今日の市況(2014年10月06日)
かたる:台風は東京を直撃しているらしく…雨が降っていますね。関西方面は、もう晴れているようです。最近は雨雲レーダーを利用する機会が増えました。買い物に行く時も、あと1時間ぐらい大丈夫だな…という活用です。便利になりましたね。江戸時代なら、このような雨、風は、恐怖を覚える事でしょう。日食も月食も、きっと神秘的な現象に感じられたのでしょうね。富士講という神事が、盛んだったのも頷けます。知識と言うのは大切なものですね。
先日、妻が、若い同僚との会話で…同僚が「テリーヌ」と言う料理を知らなかったと言って驚いていました。考えてみれば、二十歳そこそこで田舎出身では、フランス料理など…食べたことがないかも知れません。僕だって学生の頃は、ロクなものを食べてなかったのです。お金がなく10円玉と1円玉をかき集め、キャベツと食パンなどを、スーパーに買いに行き、「全部で1000円あります。」と言ったら、店の親父は、お金を数えもせずにレジに入れていました。そんな事が思い出されます。知識って大切ですね。
ただ株取引の場合、中途半端な知識は「命取り」になる場合があります。自分のキャリアに溺れるわけです。ロングターム・キャピタル・マネジメント(LTCM)と言うヘッジファンドはノーベル賞学者を配し、ドリームチームと呼ばれましたが、ロシア危機で運用に失敗し、破たんしましたね。現実の世界は、まさか、魔坂の出来事が起こるものです。自分を信じることは大切ですが…常に細心の用心をするのが、株取引の場合、求められます。何が起こっても良いように…魔坂の用心が欠かせません。今日は米国高を受け株式相場は戻っていますが、相変わらずの指数による上昇と思われます。年末に続き、8月から9月も指数の上昇で、株価は上げましたが…春の日本通信のような主役は生まれず、個人投資家の実質的なマインドは、低下したままなのでしょう。
考えてみると…結局、異次元緩和で期待値が高かったのですが…、衆議院の解散と同時に、緩和期待で、株は上昇しましたが、2013年4月に行われた実際の金融緩和を受けて株価は天井を付け…そのまま横這いが継続しています。ケネディクスの株価を見ると、その事が良く分かりますね。基本的にアベノミクスは、未だに新しい時代の扉を開けていません。しかし水面下では、色んな現象が変化しています。国会論戦で注目されるように…名目と実質に焦点が当たっているのは面白い現象です。
人間は「モチベーション」で動くのですね。最近、意味のない「パズドラ」と言うゲームに嵌り、1日2時間から3時間程度、時間を費やしているようです。このゲームは基本的に階段を上り、達成感を求めるゲームですね。現実の世界ではなかなか達成考えられず、現実逃避しているとも言えます。デフレ社会のゲームかな…。カタルは負けず嫌いなので…壁に当たると…何度も挑戦しますからね。まるでケネディクスのようです。
でもこのような調整も良いものです。焦れれば…良いのです。これだけの信用残を抱えると…なかなか新しいステージに入れませんね。ヘッジファンドも怯むのでしょうか…? 僕は…丁度、良いくらいの売り物だと思いますが…。カタルは「コンチクショウ!」の相場に期待していますね。その時期は、年末年始から来年の春と睨んでいますが…果たしてどうなりますか…。アベノミクスは、なかなか目に見える形で、始動しませんからね。泥沼のデフレ状態から、一気の立ち上がりを期待する方が…酷と言うものかもしれません。何しろ25年ですからね。現役世代が完全に変わっている訳です。
楽天の三木谷さんなどの様に…最近は、村論理を無視する経営者も出てきています。しかし年を取ると…丸くなるものです。昔、お客さんがヤフーを買いました。しかしカタルは当時、楽天を薦めていましたね。結局、楽天の方が良かったのですが…。本当はカタルは楽天が好きだったのですが、大きくなっても嘗ての西武の様に、節税対策するやり方に、カタルは失望して行きました。きっと、三木谷さんの性格でしょう。最近、ソフトバンクの孫さんにも失望し始めています。日本の携帯料金を下げないからですね。それともコンテンツ・サービスに切り替え、もっと充実した環境を狙っている過渡期なのでしょうか…。まぁ、此方は世界挑戦だから、大目に見ています。
起業と言うのは…基本的に社会貢献でしょう。社会をどう変えるか…その為に自分が肥やしになれれば、これに勝る人生はありませんね。カタルは株屋なので、自分の信じる道、市場原理の素晴らしさを、皆さんに知って欲しい訳です。しかし最近は、日本はやはり、官主導の体制ではないと変化できないのではないか…とも、考え始めています。基本的に教育方針を変えないと駄目ですね。考える教育、創造性を養う養育に主眼を置かないとなりません。今は記憶力に主眼があるように感じます。やはり教師は良い職業ですね。
カタルは高校時代、唯一、赤点を取ったのが「古典」でした。でも、その古典の先生が好きでしたね。いつも「イワナ釣り」の話をしてくれるのです。熊と出会う話などは…今でも印象に残っています。彼のおかげで、モーツァルトのピアノ演奏者、リリークラウスを知り、今の音大出身の妻と結婚しました。もしリリークラウスを知ってなければ…最初のデートの話題もなく…結婚していたかどうか…。
カタルの戯言など…どうでも、良いですね。先日、予想したリクルート上場の影響だけなら…そろそろ新しい動きも見られると思うのですが…。なかなか新しいスターは誕生しませんね。昨年末の新興御三家の…、その後の動きなどをみていると、個人投資家の悲鳴が聴こえそうです。アドウェイ2489など…何が良いのか? 当時はサッパリ理解できなかったのです。その割に、よく上がりましたね。何しろ100円台の株が…3000円台まで伸びたのです。たいしたものです。仕掛け人自身、きっと、驚いていたのでしょう。あれだけ先を買うと…当分は、相場はないでしょう。今度、戻ったら外す事ですね。何れ、正常な株価に戻るのでしょう。たかが…ネット広告の会社ですからね。それとも、更に海外分野で伸びるのでしょうか?
このような…動きをみると、業績と株価のバランスが、如何に大切か分かります。「それじゃ、カタル銘柄は、一体どうなんじゃい…」と、言われそうですが、「まぁ、見ていなさい。必ず、何れも上場来高値を更新する」と信じています。ケネディクスは、既に業績面の段階に入りましたが、J・TECや007は、これからです。小野薬品もそうですね。
ただ過去の25年間、政策期待に夢を膨らませ続けましたが…何れも、討死でした。ただ今度は、条件が揃っていますね。空洞化の極みのマーチの生産移転、そうして異次元緩和です。ジワジワと…この異次元緩和は、実態経済に効いてきます。ただ100兆円程度しか…国債残高がありませんからね。今でも価格が入らないほど…流動性が枯れ始めています。日銀の不退転の決意が、試される可能性があります。これが一番怖いのです。既に途中での方針転換は出来ませんが…批判に耐えられなくなる場合が考えられます。それほど、「流動性の罠」の奥は、深いのですね。通常は正常な概念が働き、裁定活動が起こるのですが…三菱UFJの株価を見ても分かるように…、徐々に広がりはしていますが…、明らかに、これまでの失敗の経験が強すぎますからね。米国はアメリカンドリームが健在ですが、日本人は、なかなか…意識が変わりません。
もうちょっと…なのですが…。歯痒い思いを抱いています。それでは、また明日。今日は朝のパズドラに嵌り、書き出しが遅れました。ゴメンね。

投稿者 kataru : 2014年10月06日 11:55