未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年10月24日)

かたる:全人代の様子を見ると…、相変わらずの粛清体制は堅持との事。これでは基本的に経済はマイナス方向で減速は続くのでしょう。自由で浮かれる社会がインフレの世界だとすれば、息の詰まる規制強化の動きは、デフレの象徴です。日本は個人情報保護法案など…悪法とも思われる運用が厳格になされ、デフレマインドの増長から失われた時代に拍車をかけました。同じことですね。大震災後の日本を見ても、食品の偽装表示など清貧思想の動向が見られます。交通事故の刑罰強化もそうですね。時々、カタルも、かみさんに指摘されます。「あなたの感覚が大雑把過ぎるのよ」と…良く言われます。

昨日の日経新聞の夕刊の記事を読みました? 4面のラウンドアップと言うコラムですが…西村さんの視点は、なかなか面白いですね。シティーバンクが、何故、日本の個人取引から撤退をするか?…と言う理由の解説ですね。彼は一つの考え方として、儲からないから…撤退すると言うROEの利益率の選択を述べ、もう一つが日本の銀行の壁が強すぎて成長の余地が乏しいから…と述べていたようです。日本は難しいのです。村論理が強く必要以上のコストが掛かるのでしょう。

中国社会も高官の子弟採用が必要条件…とかの見方がありますが、日本は村論理の解釈が難しいですからね。社内でも浮いていると、空気が読めないと…村八分になります。シティーがリストラで閉鎖するのは、コスタリカ、エルサルバドル、パナマ、ペルー、チェコ、ハンガリーなどの後進国、その中でGDP3位の経済規模を誇る先進国グル―プの日本が閉鎖されるのです。これをどう見るかは…重要なサインですね。西村さんも…流石ですね。カタルも書こうと思っていたのです。

ROEの戦略が徹底すれば…日本企業の収益力は格段に上昇する筈です。だから日経新聞は今日の様に…連日、ROE、特に資本にスポットをあて、営業利益率重視の記事を掲載すべきですね。養命酒が太陽光発電事業に進出するなら、自社株買いをするか…MBOをすべきです。むしろ、これまでの技術蓄積を生かし、漢方サプリ等に進出するのなら分かりますね。日本で高価な漢方薬の栽培をして中国に売るとか…。本当に…経営者は何を考えているのでしょう。

SMバーなど…、くだらない問題を突っつくようじゃ…民主党も地盤沈下が鮮明になりますね。宮澤喜一の甥っ子なので…好きではありませんが…姿勢が間違っていますね。日銀総裁を呼び、インフレ率のターゲット論の成果を、突けばいいのです。資源価格の下落、円安の一服など…追加緩和条件は揃っています。金融政策が実体経済に与える影響は、かなりの時間がかかります。ましてや流動性の罠でマイナス金利ですからね。もともとマイナス金利まで追い込んだ責任を…政策当局に追求すればいいのです。通常の経済なら金利が下がれば、生産活動が活発になるのです。それを…ここまで金利が低下させ、しかも長い期間に及ぶ矛盾を、国会で追及すべきですね。実質賃金が上がらないとの追及は、的が外れています。先ずは物価高で名目成長率が、実質より問題にされるのです。賃金は必ず後追いするのです。だから借金をして資産投資をするのですね。

今日もくだらないゴタクのスタートで…、少しは皆さんの関心事の解説もした方が良いでしょうか…。昨日のオンコセラピー(4564)ですが、シカゴ大の中村教授が発表したターゲット療法の制癌剤ですが…時間が掛かります。株価位置が安く大きく反応しましたが…仕掛け人の関与が、あるかどうかですね。同じ博打なら、カタルは観光客が増え企業業績も改善方向にあるラオックス(8202)に軍配があげます。今は動きが鈍く見えるでしょうが…この株安の中で高値圏を堅持していたと言う事は、確実に仕掛け人が存在していると言う事ですね。観光客は増え続け、折に触れ仕掛けが入りやすくなっています。一方、オンコセラピーは、臨床に向かうまで相当な時間を要しますね。余程、浮かれの状態にならないと…相場は手が入ってなければ…ババ抜きに終始しますね。

もう一つ注目しているリクルート(6098)ですが…、現在は株価の下降波動と思われます。この程度の大型株は、しばらく売り出し株の消化に時間をかけるのが一般的でしょう。先日のサイバーダインは2か月程度でしたかね。小型株で…その程度です。でも3300円台かな? 初日の終わり株価3330円ですね。その辺りから買い下がりをしてみたいと思いますね。でも新規上場株は、どれもそうですが…かなり無理をして業績を作りますから、余程の成長が見込めないと…、必ず、反動の減額修正が見込まれます。詳しく調べた訳ではないので、何とも言えません。所詮、野村証券の意向次第ですね。

人気になっている新規上場のオプティム(3694)も、サイバーダインのケースは、参考になると思います。目先も…余程、うまく立ち回らないと怪我をしますからね。一時、一般的だった年末の17000円説や18000円説は、完全に影を潜めたようですね。カタルは日銀の政策次第だと考えています。今日のWSJには…日銀はインフレ率が1%を割り込む可能性を考え始めていると言います。通常は、この表明と共に…QE2(QE3)の実施ですね。政策が確実に実行されるなら、異次元緩和効果も既にあり、やがてマイナス金利で応札している機関投資家も、重い腰を上げ始める筈です。

確率は高いと思っています。だって既に相続税やら…法人税の引き下げでも条件付きの政策を考えていますね。安倍政権は、完全に名目重視の政策を採用していますね。もっとスピードを上げれば、良いと思いますが…アクセルを踏み込んでいることは事実ですね。だから曲がりなりにも…、高値圏を株価が維持しているのです。ケネディクスは、春の300円割れから、今回は400円割れで止まりましたね。なんと100円程度、下値が切り上がっているのです。率にすれば、かなりの成果ですね。ただカタルは不満です。黒田さん、はやくアクセルを吹かしましょうね。

そうしてオリンピックを契機に、WiFi環境の整備を始め…衛星の打ち上げを前倒しにしてスマート・コミュニティーへの環境整備を加速させましょうね。佐川の物流管理など…ビジネスモデルが大きく変わり始めています。アイディアが世界を変えるのですね。個人が優れたアイディアを実現させやすい環境になりました。相場は、まだ一連のガラから、完全に立ち直ったわけではありません。おそらく下値模索に終始すると考えています。GPIFにしても…本格始動は、来年からでしょう。最も期待されるのは…日銀さんですね。10月31日は無理かな…、だから11月18日、19日の辺りが…期待されますが、黒田さんも、分からない人ですからね。果たしてどうでしょう。もう、ほくそ笑む時期は過ぎていますね。付利金利の撤廃か…マイナス金利の採用。更にETFの買い入れ強化、リートも含めて…ですね。

それで年末の株価は17000円~18000円に向かうのでしょう。先ずは日経平均株価2万円奪回が、名目成長の…確実な成長定着の必要条件でしょう。否応でも、お金は動き出しますね。ケネディクスの4桁から2000円は最低条件です。正常な経済なら4000円台の最高値奪回でしょう。怯むことはありません。もう路線は確定しているのです。日銀が、既に、これだけ国債を買い入れているので引き返すことは出来ませんね。ルビコン川を渡ったので…既に方向は一つなのですね。問題はスピードなのです。それではまた明日。寒くなりましたね。でも今日の東京は青空です。せめて年末の懐具合は暖かくなりたいもの…ね。

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投稿者 kataru : 2014年10月24日 11:03