今日の市況（2006年）(2006年11月27日)

「出来高急増銘柄」「株式指標」はここをクリック。

かたる：今日の相場は下押しした後に切り返したね。これで底値を付けたのかな？　下のチャートのように、実はこの１万５千円台半ばには、さまざまな節目があるんだね。それで多くの市場参加者は、この辺りが下値だと推測しているが…。最初から１５７１０円、１５５８０円、１５７４５円、１５５１７円と壁があり、今日の下値は１５６１５円だね。

時代や：日本株だけが下げているから、アメリカ景気の減速説なんかも理由にならないようだね。何故、日本株は弱いのかね？

かたる：政策だろうね。きっと…。日経新聞であまり大きく取り上げないので、市場参加者の人は、きっと本当の理由を分からないんじゃないのかな？　僕は、来年、行われる三角合併に対し、経団連が政治的な圧力をかけていることが大きな材料だと思うよ。経済と言うのはお金が入らないと活性化しないし、日本にお金がたくさん流れ込んでくるような環境を作らないとだめだね。

世界中の人達が日本に投資すれば、儲けられる可能性のある政策を、実行することが非常に重要だね。ところが経団連は三角合併に反対し、骨抜きの法案を画策している。この１２月に、この辺のことが決まるのだけれど…この動きに株価は大きく左右されると思うね。株が上がるのも下がるのも、みんな政策だよ。年初のライブドアの処理方法が、結構、大きく響いたよね。その後の村上などの逮捕を見ても分かるように…、今度の三角合併の処理は、かなり大きな材料だよ。

トロ：かたるは、そういうが…、ライブドアの処理は正解だよ。不正は許せないよ。村上も同列だよ。市場の健全化のために必要な処置だったね。

かたる：そうかもしれないが、処理の仕方が色々あるよ。もう少しやりようがあったんじゃないのかな？　問題はひとつの正義を通すことに、政策があるんじゃなく、日本全体の将来をどう描くのか？　このことは非常に重要だよね。その為に、先頭を切って突っ走る勢力は必要だよ。その先陣を切り捨てるとしても、タイミングがあるだろうに…。

まぁ、この問題は意見が分かれるから…
読売新聞には「日本経団連は、三角合併を認める要件の厳格化を改めて求めてきた。欧米は反発し、日本でも経済同友会は厳格化に反対している。」と書かれており、このあたりの処理により、日本経済の先行きはかなり影響を受けるだろうね。要するに、日本が世界から違う基準で動くわけには行かないよ。どうして日本人はこうなんだろう。本当に…

神主さん：この休みに何件かソフトバンク・モバイルの店舗を視察してきたけれど、多くの人で賑わっていたね。仲間同士でソフトバンクに変えるとか…恋人同士で加入するとか…報道の内容より意外に善戦しているんじゃないの？

かたる：そうだよね。僕も日曜日に六本木交差点前を車で通ったら、店内はかなり賑わっていたね。僕は公約しているが、携帯の機種変更を未だにしてないんだ。今週も忙しいし…来週は行けるかな？　どっちにしても僕はソフトバンクの戦略を支持しているから、自分はソフトバンクに変えるけれど…。実はこういう感覚の問題ではなく、先週の日経産業新聞に携帯端末の売れ筋が掲載されていたが、上位５位のうち、なんとソフトバンク系が３つも入っていたんだよ。日経新聞は報道してないが、産業新聞に掲載されていたよ。ひょっとすると、この現実を受け、株価は既に反応し始めているのかもしれないね？

トロ：そういう勝手な憶測で、ものを言うべきじゃないよ。地方に行けばソフトバンクなんか…全然繋がらない。無用の長物さ。全国規模で考えろよ。株屋だよ。

かたる：確かに東京だけの動きで、決まるわけじゃないからね。僕は既に長いトンネルを抜けているように感じるね。しかしＩＴバブル後のＩＴ株の動きを見ても分かるように、期待するほど直ぐに株価が上がるわけじゃなく、むしろ、あの時は横這いに近い動きの中で下値を確かめたように感じるね。僕は多くの株が下値を確認し、新しい波動に入っていると思うよ。アメリカ市場のグーグルの評価を、日本人は、もう一度かみ締めるべきだね。

時代や：しかし元気が出ないよ。この相場じゃ…。一体、何をやればいいのか？

かたる：下値が見えれば恐いものはないよ。楽天―４７５５などの出遅れ組みも底入れ様相だし…これでもう一度、ソフトバンクが２７９０円をクリアすると…市場のムードが大きく変わるだろうね。心配をする必要はないよ。時代の流れは誰にも止められないよ。

「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2006年11月27日 20:36