今日の市況(2014年11月18日)
かたる:GDP統計を受け昨日は大幅安の展開ですが…決してアベノミクスは間違っていません。そりゃ、完璧の政策運営とは言えませんが…既得権勢力の反対がある中で、比較的に良くやっていると言えるのでしょう。今回の選挙も雑音排除の側面があるのかもしれません。JA改革は絶対に必要です。こいつらは…ハッキリ言って社会のダニですね。
カタルが希望に燃え上京し、折角、歩合の世界に入ったのに…。このような既得権勢力の為に、さんざん苦労をさせられたのです。どれだけ陰で泣いてきたか…。過去のIRNETのページを読み返せば分かりますね。政策批判が溢れています。基本的に人間の生活には、モチベーションが大切なのです。このやる気を維持するためには、常に、「明日はよくなる」と言う希望が必要なのですね。アメリカンドリームですね。その希望は、名目の世界で生まれるのですよ。
ところが…政策官僚は、自分達の失敗を「実質」成長率と言う尺度で置き換えてきました。確かに一面を捉えていますが…基本的には騙しのテクニックです。ハッキリ言って、日本国民を振り込め詐欺の被害者にしているような手法ですね。GDP統計から雇用報酬だけを取り出し見てみると、過去は名目しかなかった意味がわかります。いつしか…実質と言う、物価を加味した統計値を掲載し始めたのです。その様子をご覧ください。
僕らは、現実には名目の世界で生きているのですね。給料が毎月下がり、物価がそれ以上に下がったから、生活が豊かになったとは言いませんね。そりゃ、年金生活者や雇用が安定している公務員にとっては良いのでしょう。しかし若者や頑張る人にとって、この政策はマイナスですね。ようやくここに来て、転換しているのです。安倍首相は「デフレ脱却の機会を逃がさぬ…」と述べています。そうです。資産価格を上げることが、国家財政を助けるためにも…国民生活を助けるためにも正しい選択ですね。だいたい資産劣化のデフレの世界で、経済成長をしようと思う事が不可能なのです。
固定資本形成を育て、第二の成長期、SFの世界の社会基盤整備が必要なのですね。衛星の打ち上げやスパコンの開発、クラウド環境の整備です。細部のGPSが誕生すれば、無人で農業も工業活動も可能になります。高効率社会の誕生ですね。このSFの世界のインフラ整備が欠かせません。その為には…先ずは、お金が動くようにしなくてはなりませんね。行動するためにはお金が必要です。冒険をしないで、新しいことは出来ません。それを金融庁は馬鹿な論理を持ち出し、バブル期の政策運営をしているのです。だからチグハグな現象が起こりますね。
この辺りの論理を、日本国民が理解できないと駄目なのですね。ところが…昨日の株式相場は、目先のGDP統計に、大きく揺れました。過去の統計値であり…確かに回復は緩慢です。しかし在庫を見れば…減っています。これから年末期のボーナスが支給されますね。さらに来年の春闘が、非常に大切です。儲かっている輸出企業中心に、給料を大幅に引き上げねばなりません。マツダさん、社員に還元して下さいね。広島県はマツダのおかげで豊かになっているようですね。更に上げましょう。トヨタは、どうやって還元するのでしょう。下請け叩きの印象が強いトヨタですが…今回は、半期ごとの単価引き下げを見送ったそうですね。下請け企業の従業員給料に配慮したのでしょう。下請けは、この1%を社員に還元せねばなりません。このような大人の対応が日本の末端の成長を加速させます。
今は本当に、苦しい所ですね。もう少しなのですね。ケネディクスの株価が、その事を証明しています。デフレ脱却の象徴的な株式市場の星は「ケネディクス」です。この25年間に失った1300兆円の逆襲なのですね。1300兆円ですよ。億円ではありませんからね。カタルが上京してから、土地資産が1300兆円も減少したのです。これで経済成長が出来る訳がありません。実に25年に分けて清算を続けたのです。過去の経済対策がみんな、藻屑に消えたのが道理ですね。その為に、国は借金だらけです。
本日、昨年8月から、何度か、挑戦した619円の壁を、ようやく抜けました。おまちどうさまでした。いよいよスタートします。此処から、力を入れて買いましょうね。1300兆円の逆襲相場のスタートです。ハローウィン緩和のおかげでアクセルが踏み込まれ、ようやくケネディクスの本領が発揮されます。本当はダヴィンチも、消えなくてよかったのです。論理的には、金子さんの考え方は正しかったのです。しかし現実の政策選択は違いました。可哀そうに…時代の流れは…神様の選択は、過酷ですね。
先ほど提示した名目の雇用者報酬の伸びが、何故、大切か…。僕らは名目の世界で生活しており実際の手取りが増えれば、借金をして行動するようになるからですね。「流動性の罠」から脱出が、出来るのです。少し難しいかな…。具体事例を掲げれば、今の住宅ローンは2%程度でしょうか? 毎年、買ったマンションが、5%ずつ値上がりすると…これで実質的には3%の預金をしていると同じことになりますね。買ったマンションが5000万とすれば…3%ですから150万円の浮きになります。年収500万の人は、150万も、毎年、増えるのですね。実に30%も、実質的に豊かな生活を送ることが出来ます。これが固定資本形成のマジックですね。中国の成長を支えたテクニックです。
元首相の宮澤喜一は、年収の5年分で家が買えるように…と、住宅価格を下げる間違った基準を採用しました。逆ですね。高くなった家を買えるように、所得を上げる政策が正しいのです。池田隼人の所得倍増論です。人間にやる気と希望を与えるのです。故にカタルはGDP統計値の中から、日経新聞は在庫などと書いていましたが、焦点を当てるのは雇用者報酬ですね。GDPの6割以上を占める消費に影響を与えます。故に経団連は、来年も…自ら先陣を切って賃上げをしなくてはなりません。だから東レの1兆円受注が、意味のある材料になります。この意味は分かりますね。会長ですからね。
上がる銘柄など、もう決まっているのですね。正しい政策が実行されれば…自ずと株が上がるのが…自然の道理です。怯んではなりません。株数勝負なのです。それでは、また明日。スタートのゴングは鳴りましたからね。カーン、カーン…。007も、J・TECも忘れないでくださいね。何故、株価が上がるのか? 背景を知っていれば…安い時に買いたくなる筈です。ゴングは鳴っている…。
投稿者 kataru : 2014年11月18日 11:25