今日の市況(2006年)(2006年11月02日)
かたる:NY市場は中間選挙前に微調整を入れている。果たして、中間選挙のあと株価はどうなるのか? また、実際の景気動向は今後どうなるのか? 一番の注目点はクリスマス商戦だろう。この売り上げの推移がわが国の産業に影響を及ぼすんですね。特に在庫増が指摘されている大型の薄型テレビの売り上げはどうなるのか?
来年、シャープー6753は米国を中心に販売すると言うが、この成果は非常に注目されます。また携帯電話の販売はどうなるのか? 総務省の指導で携帯電話には、GPSを搭載するのが義務付けられます。その為に水晶振動子の市況が底入れしており日本電波工―6779などの株価も注目される。
電子デバイスの在庫増が指摘されており、クリスマス商戦の結果が気になるが、日銀は利上げを目論んでいる。市場では既に景気踊り場説が出ており、株価も微妙な展開を示しているのに…。一体、日本は成長路線を取れるのだろうか? 中川秀直幹事長は成長路線派で政府税調の会長に一ツ橋の石さんをはずし、阪大の本間教授を抜擢した。
この動きが設備投資における減価償却費の税率変更を実行できるのか? この辺りもポイントになるのだろう。市場には新興株の底入れ説と国際優良株の出直り説がある。この背景は、企業の慎重な決算予想にある。多くの企業は既に中間段階で50%を超える進捗率を示しており、商社のように増額修正を発表したところもあるが…
電機関連株は、かなりの製品の値下がりを見込んでおり、本当に製品価格がそこまで下がるのか? しかし疑問に思うのは自動車が適正利潤を出し続けているのに、何故、家電業界は適正利潤を維持できないのか? やはり競争相手が多く、M&Aが必要なのではないだろうか?
最近、MBOの事例が多く出ており、ヘッジファンドなどの外国資本が日本企業を狙っている。サンテレホン―8083を初め、東芝セラミ―5213など数多くの事例がある。ここで東芝―6502の戦略が面白い。子会社と思われる企業を売却し、経営資源を集中投資している。この動きが成功すれば、利益率は上がり株価も上がると言う読みもある。
今日は時間がなく、この辺で終わりにしたいと思います。ごめんね。尚、かたる君は再び家庭サービスで、しばらくお休みを頂きます。再開は来週の月曜日の予定です。明日の株式教室もお休みです。
投稿者 kataru : 2006年11月02日 20:02