今日の市況(2014年11月20日)
かたる:デフレからの脱却を問うアベノミクスの真価を検証する場になった選挙戦を受け、もし選挙に自民党が負けると…日本は長期衰退への道が確定的になると…WSJは報じていました。カタルもその通りだと思います。今の日本は追い込まれているのです。日銀が自ら国債を大量買いしている事を、どれだけの人が懸念しているのでしょう。米国の量的緩和と少し意味合いが違います。明らかに「流動性の罠」から脱出するためには、他に手段がないのですね。日本民族の清貧思想にも困ったものです。「悪銭身に付かず」とか…二宮尊徳の銅像とか…戦後の教育スタイルを見ると、日本人のロボット化が浸透していますからね。
三菱UFJの自社株買いの意義は、非常に大きいのですね。強化されつつあるG20の新基準にも対応できたと宣言しているようなものです。わが国の金融システムは完全復活したのでしょう。全ての条件が「デフレ脱却」に導かれていますね。安倍さんがデフレ脱却をスローガンにし、選挙戦に臨んだように…ようやく25年ぶりに悪夢から抜け出す条件が揃ってきました。これは株屋にとって、願ってもないチャンスです。まさに歴史的な転換点ですからね。まぁWSJのような懸念は実現しないと思いますが…一応、株は高値保ち合いを演じるのでしょう。
昨日の東電は頂けませんが、個別株にも動きが戻ってきました。カタルの当たらぬ予想なら、ケネディクスも、ほんの少しお休みですね。この600円台で時間調整して方が綺麗ですね。株にも「休み」が、必要なのですね。急いではいけません。急ぐのは貧乏人の悪い癖ですね。もしあなたが100億、200億とお金を持っているとしたら…短期間にポジションの整理が付かないからですね。貧乏人は1万株や2万株で、一喜一憂するから困ったものです。三菱UFJや野村証券の株価を良く見ておいてください。
デフレからの脱却の大本命株は「ケネディクス」ですが…本筋は三菱UFJや野村証券ですね。日経新聞にはケネディクスの扱い方が仕手株評価でしたが…世間の認知が遅れていると言うことは、それだけ、先が大きいと言うか…長いと言う事ですね。本日の解説にデフレからの脱却関連と書かれていると、本質を捉えていると言えますが…。せいぜい、一般のレベルはそんな所でしょう。所詮は、経済記者と言っても、素人なのですね。
丁度、1カ月ほど前の株式教室で掲載した「世界的な株安を探る(10/18)」
G20の決議から発生したポジション調整の動きが、世界の株価を押し下げました。少し自慢になりますが、ピッタリ…と、今回の反発地点を当てましたね。その後、カタルは夏に実施すると考えていた追加緩和が10月31日に実施されました。このタイムラグがGDPの統計値にも影響を与えています。8月には数字が悪いことが確認できていましたからね。本田は10月に入ってから…減産でしたかね。
昨日の日経夕刊を読むと…ヘッジファンドの不振が伝わっています。本日もクラレンが19億ドルの解約を迫られていると…報道されていました。今年のヘッジファンドは成績不振のようです。この意味が皆さんに分かりますか? あと1か月間、ありますね。昔から「掉尾の一振」と言う言葉が、株式市場ではよく使われています。最後のあがきを、何処で、するか? おそらく…日本株式市場でしょうね。選挙結果が明らかになる所から、一気に日本株は沸騰するのではないかと…今は、考えています。勿論、銘柄はデフレ脱却のスター株、「ケネディクス」ですね。前半は「日本通信」を…カタルは1万円台から取り上げていました。覚えていますか? 後半は、お約束通り…「ケネディクス」でしょう。
でも今は…少しの間、お休みです。2週間程度の高値保ち合いを入れた方が良いのです。急いではなりませんよ。この間は出遅れ物色に移行しましょうね。この所、買っていると述べたNSW (9739)は安いのでしょう。昨日、自分で四季報を見て、業績などの内容をチャックしましたか? カタルはこのNSW株と、三菱化工機を、今年、読者にプレゼントしました。どうして、このタイミングか? 富士通は企業業績が悪いですが、将来性から株価は底打ちしています。でも本当は、あの時に無理をすべきではありませんでした。
ところが一部の馬鹿が推奨するから…シコリが残りますね。NSWをカタルは深く追求しませんでした。理由は、小型株故、直ぐに株価が反応したからですね。そうして、およそ4か月間休養し、株価の値固めをして企業業績の好調さが確認されての出直りですね。富士通と比べてください。同じクラウド関連でも、NSWの方が数字は良いですね。おそらく富士通もNECも、この環境の筈です。同じ環境でも経営方針の違いで数字が多少変わります。
この時期に日本通信も、おそらく株価面では底入れを完了しているのでしょう。でも出直りはもう少し先でしょうね。日本通信も富士通も、少し、しつこくやり過ぎました。単発で調整入りすれば出直りも早いものです。やり過ぎると…調整の時間が延びます。これが自然の原理ですね。ようやく個別株物色の輪が広がり始めています。基本的に指数関連銘柄の割安感はありません。昨日、株価の市場経済の基本原理は裁定取引だと述べました。割高を売り、割安を買うのですね。つまり株価の上下には、リズムが非常に大切なのです。大相場になるには…このリズムを崩しては駄目ですね。「相場心」と言うやつです。
ケネディクスの天井は高く、時代性にマッチし、既にヘッジファンドの参入が確認されていますから、年末年始の人気株評価は確定しています。問題は、更なるスター株に発展するかどうか…。カタルはケネディクスに、このスター性を見出していますが…実現させるためには、ここで若干の休養が必要です。何しろ日経新聞が、見方は間違っていますが…掲載しましたからね。此処はしばらく横ばいを続け…おとなしく乖離調整をしましょうね。まだ年末まで1か月以上あります。この株価で値固めをして、基礎を固めましょう。
皆さんはお金を用意して、更なる買い増しを…準備して下さい。選挙に負ければ駄目ですよ。自民党の…と言うよりアベノミクスが信認されれば、一気にストップ高の開始になります。まぁ、ストップ高するか、どうかは分かりませんが…。ここで休み、再スタートを切る訳です。この間にNSWのような出遅れ銘柄の水準訂正に挑めばいいのでしょう。他にも割安銘柄はたくさんあると思います。どうしてNSWかと言えば…説明は難しいですね。例えば三菱化工機も動いていますね。要するに株高のリズムが来ているのです。NSWは1430円程度までは上昇する可能性はあります。約2倍ですね。でも残念ながら…ケネディクスのようなスター性はありませんね。
さくらリポートからのラオックスも、なかなかですね。160円からの注目でした。今度は新宿進出とか…。時代性を考えれば、自ずと銘柄は見えてきますね。それでは…また明日。NSWは小型株ですから、高値をガンガン追わないでくださいね。
投稿者 kataru : 2014年11月20日 11:01