今日の市況(2014年10月07日)
かたる:イオンが「コメの栽培」を日本で本格化させると言います。昨年、イオンでは取引先の「三瀧商事」の産地偽装問題で「週刊文春」に叩かれていました。中国産米を国内米に混ぜて売っていたらしいのですが…。「中国猛毒米偽装」との記事ですからね。企業ブランドは取引業者の不祥事に揺れるわけです。しかし…週刊誌の見出しも派手ですね。本来はイオンも被害者だと思うのですが…確かに社内管理がずさんだったのでしょうが…。きっとこの事件が後押しし、今回の行動に繋がっているのでしょう。最近は野菜工場にも出資している企業も多いですね。レタス栽培など…効率生産に適していると言います。この分野はオランダが先端を行っていますね。日本もクラウド上で管理するアイディアなど溢れていますが…なかなか実用化段階に繋がっていません。007も関連していると思います。気象観測情報ソラテナの活用ですね。
基本的にお金がないと…様々なアイディアは実験の段階で留まり、実用化に繋がりませんね。カタルは清貧思想が大嫌いです。バブルが文化を育てるのです。人々の生活にユトリがないと、投資は生まれません。投資は…博打なのですね。株式投資はある意味で博打です。企業の未来の夢に協賛して、一緒に夢を育むのです。007も、J・TECも大きな夢を秘めています。最近、エボラ出血熱の拡大で、親会社のフィルムが注目されていますが…フィルムは良い企業精神を秘めた会社ですね。写真フィルムがデジタル化の時代の変遷で消えて行き、医薬分野や化粧品など…ディフェンシブな分野に的を絞り投資していますね。化粧品と言えば、資生堂も新社長の下で、変化する可能性がありますね。企業ブランドは確立されていますが…このブランドを、どうやって収益に繋げて行くか…。アジア戦略が注目されます。
香港の学生デモが話題になっていますが…、もともとイギリスから中国への返還にあたり、条件があり、1国2制度の堅持が義務付けられ、自主権の確立の解釈で揉めているようです。今回の混乱も日本にとってプラスに働きます。日本は海外から見ると村論理の解釈が難しく、参入し辛い国でした。しかし安倍政権でその壁が徐々に破られ始め、香港から東京に拠点を移す企業も出ています。国際金融都市の復権ですね。中間所得層が増える人口の多いアジアは、世界の企業の憧れです。この有望な市場を抱える日本は、地理的に恵まれている訳です。東西回廊などの道路整備も進み、アセアンは昭和30年代のイメージですからね。花王なども有望なのですね。
先ずは、個人金融資産をリスク商品に流さねばなりません。リクルートの上場はバブル期からの夢でした。江副さんが犯罪者とされましたが…ライブドアの堀江さんと、何故か、イメージはダブります。彼は結局、この晴れの舞台を見ることなく、失意のなかで消えて行きました。きっと彼の倫理観は、あの事件で歪んだことでしょう。彼は、逮捕後、直後から日本株の空売りに執念を燃やしていたと言います。その江副さんが昨年亡くなり、リクルートが今年、上場するのは、村論理らしい仕組みです。ノーベル賞の時期になりましたが…部下の手柄を自分の物にする大学制度のようなものですね。理化学研究所のゴタゴタは、ある意味で村論理の表面化なのでしょう。
このIPS細胞を培養したJ・TECは、カタルの内部評価を、更に高めましたね。大幅高の理想買いを演じた株の現実買いも、株式市場では期待されます。ケネディクスの理想買いは10倍以上です。73円の株が849円ですからね。J・TECも244円が4435円、383円の007は、3940円と…考えてみると、カタル銘柄の理想買いは、何れも10倍以上になった株ですね。しかも…何れも、再推奨となっています。現在は二度目の推奨で、株価はもたついている訳です。今年、理想買いを演じた日本通信は、来年後半か、再来年の再登場になる事でしょう。500円を割れる可能性がありますね。その事を念頭に、ドル平均法で買い下がると面白いのでしょう。ケネディクスは849円を付けましたが、今年初めは…なんと300円割れの289円ですからね。500円割れから再推奨したカタル君は、いつもフライングですね。
この理想買いと現実買いの時間間隔はケース・バイ・ケースで、企業業績の変化の度合いに影響されます。一般的に株式相場の四季観の中で、金融相場と言う理想買いが一番面白く、市場の強弱感が対立します。そうして実際の業績が表面化する業績相場の現実買いは、強弱感の対立が薄れますから…株価の振幅は小さくなっていきますね。何故なら、PERと言う基本的な概念が働くからです。先日、三井不動とケネディクスのPER比較をしましたが…この現象は明らかにおかしいですね。矛盾があります。通常は潜在成長率(サスティナブル成長率)に焦点が当たります。企業業績の変化率が問題なのです。水準ではないのですね。株価は変化を買うものなのです。此処が、一般の人には分かりにくい所です。
成長した大人は、所詮、希望溢れる子供に敵いません。朝ドラ「マッサン」が変化するドラマ展開だから、面白いのですね。人間は常に変化を求めるわけです。向上心がないと…世の中、面白くありませんね。デフレの世界、実質の世界など…糞食らえ!です。借金をして冒険をするユトリが社会にないと、閉塞感に包まれ、何れ衰退するのです。日銀の量的緩和は、その原動力になっています。国債に眠る資金を動かそうとしている訳です。今は安心に浸っている日本人の心に響くかどうかの瀬戸際なのですね。現状は在庫調整が始まりましたが…早晩、終わる筈です。
株式市場は、実態景気の半歩先を進むのですね。そろそろ指数の売買ではない、新しい躍動感が生まれる相場に突入するわけです。良いですか…ここから空売りは厳禁です。これから生まれる人気株は…絶対の買い場なのですね。ようやく1年で一番、希望溢れる時期に突入します。リクルートの条件が上限の3100円に決まったのは、借金のカタの為、村論理ですね。村論理のエゴですよ。カタルには…そんな風に見えました。でもこんな小さなエゴに怯んでは駄目ですね。中間所得層が激増するアジア市場を抱える日本は、世界の中でも米国のシェールガスより優位にも見えるのですね。楽しみな時間が…もう直ぐ幕開けです。所詮、日銀には勝てません。最後は…日銀の勝利が確定しているのです。皆さんも良くその事を吟味しておくと良いのでしょう。それではまた明日。今日は、朝のパズドラを封印し通常通りの時間でのアップでした。

投稿者 kataru : 2014年10月07日 10:41