今日の市況(2014年10月15日)
かたる:まだ…先が見えませんね。日経新聞の記事の書き方も、筋が外れているように感じ、掲載場所も一面ではありませんね。通常、このような下げの場合、まだ下げ余地があるようにも感じています。昨日は人気株だった富士通、日本通信、アドウェイズなどみましたが、人気株ソフトバンクも、良い株価位置に来ました。当初からケネディクスでは400円前後の攻防を考えていましたが、昨日は完全に株価だけが下がるパターンで、美味しい真空地帯に入りましたが、しかし残念ながら底打ちのイメージは湧きませんでした。金曜日、連休明けの火曜日と…買ってみたいと思いましたが、株価の下げ途中で買って、良い思いをしたことは、これまで余りありません。今回は初めてのケースになりますが、上がり出してから買おうと考えています。お金が持つかなぁ~。少々心配ですね。
カタル自身は9月下旬の戻りを買いましたが…、直ぐに駄目だと思い3度目の投げに転じ持ち株を減らしました。しかし本当は買い増しをすべきなのでしょう。金持ちならドル平均法で買い下がればいいのです。もし400円割れがあれば、株数をさらに増やし買い下がります。今年の安値300円割れまで視野に入れて置けば、充分でしょう。今日の新聞に日本郵船の新安値(ケネディクスと比較して下さいね)が報じられていましたが…どちらかと言えば、負け組の海運会社ですが…、海運株は世界景気のバロメーターでもあります。
原油価格もシェールガス効果があるにしても同じですね。銅市況もそうです。だから世界景気の減速は明らかですが…G20の金融規制は、明らかに「的」が外れていますね。中産階級が増えるアジア圏の成長を促さないと需要は戻りません。問題は誰がお金を出すかです。金融デリバティブを規制し、リスクを取る人が居るのかどうか…。保険があるから冒険が出来るのです。ただ空売り比率が増していると言います。何か…出てきても良いですね。完全に市場マインドは変わっていますからね。
明日は、リクールトが上場されるのかな? 業界のイベントですから…今日の株価は持ちますね。この辺りで…一息ついて、もう一段下げで終了と願いたいものです。これから一年で、一番、投資効率が高い年末年始を迎えます。だからチャンスなのですね。必ず、下がる前には8月の指数高の様に上げ、上がる前もこのような下げを演出し投げてから、株価は上がり出します。肝心なのは異次元緩和が続きお金の価値は下がり、土地や株などの資産価値が上がっていると言う事です。米国景気が回復した…それ、出口戦略だ…と言う考え方は間違っています。インフレが蔓延していますか? むしろ流動性の罠が世界的に懸念され、デフレ圧力が止まりません。メディアの認識不足が、元日銀総裁の福井さんのような間違いを生むのです。イエレン女史の動向は非常に重要ですね。
そもそも自動車などの耐久消費財が、景気の主役と考えているメディアの認識は間違っています。今の時代は「価値観」の過渡期です。豊かな時間を与えくれるものに価値があるのですね。文化や芸術の世界です。ゲームの考え方も当初は弊害が色々言われていましたが、無駄な時間と解釈するか…楽しみな時間と解釈するか…。肉体を使い製造活動に時間を費やすのが人間の正しい時間の使い方なのでしょうか? 豊かな時間の過ごし方とは…なにか? 最近は義母(83歳)と一緒に生活をする時間が増え…考えさせられます。彼女の喜びとは何か? ここに成長の芽がありますね。カタルは、いつも思います。安楽死も認めるべきだと考えています。自立した生活が送れなくなれば…本人が望むなら、死の選択も自由だと考えています。
先日、台風19号が去り、安全優先で列車は止まり、自治体は早めの避難勧告などが連発していました。本当に必要だったのかどうか…それとも、これが正しい選択なのでしょうか?メディアが自治体の対応などを叩き過ぎるから…どんどん自己責任原則の意識が消え、公的介助を望む方向性に、日本は行き過ぎているのではないかという疑問ですね。まるで北欧のような福祉国家を臨んでいるようですね。個人の尊厳は消えて行きます。他人に迷惑をかけなければ、何をやっても良い…と思っていましたが、どうも最近は道徳観念まで揺らぎ始めています。
さて底打ちとは…どのような現象か? 基本は出来高推移ですね。そうして形ですね。例えば昨日のJ・TECは結局、「行って来い」の形でしたが、このような動向は、明らかな変化の兆しの一例でしょう。7月辺りから、何度か、このような動きがありますね。でもカタルは、「カタル銘柄」の中で、唯一、減益修正を懸念しているのですね。ジャックの浸透度合いが遅れているようにも感じています。ケネディクスも、007も…順調な推移だと考えています。ケネディクスの今日の寄りは若干高く、今は陰線で下押していますが、小さな陰線が並んで…出来れば、昨日の407円を下回らなければ…更に底入れの形に近づきます。小さな陰のコマが並ぶのですね。酒田五法などのチャート論は、ある意味、論理的なのですね。どうなるか…。
シャープも300円を割れていますね。今は274円です。関心のある株です。ソニーなんかより、余程、魅力があります。カタルは10銘柄ほど…継続的にデータを集めています。これまでも、カタル銘柄候補の銘柄はいくつかありましたが…「帯にたすき」の関係で、なかなか気に入った株は見つかりませんね。現在のカタル銘柄は、何れも再推奨銘柄ですね。企業業績は伸びている筈なのに…株価が下押す現象は、良くある事ですね。だからカタルは何度も政策批判をしてきたのです。本来、日銀はアクセルを踏む場面だと前回感じたのですが…カタルの推測は外れました。今、一番の懸念は、G20の金融規制です。オバマは嫌いです。
イラクの後処理はフセイン体制を崩した以上、米国に責任があり管理し続けるべきですね。それを途中で投げ出し、アフリカから中東の混乱に繋がっています。欧州からアジア重視に軍事配備を見直したから、ロシアが強硬策に転じたとも言えます。政治バランスは難しい問題ですが…彼の決断は、あまり優れているとは言えません。ただ今回は珍しく日本独自と言うより、世界の動向に揺れている感じですね。日本も決して順調とは言えませんが、異次元緩和の効果は多くの人が考えているより、非常に良い政策だと思っています。何しろ曲がりなりにも…地価は上がり始めています。資産効果が生まれ始めていますからね。実社会で生む出す現実の付加価値は、皆さんも関心があり分かりやすいですが、資産効果で生まれる付加価値は、非常に目に見えないから、分かり辛いのでしょう。しかし過去の歴史をみれば分かるように…実はこの資産効果の方が、我々、人類を前向きに押し上げていますね。
過去、日本の成長を支えてきたのは、この資産効果です。不動産は絶対に下がらない…との土地神話が生まれ、銀行は土地担保融資を続けてきたのです。だから日本は未曽有の成長を遂げたのですね。良くこの事を考えて欲しいのです。僅かな株の下げで、右往左往せずに、確りしたシナリオを持ち相場の臨まれることを期待する次第です。それでは…また明日。

投稿者 kataru : 2014年10月15日 10:58