未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2015年01月05日)

かたる:大発会を迎え…今年は様々な条件が恵まれているにも拘らず…日経平均株価は200円を超す下げに見舞われて始まっています。珍しい現象ですね。昔は年初には「ご祝儀買い」があったものですが…。きっと、多くの人が儲かってないのか…、警戒感が強く働いているようです。市場での解説を読むとギリシャの動向を気にしている有様ですね。そう言えば…この材料を元に欧州危機で、ずいぶんと下げましたからね。そのアレルギーがあるのでしょう。でも同じ材料では下げないのが通例ですね。体の免疫システムと同様に…市場経済下において2番煎じは大きな動きにはなりません。ただし、サブプライムローンから発展しCDSに波及したように…ギリシャの動向が飛び火し、どんどん悪化すれば別でしょうが…。

一見すると…原油安からロシア危機を昨年末は煽りましたが…基本はFRBのマネタリーベースと金融規制の動きですね。誰も語りませんが…この動きが、今年の焦点でもあります。その為に様々な材料を用い、市場を動かそうとするのです。基本的に悪材料が表面化し…相場が下げている内は駄目ですが…悪材料を連発させても相場の下値が堅くなれば…市場経済下では必ず、表面化していない好材料が飛び出します。ことしの日本株はかなりの好条件に恵まれており、株価は上昇すると考えています。世界経済の中で一番と言っていいのでしょう。2年目の賃上げ実施は日本経済に「勇気」を与えるものです。

年初に報道される経済指標は、昨年末に支給されたボーナスの影響もあり内需は好調な筈ですね。消費税の引き上げも徐々に影響が軽減されています。そこで2度目の賃上げが春に行われ、原油安の恩恵がフルに効いてきますね。この相乗効果は絶大な筈です。ことしは名目のみならず、実質賃金もプラス効果になります。つまりウハウハ状態が考えられますね。昨日のレポートでは、米国のマネタリーベースの懸念を伝えましたが…そんなに警戒する必要もないでしょう。米国は日本の様に3流域の人間が政策主導者にはなりませんからね。市場経済の国なのです。市場経済の国では世襲制も若干はありますが…基本的に真の実力がないとトップには立てません。イエレン女史は、きっと優れた人物でしょう。

年初の始まりを観ると…脱デフレ銘柄が軒並み安です。大手銀行株を始めアベノミクスの失敗を想定しているような展開ですね。しかし日本経済の問題点は心理状態なのですね。気持ちの問題なのです。「女心と秋の空」って言いますが…気持なんか、あっという間に変化するのです。曲がりなりにも法人減税が実施され、基礎負担率が下がります。アジアの成長は明らかで…続々と湧き上がる…と言う表現が正しいのでしょう。インドネシアの人口を観ても分かりますね。メディアの報道もあり…中国、インドの人口は記憶にあるでしょう。インドネシアは2億5千万ほど、パキスタンは1億8千万、バングラディッシュは1億6千万、フィリピンは9800万、ベトナムは9000万ほどいるのですね。他にタイ、ミャンマーと続きます。中間所得層が劇的に増えている地域です。だから創業から5年で、年商1兆円と言う巨大企業、小米(シャオミ―)が誕生するのですね。

中国の劣悪なイメージは、日本のブランドと明らかに価値が違いますね。つまりグローバル企業はアップルだけに限らず、アジアの日本に開発拠点を持ってきて、アジア市場を狙うのが筋でしょう。何もオリンピックだけではありませんよ。故に…日本、東京圏の地価は継続的な上昇が続きますね。「1300兆円の逆襲」と言うのは、一時的なスケールのものではありません。過去の歴史観から来るシナリオですね。もっと時代的な背景を正しく見て、自分達の構想を練ってください。目先の株価の揺れに一喜一憂しているようじゃ、とてもとても…未来の魅力あふれる日本は作れませんね。おそらく所得倍増論の池田隼人以上の名指導者として、安倍さんは活躍できるかもしれませんよ。前回の選挙の票は、その評価と見ても良いと考えています。

だって…まるで神風です。株式市場はハローウィン緩和を帳消しするように、原油安のマイナス面ばかりを評価し反応しましたが…よく考えて欲しいですね。全ての原材料は原油から成り立っており、その大元の原材料費が大幅に下がるのです。この波及効果は非常に大きなものですね。年末に原油価格などの輸入代金そのものを観ましたが…、乗数効果と言うのが、経済にはあるのです。一次下請けだけでなく…、全ての産業に原油安の効果がまき散らされます。例えばガソリン価格でも良いです。1割下がるだけで損益分岐点に位置している会社は、赤字から黒字に転換するのです。このような会社はごまんとあります。

お金はあるのです。問題は日本人の気持ちが変化するかどうかで…怒涛の様に、お金が流れ出すのです。ましてや日本人はイワシ民族ですよ。日本郵政の誕生は、まるで嘗てのNTTのような印象を持っています。株式市場は、これが目玉になって動く可能性は高いですね。日本郵政には使われない豊富な資産があります。NTTと同様ですね。ケネディクスがNTT都市開発と組んでファンドを組みますが…日本郵政も眠る資産が豊富にあります。政府や日銀がインフレ化を促進しているのに…機関投資家は馬鹿ですね。国債を買うなんて馬鹿としか言いようがありません。必ず金利裁定は復活します。1654兆円の個人金融資産は動き、眠れる日銀当座預金も、企業の現預金も、動くのが2015年ですね。はやく、この動きに気付き、行動した人が2015年は勝利を収めることでしょう。

「切っ掛け」だけなのです。日本人の気持ちを前向きに変化させるだけの話ですね。カタルは具体的な金額を伝えています。日銀の統計資料から持ってきた具体的なデータですね。自分の目で確かめ、そのお金の動きを想像すれば、良いのです。やがてカタルが語る乗数効果を実感できる日が、来るのです。日銀はデフレ転換にかけては、絶対に負けません。やる気があるなら…必ず勝利するのです。ところが、今のメディアの報道ぶりは、日銀券の劣化を正しく伝えていませんね。国の借金はデフレ下での返済が不可能なのです。安倍政権は、その事をよく知っています。だから物価を2倍にすれば…実質的な借金は半分になりますね。ようやく正しい政策がスタートし、ようやく始動するのです。2015年はそんなスタートの年と言うイメージが、濃くなる年でしょう。心配は要りません。安心して株を買いましょうね。「預金よ、さようなら、株さん、土地さん、こんにちは…。」

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投稿者 kataru : 2015年01月05日 10:44