未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年10月31日)

かたる:予想通りの減額修正を実施したJ・TECは、あく抜けをしたのか…。それともフィルムの子会社化を歓迎したのか分かりませんが、今日は買い気配スタートでした。しかし、それにしても…ジャックの売れ行きは悪く、軌道に乗せるまでの医者の研修が急がれます。ジェイスの方は保険適用範囲が広がるかどうか…。現状の保険適用範囲は死ぬか生きるかの患者を対象にしている様で、出荷前の無駄が多いようです。でも心配は要りませんね。この現実を見越し、株価はこれまで下げてきたのです。故に、IPS細胞培養の網膜治療の時も株価が大きく動かなかったのだろうと思っています。

昨日、カタルは打診買いを実行し株数を増やしていますが…赤字からの脱出は延びますが、確実に輪は広がっています。まぁ、のぼりの坂道が緩やかになっているイメージで良いのでしょう。本日もテルモの自己細胞培養の話が載っていましたが…やはり細胞培養と言うのは、かなりの技術が必要なようですね。安価で出来るかどうかが実用化の壁でしょう。きっと、ここが将来もネックになるのでしょうね。J・TECの技術は世界最先端ですからね。この事を見越し…フィルムはオプションを転換したのですね。1900円の行使価格だそうで、損失覚悟の株式転換はフィルムの業績が好調なためもありますが、なにより親会社のフィルム自身が、J・TECの株価価値を、良く知っている為でもあるのでしょう。3流会社なら間違いなく新規に第三者割当です。でもフィルムらしく紳士的な対応ですね。このような企業姿勢があるからフィルムは、良い会社だと…以前、述べたのです。現状の評価はフィルム同様に1900円程度が妥当なのでしょう。少し割負けていますね。

カタルは007も本日、買入れをしました。なかなか買えないので買い指値を上げて予定数を買ったのです。まぁ何れも僅かですが…。そう言えば…長らく触れてなかったNSW(9739)も、本日、少し買いました。この株は、ほとんどを急騰過程で、一度、売ったのですが…タダになった現物株を残していました。また買い始めましたね。基本的にJ・TECにしても007にしても、このNSWもそうですが、このような小型現物株は、人気のない時に買って人気を待つのですね。そうして人気になったら…売り上がる姿勢が必要だと思っています。ラオックスを手掛けている人が居たら、肝に命じてくださいね。日本通信の事例を見ても分かりますね。みんな一緒ですよ。でも日経平均株価採用のような大型株とは少し違います。

その採用銘柄の富士通は、企業業績が思うように伸びてないのでしょうね。今日は売り気配スタートでしたね。もともと、このような大企業は、関連分野も多くクラウドが伸びていても、そんなに直ぐに、全体に比べ利益貢献が期待できるものではありませんね。カタルは自動車のカメラモジュールで、SMKにも注目していましたが、他の分野を補いきれず、全体はマイナスでしたね。このようなケースは多くあります。日本通信も数字が出ていたようですが…良く観てないのにコメントをするのは、どうかと思いますが…売り上げ増の利益減となっていたように…感じていました。

通常、よくあるケースです。一時的にではありますが、売り上げが大きく伸びると、関連設備の投資が必要になり、利益が落ち込むケースですね。イメージは少し違いますが、アマゾンやフェースブックなどは、利益より売り上げ重視ですね。だから日本通信は、やはり先日の安値(430円)辺りが…下値じゃないかと考えています。富士通は大きな会社ですから…調整に時間が必要になります。しかし200日線を割れていますから、打診買いを入れても良いのでしょう。この打診買いは目先をやるものではなく、あくまでも株価を見るための打診です。カタルの述べている打診買いも、意味合いが色々あるのです。面倒だから、あまり詳しく説明はしませんが…。ケネディクスの打診は、買い増しを考える打診ですね。株価を見るためとは違います。でも連騰をしており…追加の買いをどうしようか思案中です。企業業績を確認し、株価が伸び始めてから、買っても…良いように感じています。何しろ信用買い残が多いですからね。

日経新聞に、世界株の混乱は収まったように書かれていましたが…、カタルは、依然、疑心暗鬼です。ギリシャ国債の金利が上がり始めています。しかしドイツの不振が欧州景気の全体の不振を象徴したように、報道されていましたが…フランスの自動車はマズマズですね。結局、ドイツはロシア制裁などの影響をもろに受け、輸出が大きく減った為の動きなのでしょう。カタルは、そう解釈しています。そのロシアはウクライナと和平交渉が進んでいるようですね。ルーブルが戻していると言います。つまりクルミア半島さえ手にすれば、他は譲歩する戦術なんじゃ、ないのでしょうか?

問題はFRBですね。買い入れ停止を決めましたが…利上げを急ぐようじゃ…市場は大混乱を迎えるのでしょう。2年物と30年国債の利回り差など…警戒が怠れませんね。今、2Qが発表されていますが…基本的に数字は悪くても事前に株価が下がっていますから…更なる下げを心配しなくても良いと考えています。日本の景気は消費増税を消化し始めている様子に思えてきました。具体的には車の数字を見ていると分かりますね。在庫のピークアウトを想定しています。カタルは消費増税をすべきだと考えています。ただ年末商戦に影響を及ぼす10月実施ではなく…4月実施と半年程度遅らせ、少しサービス・セクターに配慮すれば…それで充分だと思っています。

そんな事より、日銀さんですね。まぁ今日は…魔坂、しないとは思いますが、11月18日、19日の会合で、消費増税決定前にしないかなぁ~と淡い期待を抱いていますね。どっちにしても異次元緩和は効いているのですが…。アクセルを踏み込んで欲しいものね。皆さんが考えている様に、早くても12月かも知れませんね。問題は政治資金の揺れる国会運営ですね。国会議員の削減など…難しい問題は先送りになっています。改革意欲が乏しいね。こんな事で時間切れに、ならないと良いのですが…。株価がもたついていると心配が増しますね。

さて木曜日の日経新聞に、カタルが最も懸念している「G20の金融規制」の続報が載っていました。この記事の中で「国際スワップ・デリバティブ協会は、15年1月から金利スワップのなどの解約を、最大48時間凍結するルールの導入を発表した」は大きな影響はなく混乱を防ぐもので、必要なので良しですね。でもそれにしても…何故、G20は、欧州が対応できないルールを、直ぐに採択しようとしたのでしょう。かなり先の理想論を述べたのでしょうか…。それとも実際の混乱が背後に眠っている可能性があるのでしょうか。でも昨日、FRBは金融緩和停止を予定通り決めましたからね。これは考え過ぎかもしれませんね。

金融危機が実際に起ったので…改革は必要なのでしょう。しかし急ぐ必要はないと考えています。基本的に金融機関の弱体化は続いていますね。金融制裁の為のお金を引き当てたり…ロイズはリストラのようですね。だから実態経済も弱いのです。回復しているが…真の強さではないと考えています。株価を見ていれば分かりますね。でもカタルは、日本の異次元緩和は冷酒効果と読んでいます。緩やかか急な坂かの違いです。勾配が急なら一気に天国モードですが…今回は本物で初めチョロチョロの口ですね。オバマは、やはり嫌いですね。ひがみ根性があるように…感じられます。株価は正直ですからね。事前に下がっていれば…必ず、何かの問題を抱えています。逆に強ければ、必ず好転していますね。

ラオックスは180円台に入りましたね。買うなら早めが良いでしょうね。高くなったらやめてくださいね。因みにカタルはパスです。やはり中国資本は、何故か嫌いです。これから年末年始を迎え、高い筈ですが…何かインパクトが欲しいですね。今年は、現時点は若干のプラスですが…評価損を入れれば…若干のマイナスなのです。やはり正しい選択を政権が続けるのは、難しいのでしょうか?もっとアクセルを踏み込み、活動的な社会になって欲しいものですね。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年10月31日 11:47