今日の市況(2006年)(2006年10月17日)
かたる:朝は高かったのに、流石に連騰の疲れが出たのだろうか? それとも日経報道が効いたのかな? 一部で北朝鮮の2回目の核実験の話題があったようだけれど…、やはり地政学的なリスクもあるのだろう。トヨタは7000円の大台手前でお休みをいれ、今日は僕の嫌いな仕手株相場が主体のようだね。東都水産―8038などの馬鹿株を、何故、買う人が居るのだろう? 僕にはサッパリ分からないね。
トロ:お前の銘柄も、同じような仲間じゃないの。
かたる:そう見えるから、面白いんだね。ソフトバンクは識者に言わせると、馬鹿株なんだろうね。きっと、彼らにはグーグルなども同様の銘柄に見えるのだろう。しかしヤフー―4689は、この水準で買いが入ったね。ネット広告の世界では消費者金融の広告自粛により大きな穴が開き、これを埋めるために広告料金の引き下げが続いていたという。まぁ、報道されたぐらいなので、既に株価に織り込まれたのだろうが…
スパークスの換金売りも報道されたので終ったのだろうが、幾つかの複合的な要因で新興株が下げたが、この10月に概ね決着したのだろう。この後は業績の勝負で、優劣が分かれるのだろうが…楽天にしても減益含みだが、底入れをしたと思うし、昨日、業績を掲げたインデックス―4835も底入れをしたと考えているよ。まぁ、ソフトバンクに喩えるなら1894円の最安値を付けたのだろうね。
神主さん:下げた割りに、戻りが鈍くない?
かたる:これだけやられると、こういう動きになるのだろう。もともと新興産業の評価は難しいからね。この手の会社を利益水準で評価しようとするから、おかしくなる。やはり一番は売上高を基準に考えるべきなんじゃないの? 伸び率が問題だよ。
トロ:どうかな?
かたる:僕は再び新興株が評価されると思うね。ただし、眉唾ものと本物が区別される相場だね。
時代や:ね、かたるは東都水産など嫌いだというが、石川製作―6208や林兼―2286など結構うごいているよ。上がればなんでも一緒だよ。値動きを頼りに売り買いをする相場じゃないの?
かたる:内容のない銘柄はいつか下がるよ。ソフトバンクも昔の投資尺度なら買えないが、意欲的な経営を見ていると応援したい会社の筆頭だよね。ベンチャーリンクだって、今は高いと思う奴が居るかもしれないが、会社の中期計画を見れば、僕だけの妄想ではないと感じる人もいると思うよ。
神主さん:しかし黒字になったはずなのに、再び赤字だよ。
かたる:僕には積極的に事業展開を始めたんだな。…と感じるわけ。新規事業を立ち上げる時は先行投資費用が膨らむからね。まぁ、ベンチャーはこっちに置いておいて、東都水産などみると、どうして上がっているのか? 僕にはサッパリ理解できないんだね。水産物の卸し業で飛躍的な業績変化は期待できないよ。だから狙いが、かたる銘柄とたいぶ違うよ。
時代や:まぁ、おいらは主義主張より、実際に儲かればいいの。社会貢献など関係ないし、自分が儲ける為に、株をやっているわけだから…
かたる:そうかな? 株の理屈は社会が必要としている会社を育てるんだね。業績が伸びるということは社会が求めているからだね。僕らに豊かな生活を与えてくれるから、サービスや商品を提供している会社が潤うんだよ。僕らが求める会社に投資して株を上げると、有利な条件で発行会社は資金を調達できる。その資金が再び社会に投資され、僕らの生活が益々豊かになる。その会社は儲かるから株価が上がり、投資家も恩恵を受け、儲かる。株式投資と言うのはそう言うものだよ。
時代や:パチパチパチ…。きれい事はどうでも良い。やはり社会貢献などより、目先の儲けだよ。金が続かなくては何も出来ないよ。
かたる:確かに…。しかし主義主張を捨ててまで金を稼ぐの? 金など所詮は道具に過ぎないよ。
神主さん:まぁ、まぁ…相場観は色々だから…東都水産や石川製作、林兼、丸善―8236、まぁ、兎に角、市場が賑わいを保てば良いよ。
かたる:何故、この時期に日経新聞は「ファンド主導、潜む危うさ」って書いたのかな? この意味が、なかなか分からない。市場で一番怖いリスクは北朝鮮などより、アメリカのヘッジファンド規制だよね。度々話題に上るこの問題は避けて通れない気がするよ。いつか総量規制が実施されるだろう。なにしろ、色んなポジションがあり、金融が連鎖しているから、一つの思わぬつまずきが、金融界を未曾有の恐怖に落とし入れる可能性があるからね。
トロ:そんな話しがあるの?
かたる:いや、ない。しかし考えられるよね。アマランス・アドバイザーと言うヘッジファンドが、50億ドルの損失を天然ガスの取引の失敗により発生させたと言う話題が切っ掛けで、商品相場の下落が拡大しているね。日銀が量的緩和政策を解除が世界の流動不足を誘い、株が大きく下がったよ。みんな繋がっているからね。この手の話題には敏感にならないと…
時代や:そんな訳の分からない話より…
かたる:僕は毎日ヒントしか書いてないが、皆はわかっているのかな? 昨日の「今日の市況」などは、かなり内容の濃い話しが詰まっていたんだけれど…。切っ掛けを上手く応用して欲しいね。いちいち説明しないと分からない奴は、この世界ではいつまでも敗者になるんだね。小さな市場の動向を見逃さずに行動しようね。やはり、僕は雁行理論を実践するね。ただ、最近は物色動向を多少変化させている。株が上がる為にはタイミングがあるし、自分だけで仕掛けても上手く行かない。
ソフトバンクみたいな人気株が、この取り組みのまま終る道理がないね。多くの人は期日を終え次の流れを探していると思う。ある意味で日立が仕掛けたクラリオンへのTOBも頷ける内容だね。ITS高度道路交通システムの広がりなどは、来年のテーマ銘柄でもあるね。日立の古川と言うのはひょっとすると名経営者になるかな? さて今日はこの辺で…最近は、少し忙しいんだ。
投稿者 kataru : 2006年10月17日 16:56