今日の市況(2015年01月29日)
かたる:経験則上、この時期の人気株には、常に注意を払わねばなりません。ここ2日間ストップ高した中越パルプは2006年に付けた359円を抜くと実質的な青空相場になります。カタルは、この手の材料株で良い思いをしたことは、あまり記憶にありませんが、大概、一発目は回転が効くものです。自動車関連との指摘は、収益化に結び付くとしても…遠い先で、目先、業績数字が激変する事はないと思っています。しかし誰かが…裏で意図している気配を感じますね。だってWBSかな? 2日間連続で、指摘するなんておかしいものね。テレビ東京と日経は同族系です。こんなどうでも良い株を…と思いますが、PBR1倍割れ水準であり、どうせ、ここで無理をしても…いつかは修正されますからね。証券マンなら打診買いをしなくてはなりませんね。ただ馬鹿になる必要はサラサラありません。材料株が大きく育った記憶はないですからね。日本通信やラオックスとは、時代背景が違います。でも相場の力を見るうえで、この動きは、やはり気にしなくてはなりません。
驚いたことに…昨日、ケネディクスは556円まで来て550円でしたね。本日も、株価は安いのですが、なかなかの動きです。誰かの手が入ったのなら良いのですが…。この株は中越パルプより、大きなエネルギーが必要になりますね。でも時代背景は抜群です。だって政策当局がデフレ脱却を狙い、ケネディクスの商売の主力であるリートを、日銀自らが買っており、ケネディクスは自前の不動産を組成して販売するだけですね。これほど力強い購入者がいる訳で…何故、スター株にならないか、不思議です。過去ありますか? かたるは記憶がありませんね。トヨタなら、トヨタの生産の3割程度を、日銀自らが、車を買ってくれているようなものですね。それも無尽蔵で…。誰が考えても、時代の筆頭株と言うイメージですが、世界のヘッジファンドのマネージャーは、何をしているのでしょう。僅かな儲けを利益計上するなんて…。カタルの様に株数勝負を挑むのが、常識的な行動だと思います。
でも世間は面白いもので、量的緩和は効かないなどと…平気で政策批判する人達がいます。頭の程度が知れます。まぁ、市場には様々な意見があり、それで良いのです。カタルは自分の主張を信じ行動し、負け続け、30年以上が経過していますからね。所詮、どの証券マンも相場全体の動向次第なのですね。カタルは常識的ですよね。国債利回りが0.2%ラインで…みずほ株は3%なのですよ。10倍以上です。金利裁定が起きない方がおかしいのです。この馬鹿の極みの「流動性の罠」は、中国の文化大革命期と同じで…、清貧思想の賜物ですね。人類は間もなくスマートコミュニティーの世界に突入します。ユビキタス社会の到来ですね。VRを利用した娯楽サービスも生まれます。何れ、電脳の世界ですね。その為にも冒険を促す、金融力が絶対に必要です。
昨日はGPIFの買いとも言われていましたが、日銀も341億円分のETFを買っていたようです。同時に12億円のリートもね。日銀が買うのだから、地銀も買いますね。当然、利回りは下がります。リートの利回りは4%から3%へ、更に2%台に下がります。そうすると資金力を得た開発業者は、更に事業規模を拡大させますね。待機老人が溢れる特養の受け皿作りも進みます。ケネディクスは、難なく資金を得ることが出来ますね。同じことが他にも言えます。だから積水ハウスなどの後発新規参入組も生まれ、ドンドン事業が拡大して行きます。最後は国が保有する資産の受け皿になり、国の借金も正常化に向かいますね。コンセッション方式は、PFIですね。リート市場が国の社会資本の受け皿になる可能性が高いのです。株式相場は、おそらく、ここまで未来を評価すると思っています。国策ですね。カタルが株数勝負に挑み、何度も、買っては投げている理由が、何れ皆さんにも理解される時期が来ると考えています。やはり「核」に思えてきますね。
まぁ、株価が上がってから、言えや!と批判されそうなので…、程々にしないとなりませんが、本当に、考えて行くと良い銘柄なのです。ただ経営者がその器でないと、折角のチャンスも生かせません。問題は此処ですね。時代の波、環境が好転していても、そのチャンスを生かすかどうかは、経営力ですからね。今日の日経新聞は今治造船でしたかね。国内回帰の動きが表面化しており、人材不足が建設、介護、サービスなどだけでなく、僅かな回帰で、どんどん表面化しますね。やはりデフレ脱却の時機到来ですね。この辺りの感覚が正しく、時代を捉えてないと、銘柄の分析力も鈍りますね。だからカタルはわざわざ週末に貿易収支や所得収支の統計数字を調べたのですね。自分のアイディアの裏付けを取る為に…。読者の中で、何人の人が、何故、カタルが国際収支を調べているのか? 理解できたとしたら…たいしたレベルだと思います。事実、今週はある株が、この背景で動意づいていました。その動向に、気付いた人はたいしたものです。分からなくても、心配いりませんよ。おそらく99%以上は、分からないのです。他人の心の中など…分からないのは普通ですね。でも覚えておいてくださいね。株価が大きく上がってきたら、カタルは株価が動かない下値圏の内に、将来の値上がりを暗示していたと言う事を…。
まぁ、こんな謎かけをしても、まだまだ相場は暖まりませんからね。中越パルプ程度ではどうしようもありません。せめてケネディクスクラスが、市場のスター株に育たないと、どれを取り上げても無駄ですからね。相場は空売りの方が良いや…と言うことになります。でも空売り比率をみたように…世界の中で、日本ほど恵まれている国はないですね。何しろ株高が、国策になっているのです。インフレターゲット論と言うのは、そういう事ですね。マネタリーベースを大きく増やすという事は、モノの価格が上がるのです。日銀券が劣化して…需給バランスですね。中国の文化大革命期のような時代が長く続いた為に、株高を知る現役世代も消えて、大相場の意味を理解されていないのですね。最近ではITバブルです。あの時の光通信のようなバカ株が、続々と誕生するのでしょう。ピクテは言っています。労働の対価より資本取引の対価の方が、ずっと余計だと…述べています。格差は拡大するのです。頭のいい人と、馬鹿の差は歴然としています。でも馬鹿は馬鹿なりに10年も20年も努力をすれば、その内、その差は埋まりますね。さて本当に埋まるのでしょうか?
ケネディクスの評価はどうなるのでしょう。所詮は、実験が続きます。それでは、また明日。今日は下値の買いが入るかどうか…。無理かな…。
投稿者 kataru : 2015年01月29日 10:49