未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年12月17日)

かたる:このようなレポートを書いていると、様々な知識層の読者が居り、何処の焦点を合わせるかというのが、難しいのですね。その意味でメールの反応は、一応の目安になります。基本的に、このレポートはカタルが自分の相場観を纏めるための資料作りのイメージがあります。同時に、いつも負け続ける個人投資家に、カタルの失敗を通して、成長して欲しいと願っています。言うまでもありませんが、カタルが正しい訳じゃありませんよ。こんな事は常識なのに…困ったレベルの読者も居るわけです。イワシ民族と卑下される所以ですね。当初から、カタルは株式市場を通じて、日本を考えてもらいたいから、最初のページのタイトルが「株式市場 日本を考える」だったのです。この時代を知る読者層も居ますが、最近、購読された方もいるようなので…改めて告知しておきます。少し株が下がると…素人は動揺しますが、この程度は、通常の調整範囲ですね。自分の対処が問題なのでしょう。

カタルは貧乏人で、昨日は、初めて損切りのロスカットをしました。本当は逆なのですね。株が下がる時は、ドル平均法で、どんどん買い下がればいいのです。基本見通しさえ、間違ってなければ、大儲けできますね。問題は、終わった株を買わないことです。昨年末、カタルは新興御三家を批判しました。エナリス、アドウェイズ、コロプラですね。1年経過した株価は、どうなったでしょう。良く見てくださいね。一方、失敗しているカタル銘柄も似たような展開のものはありますが、基本は大丈夫ですね。一番怖いのは、利益が出ており割安に見える株が下がることですね。割高株は、基本的に怖くありません。矛盾しているかな…。表現は難しいですからね。

何故、間違ったのか…、ヘッジファンドの動向が、読めなかったのですね。最近の年末評価で、多くのファンドの成績不振が言われています。どうもその為に、年末に掛け売り切りのファンドが多かったようですね。この背景は何度も言っていますが、G20などの金融規制です。先日、話したようにJPモルガンクラスで、金融デリバティブ部門を減らすのですね。昨日のNY市場は、乱高下だったようですね。朝方は安く始まり200ドル以上の高く推移したようですが、引けにかけ再び失速したようです。でも日経新聞を見ても分かるように…一面トップ報道ですからね。そろそろ次の準備が始まりますね。此処から、確りしている株価の銘柄が、来年前半のリード銘柄でしょう。ケネディクスはどうでしょう。昨日は仕掛け筋の動きが見られたようですが…お気づきになったでしょうか? 510円の攻防の所ですね。板を観ていれば、勘のいい人なら分かりますね。如何にも、作為的です。

…と言う事は、昨日、貧乏人のカタル君が、泣く泣くロスカットした瞬間が、今回の底値でしょうか? 今回は500円割れかな?…と漠然と考えていましたが、昨日が底値だった可能性も否定しきれません。でも貧乏人はまだ動いては駄目です。建玉を現引きでき、尚且つ、買い増しできるなら話は別ですが…。株式投資は、いつも金持ちが勝つのですね。貧乏人は、時間で勝負するしかありません。007の様に…じっくり育つまで我慢すればいいのですね。馬鹿は、どうしても目先しか見ませんからね。

さて…いろんな情報を読んでいると、日銀批判が出てきましたね。問題は此処なのですね。日銀は絶対なのですが…、この批判に黒田総裁が負けると…とんでもないことに成ります。
(ロシアの6.5%の利上げはどうなのでしょう。為替に目を向けてばかりいると…実体経済を傷める可能性もありますね。日本のバブル形成の逆ですね。)黒田さんは、批判を恐れずに、粛々と行動しなくてはなりません。デフレ脱却は道半ばなのですね。ケネディクスを中心に解説していますが、大手銀行株でも同じことなのです。だいたいPBRが1倍以下と言う評価がおかしいのです。しかも配当利回りも3%近いのですからね。絶対にあり得ないことが起っている、馬鹿さ加減。本来は金利裁定機能が働くのに…。正常に裁定機能が働かないから、未だにデフレ状態なのですね。(=流動性の罠。)

これでケネディクスは300円割れ、400円割れ、今回はまだ分かりませんが…このようにスイングするうちは、まだまだ相場は、序盤なのですね。基本的に最後は大きく伸びます。今年のカタルのヒット株に、「日本通信」があります。1万円台、つまり100円台からの推奨ですが…500円を超えたところで、カタルは仕上がり宣言をしました。ところが、なんと…1268円ですからね。驚きます。これは過小資本銘柄の事例ですが…マツダでも良いのですよ。おそらくケネディクスは、マツダクラスの動きになると思っています。場合によれば、最も成功した日揮のような事例になるかもしれません。今後、10年以上、上昇を続ける可能性も、否定できませんね。なにしろ25年も沈んでいる日本なのです。

最近、1時間近くスマフォで、布団の中でニュースをチェックするのが習慣になりつつあります。未だに日経を読んでいませんが…このスマフォのニュースは早いですね。ナッツリターンも、一般の報道に比べ、3日程度、早かったように感じています。ニュースの伝達と言う点では、興味深い現象ですね。よくカタルが書いたレポートと、同じ内容の視点のレポートが登場します。カタルは公言をしています。どんどん利用して下さいと…。日経新聞社の様に、たいした記事でもないのに、著作権などを主張はしませんからね。主張するぐらいなら有料会員制にするか…公開でレポートを書きませんね。これは実験のレポートなのです。

今でも残念なのですが…あの日経報道の仕手株評価が、正しかったのです。カタルは、もともとケネディクスの最後は、100円台の一株利益がでると考えていますから、仕手株の評価ではないのですが…一般的には、日経報道なのですね。むかし…ソフトバンクの孫氏も、そう言う評価でした。孫さんはアリババのような投資を、含み利益と表現していましたが、世間はそれを認めませんでしたね。でも時代が推移し、やがて現実になると…世間の評価が変わります。日本の社会は、どうしても、東電のような村論理を優先しますね。

こんな事を書いていると、紙面がなくなりますね。宿題のケネディクスの四季報のカタルなりの解答を、昨日、述べるのを忘れました。ごめんなさい。次の四季報で変わるのかな?株主構成ですね。ステートストリートのような米国企業年金と思われる買いが増えて行き、日証金などの短期筋が姿を消していきます。カタルが減らない信用買い残に、疑問を抱いているのは、時代の変化なのか…。それともカタルが、何度も書き続けている影響か?分かりませんが…不思議なのですね。なかなか信用買い残が減らないのです。故にカタルはヘッジファンドの信用買いを疑っているのです。

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東証や日証金は、基本的に、決済機能が出来なくなることを最も恐れています。むかし、買ったはずの現物の株を調達できずに、信用で買った人は、折角、株が上がったのに、売り決済を出来ない事件がありました。買い戻しも…決済ができない異常事態ですね。故に、取り組みが拮抗すると、直ぐに信用規制が発動されるようになっています。役人が自己防衛をするのです。

最近、地方自治体なども…、先日は木曾の御嶽山の噴火で気象庁が非難対象にされましたね。それからの対応を見れば…分かりますね。東証や日証金は、先ずは市場のルール通りに、受け渡しが円滑に進むことに、最大の注意を払うのですね。故に、最近は即日規制などもありますね。だからヘッジファンドも、最近は色んな手法を用いていると考えているのです。全体の信用買い残は減らないのに…、日証金の持ち株は半分以下になっています。このケネディクスの事例では、977万から430万になっていますね。でも全体の信6用買い残は、依然、変わらずの5000万台です。不思議ですね。経験則では、横ばいが続けば、買い残はかなり減るのです。通常は、1年もこのような状態は続きませんね。

カタルが、多少、企業業績の伸びの考え方を公開しているから…、このような現象かな?とも考えていますが、読者層の購読は6000~8000人程度で、こんな様になるものでしょうか? そんな影響力はないか…。仮にあれば、007の評価は、もっと高いですものね。でもカタルは自分の見通しに、絶対的な自信を持っていますね。最も危ないパターンです。だから40億円も飛ばしたわけです。昨日は、ロングタームキャピタルの破たんを伝えましたが、世の中に絶対なものなど、ないのですね。ある日、突然、日本人の預金封鎖だって、あり得るのです。だから金持ちは間違いなく、外貨預金をしており、それも外資系の米国資本に、現金を移すわけです。こんな事は常識ですよ。世界には、金持ちなら国籍を取れる国は、たくさんあります。グリーカード規制が厳しい米国も、一般の人は駄目ですが…中村教授などは、既に米国籍を取得していますからね。

ほら、こんな事を書いていたら、全体がプラスになって来ました。ただ貧乏人は無理をしないことです。折角、無理をして残高を増やし続けたら…信用分を利食いした神主さんの方が、正解でしたからね。株の世界は分からないものです。当分はG20の規制が背後にあり、流動性が失われ、乱高下をする市場を覚悟しなくてはなりませんね。ただ来年後半になれば…大丈夫だろうと思いますが…。この年末年始高を想定していたのに、魔坂の売り切りと思われる売り玉が出るとは…ね。それぞれのヘッジファンドには、個別事情がありますからね。仕方がない事なのでしょう。金持ちは良いね。粛々と下値を拾えばいいのです。早くカタル君も金持ちに成りたいものです。でも大金持ちは、余程でないと株式投資などもしなくなりますね。だってお金が使い切れないし…お金など必要ないからね。それより人を育てた方が、余程、面白のです。

たぶん大丈夫だとは思いますが…魔坂の下げと言うのは、良くあります。此処から更に急落するようなら、出来高が大きく膨らみます。そのようになれば間違いありません。買い出動ですね。しかしこのような下げがなく、反転する事もありますね。前回の400円割れは、もう少し下を考えていましたが、実際は反転しました。打診買いだけでしたね。問題は此処なのです。貧乏人だから、株価の動向に心が揺れるのです。もし金持ちなら…株がドンドン下がれば、嬉しいのです。だって、わざわざカタルの様に645円で買わなくても、100円以上も下の株価で、いくらでも買えるのですからね。トホホ…貧乏はしたくないものです。でも、貧乏人のカタル君は、ソロソロ反転して欲しいけれどね。今の水準では…今年の株式投資の儲けは、殆どないのです。下手糞ですね。こんなに良い相場なのに…。なかなか、3流域からの脱出は難しい。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年12月17日 11:04