未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年10月21日)

かたる:だんだん明らかになって来ましたね。カタルはこの度の下げはG20の金融規制にあると考えています。本日のWSJによれば…ECBのコンスタンシオ副総裁は「シャドーバンキング」のシステム内で行われる活動の規制について検討すべきとの考えを示したそうです。この「シャドーバンキング」問題は、中国のモノとダブりますが…急速に拡大した金融デリバティブ取引を、健全な取引に移行させると言うものだそうですが…。現状はこのシャドーバンキングが、世界経済の金融システムを支えている訳です。どうもこれを「正常な形」に変えようとしている様なのですね。

9日のWSJの記事に「金融システムのリスク、影の銀行に移行=IMF」に、IMFの発表文が載っており、現在は「総資産の約40%に相当する銀行が景気回復を支援するうえで充分な信用供与を果たせるだけの健全性を確保していない」とか…。リスク商品は、影の銀行システムがカバーしている訳ですね。G20の意向は、このバランスを影の銀行システムから、表の融資に変えようとしているのでしょう。故に、自己資本比率を高めたり、CDSの規制強化に動いているようです。ECBのコンスタンシオ副総裁の談話で、「米国を見倣って…」となっていますが、果たして米国の清貧思想が正しいのかどうか…。この背景を探ると、景気回復とは言うものの…非常に怪しい状態ですね。嘗ての日本と同じ構造を抱えている訳です。

FRBは、直ぐに資金を引き上げられる構図にないことが、このような記事で分かります。メディアの認識と…ずいぶんと現状は、違うようです。かたるが考えている様に、中央銀行は、直ぐに拡大した経済に見合う資金を引き揚げたら…世界経済は一気に冷え込みますね。最近の原油安、金、銅など…流石、世界のヘッジファンドなどの動きは早いですね。カタルは金融デリバティブの発展で、新興国の躍進が始まったと思っていましたが…この巻き返しの動きは、当面、続きそうです。この話は難しく…しばらくは、課題として続きそうです。関心を持ってニュースを集め、考えないとなりません。

でも心配はないですよ。一旦は、激震は止まります。問題は中・長期的な動向なのです。売る方も馬鹿ではありませんからね。たぶん半年から1年の猶予はあります。来年の春から夏は警戒すべきかもしれません。ただ水面下の動きは見えにくいですからね。その間に新高値を更新するようなら…順調に問題が解消されている証になります。逆にこの間に新高値を超えられなければ…何れ、この第二段があると考えるのが自然ですね。それほど根が深い問題でしょう。おそらくFRBは金融引き締めなどを出来ませんね。ましてや利上げなどは論外でしょう。当面は資金供給を停止し、様子見が1年程度は続くのでしょうね。今回の世界株安は、その事を示している様に感じます。

さて難しい問題は兎も角…、昨日の日本通信などは駄目ですよ。単に行き過ぎた下落の戻りに過ぎず、だんだん、このようなリバウンドがなくなり…均衡点を探る訳ですね。そうして「企業業績の急上昇」が株価の改善に繋がります。問題は株価に見合う業績の改善があるかどうか…。これを見極めるわけですね。昨年、夏のケネディクスと同じ状態に入りました。今、ケネディクスは株価に見合う企業業績を出せるか…市場からの査定を受けている訳ですね。カタルは今期、一株利益が30円で、来期は60円か…と考えていましたが、AUMの増減がその目安になります。今の所、既に3Qは平凡な数字のようです。本当に4Qで1000億円以上も増やせるものかどうか…。ただ内部での益出しで利益はいくらでも調整可能です。何故なら、既に1兆円を超える物件の多くは、含み利益状態ですからね。

必ず、ヘッジファンドは見逃さないと考えています。政策の流れは、明らかに実質から名目重視に移り、資産効果を狙った政策に移行していますからね。今のままでも…株価は最低4桁ですね。カタルは上場来高値更新を視野に入れています。何故なら、2006年当時より、AUMは格段に増えています。つまり当時より豊富な含み利益が存在し、簡単に数字が作れますね。ただ米国金融は冒頭の説明の様に、当局の管理下にあり、あの当時より動きが鈍りますね。実態は大きく改善しているが…演出家の力が不足しているとのです。

今回は、まやかしの演出ではなく日本政府は後がなく本気ですから、息の長い大相場に入ると考えています。100円割れから10倍以上になった理想買いが、今度は実際の業績推移を受け、株価が上昇する現実買いに移行する訳ですね。まぁ、その分、強弱感の対立がなくなるので株価の面白味は欠けます。だから、まだ利益が計上されない時がチャンスなのですが…。ようやく、日本の過度の清貧思想による二番底の損失が、今期で一掃され綺麗になりますからね。この事を市場は知っているから、春の安値より100円以上も上で株価の底入れが確認されるのでしょう。まだ分かりませんが、今後2週間、下値394円を更に割れなければ…、このラインが下値になるのでしょう。通常、昨日の大幅高から2週間は注意が怠れません。11月4日まで待ってから買い増しでしょう。

さて…リクルート以外に、市場には、めぼしい銘柄が見当たりませんね。日本通信が昨日ストップ高したように…明らかに人気株は、底入れ模様です。富士通やソフトバンクも同じ形態ですね。ここから…力強く値上がりする銘柄がメインになります。だから背景がある強い銘柄は、絶対に空売りは避けてくださいね。むしろ買いでしょう。この背景があると言うのは分かり辛いかな…。要するに企業業績が伸びる株ですね。でもガンホーやミクシィーのような二番煎じは駄目です。カタルはどちらも経験しましたが、みんなパズドラを真似ているのですね。呆れています。ストライクモンスターもそうですが、モンスタは仲間との通信遊び機能があり、きっと小学生や中学生などのシェアは、高いのでしょう。でもカタルにとってはパズドラの方が上ですね。ガンホーの企業業績推移はどうなのでしょう。

日銀が発表している「さくらレポート」が話題になっていました。まぁ印象に残ったのは観光客の増加が、消費を刺激しているという内容ですね。意外に大きいのですね。東京の百貨店は、この需要を取り組んでいますね。いつだったかな…あれはずいぶん前です。3年ほど前かな…いや5年以上前ですね。新宿の高島屋に行ったとき、店内放送に中国語があったのに驚いた記憶があります。今では当たり前ですからね。店員も中国語・英語を話せるスタッフが常駐しています。中国企業傘下になったラオックス8202の株価は、確りしていますからね。(このような株が注目されるのです。博打ですが…。)カタルはKNTCT9726やHIS9603なども、株価が下がったので関心がありますが…。

今日はアイフルもグリーも高いですね。昨日に続き2日連続高です。まぁ大丈夫だと思いますが…貧乏人は安全重視で、あと2週間程度、待つことにしましょう。グリーは先日の予兆があり注目されますが…問題は背景ですね。LINE程度の話しじゃ…企業業績に大きく貢献できるのでしょうか? この下げの中で、下値を切り上げているのがサイバーエージェント4751ですね。藤田さんの所は…仲間がいますからね。既にかなり評価されており、あまり食指が湧きませんが…。フィルムは大きすぎてね。富山化学が存在していたら、ずいぶん人気化したことでしょう。まぁ、何か出てきますね。慌てることもないでしょう。最後に…株はいつもそうですが…魔坂の展開があるものです。故に常に慎重な対応が望まれます。それでは、また明日。


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投稿者 kataru : 2014年10月21日 11:28