未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年10月08日)

かたる:今日は一応、NY安に敬意を払い、「いけにえ」として…また持ち株を少し減らしましたが…この動きは、先週からの予想通りの展開ですね。問題は…次の展開が読めないことです。昨日の日経夕刊の十字路は、価値のある見方です。中前さんの「中国からのデフレ圧力」と言う考え方ですね。この記事はカタルの予想している新興国から先進国への成長のバトンタッチが遅れると言う内容です。中国が最後の悪あがきをすると言うものですね。

NY市場の下げは原油価格などへの懸念です。5日のコラムで金や銅の市況推移をみました。このように明らかに需要が減っており、原油価格の下落は、中東のパワーバランスに変化を与えるものです。きっと…背景には、イスラム国の台頭があるのでしょう。中前さんの懸念は、為替の調整機能があるので…、いくら中国が作為的とはいえ、大勢を覆せるものではないでしょう。

ケネディクスの注目点は437円の壁ですが…今は9:11ですが、やはり400円の攻防になるかどうか…。でも、これだけの信用買い残を抱え、たった10円安の寄り付きは期待感が…溢れているように見えます。オーバーの売り物は300万を割れていました。

一応、カタル君、ある程度の資金は用意できたのですが…、あまり、いい気になって買っていると…まさか、魔坂の用心がなくなりますからね。株は遅れるぐらいが…経験上は、丁度いいのですね。底値を買おうとせずに…上がり始めてから買えば良いのです。カタルは、今までは…証券マンでしたから、このような場面は、必ず買っています。でも自前の資金になると、底が見えるだけにやはり慎重になるものです。投げずの対処も出来ましたが、一応、みんなと同じように生贄を、捧げた次第です。

さてこのページでも、良く採り上げる中村修二さんが、ノーベル物理学賞を受賞されました。彼は市場原理派で、日本村論理の打破に動きました。一方、赤崎さんは村論理での受賞の喜びでした。豊田合成と日亜化学の訴訟が日経に載っており、中村さんは社員での発明も、正当な評価を受けるとの認識を日本に広げましたが…、きっと日本人の武士道精神からは、少し外れるのでしょう。市場原理的な考え方ですね。故に彼は米国に渡りました。この両者の年齢差を考えると、時代の変化が良く分かります。同時に中村さんとカタルは同年代ですが…今の現役世代との考え方のギャップも、きっと大きなものがあるのでしょう。カタルの美学からすれば…赤崎さんに軍配が上がります。この辺に自己矛盾がありますね。

さて、くだらない話をしているより、今年は、昨年末から続いている「アベマゲドン」(所謂スタグフレーションか…)のリスクが、なかなか否定できません。ホンダの在庫調整は格好の的になっています。しかし読者からの報告によれば…ホンダは期間工を募集しており、しかも3年契約だと言います。半年の継続ではないのですね。(情報メールありがとうございました。御礼、申し上げます。)この事は日銀短観からも窺えます。先行き指数は製造業も非製造業も、何れも改善しています。だから日銀の黒田さんは、円安はプラスに働くと述べているのです。カタルも同意見ですね。投下資本の回収から見て…あと3年程度だろうと思いまいますね。この考え方は相場の見方を組み立てるうえで…非常に重要です。ファナックの大規模な設備投資と重なりますね。この求人広告もその事を意味しています。

つまり民主党が主張するアベノミクス失敗論は、あり得ないのです。ただし…ただし、一番怖い展開は、間違った世論に黒田さんの持論が揺れることですね。おそらく…日銀はこの後、物価目標を修正するのですね。そうして追加の金融緩和を発表すると考えています。この駄目押しが、決定的な後押しとなり…、一気に、成長路線に傾く筈です。この辺りの見方が、現在のカタルのメインシナリオです。だから株価は、そろそろ新しい展開をみせる筈です。良いですか…。必ず、転換点の前は、現在の相場の様に、弱含むのです。此処が基点になり、新しい相場に突入するのです。10月2日からケネディクスには打診が入り始めているのではないかと…推測しています。ここ4日間連続で、仕掛け筋の動きと見られる展開が感じられます。問題は、全体相場との兼ね合いですね。

皆さんの多くは、自分だけの銘柄しか見てないでしょう。しかしカタルは…最近、昨年末人気株のアドウェイズを中心に、馬鹿高値を付けた新興御三家を時々取り上げています。今日は1300円を割れましたね。ケネディクスとの違いを見てくださいね。確かに再推奨の500円からは、下げていますが…1割程度の下げですね。富士通でも良いですよ。富士通も日本通信同様に、やり過ぎです。故にアドウェイズのような調整の長期化は避けられません。でも新興御三家と違い、富士通や日本通信は、カタルが推奨していたように…見所があります。故に、今回は理想買い、次は現実買いの相場を迎えると…昨日、解説しました。

日銀の量的緩和は…絶対に効くのですね。問題は中前さんのような考え方も、一理あります。イスラム国との兼ね合いもあり、原油価格の下落が何処まで続くのか?…しかしこの現象は、円安が続く日本にとってプラスです。スタグフレーションの輸入物価高を軽減しますからね。消費税は引き上げるべきなのです。一部の経済界からの反対がある10月実施を配慮し、年末実施を避け、再来春ぐらいに実施の配慮をすれば…それで良いのでしょう。僅かな日銀のETF買いが、市場にとって効き始めている様に…、株式市場も浮動株の調整が終わっているようです。三菱UFJの事を述べているのですよ。

あらら…やはり437円を割れましたね。今は10:15です。しかし433円までで、現在値は高値近辺の441円ですね。案の定の動きです。生贄効果かな…。トホホ。まぁ、安全優先に、保険料をたっぷり…と払わされている訳です。400円の攻防になれば…買い始めますが、どうかな…微妙ですね。日経平均株価は211円安の15572円ですね。カタルは15000円割れ辺りしか…見てないのですね。確かに、先週は大幅な陰線でした。よって、本格反騰は1カ月ぐらい先ずれしているのかもしれません。でも5月の14000円割れの水準はなく、15000円割れ程度と…踏んでいるのです。

何故なら、量的緩和は、確実に効いているのです。故に、本日の日経新聞解説のリートの記事に繋がる訳です。日本経済の場合…中村修二さん独自では、青色発光ダイオードの開発に繋がらず、日亜化学の資金力があったから、今回の受賞に繋がったのです。だから偉そうに、功績を主張するのは…「禄を孕んだ」ものとして、大きな口はきけないのです。これが日本の武士道です。会社を辞めて自主開発なら文句は言いません。でもそれなら実用化は、程遠かったことでしょう。分かりますかね。新時代の扉を開ける鍵は…やはり資金力なのですね。

故にカタルは…なんども、先ずは信用創造機能の復権で…次はスマートコミュニティーの時代だと述べています。信用創造機能の目安を…カタルはケネディクスの4桁から2000円クリアは最低条件と考えています。本当は新高値更新、辺り…と思っており、三菱UFJの4桁から2000円の評価で、ようやく信用創造の復権が、あり得ると思っているのです。読者の中には、1300兆円の逆襲は、少子高齢化故、需要不足で無理だと思っているかも知れませんが、人間の欲は、限りないものです。さらに円安で、日本だけのマネーではないですね。海外からの投資が既に始まっています。相続対策もこれから加速しますよ。どう考えても…ケネディクスの株価は輝きますね。

ただね…。何でもそうですが…、自分自身に溺れては駄目なのですね。昔のカタル君なら売り物があれば…、自分で買っていましたね。ベンチャリの600万株かな…。100万程度の売り物は、自分で嵌めたものですが…。今は、たとえ証券マンでも、そんなバカな行動はとらないでしょう。故に、少しは成長したかもしれません。まぁ一応は、16日のリクルートが最初の山場と考えています。

最近はアドウェイやエナリスなんかにも、関心を持っていますね。もう少し大きいのは…シャープですね。300円を割れています。きっと年末年始から、来春には、シャープも復権の可能性がありますね。僕はマツダなどから資金を移すべきだ…とも考えています。最後に…、もし読者の中で、保守的な銘柄として。カタルが推奨していた介護の「ツクイ」を持っている人が居るとすれば、800円から1050円と、マズマズの上がり方でしたが外しましょうね。財務省の動きは嫌ですね。

今日のニュースで、白血病の画期的な新薬、免疫療法の話題が載っていましたが…、治療費が5000万円だと言います。この壁を打破するのが、J・TECの技術じゃないか…とも考えています。「ジェイス」にしても「ジャック」にしても細胞の培養技術は、世界トップですからね。何しろIPS細胞の培養の第一人者、故に潜在成長率の評価は高いですね。ユトリがあれば…100株ぐらい買っておくと良いですね。株は、安い時に買うものです。これは基本ですね。ドル平均法が基本的な株の投資法です。多くの人は、自分の資金力を良く知らないのですね。先ずは、自分自身を良く知ることが…投資の基本です。互いに、頑張りましょうね。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年10月08日 11:17