未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年10月22日)

かたる:概ね…今回の株安騒動は終焉を迎えたように感じています。まぁ、この程度で済めば…当初からの予想に近いものです。日経平均株価の15000円割れ、ケネディクスの400円攻防、だいたい読みの範疇かな…と感じています。でも最低、あと2週間は様子を見るべきですが…。堅調な株が「ラオックス」(8202)じゃ、触手が動きませんね。やはり中国人は信用できないと言う潜在意識が、何処かにあるからかもしれません。でもおそらく…これだけの下げでも高値圏を維持したことを見れば、明らかに手が入っているのでしょう。手と言えば…期待しているケネディクスは、全く筋の動きは感じられませんね。良い素質を持っているのに…。動きに躍動感がありません。今の所は…の話ですが。

多くの人は、企業業績が好調なら株が上がると…思っているかもしれませんが、そんなことはありませんね。株が上がるためには、仕掛け人の存在が、必要条件です。黒子が優れた演出をしないと…、なかなか人気を獲得することは出来ません。だから強烈なヘッジファンドなどの関与が必要になります。株が大きく上がる時は、複数の機関投資家が株を保有する時です。企業業績や時代背景などのバックボーンは必要ですが…、後は演出家の腕次第です。

昨年末の相場は、新興御三家(小型現物株)と先物主導です。今年5月も、日本通信などの小型現物株と先物ですね。富士通などの動きもありましたが…所詮、富士通が、いきなり4ケタに向かうような器ではありませんからね。NECにせよ、好調には違いありませんが、株価に大きなインパクトを与えるほどではありません。本来はMRJの重工とか…人気に出来るようになれば、良いのですが…。国債金利や短期債の札割れの現実を見れば、明らかに、政策の舵は切ったけれど…力不足です。車なら排気量が足りません。異次元緩和は確かに優れていますが、長いデフレマインドに浸った日本人の心に響かなくなっています。そろそろ強引に力を見せつけないとなりませんね。でも黒田さんは、ほくそ笑むばかり…既に、あらゆる指標は力不足を指摘しています。

市場経済の米国は、QE1からQE2、更にQE3と不退転の決意をみせたので…どうにか、シェールガス効果もあり、景気は浮上してきました。しかし日本はシェールガスの効果はありません。あるのは地理的に近い中産階級が激増するアジアの商業圏だけです。あとは日本への信頼と憧れですね。意外に日本ブランドの信頼性は高いものがあります。中国のまがい物が横行する時代です。この時間優位を如何に活かすか…。日本企業のグローバル化意識が試されています。

昨日は中国の落ち込むGDPで、日経平均が下がったと言いますが…粛清の動きが、まだまだ、これから効いてきますね。やがて6%台、5%台と成長率は鈍ります。固定資本形成による資産効果も薄れてきました。不動産の値下がりは、その事を暗示しています。ただ中国は日本の宮沢さんの様に、馬鹿ではありません。日本の失敗を活かしますね。賢いですね。今回の成長も日本を見倣っての政策を、真似ていましたね。丁度、金権政治に揺れた田中角栄の時代が、終った印象でしょうか…。そんな印象を持っています。しかし世界景気の減速を、嫌気して下げた世界株同時安ですが…。基本はG20などの金融規制強化でしょう。今日の日経新聞には、横這いをイメージしたオプション取引のポジション整理と…日経新聞は片付けていましたが、その動きは一部でしょう。複合的に作用したのでしょうが、基本的には、金融デリバティブに対する当局の姿勢が原因でしょう。ポジションの見直し程度で、これほど大規模に連鎖安は起りませんね。商品から全てが動いていました。

GPIFの運用枠への憶測が、いろいろ伝わっていますが…疑心暗鬼の方が良いのです。こんなものは分からないから良いのですね。相場を見ていれば分かります。既に株式持ち合い解消売りも完全に終わり、基本的に株式の需給はタイトになっています。日銀のETF効果を指摘したほどです。僅かな先物買いで大きく動きますからね。実弾買いの効果は非常に大きいでしょう。問題は企業家の頭の構造ですね。昨日の日経新聞でも指摘されていましたが、ROEの考え方が非常に重要です。利益率の低い事業は、売り上げ規模が大きくても捨てる覚悟が必要です。はやく日経新聞は経営者を洗脳しなくてはなりません。そうしないと世界競争に大きく後れを取ることになります。

そもそも失われた時代は、このような村論理から発生した縄張り意識に縛られたせいですね。海外に目を向けず、国内だけのシェア争いを念頭に置いていた為にソニーも凋落しました。いつ投げるのでしょう。あの有名なファンドは…持ち株を上手く処分できますかね。この連日の下げの中を高値圏で強かったのはラオックスですが…007も意外に強かったですね。流石に目先筋は、飽きが来たのでしょう。小さなコマが連発していましたね。J・TECも陰のコマが並んでいます。通常は高値圏も下値圏もそうですが…このような動きは転機を暗示していますね。

日本通信のストップ高、ソフトバンクの7000円割れ、富士通の200日線タッチなど…一連の動きは、どれも株価が良い所に来たことを示しています。所詮、転機、相場の変わり目などは、予測できるものではありません。しかし、このような一連の動きを見て多くの人は気持ちが動かされる訳です。これが市場原理ですね。このような「湧き出る動き」と言うか…、大衆の動きと言うのは、絶対なのですね。分かるかな…無限なのですよ。こんなところで、「売り仕掛け」を強引にしても…絶対に失敗しますね。

相場観とは総合的な判断で、何となく感じるものなのです。でも日本通信も、今日、ストップ高しているサニックスも、駄目ですねよ。新しい動きでないと…駄目です。だからリクルートやラオックスは、証券マンなら、買って置く銘柄の対象になります。今日は久しぶりに007に打診を入れました。まだ1210円は買えていませんが…。寄り付きの1220円は買えましたね。トホホ…貧乏人だから、資金がなく大きく買えません。まぁ、高値で既に持っているから、買っても売らない株だから…ね。大きく増やすわけに行きません。J・TECも考えましたが、ケネディクスの買い増しも、しなくてはならないし…。しかしカタル君は馬鹿でした。ケネディクスは300円前半の買いが現物であったのです。下がると思い信用を外したのだから…つなぎ売りをすべきでしたね。すっかり忘れていました。

カタルは打診買いをしていますが…余裕がある人はドル平均法で買い下がればいいのですが…あまり余裕がない人は、無理をすべきではありません。何度も言いますが、2週間は駄目です。20日に大幅高しましたから、11月の3日まで待つべきですね。この程度の時間では株価は大きく動きません。上手に買おうとせずに…機が熟すまで待つべきなのです。本当は、上げ始めてから買い出した方が良いのです。こんな場面で、逆張りを狙い僅かな幅を狙うのは…馬鹿がやる戦略です。

日経新聞はオプションの戦略解消と解説されていましたが、そんな事で、この度の全面安を説明できませんね。そりゃ、一部でそのような動きはあったのでしょう。だから、その報道も事実でしょうが…原油価格や銅価格などの推移をみれば…もっと根は深い動きでしょう。だからカタルはサブプライムからCDSに発展した2006年の連想が働いているのです。だいたいオバマは貧乏人の出です。発想が貧困なのですね。

金融規制より、グローバルな税制を早急に確立させ、平等な世界ルールの構築が必要ですね。だって、おかしいですもの…これでは市場原理が、正当に働きませんね。ハンデ戦は限られたものであるべきです。さてゴタクは兎も角、だいたい底値圏に来たと思っています。まだ揺れますが…総合的な判断では下値圏ですね。リクルートやラオックスの株価の動きを見ていれば…相場の強さが、分かると思います。ロイヤルズは負けていましたが…今は、どうかな…。いい加減に…当たらない解説などを書いている場合ではありません。株取引は、慎重に行動した方が良いですからね。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年10月22日 11:06