今日の市況（2006年）(2006年10月27日)

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ＮＹ市場は新値追いを続けている。一方、日本は先物主導の上げ相場が続き主力の大型株は強く、新興株は低迷している片肺飛行。企業業績は概ね好調のようだが企業は通期の業績修正に慎重な姿勢をとっている。日経新聞ではよく、日米間のＰＥＲの差を問題にしているが、向こうは金利が５．２５％、日本は１．７３％近辺なのでＰＥＲの差は当然なのだろう。

時代や：おいらは買わなかったけれど、三越―２７７９は大台を変えていたね。

かたる：ソフトバンク―９９８４と同じように、外資系のレーティングの引き下げがあったんだね。あの時に買った玉を僕は売ったね。しかしレーティングを信じる奴の心理が分からないよ。普通の景気循環のパターンは、金利の引き下げから、財政出動が実施され、減税を取り混ぜて景気を浮上させ、設備投資が行われる。今の日本経済はこの段階。

やがて景気が良くなり企業は人材を受け入れる。そうすると人間が足らなくなり、人件費が上がりだす。来年は大手企業が大量に新規採用に動いているために、中小企業では人材難で、仕事はあるが人が足りない現象が表面化する場面なのだろう。そうすると賃金が上がり、可処分所得が増え、消費が刺激される。故に百貨店株が注目されるかも…特に日本橋は再開発を推進しているからね。

時代や：でも今日売っていたよね。

かたる：乖離が高いので売ったよ。しかし下がれば再び買うかもね。まぁ、そんな話より、相場が見えないんだね。難しいよ。今の相場を僕はソフトバンクの動きに刺激され、他の新興株が連れ高すると思っていたが、なかなか…動かないね。横這い波動に入った感じ。果たして切り上がるかどうか…

神主さん：つまり、かたるの相場観と違う現状があり、自分の相場観を修正しなくてはならないから、相場が見えないと…考えているわけ？

かたる：うん、トヨタ―７２０３の乖離を見ると、そろそろ印象だよね。現在の１３週線の乖離は９．４５％だね。まだ上昇余地はありそうだけれど…、今回は休みがないので、急騰はないと思うんだよね。それに積み上がる裁定買い残の重石。

１１月にはあおぞら銀行の４０６６億円の資金調達、終わった野村不動産―３２３１の１６００億と出光興産―５０１９の１２００億円は市場に重荷だろうね。１１月はヘッジファンドの決算だし…

時代や：何か話を聞いていると、株が下がるように感じているように聞こえるよ。

かたる：強気の僕に下げは無縁だよ。多少の上下はあっても日本経済は健全だよ。安倍政権の政策動向を見ていれば、今までは明らかに合格だよね。償却減税なども日程にのぼっているようだし…後は証券優遇税制が継続されるかどうか…

トロ：いつも、かたるが相場が見えないと言うときは全体相場が下げるんじゃないの？

かたる：さぁ～、どうかな？
まぁ、どっちにしても新興株の株価位置は低いし…仮に下げても影響は少ないだろうね。今日はあまり気分が乗らないのでこの辺で終わりです。ごめんね。ようやく週末だね。今週は疲れたな。最近はショックのことが続いて…だから人生は面白いか…

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投稿者 kataru : 2006年10月27日 18:13