今日の市況(2014年10月27日)
かたる:カタルが懸念しているG20の新金融規制の問題だけれど…、本日の日経新聞報道に見られるように、基本的に欧州は日本の周回遅れに位置しています。世界の金融機関の中でも、清貧思想のおかげで…邦銀は健全度に於いて世界NO1ですね。つまり16%以上20%未満の自己資本増資や金融デリバティブのCDSの制限規制などは…直ぐには、実行は出来ないでしょう。たぶん清貧思想論者のオバマは時間切れで退任、新政権はおそらく共和党でしょうから大丈夫だと思います。水面下でCDSの残高が3000兆円とかの規模だと思いましたが…、現在はどの程度か分かりませんが、非常に大規模の契約が、水面下にあると言う事は事実です。これが「シャドーバンキング」と指摘され非難されています。当たり前の事ですが、あくまでカタルの認識で話を進めています。真実を捉えているかどうかは分かりませんからね。
この縮小は経済の発展にマイナスです。基本的に中国の場合もそうですが…粛清や規制などと言うのは、市場経済にとってマイナス要因ですね。プラス要因は、技術革新などが進むことですね。金融危機のおかげで、金融デリバティブも進化している訳です。排ガス規制のおかげで、車は技術進化しましたね。戦争のおかげで、飛行機やロケットの開発が進みました。常に、そのバランスの中で人類は進化を遂げています。大恐慌から立ち直りましたが、結局は…戦争による破壊から需要を生み出したように…、一度、底入れし立ち直った後が、最も恐いのです。
株も同じですね。日本通信は、おそらく底入れをしました。先の安値16日、17日の安値430円は、おそらく底値です。通常は、もう一度、下値を確かめに行きますね。それを確認した後に、相場は立ち上がります。昨年末の人気株だったエナリス(6079)が金曜日に、ストップ安しましたが…この動きは、他に波及しませんでした。小野薬品は明らかに…新規筋かどうか分かりませんが、ファンドの介入ですね。一部で新安値を付けたものがありましたが、三菱UFJなどは、春の安値を割っていません。昨日、見て頂いたように日経平均株価は、春以上の下げだったかもしれないのですね。それにも拘らず…素質のあるものは、春の安値水準より、上で株価が止まっています。まだ下値保ち合いが続くでしょうが…下値が堅いと言う事実を…確認することになるのでしょう。
色んな現象が、株は横這いか、上を暗示しています。まず、大丈夫でしょう。余裕のある人は、そろそろ打診買いを入れるべきですね。どれを取るかは…投資家それぞれの自由です。ラオックスは博打ですが、リクルートは、おそらくもう一度高値を奪回します。この公募の打ち返しが、何処まで続くか分かりませんが…、何れ、日経平均株価にも採用されます。ただ大型株故、株価妙味は乏しいですね。カタル銘柄の3兄弟も底入れしたのでしょう。ただJTECだけは、最近は目先筋の参入もあるようで…些か不安定ですが、株価水準は心配いりませんね。
ケネディクスは、今日の日経商品市況欄に、地方のオフィス需要は鈍いと報道されていますが…こんな事は当たり前の話しなのです。先ずは東京、それから地方です。先ずは金持ちが株で儲け、一般庶民は、その「おこぼれ」にあずかるだけですね。だから格差が広がるのは自然の動きなのです。正常な社会では、格差はどんどん広がるのですね。だから累進課税制度があるのです。所得税を50%以上も取られるのです。おそらく多くの人は、税金で苦しんだことはないでしょう。貧乏人になったカタル君は、未だに分納しています。住民税を…中央区は良いですね。早く返さないとなりませんね。借金も多いし…トホホ。でも、なかなかケネディクスは上がりません。だいたいアクセルの踏み方が足りませんね。だから消費増税の延期など…と言う話題になるのです。ガンガンやる時に、やらなくてはなりません。カタルが黒田さん批判するようになったら…お終いですね。そのポストに相応しい器の人間か、どうかが試されているのですね。
日本村社会は、異端児を排除しましたからね。興銀は昔、二通りのタイプの人間を採用しました。官僚肌とバンカラのタイプですね。普段の経済の時は官僚肌の人間が…異常時にはバンカラが…改革をするわけです。しかし日本は温室が長すぎましたね。戦後の復興は特攻崩れのバンカラタイプが、リードしたのです。リクルートが上場しましたが、亡くなったダイエーの中内さんが、戦った戦地は激しい戦闘だったのです。たぶん10%以下の生存率だったと記憶しています。その反動と言うか、バイタリティーが、ダイエーを作りました。城山三郎の「価格破壊」だったかな…、中内さんがモデルとなって描かれていましたね。カタルを拾ってくれた興銀常務の杉下さんも、バンカラタイプでした。故に社外に出され、和光、いや今は新光かな。…の社長になりましたね。辞表を胸に相場を張ったのです。基本は、その様な馬鹿をやるタイプが社内には必要なのです。でも日本はみんな排除しました。
リクルートの江副さん、ライブドアの堀江さん、東京地検の論理は、分からないでもありませんが…バランスが歪んだのでしょうね。だから失われた時代が、何年も…何年も続くのです。最後はガラガラポンなのです。日銀が、今、買っている国債の再保有をし出したら、あっという間に、円の価値は下がり、最後は紙くずになります。その時は、株式と土地しか価値がありませんね。強制的に、その時を迎えるか…それとも、節度を持って困難に耐えるか…消費税の引き上げは、もう受け入れねばならないのです。個人と企業が、国の借金を肩代わりする番なのですね。
だから、好むと好まざるにかかわらず…行く道は、異次元緩和を決めた時点で、既に一本道なのですね。その道を歩むスピードが、どの程度か…という問題のだけの話。ケネディクスは、間違いなく4桁から2000円は確定しています。最後は1万円もあり得ると考えていますね。ただ、ここに来て経営者は前回で懲りており、共同投資が多いですね。しかもノンリコースの多用です。今は金利が低い為にノンリコースも低金利でしょうが…通常は、保険を掛ければ金利は高くなりますね。皆さんにはこの話は難しいかな…。
カタルは、概ね今回の下げが終ったと思っています。何故なら、今日の一面に自動車の販売不振、欧州の金融不安が書かれていますが、今の所は、株価は高く推移しています。今日は、このまま高く引ければ…もう大丈夫だろうと思いますね。水面下の不安が一般化されても、市場は反応しなくなったと言う事は…すべてを消化したのでしょう。ここ1、2週間、ソフトバンクの株価など…色んな観点から底入れを推測しています。皆さんには、カタルの思考パターンを、分かりやすく公開している訳ですから活かしてくださいね。ただカタルが貧乏人の様に…絶対ではありません。3流域だから貧乏人なのですね。その事を考え、最後は自分で判断しなくてはなりません。あと1週間待って、大丈夫なら、動いて大丈夫でしょう。
今日のロイヤルズは、現在、負けているのです。先ほどは0-1でした。昨日は4―1で勝っていましたが、最後は負けましたからね。株と同じで、利食いしてなんぼです。お金は実際に手にしてみないと…ないのと同じですね。使って…なんぼなのです。それでは…また明日。

投稿者 kataru : 2014年10月27日 11:01