今日の市況(2014年10月17日)
かたる:やはり、リクルート(6098)は、良いですね。揺れる株式相場の救世主になるかもしれませんね。昔の野村なら…確実にやるでしょうね。カタルが本部長のような立場なら…リクルートを救世主として仕掛けますね。理由は売り物がコントロールできること。何より肝心な事は、リクルートが「情報サービス」産業と言う分野で、成長企業としての「企業文化」を秘めていることです。カタルも何人かのリクルート出身者と付き合いがありました。みんな優れた若者集団です。35歳が基準になっており、皆が独立を目指し与えられた目標をこなしている印象を持っています。社内アンテナは抜群ですからね。でもそのリクルートも売上高営業利益率は10%程度と低く、改善余地は大きいのですね。この辺りの改善が必要でしょう。ユニクロやソフトバンクに追随する会社になる可能性は、充分にあります。株価が仮に4000円でも…そんなに割高を感じさせない魅力があります。ただ既に大きな会社ですから10倍とか…そのレベルは無理ですよ。せいぜい2倍程度かな…、3倍はどうだろう。あとは野村の手腕次第です。
さて…気になるNY安の原因は、やはり分かりませんね。ピコムのビル・グロス氏の移籍は、奇妙にも今回の下げと一致します。あの時と…同じです。嫌なものを感じます。サブプライムだけなら、大丈夫と踏んでいたのに…なかなか改善されず、半年後辺りにCDSが突如、表面化した金融危機の時と、イメージが被りますね。世界景気の低迷やドイツの輸出不振、これは、みんな事前に分かっていた事です。ドイツはロシア制裁の影響をかなり受けていますね。フランスの農産物も同じです。エボラ出血熱もそうですね。ただオバマの対応は鈍く、明らかに腰が引けています。みんなポーズだけのイメージですね。米国の大統領は、もっと決断力が高いものです。優秀なブレーンが居るわけですからね。最近は側近がオバマを見限っている…との報道に良く接しますが、実態はどうなのでしょう。

さてカタルのテクニカル能力が、どの程度か分かりませんが…今日は日経新聞トップに株安報道、昨日のNHKもそうでした。だいたい…市場で言われている悪材料は一般化しました。通常なら、このように事態が一般化すれば、市場の要求が通り改善されるはずです。だから株価は戻りに入りますが…。当然、まだ揺れるのですよ。何度か揺れますが…一般化された辺りが「峠」なのですね。NY市場のチャートも、一昨日が「たくり足」に、昨日は小さな陰線のコマと言う形で…チャートから見ると、目先の売りが一巡している様子が窺えます。売る方だって、一旦、投げれば売り物は、切れますからね。ここから強弱感が再び対立するわけです。でも通常は底入れしてから、2週間程度、市場は揺れるので、まだ無理をしないことです。VIX指数も昨日は反落していたようです。
貧乏人のカタル君、昨日、ケネディクスの398円の指値は買えましたね。原稿を書いていた午前中は399円まででしたが…、昨日は後場から買い物に行っている最中に、買えていました。まぁ、全体相場も…ケネディクスも、当初の読みは、この辺なのですが…。当たらないカタル予想などしても、意味はありません。007も小さなコマの連発で、株価の下押しは止まっている様子、J・TECの14日の「きざし線」と言うのかな…「行って来い」の形でしたが、あのような形は、通常、下げ過程より横ばいから上げ過程によく出ますね。臓器製造は、まだ市場の認知を得ていませんね。ただ企業業績推移は、来年にならないと黒字化するかどうか…。007と同じイメージです。
まぁ、この程度の下げで留まるなら良いのですが…、果たして実際はどうなのでしょう。指導者がアホだと…市場は揺れますからね。市場は実体経済を映す鏡だと…良く言いますが、日本の場合、「株や土地が下がっても、実体経済に影響は及ぼさない」と指導者自ら、馬鹿な発言をするアホが居た訳です。オバマも、あまり優れているとは言えませんね。政策は半年から2年程度、先に、実体経済に数字となって現れることが良くあります。G20の方針は気になります。明らかにリスクポジションの整理が進行した現象ですからね。基本は此処ですね。金融デリバティブ商品の解消です。ドル高は、ばら撒いたお金の回収ですね。気になるのは中国です。粛清の動きが、どの程度、景気を減速させるか…。通常、習近平体制も鉄壁ではなく、内部抗争がある筈です。かなり強烈に粛清を進めたので、反動の表面化が、懸念されますね。自動車販売は伸び率が落ち始めたとの報道もありました。
今日の日経新聞には、値上がりが続いていたはずの建設資材の値下がりが報道されていましたね。なるほど…合同鉄鋼が途中でポシャるわけです。やはりアベノミクスは、明らかにデフレ圧力に押されていますね。さて黒田さん、どうやって、言い訳をするのでしょう。当然、彼の目標値は達成できない訳ですから、何らかの手を打たねばなりません。ただ小手先の改善では、意味がありませんね。既にこれだけ国債を買っている訳で…後戻りはできません。やる以上、トコトン、やらねばなりませんね。日銀は、何だって出来るのです。デフレ圧力を緩和させることは簡単ですからね。次の焦点は日銀の対応になってきましたね。
NY市場は参加種族が、イワシ民族の日本と違いますから…心配はしていません。基本は肉食の狩猟民族です。このあと2週間程度の動向を、注意深く観察して置けば良いでしょう。おそらく昨日が、日本株の本震だと思っています。後は余震に過ぎないと考えていますが…果たして、実態はどうでしょうか?
最後に本田宗一郎の夢だったジェット機が、いよいよ実用化の段階に来ました。日本はゼロ戦と言う名機を製造した世界トップメーカーだったのです。重工のMRJは自動車産業に匹敵する下請け産業を育てます。ブラジルやカナダ相手に、後れを取ることは許されませんね。多くの機能素材を抱える東レは、4ケタを目指しても良い筈ですね。この手の株は安心安全が売りで、年金生活者向けですが…。このような下げ局面でポツポツ買えば良いのです。本来の株式相場は、そんなものなのですね。毎日、目先博打をするものではありません。
今は不透明だから、良いのですよ。通常、NHKなどが大々的に株安報道するようになると…チャンス到来と言う訳です。これが一般的な投資家の投資姿勢でしょう。少子高齢化でGDPが減少する? 肉体労働など…ロボットが、やる時代に突入するのですね。少子高齢化だから、人間の知恵が働き、利益率の高い産業構造への転換が望まれるのです。ROEと言う考え方の浸透が、経営者の意識を変え、日本が成長できる原動力になります。J・TECは、IPS細胞培養技術で世界最先端に位置していますね。実験で技術が確立されても、費用が掛かり過ぎて実用化されない事例は、幾つもあります。例えば超電導の世界ですね。送電線の電力ロスなどもそうです。IPSで人工的に臓器が製造できても…安い単価で製造しなくては意味がありません。だからJTECの株価を押し上げ、技術支援をする使命を、株式市場は担っている訳です。
市場経済と実態経済は、鏡の様に…一心同体なのですね。市場の悲鳴を聴き、政策を自由に変化させる柔軟性が求められるのです。株価が下がる政権など…必要ありません。松島法相のうちわや、小渕経済産業相の観劇接待などの…低い次元のやり取りは、程々にして、本当の政策論論議を主体にすべきです。安倍政権の命運は、株価が握っているのです。果たして、どうなるでしょう。カタルは、そんなに心配はしていません。昨日は打診を入れましたが、今度は株価が上がってから、追撃買いする予定です。それではまた明日。

投稿者 kataru : 2014年10月17日 10:46