未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年10月01日)

かたる:昨日は鉱工業生産指数の影響で、株価は下げたと言います。今日は日銀短観が発表され6四半期ぶりの悪化です。今日から値上げと言う商品も多く、国会審議にも見られるように、実質賃金と名目賃金の論争が続いています。一般の人には実質、名目の違いは分かり辛く用いている数字により、論点は誤魔化せますからね。どちらも間違いではないが…用いる人間の都合で、いくらでも資料は変化をみせます。カタル自身、毎日レポートを書いているので、この差は良く分かります。採り上げる期間により同じ指数でも、人間の受ける印象は大きく変わるのです。このような錯覚を用い大衆を誘導する事は可能なのでしょう。

s20141001a.gif

このスタグフレーション懸念、所謂、アベマゲドンリスクは、おそらく杞憂に終わります。理由は、量的緩和と言うものは、確実に効くのです。安倍政権は良くやっています。多少の不満はあります。しかし歴代の指導者と比較すれば、ギリギリの及第点か…理由は株価ですね。不満は残りますが、辛うじて株価は眉唾相場でも、水準を維持していますからね。小泉・竹中改革の時は、外資が元気でしたので、上昇角度が、今より高かったように感じています。今回は明らかに、この上昇角度は鈍いのですが、本格的な広がりを感じさせますね。

例えば、朝日新聞の報道によれば、ウルグアイ大使に日産自動車の田中径子さんを充てるとか…。何となく…米国をイメージさせます。必要な人材を民間から引き抜き登用するのです。必要なくなれば、また民間に戻る訳ですね。

ここの中だるみが、一番、きついのでしょうね。OECD加盟34か国のCPI上昇率は1.8%で、7月の1.9%から下落したそうです。欧州も深刻な日本化現象が続いていますね。ここに来て爆食を続けた中国経済も、大気汚染問題など…必要経費を払わされ、成長率が鈍っている様子が窺えます。商品市況は、原油価格の様に緩やかな下降波動に転じています。国際商品市況が下落するのは、円安に移行する日本経済にとって追い風現象ですね。現在は在庫調整が始まっていると思われます。しかし落ち込みは小さい筈ですね。株価は現実の一歩、先を進みます。だから、そろそろ年末年始の新しい動きが見られると思うのです。この時期は、新しい動きに注意を払わねばなりません。昨日の一番人気はソフトバンク系列のブロードメディア4347ですね。たぶん…破談になったドリームワークスの関連ですね。でも、これは違うでしょう。

もともとカタルは、日銀の追加緩和策を先月だったか…? 忘れましたが、予測していたように、既にスタグフレーション懸念は、当初から予測されており、今年初めに、このアベマゲドンリスクを織り込む形で、一旦、市場は消化しています。現状程度の落ち込みは既に消化済みですね。カタルの株価予測と同じように、上昇時期が横ずれしているに過ぎません。カタルの場合は1年と…間もなく2か月ですからね。トホホ…。そうそう、昨日のWBSで片山晃さんと言う若者が、60万円を20億円に株で増やした話が報道されていました。決算短信から銘柄を決めると…なっていました。

カタルも彼に学ばねばなりません。要するに市場をリードする世代の考え方は重要ですね。カタルの時間軸を、もっと遅くすればいいのですね。例えば、ケネディクスのケースでは実際の増額修正は3Qのタイミングか、4Qのタイミングです。カタルはその先の来春に予定されるリートまで見据えて、相場に取り組んでいますが、彼らは、やはり目先的なのですね。今の市場参加者は、時代観から業績改善を読むのではなく、確実な数字を見て判断するのですね。

住友商事のシェールガスの損失は…前から分かっていました。あれは伊藤忠と大ガスかな…これもそうですね。まだ発表はないですが…。逆のケースでは構造改革が進むシャープは改善に向かい、ソニーはその改善が見えません。だからシャープは実際の数字は出ませんが、中味は改善されていますので…カタルはこの時期に仕掛けます。しかし片山さん達の世代は、違うのですね。結果を見てから始めるわけです。ケネディクスも同じでしょう。既に大幅改善が続くことは、分かっていても仕掛けないのでしょうね。でも世界のヘッジファンドの連中は、事前に仕込み、実際の発表から外し始めますね。

どうも…企業業績の推移と、市場参加者のマインドがマッチする時期も、相場の成熟度により変わるようですね。きっと、一律ではないのでしょう。この辺りの時間軸をしっかり見極めないと、待たされることになりますね。まぁ、下値を丹念に買う場合は時間をかけねばなりませんから、早めにやることになりますが…。僕なんかレベルでは、始まってからで充分なのですね。だから昔から、「休むも相場」と言う格言が存在するのでしょう。カタルはこれまでも上がる銘柄は、事前に決まっていると述べていますが…この時期が、なかなか特定できないのですね。ここ数年以上、この最後の壁が、破れていません。自分で仕掛ける器があれば簡単ですが、自分にその資金量がないから、あくまでコバンザメを演じなくてはなりません。

今日の出来高はどうでしょうね。今の所、247万で株価は469円ですが、465円までありますね。25日、26日の466円を下回っており、やはりこの水準の需給はそろそろ…と思っていますが、手を抜けない水準なのでしょう。株と言うのは下値を叩いても、叩いても割れない水準がありますからね。ケネディクスは、下期に1473億円もAUMを増やす…となっていますから、当然、既存の不動産を外部に売却するわけです。故に利益が増額されるのは、間違いないのですね。さらに来春に、商業リートと介護リートの上場予定がありますから、この時期から利益が膨らみ始めます。だからカタルは年末年始から来年夏の間に、大きな相場が展開されると読んでいる訳です。でも片山さん達は実際の数字が上方修正されてから、株式の購入を進めるわけですね。

まぁ、カタルもこの事は、事前に知っていますから、619円を抜いてから参加しても良いですよ。…と前から述べています。皆さんには、スケールの大きな本格的な相場を味わってほしいと…願っている訳です。事前に、何度も洗脳しておかないと、お客様は、なかなか行動を起こしませんからね。故に証券マンも苦労するわけです。だから取りあえず、1000株でも良いから、買わせておかないと駄目なのです。全てそうですよ、全く持ってないと…実際に株価が上がっても、お客様は、逆に拒絶反応を示します。「もう、こんなに株価が上がったんじゃ、嫌だよ。今度、下がったら買うから…」と言う反応を示しますね。ところが1000株でも買っていると、追加で買うようになります。だから口座に余っているお金で、実際に大幅に買う前に打診を入れて置く訳です。この努力の差が、手数料の差に繋がります。伊達に1000万円クラスの手数料を、毎月、上げ続けることは出来ませんよ。相場が動かない時に、目に見えない努力を積み重ねないと成果は得られないのです。

値嵩株から日経平均株価は先導されていますね。今は今のところ安いですが、後場から高くなる確率は高いですね。それでは…また明日。


人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2014年10月01日 10:40