未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年10月29日)

かたる:米国株が1700ドル台を回復し、カタルが懸念している特殊な売り要因は順調に消化されているのでしょう。所詮はポジション調整ですからね。コンファレンスボードの高水準を受け、株価は高かったと言われています。この消費者信頼感指数は景気動向が敏感に現れます。景気指数の中には、「雇用」の様に遅行指数もありますが、消費者信頼感指数などのアンケート調査は、タイムリーな人間の欲求の状態を表しています。だから景気の先行指数ですね。日銀短観などもアンケート調査で重要です。まぁ、短観の方がずっと重要ですが…。小さな一つの指数でも、株価が大きく上がると言う事は、懸念が薄れた背景があるのですね。ただ新高値を取れなければ…依然、警戒感は拭えません。先日、日経新聞に解説されていた横ばい予想のオプション取引は、正解だと思っています。おそらく、しばらくは大きな動きがなく横這いでしょう。

日本では、昨日は日銀関係者が参議院財政金融委員会に出席し、岩田副総裁は消費者物価目標を事実上、撤回したとか…。黒田さんは、追加金融緩和に消極的だったと報道されていました。はたしてガラガラポンの時間切れになるまで…現状維持体制で貫き、追い込まれるまで、今の調子でやるのでしょうか? ガラガラポンは大変ですよ。既に異次元緩和に踏み切ったことで財政規律が緩み、時限爆弾はカウントダウンされています。日銀が今買っている国債が償還されず、再び買うことになると、一気にインフレが加速しますからね。古くはドイツ、近年はジンバブエの世界です。極端な言い方ですが…ゆく道は既に一本道なのです。なだらかな適度のインフレを採用するか…。このまま消費者物価が上がらずに低迷し、ある地点から爆発するか…。新しいスマートコミュニティーの世界が、間に合うかな?

まぁ、ケネディクスにとっては、どちらでも同じことですが…。自宅にいると…会社にいるのと違い、情報の精度が鈍りますね。会社にいたころは友達の証券マンが情報を持ち寄り、お客様への解説を聞いていれば…自分の知らない情報も知ることが出来ます。しかし一人だと…情報の蓄積が減りますね。毎日、自分でデータや情報集めをしている訳ではないのです。昨日、友達の証券マンから情報を貰い、「何故、ケネディクスは上がらないの?」と聞かれました。「この材料は株価に響くと思ったけれど…」と言うのです。会社側はNTT都市開発との事業協力を発表していましたね。この内容だけでは、よく分かりませんが…、カタルは常々、ROEの話をしています。日本の会社は、兎に角、無駄が多いのです。必要もない分野にお金を使い、必要もない資産を持ったりしています。利益率が下がる所以ですね。

日本全体が高い成長をしていれば、資産拡大は利益の蓄積になります。しかしデフレ環境下で資産投資をしていれば…その減損会計に追われます。シャープを事例に考えると分かりますね。今度は変わりますが…大企業ほどそうです。NTTは一等地に、必要もない建物を多く保有しています。都心では重要な再開発が考えられますね。ケネディクスの持っている金融ノウハウとNTT都市開発がリートを組成するわけですね。これは非常に大きな材料ですよ。一等地の開発を手掛け利幅を抜けます。NTTの資産残高はいくらですか?あっという間に、AUMが急拡大しますね。あと残る大物は…日本郵政ですね。読者の人は気付いてくださいね。こういう材料が、未来の「見えない利益」を大きく増やすのです。27日に発表されています。此方をクリック…

あの日、大口ファンドの買いと…カタルは推測しましたが、同時に、日経産業新聞に小野薬品の記事が掲載されていたとか…。カタルは需給バランスを見て推測していたのです。おそらく、その記事に触発されたファンドの買いでしょう。カタルも、後で記事を読みますね。今日は野村の減益報道だったかな…日経新聞には大きく報道されていましたね。タイミングよく自社株買いを発表していたから株価が持っています。日経と野村とテレビ東京は同じお友達…作為的な報道シナリオが見えますね。

100兆円を超える預かり資産がありながら…僅かな利益しか取れないのは、社長に能力がないのですね。確かに国債金利は史上最低水準、消費者物価もなかなか上昇しないなど…環境は悪いですが落第ですね。野村の経営陣は、猛反省をしなくてはなりません。ROE営業をすべきなのです。要らない分野を売却させ、統合させM&Aを加速させて、グローバル競争に耐ええる体質強化を図るべきですね。そのような営業姿勢になってないから、3流のままなのです。豊富な社内資産を活用していませんね。ソニーと同じです。

しかし日本は3流レベルの寄せ集めが目立ちます。孫さんレベルの経営者が少ないですね。孫悟空の世界です。フジテレビの日枝さんの様に、お山の大将に胡坐をかく輩が、きっと多いのでしょう。日経新聞は経営者を再教育しないとなりませんね。まぁ、日経自ら経営改革をしなくてはなりませんが…、少なくとも優秀な記者が居るわけだから…是非、ペンで日本を改革してほしいものです。ようやく商社も自社株買いを始めていますが、商社は、もっと自社株買いをすべきですね。

欧州のストレステストが発表され、G20の決議実行が遠退いた可能性も高いですね。まぁ、水面下で動いている話だから…友達が現役で勤務してないと実態は分かりませんね。歩合の世界は、大手にも友達が多く居り、誰が売っているかも分かっていました。売りが切れると教えてくれるとか…内部情報が分かるのですね。その為に、普段から飲み会などの付き合いが必要でしたね。この銀座の飲み代が高いとか…と言い、税務署は経費と認めないのですね。言い訳をしても仕方なく、全部、税理士にお任せでしたが…。国会議員も正当な主張をすればいいのです。仕事が出来れば、付き合いも広くなり…お金がかかります。そんな事は常識ですね。でも税務署員は、自分が仕事をしてないから、実態が分からないのです。何でもそうです。自分で体験するのと、してない差は「天と地」の差ですね。

最後に…コラムで掲載したグラフは適用範囲が少しずれていました。僅かですが…正確さを期すために、もう一度、掲載しておきます。昨日までのデータが組み込まれています。このようなデータも株価の底入れを暗示するものだと思っています。まだ来週の月曜日辺りまで安心はできませんが…今は大きく株価が上がるように感じられないかもしれませんが…異次元緩和は景気上昇に不足とは言え…確実に時間推移で効いて来ますし、GPIFの買い入れも控えていますね。だから日本株は下がらないと思っています。打診買いを実行すべきタイミングでしょう。出来れば株価が安い時に…今の所、ケネディクスは高いですが007やJ・TECは安いですね。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年10月29日 10:42