未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年10月16日)

かたる:本日はリクルート(6098)の上場です。公開価格は3100円との事らしいのですが…一株利益予想は189円と前期の196円より減益ですが…「すかいらーく」のような割高感は感じられません。PER20倍で3780円であり上値余地は大きいでしょう。何故なら、雇用問題は日本の課題でもあり、改善余地がありますから、その潜在的な成長力はかなり高いと思われます。気になるのは…ダイエーが転落し、リクルート株は担保になっていたのでしょう。故に需給面のマイナスが考えられます。ただカタルは当初から…リクルートの上場が市場全体の重石に働いたのではないかと疑っており、このリクルート株の資金が市場に戻るので、そろそろ全体相場も「戻りの切っ掛け」に成りえるんじゃないか…とも考えています。

しかし基本的に、G20の方針は非常に危ういと疑っています。金融デリバティブ…例えばCDSの存在ですが、保険機能があるから冒険が出来るのですね。その保険機能を働かないようにする規制は、冒険を制約しますから…世界経済の流動性が失われます。まだ世界経済は自立していないのですね。中央銀行と言うICUの管轄下にあります。病み上がりの病人に過酷な労働を強いるようなものです。2006年、サブプライムローンが問題化した時、カタルはこの問題だけなら大丈夫…と強気に構えていましたが、実際はその陰にCDSの天文学的な存在が隠れていたのです。日経報道だけでは分からなかったのです。このCDSの金融機能が働かない…として、AIGを米国政府は救済した経過があります。

理屈を考えると…ベルリンの壁崩壊で、共産圏の国々が市場経済に参入しました。代表事例はBIRCsなどの新興国ですが、中国を念頭に考えると、分かりやすいですね。この成長を支えたのは、米国で発展した金融デリバティブです。ブラック・ショールズ教授らが開発したオプション理論で、リスク計算が出来るようになり、リスクを分散する仕組みが開発されました。それがCDSですね。保険があるから、リスクの大きな中国などへ、積極的な投資活動が出来るようになったのです。その為に世界の製造物の単価下落が起きて先進国の空洞化が進んでいます。鄧小平は賢く、日本を手本にしたのです。内需振興で公的資本投資により社会基盤を作り、輸出で外貨を稼いだわけですね。当然、日本の失敗を見て、資産効果を政策に盛り込み加速させました。

日本はこの間、清貧思想を美徳だと…間違った概念が行き過ぎるわけです。儒教の教えのせいでしょうか…。不労所得と…資産効果で生まれる活力を、日本は極端に毛嫌いしますからね。日本人は戦後、GHQの支配下で教育制度が確立され、ロボット教育を施されたわけです。だからメディアの論理に、大きく支配されています。香港の学生のような「通識教育」と言う、自らが考える教育がありませんからね。基本的に日本人は働くロボットとして教育されました。実社会に出てみると良く分かります。学生の時間は…何だったのでしょう。まぁ、カタル君は受験勉強など…したことがなかったですからね。基本的入れる大学に、何気なく入っただけのアホンタラでした。ただ漠然と証券マンになれば、世の中の仕組みが分かるだろうと考えていただけの話です。その馬鹿も歩合セールスとして、世間の荒風に揉まれる訳です。その為か…新聞など大手メディアの報道姿勢に疑問を感じるようになるわけです。基本的にニュースは、作為的に創られていますね。インターネットで様々な意見が分かるようになり…見方が変わっていくわけです。

さてゴタクは兎も角、概ね、この辺りで株価の下押しは終わる可能性が非常に高いと思われます。リクルートやケネディクスに注目していてくださいね。此処からは少々、無理しても追証で投げることはせず、我慢できるなら我慢した方が良いと思っています。しかし無理をすることはありません。ケース・バイ・ケースなのです。それぞれ個人の置かれた環境が違う訳ですから、自己責任で判断をしなくてはなりません。しかしG20の金融規制の方針は、間違っていると思っています。この影がある限り…新時代への扉は開かないでしょう。よって…仮に戻っても超強気姿勢は…躊躇われますね。

おそらく…CDS規制のリスク解除の動きが、今回の下げだと考えています。原油価格を始め商品価格に流れていた資金が、引き上げられたのでしょう。ポジションを解約した動きですね。この形が正常なのか…カタルは理解に苦しみますが…人間と言うのは、故郷に帰ると言うか…郷愁と言う概念が誰にでもあります。新しい時代の入り口にあたり、戸惑っている様子が、この揺れなのでしょう。このような揺れを通じて、時代が変化して行くのでしょうね。つまり地震の波動と同じで、余震はまだありますが、基本的にリスクに敏感は人達がG20の動向を見て、ポジションの整理に動いたと思っています。

ただオバマ政権はレームダック化していますから…今日の日経新聞にも解説があったかな? 基本的に、直ぐに今回の新規制は無理ですから…先延ばしで、実行されないと考えています。仮に保守的に実行されたとしても、相当な時間がかかり非常に緩やかな移行だと考えています。だから地震だと述べたのです。本震に比べ、余震はだんだん弱くなっていきます。昨日のNY市場は「たくり足」になりました。実線(寄り付きと引け値)に比べ、髭はかなり長いですね。実線は172ドルの陰線で引け値から下値は286ドルです。本当は、もう少し戻ると…もっと綺麗でしたが…。

ただ日経新聞の解説は、世界景気の減速となっており、G20の金融規制の為のポジション整理と書かれてないので…、カタルの憶測なのか…、それとも日経の記者の資質問題か…分かりませんが、一般化してないので、もう一度、一般化するまで揺れる可能性は残っています。この辺りが見えるなら…既に億万長者なのですが…。カタルには残念ながら、見えませんね。ある程度の下げは、NY市場の上下する動きを見て…事前に解説しましたが、もっと早くすべきでしたね。カタルがケネディクスの3回目を諦めたのが…2日だったかな…? 実は、今日は買い指値を入れましたが厳しかったかな…今の所、398円は買えていません。

まぁ、担保余力も余りなく無理をしたくないから…どっちでも良いのですが。一応、皆さんには、カタル予想としてリクルートの上場日を掲げていたので、買い指値を入れただけなのです。そう言えば、昨日、友達の証券マンから、打診がありました。そろそろどうだ?と問われたのですが、「まだ、早いだろう」と述べたのです。その理由はG20の金融規制のポジション整理との…新聞報道が見えないからです。たぶん、カタルの予測は正しいと考えています。エボラ出血熱なども存在し、下げの原因は複合的なのでしょうが…。その会話の中で、J・TECの話が出て、あの突発高は網膜細胞培養の正式発表があった為なのですね。カタルは既に事前に理研との提携をレポートしていましたが…この材料は大きいですね。人工臓器製造の夢が、加わるのです。ジャックの浸透が遅れている様に感じていますが、きっと良い銘柄に育つでしょう。007も底入れ模様に見えてきましたね。

基本的に小さなコマが連発するようになれば、強弱感が拮抗している株価の様子です。全体市況の影響もありますが、買い場の一つのポイントです。まだ分からないのですよ。日経新聞がG20の金融規制問題を取り上げれば、一般化すると思うのですが…。きっと日経新聞のNY在住の記者人脈は、たいした付き合いをしてないのでしょう。内部情報は仲間だけしか分かりません。非常に親しくならないと…なかなか、何故、売っているかなど…教えてくれませんね。理由がわかれば、恐いものはなくなります。メディアの資質が表面的かどうか…。

朝日新聞などは、マズマズですね。でも先走るから誤報もあるのでしょう。吉田清治証言の慰安婦問題は大きな問題ですからね。ただ戦場ですから、似たような実例は幾つもあったと思います。だから悪戯に誤報だから…と言って、日韓問題の話題にしない方が良いと思っています。日本が侵略戦争をしたことは事実です。今の北朝鮮やイランと同じですよ。核開発を米国や中国、ソ連が出来るのに…何故、僕らは出来ないの?という理由と同じですね。イギリスも米国も、植民地支配をつづけましたが、日本は負けたのですね。

さて…長くなりました。需給面の問題は存在しますが、リクルートは注目されます。更にケネディクスは、当初、下値と考えていたポイントに来ました。此処から下値は、非常に美味しい場面になります。あとは自分自身の資金量の勝負です。基本は異次元緩和です。日銀の姿勢が、全ての資産価格を決めるのです。ラストリゾートは、絶対的な権限を持っているのですね。問題は黒田さんの心の問題なのです。それでは…また明日。

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投稿者 kataru : 2014年10月16日 11:00