ところが高付加価値化路線が成功しているようですね。やはり「企業は人なり」ですね。優秀な経営者は、どちらに転んでも、言い訳をせずに粛々と与えられた任務を果たします。カタルのように、政策批判などはしませんね。責任を転嫁しないのです。偉いですね。学ばねばなりません。でも今は、今日の日経新聞の解説の様に指数による株価上昇なのですね。今日はこの現象を好意的に捉えていましたが…カタルには、苦い思い出があります。

事の起こりは、1988年末の30159円で、実質的な日本株上昇相場はこの年で終わったのです。それから1年、指数中心に日経平均株価は上げ続け、とうとう指数の上昇だけで1989年末は38915円に付けた後、一転して、ヘッジファンドから先物からの売り仕掛けが始まりました。バブルの演出で、日本人は浮かれていたのですが…相場の中身をみると、値嵩株だけの乱舞で、相場が指数で動いていたのです。あの頂点を未だに日本は抜けてないばかりか…失われた時代からも脱却出来ていませんね。

8月からの相場は、中身を伴わない株価上昇です。スター株が誕生しない相場なんか…所詮、偽物相場です。1989年と一緒ですね。でも逸ノ城が豪栄道を破り、今日は横綱にぶつけられるように…そろそろ市場にもスターが誕生しても良い時期ですね。ケネディクスは豊富な信用買い残を抱え、貸借銘柄、更に量的緩和からの信用創造と条件がそろっています。カタルが期待するのは9月24日の日経朝刊ですね。

ほら…「リートはPFIだ」と言う事実が載っていますね。この記事では地方都市の苦難が書かれています。秩父では水道管の老朽化を整備するために35%の料金引き上げの話が載っています。既に、このような事業を公的機関がやることが間違っています。リートの仕組みが応用できますね。来年、ケネディクスの収益が大きく伸びる時に、この事実を突きつけると…株価は一気にPER100倍の世界へと変化します。1万円相場の夢も満更、眉唾とは言えなくなるでしょう。

来年になると、商業リートは兎も角、介護リートが上場されます。この現象は一つの市場経済の未来を示しています。カタルが500円を超えたら3度目の挑戦をすると公言している理由が、分かると思います。馬鹿は馬鹿なりに考えているのです。619円を超える壁でも、きっと、そう述べるでしょう。既に上がる銘柄は決まっています。ルビコン川を渡ったと言う認識が、投資家に求められますね。たとえ、アベマゲドンの世界に入っても円は劣化しますが、間違いなく資産価格は上昇します。スタグフレーションもありえますが…、ケネディクスは、どちらでも構いませんね。

このスタグフレーション懸念、今度は「クール機構」…だって、どんどん肥大する公的機関を、資源のない日本は、本当に賄えるのでしょうか…。アラブのように石油が出ている国々と違いますからね。ただでさえ、3人に一人を養う世界なのに…。スマートコミュニティーへの進展は、一体、どうなっているのでしょう。ファナックは順調のようですね。カタルの好きな会社です。今日は2万円台ですね。チアーガールかな…自転車の村田君も1万円台になっていますからね。情報の活用とロボットの生産力強化ですね。

さて与太話より、今日から月替わりだそうで、場に出ている売りものが一気に減った銘柄も多いですね。きっと、外人の持ち高調整だったのでしょう。昨日のケネディクスの出来高は、607万株でした。現在のオーバー分の売り物は182万ですが、500円に近付くと600万株台に膨らみます。つまり一気に高値を抜けるには、やはり億単位の出来高が必要なのでしょうね。1000万株程度、買えば抜けると思っていますが…、どうかな。需給バランスからみて、ロケット発射台に運搬されている途中に、カタルには見えるのですが…贔屓目かなぁ~。

昨日の表現は、誤解が生まれそうですね。007とJ・TECの話ですが、確かに割高で、充分に市場は潜在性を評価していますが、通常、カタルの経験則では、実際の収益が黒字化する時に…理想買いが生まれるのですね。異次元緩和により将来性を加味し、素質のある多くの銘柄が一斉高を演じましたが、通常は黒字化が見える時に、理想買いをするのです。新しい経営路線が、利益を生む瞬間ですね。

007の場合で言えば、任天堂からの後遺症を乗り越え、組立ソフト分野で一人前になる瞬間です。J・TECはジャックの導入で、フィルムの庇護から離れる時ですね。これらカタル銘柄も、来年にはその時を迎えます。丁度、ケネディクスの2012年、秋のイメージでしょう。ただ既にかなり評価をしているから…理想買いで株価が10倍と言うのではなく、おそらく、間をおかずに現実買いが始まるとも思っています。

007は一気に時代が進化しますからね。IVIは新しい産業ですよ。車の自動運転は、ある意味で進化の範疇ですが…スマートコミュニティーの未来像とも言えます。クラウド上で交通情報が管理され、自働的に最も早い無駄のない道路を選択し、且つ安全に運搬してくれます。その新時代の幕開け産業ですね。だから各社が必死になって、開発にしのぎを削っています。

此処で…重要なことは、昔は企業の格が重視されました。しかし今の時代は個人の能力で、莫大な利益を得られるのです。120年間の時間を掛けてトヨタは22兆円の地位を築いたのです。しかしアリババは、たった15年で25兆円の座を射止めました。この時間変化を感じてください。大きな時代変遷の最中に、僕らは位置しているのですね。分かるかな…。最近、カタルはパズドラをやっていますが、あんなもので、あれだけの利益が生まれるのです。昔のドンキーコングのようなイメージですね。もっと文化の付加価値があるのかと思ったら…、ガラケーの釣りゲームのグリーと同レベルですね。きっとゲームも進化の途上なのでしょう。

皆さんには、分かり辛いかもしれませんが…新しい産業を創る先駆者の株は、市場から飛躍的な評価を受けます。頑張れ!007なのです。

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投稿者 kataru : 2014年09月26日 10:30